« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2017年2月28日 (火)

イメージは染まらない

 日曜は内弟子Yのクラウン検定本番でした。ブランシュの天候は晴れ。それほど寒くならず、絶好のバーンコンディションとなりました。
 
 土曜にワタシがペンションに到着した時にはYも娘(仮称ケミ)もすでに就寝した後だったので、早朝に午後の事前講習の報告を受けたのですが、どうも事態は深刻です。午後、小回りバーンはすでに日が陰ってアイスバーンになっており、小回りの講習中、暴走を連発したとか。
 
 仕方ありません。朝イチのエキスパートコースに行って、アイスバーンで暴走しない小回りのコツを伝授することになりました。最後の藍染めの後の泥縄の藍染めです。
 
 しっかし、ワタシにそんなこと出来るのかしらん・・・。と思ったのですが、行ってみると、エキスパートコースは夜の降雪があったのか柔らかい雪が載っており、そこで安全パターンの小回りをYにさせてみると、コイツは実に器用にこなします。
 
 こんな柔らかい雪なら本来の滑りも可能だろうとやらせてみると・・・出来るじゃないのYクン。~o~
 
 希望が見えて来たところで本番を迎えられました。最初の種目はスラロームコースの急斜面での大回り。検定コートのセパレートが出来ないため、ゴールゾーンが狭くなっていることを除けば、不安はありません。
 
 Yクン上手いことまとめました。練習以上の滑りでした。よしよし。
 
 続いて、中斜面のジャイアントコースでの総滑。得意種目なので安心して見ていられます。リズム変化をスムーズに入れて、よしっと思った瞬間に部分的なアイスバーンに右外足を取られて微妙にバランスを崩しました。すぐにリカバー出来たのですが、うーーん、まあ、80は出たろう。
 
 三種目目はエキスパートコース急斜面での整地小回り。朝の泥縄がどう出るか。バーン中央は先に滑ったテクニカルの人達によっと研かれてしまいましたが、両脇に柔らかい雪が残っています。
 
 前走の八重樫デモは上から見て左端を来ました。実は、そこは、ワタシとケミとが溜まった雪を均してデラをかけたところ。よしよし、Yよ、そこを来てくれ。と思ったら、Yは右端に構えています。まあ、そこも雪はあるけど、ちょっと荒れてないかしらん。
 
 Yクンスタート。げげっ!朝の本来の滑りではなく、安全パターンで滑ってきます。しかも、下部の荒れにつかまってハネられたりして。~_~;;;;
 
 一度付いてしまったネガティブイメージというのは、ちょっとやそっとじゃ染め変えられないってことですか。
 
 しかし、まだ、大失敗ではありません。ワタシの採点では一点足りない程度。コブでのスーパーランがあればイケます。それは最近のYの力なら可能です。Yを励まし、ゴールエリアでケミさんとともに応援して待ちました。ところが・・・。
 
 スタート直後から今季まだ見たことがないような右外足のズリズリパターンです。~_~;;;;;;
 
 このエキスパートコースのコブ斜面はパーンの状態が悪くてまだマトモに練習したことがなかったのですが、それにしても一番大事な時にそれをやるかねYクン。
 
 結局、総滑の80以外は79の317でした。大回りはYのベストを出せたと思ったのですが、事前の通り、長い軸を重視したジャッジだったのでしょう。
 
 しかし、整地小回りで本来の滑りを強気で出来ていれば・・・。Yのようなメンタルコントロールの出来ない人間は、ポジティブイメージを持っている斜面でしか本来の力は出せない、ってのが今回の教訓でした。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月27日 (月)

いきなりのごもっとも・・・とバンビの国への帰還

 土曜日は内弟子Yの事前講習の日でした。天候は快晴。それほど寒くもなくバーンコンディションは悪くありませんでした。
 
 クラウンの担当講師は元東京都代表のMさん。都技選のジャッジもなさる方なので、有意義な講習になるのではないか・・・と思い娘(仮称ケミ)と一緒につかず離れずで講習を見守ったのですが、うーーーmmmm。ヤバひ。長い軸を作るトレーニングをやってます。
 
