転居の顛末~オトナの夢をカタチにしました
猫達との戦いにどうやら勝ち抜いて新居を勝ち取った我が家ですが、まあ、ハッキリ言ってたいした家ではありません。広いとはお世辞にも言えないし、マンションに比べると寒いし、いろんな不備はあります。
娘(仮称ケミ)だけは、一番日当たりの良い、しかもロフトの付いた部屋をもらってご機嫌ですが、それでも、時々、「ケミの部屋、狭い」などと文句を言う始末。猫との戦いに疲れた内弟子Yに至っては、最後まで「ホントは引っ越したくありません」とボヤいていました。
しかし、ワタシにはお楽しみがありました。我が家に自慢できるものが一つあります。→です。
ワタシの書斎の壁の一面に設置した作り付けの本棚です。Yクンには悪いけど、ここだけは贅沢させてもらいました。~o~
これが自慢だというのは、文系の学生生活を長くした人でないと判ってもらえないかもしれません。文系の学生を長いことやってると、どんどん増えていく本に追われるようになります。ワタシなど、本が部屋に収まらなくなって引っ越し、というのを学生時代に三回やりました。
新しいアパートに引っ越すたびに新しい本棚を増やして本を収め、やれ安心と思う間もなく、本棚は一杯になり、あちらこちらに本があふれ出します。数年で我慢できなくなり、少し広いアパートに転居、新しい本棚を購入して本を収め、やれ安心と思う間もなく、本棚は一杯・・・。~o~;;
いつかこれらの本が収まる大きな本棚のある部屋に住みたいとずっと思ってきました。
「オトナの夢はカタチにしよう」というリフォームのCMを見た時は、まさにオレのことだと思いました。新しい本棚は、工務店さんに依頼して、収める本の大きさを測り、職人さんに本の見本を見せて作ってもらったので、本当にピッタリ収まります。
実は、これでも仕事に使う本を収めただけ。仕事以外の本は今までの本棚をいくつか残して収めるしかありません。
でも、まあ、これだけでも我が家にとっては究極の贅沢ってモンでしょう。~o~
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コメント
「作り付けの本棚」にあこがれる気持ちは全く同感。私も本がどんどん増え続けていき、そのたびに恩師の研究室においてもらったり、独身時代には那須に別荘を持っていて、そこに置いていたりしていました。
写真、圧巻です。大系は全部そろえましたが、新大系は数冊しか持っていません。個人的には、どうしても前者の方が好きなので。
本日漱石忌。78年に新書版の全集を買い、80年代、90年代の全集をそろえ、もういいやと思っていたのですが、ここへきてやはり我が人生最後の漱石全集となるかと思うと、買うことにしました。「自分のためではない、子どものためだ」といいわけをしなければならないのが妻を持つということなのでしょうかねえ。
投稿: ニラ爺 | 2016年12月 9日 (金) 07時21分
ニラ爺さんになら、きっとお解りいただけると思っていました。今や、ワタシの今までの人生、この本棚を手に入れるためであったかと…まではさすがに思いませんが、それに近い感覚です。~o~;;;;
投稿: Mumyo | 2016年12月 9日 (金) 21時36分