ゴミ箱と雨粒の日々
木曜朝、保育園登園前の娘(仮称ケミ)が大粒の涙を流す事件がありました。
我が家では、ケミさんにあまり玩具を買ってやりません。これはもちろん、内弟子Yの貧乏性もあるけど、ワタシも玩具に恵まれすぎる環境は子供の精神的な成長をスポイルすると思っているので。そのために、ケミさんは、手に入れた玩具には大変愛着を持ちます。
ケミさんは毎朝、起床後、「お友達」を起こします。「お友達」というのは、ケミさんが生まれて以来いただいたり購入したりした数少ないお人形や玩具です。ケミさんが就寝する時には、子供用の小さな椅子の寝床に「お友達」を寝かしつけてやり、朝は起こしてやるというわけです。
そんなお友達の中に、空気が抜けてしょぼくれた赤い風船が入っていました。春に近所のイベントでもらってきたものだと思うのですが、空気も抜けちゃってるし、それほど大切にしている様子もないからと、内弟子Yが捨てるという決定を下し、可燃ゴミの日の木曜の朝、ゴミ箱に入れたのですが・・・。
まず捨てるところでケミさん泣き出しました。その後もゴミ箱を抱え込んで大粒の涙を流し、朝食の食卓についてくれません。ワタシが食卓に導いたのですが、食卓についてからも、「ゴミはこの後どうなっちゃうの?」燃やされることになると聞いて、ぽろぽろとまた涙。
うーーん、優しい子に育ってるのは良いんだけど、風船一つでこんなに悲しんでたら、これから生きてくの大変だぞ・・・。~_~;;;
まあ、朝食後は立ち直ってくれたし、その後は風船のことは忘れてるみたいだけど、どうなんですかねえ。
金曜は、ワタシの仕事が午前中だったので、ワタシもケミさんを迎えに保育園に行きました。最近描いた絵が廊下に張り出されているというので。
傘を開いて立てかけてみんなでスケッチし、好きな色を二色使って彩色したらしいのですが、斜めになっているところがポイント。他のお子さんも上手なのですが、みんな、傘が縦か横です。傘が開いたところをイメージしてイメージで描いちゃうから。実物の通り斜めに描いてるのはケミさんだけでした。
折り紙で作った蛙を画用紙に張り付けて、その上にお絵かきする制作です。右上に描いた虹が極小なのはご愛敬ですが、蛙が葉っぱの上で飛び跳ねる表現や池に落ちる雨粒の波紋がケミさん独特です。
波紋の表現なんてどうやって思いついたんだか・・・。
もしかして絵本で見たことがあるのかもしれないけど、そんなことを覚えていて再現してしまうのは・・・。やっぱりこの子の才能なのかしらん。
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