 今シーズンの内弟子Yの滑りは、ほとんどの点でワタシを凌駕しているのですが、一つだけちょっと不満がありました。大回りの前半部で長い軸を作るのが苦手なんです。
 
 でも、昨シーズンのクラウン検定でも、今シーズン受けたレッスンでもそれを指摘されたことはありませんでした。それで半ば放置していたのですが・・・。ごもっともではありますが、いきなり事前でそこを指摘されても修正のしようがありません。
 
 まあ、しかし、その他の完成度は高いのだし、今までの検定では大回りで合格点出ているのだから、とは思うものの、今回そこを重視するジャッジだとすると・・・。
 
 何となくイヤな予感を引きずりながら、昼食休憩後、ワタシはスキー場を後にせねばなりませんでした。東京で国立大の解答速報の仕事があったので。
 
 某東北大の今年の問題は『玉勝間』でした。問題文は平易。設問もほとんど紛れのない良問だったのですが、かつてない字数の説明問題が付いてました。80字以内は過去三十年間の某東北大の新記録です。それに迫る75字以内は実に1988年。いやはや。
 
 コンビを組むT先生によると、新テストとやらを意識したのではないかとのことで、ごもっともな変更なのですが、いきなり試験場でこれを目にした受験生はどうだったのでしょう。
 
 まあ、速報を出す側は良問=仕事が簡単なので結構でした。~o~
 
 仕事終了後、北陸新幹線でYとケミさんの待つブランシュのペンションに帰りました。出かける前からペンションのオーナーに「帰り道は鹿に気をつけるように」と言われていたのですが、ブランシュ周辺は国道を一歩入ると、見たこともないようなバンビの王国でした。
 
 これ、観光資源になりますゼ。~o~;;;; 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月25日 (土)

最後の藍染め

 先週に引き続き、ブランシュたかやまスキー場に来ています。実は、ここで、内弟子Yのクラウン検定があるので。
 
 昨日は、先週から一転して快晴。バーンは硬いですが、先週の氷の山を経験している我々にとっては、滑りやすい状態でした。
2017022413380000
 
 快晴のスラロームコースを快走する娘(仮称ケミ)です→。
 
 先週のことがあるので内弟子Yの板はどちらもチューンナップショップでエッジを立ててもらいました。その甲斐あって、硬いバーンにシッカリグリップしています。それに引きかえしばらくチューンナップに出していないワタシの板はズルズル。
 
 たまらず、Headのハイパーレンタルとやらで今期のWC iSLを借りました。コレ、なかなか使いやすいです。トップが広いのでスタンスが狭いと重なる危険はありますが、そこさえ注意すれば問題なし。コブでも使えます。
 
 さて、内弟子Yの滑りですが、まず大回りと総滑を最終チェック。総滑は先週苗場でパターンを変えて良いフィーリングだったものをブランシュの検定バーン用にアレンジ。試行錯誤の結果、まあ、これならというのが出来ました。
 
 ところが、小回りとコブに予定されているゲレンデ最上部のエキスパートコースが先週とガラっと変わっています。先週は雪不足であちこちコブ底が出ていたものが、降雪があったのか埋まり、しかもバーン左半分に圧雪が掛かっています。
 
 まずワタシが圧雪の掛かった整地小回り用と思われるバーンを滑ってみたのですが、午後のこの時間は日陰になっていて、斜面が良く見えず暴走。
 
 内弟子Yは、この斜面に非常にネガティブな印象を持ってしまったらしく、ストックを前目に突く消極的な小回りをしてきました。こりゃヤバい。
 
 今年、Yはストックを横に突く小回りを習得し、それをかなり熟成させていました。今シーズンは「奥さんの方が上手い」という言葉をよく聞かされましたが、実は、ワタシ自身、小回りはYの方が上だと思っていました。本人も小回りには自信を持っていて、得点源と頼っていました。
 
 それがこんなに崩れては・・・。Yの表情は真っ暗です。「明日の受験止めたいデス」だと。
 
 こりゃワタシが見本を見せるしかありません。なるべく丁寧に検定用の小回りを数本見せてやりました。ワタシだってその気になればけっこうイケてる小回りが出来る・・・。
 
 んですねえ。本人もビックリしました。~o~;;;;
 
