« 受験難民を巡る愚痴 | トップページ | シャワーのち54年後の101 »

2016年8月21日 (日)

スーパーな一日と夏の終わり

 昨日まで夏期講習でした。
 
 昨日までのタームは午前中に中堅私立志望者のための講座が立川であり、午後は空いていたのですが、個人的に用事で吉祥寺に行かねばならず、けっこう忙しい毎日でした。
 
 そのため、「赤本チェックを前倒しして」などと思っても容易に進まなかったのですが、昨日が講習の最終日とあって、なるべく完成せねばなりません。
 
 仕方なく、昨日は午前四時起床。当初考えていた、M大A学院大H大のすべてが出来るわけないから、まあ、出来た範囲で・・・。
 
 と思って始めたら意外に仕事がはかどって、出勤時間前に目標達成。四時から九時までかかって入試問題14問解いて、間違えの訂正プリントを作ってしまいました。グレイト!~o~
 
 いろいろ間違えが出てきたのですが、ちょっと苦笑いしちゃったのは、某M大農学部の赤本。「『源氏物語』の成立は一〇〇八年頃といわれている」などとお書きになってます。例の千年紀の犠牲者がここにも・・・。もはや、都市伝説か。~o~;;
 
 プリント作成後、出勤して、当然だけど授業がありました。五時間の頭脳労働の後だけにどうだろうかと思ったのですが、普段以上に快調にしゃべれちゃったのは、我ながらプロでした。アンケートもエクセレント。いやー、オレってもしかして意外とスーパー?!
 
 講習終了後、この日も吉祥寺に回って用を足し、帰宅してからもヤボ用があって、終ったのは午後六時近く。すでに起床してから十四時間経っています。イヤハヤ。
 
 でも、これで夏の仕事は全て終了しました。今朝ほど傾向と対策本の校正も出したし・・・。
 
 今は爽やかな気分です。これからしばらくは休暇・・・と言いたいところだけど、二学期の準備を始めなきゃ、ですか。~o~;;;;

|

« 受験難民を巡る愚痴 | トップページ | シャワーのち54年後の101 »

コメント

 「源氏物語」の成立に関して。
 現行の教科書は、たいていこういう記述になっています。本文があって、最後に作品ならびに作者解説が100字から200字程度に記されます。ここで成立時期が言及されるのですが、以前は「平安中期の成立」、最近は「十一世紀初めの成立」という感じです。ところが、巻末の「古典文学史年表」では、1008年の項を立て、ここに、「成立」とか「このころ成立か」とか「これ以降の成立」といった記述をしています。多くの高校生は、この1008年という年が源氏物語の成立というふうに理解していることでしょう。
 ときどき、「次にあげる作品を成立年順に入れ替えよ」という設問があり、そのためにも、およそ何年ごろの成立なのかを知る必要があると考え、安易に「1008年、源氏成立」というフレーズが独り歩きしてしまうのでしょう。

投稿: ニラ爺 | 2016年8月22日 (月) 09時59分

> 巻末の「古典文学史年表」では、1008年の項を立て、ここに、「成立」とか「このころ成立か」とか「これ以降の成立」といった記述をしています。

 何か新事実の発見があってワタシがそれを見落としていたのかと思いましたが、どうもそうでもなさそうですね。本格的に都市伝説になりかかっているようで、困ったことです。故T先生も罪の深いことをなさったモンです。

投稿: Mumyo | 2016年8月22日 (月) 13時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スーパーな一日と夏の終わり:

« 受験難民を巡る愚痴 | トップページ | シャワーのち54年後の101 »