« 御多忙家族のお受験とスノーマンの日 | トップページ | 八海山で捻る »

2016年3月15日 (火)

御多忙家族の艱難

 土曜日の野沢は天候曇り。暖かくなるかと思いきや、ちょっと冷えました。

 朝、検定の開始時に早くも我が家を艱難が襲いました。前回同様、受験生のサポーターは腕章をもらってリフトに乗車・・・、できると思っていたのですが、カンダハーリフト前で主任検定員様から発表があり、「小雪のため雪を減らしたくないので、今回サポーターはリフトに乗車させない。一番下から見てろ」だとぉ。

 カンダハー西コースはうねりがあり、一番下からは何も見えません。これじゃ事実上、何も見せない宣言です。ビデオ撮れなきゃ話になんないよ、今回、特に受かる気でいるしなあ・・・。

 ということで、雪を減らさなきゃいいんだろと、下から登ることを決意。しかし、娘(仮称ケミ)はどうすんだい。少し登らせてみたのですが、数メートルで挫折。もう仕方ありません。お父さん、オンブして娘を担ぎ上げますよ。~o~;;;;;;

 カンダハー西コースは一番下に30度以上のカベがあり、この日のグスグス雪では一人で登るのさえシンドイんです。しかもオンブした五歳児は現在体重16kg。腕力が弱いので、しがみついていることが難しく、しょっちゅうバランスを崩します。登り始めてすぐに、止めときゃ良かったと思ったのですが・・・。

 まあ何とかしました。大汗でした。~o~;;

 検定員のいるゴールエリアまで登って検定員のすぐそばで撮影しましたが、さしものオニの主任検定員様も、五歳児を伴う板を履かない男がこの場にいるというのがどういうことなのか察してくださった模様。撮影を黙認してくれました。ホッ。

2016031212090000 →は小回りのコート。ケミさんはコート横の雪の薄い場所でブーツ滑りをしています。これがまた、上手いんですよ。~o~

 我々が登ってまもなく、大回りが始まりました。ところが、なんだか内弟子Yが変です。いつもより直滑降を長く取り、切り替えで立ち上がり気味になるためターンサイズが大きくなります。うーーーん、コレは・・・。

 後で理由を聞いたところ、見かけよりも芯のない軟雪だったとか。確かに前走者もそれで苦労していたようです。しかし、もしかすると、ここのところ良いフィーリングだった大回り板から小回り板に変更したことも裏目に出たかもしれません。

 総滑は、まあまあ普通に出来たのですが、小回りももう一つパッとせず、イヤハヤ、こりゃまずいことになってきた。

 多分、整地種目で一、二点足りません。こういう場合、普通であればコブで一発逆転を狙う滑りを指示しなければならないのですが、前日の練習で真っ直ぐ行き過ぎて撥ねられていたしなぁ。つい、強気で行けという指示を出しそびれました。それでも、前日練習の通りに強気で滑り切れば加点を狙える・・・と思ったんですが・・・、ねえ。~o~;;

 前日には絶対にやらなかった弱気の滑りで板を横にして来ました。あーあ。

 結局、取れたのは総滑のみ。大回りも小回りもコブも届きませんでした。また、内弟子Yを泣かせてしまいました。しかし、今回の結果はコイツのせいだけではありません。板を変更させずに練習の通りにやらせていたら・・・、練習通りの強気のコブ滑りを指示していたら・・・。師匠としては悔いの残る検定になってしまいました。

 しかし、艱難辛苦汝を玉にすの格言通り、今シーズン、Yは落ちるたびに飛躍的に上手くなってきました。今回の検定前、「もし、もう一度落ちたら、東京都代表レベルになっちゃうんじゃないか」と冗談を言っていたほどでした。

 ということで、こりゃ、そのレベルを本気で目指すしかないなぁ。~o~;;;;;;;;

|

« 御多忙家族のお受験とスノーマンの日 | トップページ | 八海山で捻る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 御多忙家族の艱難:

« 御多忙家族のお受験とスノーマンの日 | トップページ | 八海山で捻る »