 Yは上手い人を見ると、その滑りを簡単に取り入れられるという特技を持っています。ワタシの後に滑るYの小回りが次第に本来の滑りに近くなっていきます。まだ、藍より出でて藍より青くなった今シーズンのベストの滑りではありませんが、まあまあこれならイケるでしょう。
 
 これが内弟子Yに授ける師匠最後の見本・・・になってほしいのですが。~o~;;
 
 一緒にいたケミさんにリフト上で「ママは今が一番大変な時だから、パパとケミで支えてあげようね」と言ったら、Yが滑っている間中、「ガンバレガンバレ、ママ!」と連呼してくれました。
 
 今度こそ応援に応えてくれよ!~o~ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月23日 (木)

穏やかな自画像と平穏な多忙

 ここ何日か仕事があり東京にいます。
 
 卒園の近い娘(仮称ケミ)は、最後の保育園生活を満喫している模様。先日は、年長さんのクラスの制作で自画像を描いたというので、見に行ってきました。
2017022209060000
 
 同じクラスのお子さん達がそれぞれ個性的に自分を描いているのに対して、ウチの子は→。
 
 特に変わったところもなく、性格の歪みや屈折などの感じられない穏やかな絵でした。服が黒っぽいのは、その日に着ていた服です。
 
 与えられた紙に対して少し小さめなのが気になりますが、紙の真ん中に堂々と描かれているので、まあ、良いかなと。
 
 さて、ケミさんが穏やかな保育園生活を楽しんでいる間に、ワタシの方はちょっと心配な事を二つ片づけました。昨年、ヒドイ目にあったアレです。
 
 今年のW大S経学部は、ナント、『徒然草』でした。昨年の反省の結果でしょうか。
 
 設問も穏当なところ。文学史がやや細かいのを除けば、S経学部を受けるほどの受験生であれば何とかしなければならないレベルでしょう。
 
 ただ、この問題文は、1998年に同じS経学部で出題したものなので、そこは少し首をかしげたくなるところですが、まあ、設問はカブらないし、だいいち、昨年の最悪の悪問に比べちゃうと・・・ねえ。~o~
 
 今日はS会学部なのですが、これも穏当な出題。早く仕事が終わりそうで助かります。なにしろ、夜は授業があるし、東京にいる間は、雑用山積みなのでね。~o~;;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月22日 (水)

氷の山を切る

 仕事に少し余裕があるので、土曜日にブランシュで履いた来期Head板の試乗レポを書きます。最初に言い訳をしておくと、Headの試乗会は一回の試乗時間が20分と決められていて、もともと十分な試乗時間がありませんでした。くわえて、ワタシはYの練習ビデオを撮ったり、娘(仮称ケミ)の面倒を見たりという用事もあり・・・。
 
 十分納得できる試乗ではありませんでした。ただし、あれだけの氷の山での試乗レポというのは、かなり貴重でしょう。普通の試乗会はそんなに雪が硬くなりませんから。まあ、もっとも、Wカップにでも出場しないかぎり、あんな硬い雪で滑る機会はないので、普通のレーサー&基礎ラーにはあんまり参考にならないかも。~o~;;;
 
 ・Head Worldcup Rebels iSpeed 180cm R=18 119-68-99
 
 昨年度のモデルに乗っていないので詳しくはわからないが、プレートの変更があり、グリップ感が増したらしい。丸い頭のこのモデルはFISレギュレーションを無視した所謂なんちゃってGS。
 
 持って重く履いても重い。カチカチに凍ったブランシュのスラロームコースのアイスバーンを見事に切り裂いてくれました。どっしりとした安定感と旋回力は非常に魅力的。後でGS RDを試乗するまでは、こりゃワタシ用の来期大回り板候補としてアリだなあと思ってしまいました。基礎大回りとしてテククラ受験くらいから地方予選まで使えると思います。
 
 ・Head Worldcup Rebels iGS RD 176cm R=23 102-65-87
 
 持って重いが、履くと重さを感じません。トップテールがこんなに軽くて大丈夫なのかしらんと思ったのですが、杞憂でした。お見事なグリップ力でブランシュの氷の山を切り裂いてみせました。
 
 こいつに乗ってみると、iSpeedで魅力的な旋回力と思っていたものが、実はスキーヤーの自由を奪う足かせだったことが判ります。こいつは実にしなやかで本当に自由にターン弧を調整できます。
 
 いやー、これもアリだなあ。しかし、176cmでは都技選で不安なので、ワタシが購入するとしたら181cmなのかしらん。しかし、181cmは、R=25だしなぁ、どうしたモンか・・・などと本気で考えてしまうぐらい気に入りました。ただ、購入候補として考えたら、柔らかい雪でも試さないと不安かな。
 
 ・Head Worldcup Rebels iRace 170cm R=14.4 122-68-102
 
 iSpeedがなんちゃってGS、iSLがSLのセカンドモデルだったのに対して、iRaceは、その中間なんだそうです。ロッカー化したSuperShapeシリーズに飽き足りない上級スキーヤーがターゲットだとか。早い話が基礎オールラウンドの最上級モデルということになるらしいです。
 
 と書きながら、こいつの15-16シーズンのモデルを自分で試乗していたのを思い出しました。ナルホド、あの時のモデルよりもトップとテールが太くなったのね。
 
 そのせいか、履いて重いが持っても重く、特にトップテールの重さが気になります。iSpeedでは、その重さが大回りの安定感につながっていたのですが、オールラウンドモデルとしては、この前後の重さはどうなんだろう。こんなにぶっとくて重いトップの板でコブに入る気にならないけどなぁ。
 
 そのあたり、ちょっと中途半端な設定かもしれません。グリップ感はiSpeedほどではなく、板を操る自由度はiGS RD176cmの方が高いです。
 
 柔らかい雪やコブで履いてみないとわからないけど、オールラウンド板として購入するなら、iGS RD176cmの方にするかもね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月20日 (月)

「初」娘と用心のパパ

 昨日は八海山でした。朝のうち雪だったものが昼から快晴。最高のコンディションの八海山でした。一昨日、氷の山で凍り付いたものを融かしてくれる感じで、ホッとしました。
 
 朝、センターハウスに入って、まずビックリ。第二リフトが動いてます。先週、今シーズンの営業を終了すると発表していたのに。
2017021911140000
 
 これからも何時止まるか分からないので、とりあえず我が家は乗りに行きました→。
 
 噂では、あまりに非難ごうごうとなってしまったため、早くも月曜に営業再開を決めたとか。いやはや。~o~;;;;
 
 でも、我々にとってはありがたいことです。Yクンも練習できたし、娘(仮称ケミ)もコース脇のオフビステに満足。
 
 午後はスクールが前倉に作ったコブラインでYクン、コブのトレーニングでした。Yもなかなかエレガントに滑れるようになったのですが、ケミさんが滑りたがりました。実は今まで、ケミさんはコブをパラレルで滑ったことがありませんでした。
 
 昨シーズンからエキスパートコースにも入れるようにし、コブラインに入ることもあったのですが、全てプルークスタンスでした。
 
 一昨日、ブランシュの子供用の浅いラインコブをパラレルで滑って少し自信を持ったらしいので、「板をそろえてすべってみなよ。ケミさんならできるよ。その方が楽だし楽しいよ」とアドバイスしたら・・・。
2017021912390000
 
2017021912390001
 最初の一本こそ、途中で尻餅をつきましたが、二本目からは楽勝で完走しやがりました。それも一本滑るごとに滑走スピードが上がってスムーズになります。←→
 
 やはり、子供はコブを上手く滑ります。大人にとっては邪魔なコブも子供には楽しいお山なんですよね。
 
 四本ほど滑らせてみました。八海山常連の方達とも一緒に滑り、みんなに褒められてケミさん大ご機嫌でした。
 
 しかし、親○鹿スキー馬○のワタシは用心しなければなりません。娘が上手く滑れるからといって、「この子は天才モーグラーじゃないかしらん」などと勘違いして幼児にコブを滑らせ過ぎると・・・、腰痛膝痛の女子高生なんていう可哀想な物を作りかねません。
 
 前倉がこの日は三時で閉まってしまったため、最後はロープウェイで上へ。最後の一本で、ケミさんをチャンピオンコースに行かせてみました。チャンピオンは昔からの八海山看板の難コース。ケミさんを滑らせたことはありません。初チャンピオンはどうなるだろうと思っていたら・
2017021915590000
 
 どうってことなく、サラサラとパラレルで降りちゃいました←。サスガ。~o~;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月19日 (日)

雨と氷の山の日々

 金曜土曜とわけあってブランシュたかやまスキー場に行きました。なんと、こちらのスキー場は、昨年秋に山羊に引かれた鷹山ファミリー牧場のすぐ上でした。
 
 我々にとっては、ブランシュは全く初めてのスキー場です。ワタシはスキー歴が長いこともあって、全く初めてのスキー場というのは少ないのですが、ブランシュは今まで縁がありませんでした。
 
 来てみて気付いたのですが、こちら、スキーヤーオンリー、ボードお断りなんです。スキーヤーオンリースキ―場というのも久しぶりです。内弟子Yはボーダーがいないのは初めてだと言ってました。
 
 金曜は一日雨まじりの雪だったこともあってお客さん少なく、ボーダーの若い子達がいない眺めは、注意して見ると普通のゲレンデと違います。板立てがサッパリしていますし、休憩所やレストランにいるお客さんは年配者か家族連れです。そういうお客さんを相手にしているせいか、リフト係さんもレストラン従業員もなんだかホンワカと優しい感じがします。
2017021712140000
 
 金曜はゲレンデ上部が雪下部が雨でした。バーンにうっすら載った雪は止まる雪で、まるで春の八海山のようでした。みぞれ降るジャイアントコースを滑走する娘(仮称ケミ)です→。
2017021712400000
 
 ゲレンデにはいくつかレストランがあって、そのうちの一つ「ふるさと」で昼食を取りました。 ←は、肉入り醤油ラーメンと半そば。半そば200円はコストパフォーマンス抜群で、CP意識の高くそば好きの内弟子Yは大喜びでした。
 
 肉入り醤油ラーメンも最初のうち大変美味しかったのですが、甘辛く肉を煮込んだスープは一杯食べるとややしつこく感じました。誰かと半分ずつ食べるのが良いかも。
 
 こちらのレストランの特色は、レストランスペースが椅子席と炬燵席に分かれていること。午後は、ケミさんは雨を避けて炬燵席にいてもらい、我々は何本か二人で練習。最後の一時間ほどはワタシも炬燵でご隠居さんを決め込み、Yだけが濡れ鼠になっての雨中トレーニングでした。たいしたモンだ。~o~;;
 
 土曜は家族連れで賑わいました。天候は一転して寒くなり晴れ。ということは、前日に降った雨が凍ったということ。大変なアイスバーンとなりました。
 
 それでも朝のうちは圧雪の跡の縦じまが残っていてなんとかエッジがかかったのですが、午後は研かれちゃって全山完全な氷の山でした。
 
 ワタシの板はしばらくチューンナップに出していなかったこともあって、制御が大変難しく、超ワイドスタンスで落とされまくり大回りをして、ゲレンデ端に立ち止まっていたお客さんを怖がらせてしまったりして。
 
 そんなこともあり、Headでやっていた来期板の試乗会がありがたく、借りまくってしまいました。いやー、いいッスねーHead。~o~近々暇があったらレポ書きます。
2017021810570000
 
 この日は、ケミさんの保育園のお友達Cちゃんファミリーが滑りに来ていて、ケミさんはゴキゲンのお友達スキーでした。
 
 ケミさんのヘルメットにぶら下がっているのは、リフトの幼児用一日券。なかなかカワイイリフト券です→。
 
 でも、こういうアイスバーンになると、この子の能力は際立ちます。我々も苦労するアイスバーンを苦も無くパラレルしていきます。
 
 申し訳ないけど、この子と一緒に滑ったCちゃんは、アイスバーンで尻餅をつき泣き出してしまいました。そりゃ、普通の六歳児はそうだよ。
 
 そんなケミさんでも午後のツルツルに研かれたスラロームコースの急斜面では転んでしまい、ちょっとビビリが入ってました。
 
 まあ、ケミさんがビビるってことは、普通の人間である我々がマトモに滑れるはずはなく、こういう時諦めの悪いYさんも三時にはトレーニングを諦めての撤収となりましたとさ。~o~;;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月16日 (木)

日本板流し史とボードのための提言

 今日は夕方からの仕事で時間があるので、ワタシの経験した板流しの話をちょっと書きます。
 
 先日は、石打であわやという目にあったのですが、あれはどういうことでどのくらい危険なのか、スキーやボードをしない方には分からないでしょう。実は、非常に非常に危険なのです。
 
 昔、ワタシがスキーを始めた頃、つまり38年ほど前には、スキーの板を流す人が結構いました。当時はスキーのビンディングに「流れ止め」という紐がついていて、それを足首の所で止めることになっていました。そのため、流れ止めが切れたり、付け忘れたりすると、転んで外れた板は斜面を流れて行ったものでした。
 
 当時のスキースクールの初心者クラスでは、必ず、「流れて来た板には決して触らないように」と注意してました。
 
 触るとどうなるか、それをワタシは37年ほど前に目撃しました。大学の友人と行った蔵王百万人ゲレンデだったと記憶しています。我々の上方からすごいスピードで流れて来た板は、我々のはるか下方でターンしている人をかすめて通り抜けたか、と思った瞬間、滑走者のテールに軽く接触。突然、跳ね上がり後方から滑走者に襲い掛かりました。
 
 スキーやボードの板には、エッジという長い刃物がついています。それがスキーヤーの後方から、当時のことなのでニット帽しか被っていない頭を直撃したのですから・・・。
 
 あたり一面は血の海と化しました。思い出してもゾッとします。
 
 怪我人は、傍らにいる人に介護されパトロールが呼ばれたようなので、我々は怪我人の脇を通り過ぎました。だから、その人がどうなったのかは確かには知りません。新聞記事にはならなかったから死んではいないでしょう。でも、大ケガだったと思います。
 
 その後も何度かスキーの板が流れたのを目にしました。しかし、スキービンディングにストッパーというものが付くようになってスキー板が流れることは激減しました。
 
 ところが、最近ではボードが流れるようになりました。ワタシは、二十年以上前に少しだけボードに乗っていたことがありますが、習い始めた時にエコーバレーのボードスクールで、「ボードを履く時には必ず、リーシュコードという流れ止めを付けてからビンディングをセットするように」と指導を受けました。当時はボードを購入すると必ずリーシュコードが付いていました。ところが、ボードブームの到来と前後してボードショップは販売する際にリーシュコードを付けなくなりました。付けたい人は自分でどうぞということらしいです。
 
 加えて、ボーダーの中には、ビンディングを外してボードを運び、スキー場に来てからビンディングを自分で付ける人が現れ始めました。その際にキチンと取り付けられる人は良いのですが、取り付けがいい加減だと、我々が石打で目撃したようなことが起こるというわけです。
 
 それらのことだけがボードが流れる原因とは言えません。むしろ、ゲレンデ上部でボードでソリ遊びしたりする大○鹿モンや、ボードを持ち運ぶ際の過失などの方が、過半数の板流しの原因になっていると思われます。
 
 何にしても、ボードが流れるシーンを我々は最近よく目にします。一番ヒドイと思ったのは、数年前、八方尾根黒菱のコブ斜面最上部でボードが流れ出し、コブに激しく跳ね上げられながら黒菱下部の斜度の緩くなる所のコブまで流れたのを見た時。この時は、後を追いかけて来た間抜けな男の子にかなりつよい口調で説教してしまいました。
 
 「あんた、うっかりすると人殺しになるとこだよ!」
 
 実際、あの板が誰かに当たっていたら・・・。大変な大ケガになっていたことは間違いないでしょう。
 
 ボードが流れる原因は、前述したように様々あると思われますが、リーシュコードに関わることも多々あるはずです。そこで、板のメーカーさんに提案なのですが、ビンディングにコードを付けるのではなく、板に直接付けるリーシュコードを開発してはどうでしょうか。軽くてスタイリッシュなヤツ。
 
 その状態でしか板を売れないようにすれば、リーシュコードの装着率は格段に向上するし、ビンディング取り付けの不備による板流れもなくなります。
 
 まあ、どんなことをしても、ゲレンデ上部でソリ遊びしちゃうお○鹿さん達には効果ないのですが、そういう輩については、見かけたらみんなで頭張り倒すってことで、どうでしょ。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月15日 (水)

Est!とお手紙のバレンタイン

 昨日は、午前中苗場でした。苗場は曇り時々晴れ。うっすら載った新雪が軽く、気持ちの良い日でした。
 
 内弟子Yの練習の合間に、家族でゴンドラを上がり、大斜面から男子リーゼンを下りました。空いていて快適でした。
 
2017021410370000  ノートラックの快感を覚えてしまった娘(仮称ケミ)は、男子リーゼン下のノートラックをご機嫌で快走。わかりにくいけど、ケミさんとそのシュプールです→。
 
 昼過ぎにゲレンデを上がって東京へもどりました。ワタシの夜の仕事のためです。
 
 吉祥寺での夜の仕事を終えて、八時頃帰宅。夕食を食べようとするワタシに、ケミさんが後手に何か持って近づいてきました。
 
 アレ?! 誕生日はまだまだだし、父の日でも勤労感謝の日でもないし・・・。
 
2017021420310000
 
 ナント、バレンタインデーというものを全く失念していました。というか、バレンタインデーに自分が関わるということが想像できませんでした。
 
 「パパいつもありがとう。ケミとままからバレンタインワインです。」
 
 お手紙付きで、イタリアワインのEst!Est!Est!を持って来てくれたんです←。ほほう、貧乏性のYさん、よくぞこのワインを買えたねえ。
 
 そこまでは笑って見ていたYだったのですが、ケミさんが、ママにもお手紙を差し出したのでビックリ。
 
 「ママいつもありがとう。ママにもケミからバレンタインおてがみです。」
 
 こういうサプライズを仕掛けられるようになってくれたのかあ。何ともホンワカ幸せな我が家のバレンタインディナーでした。~o~ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月14日 (火)

スキーの神様ありがとう

 昨日は、内弟子Yが飯酒盃大祐元デモのレッスンを受けるため、石打丸山スキー場に行きました。Yがレッスンの間、当然ワタシは娘(仮称ケミ)とともに石打を滑りまくり。天候は雪が降ったり止んだり、ガスが晴れたりかかったり、目まぐるしく状況の変わる一日でした。
 
 朝方の雪が数cmバーンに残っていたため、荒れやすいバーン状況でしたが、さしもの石打も月曜はお客さん少なく、ノートラックもあちこちに残っていてそれなりに楽しめました。
2017021310360000
 
 魚沼の谷を見下ろす大丸山ゲレンデを快適に飛ばすケミさん→。
 
2017021316470000
 古くからのビッグゲレンデ石打も、最近はいろいろ子供に気を使ったりしてくれます。リフト乗り場にふなっしーのカマクラが作られていたり←。
 
 中央口の下部ゲレンデに「雪男の森」という子供用コースを作ってくれたりして。2017021311360000
 
 「雪男の森」の「フシギな音のする木の実」に夢中で飛びつくケミさん→。
 
 板を履けばスーパーキッズのケミさんも、こういう子供向けアトラクションには弱いんです。かなり熱心に遊んでました。
 
2017021314220000_2
 しかし、一方、滑らせれば、どんな難斜面も楽勝で滑り降ります。かつて、ワタシが大回転レースで苦労したジャイアントコースを滑り下りるケミさんです←。この日のジャイアントコースは斜度に加えて重い新雪が踏み荒らされて、かなりの難斜面だったのですが・・・。
 
 結局、石打ワイドエリア券で行ける範囲は全て滑り切ることになりました。
 
 観光口のダイナミックコースで事件は起こりました。このコース、ワタシも行ったことがなく、初めてだったのですが、超急斜面で重い雪、荒れてもいたし、およそ六歳児を滑らせるところではありません。その難斜面をケミさん、パラレルで快走。
 
 ワタシは少し先に行ってケミさんのターンを感心して見ていました。ところが、ケミさんが滑って来る少し上から、ナント、ビンディングの取れたボードが猛スピードで流れてくるではありませんかっ!! ボードはケミさんがターンしようとするスペースに向かって流れてきます。下で見ているワタシは、ケミさんに向かって何か指示しなければなりません。
 
 「ケミっ!!危ないっ!!」
 
 とっさに、それ以上の言葉が出ませんでした。ケミさんはボードの流れて来るコースに向かってターンして行き、ケミさん通過後、ホンの数cmの所をボードが猛スピードで通過していきました。
 
 よかったー!!!
 
 本当にホッとしました。それとともに、「危ないっ!!!」としか声を出せなかった自分を猛烈に責めました。「危ない」じゃ子供にわかんないだろーがっ!!
 
 本当に、情けない父親です。「止まれ!」でも「ターンするな!」でも良かったんです。慌てたワタシは的確な指示を出せませんでした。ケミさんを守ってくれたのは、ケミさんのスキーの才能を惜しんだスキーの神様だったに違いありません。
 
 流れたボードは、観光口のコースを通過し、観光口下のレストハウスの地下まで落ちて行きました。ボードを流した男の子の家族が様子を見に来たので、「危なく殺人になるところだったんですよっ!! 気をつけてもらわなければ困ります」と抗議はしておきました。しかし・・・。
 
 本当は、ワタシが的確な指示を出せば良かったんです。
 
 ケミさんは何が起こったかわからず、ケロッとしていました。しかし、娘を守ってあげられなかった父親は猛反省でした。ごめんよ、ケミさん。スキーの神様、本当にありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月13日 (月)

お友達スキーと安堵の日々

 週末は八海山。土曜は晴れ後雪、日曜は小雪後曇りでした。
 
 娘(仮称ケミ)の大親友Aちゃんファミリーが八海山の来てくれました。土曜は深雪好きのAちゃんパパを歓迎するような新雪の後の晴れ。八海山にしてはお客さんが非常に多く、ロープウェイもリフトも行列が出来ました。
 
 この日から、八海山は第二リフトの営業を止めました。人員の手配がつかなかったとか。それにしても連休のお客さんが集まるこの日にリフト営業を止めるとはねえ。
2017021110570001
 
 まあ、そんなこととは関係なくケミさんとAちゃんは大ゴキゲン。らくらくコースを二人でぶっ飛ばします→。
 
 その間、スキー馬○の大人たちはオフビステを堪能。ワタシも久々に八海山のコブを滑りまくりました。新雪が載った柔らかい雪だったので、思い切って今季初めてタクヤ滑りをしてみました。
 
 出来ました。膝も特に異常なし。いやー、ホッとしました。
 
 タクヤ滑りはやはり膝に負担があります。しかし、滑走後、特に痛みも腫れもありませんでした。これなら来年以降もコブを滑れます。本当に安心したともに、都技選前にこの状態になってれば・・・ねえ。
2017021207120000
 
 
 一昨日午後からドカドカと雪が降り、我々がペンションYで宴会している間に八海山には雪が降り積もり、昨日の朝には、ペンション駐車場の車は←の状態。
 
 車の上で4~50cmでしょうか。八海山にしては軽い良い雪でした。
 
 ワタシも久々のファットでした。我々がゲレンデに出た頃には、メインコースの新雪はほぼ踏み荒らされていましたが、コース脇の林にはノートラックも残っており、新雪好きのAちゃんパパは八海山を堪能したようでした。
 
 ワタシもエキスパートのコブ斜面をファットでかっ飛ばし。柔らかいコブ斜面は大回りしごろでした。膝に負担がかかったはずなのですが、やはり痛みも腫れもありませんでした。よかったー。
2017021211410000
 
 一方、娘たちはこの日も仲良く大快走。ちびっこゲレンデのウェーブを滑る二人です→。
 
 二日間、ケミさんと滑った結果、昨日は、Aちゃんもパラレルスタンスでターンを始めました。うーん、子供は簡単に上手くなるよなぁ。
 
 スキー○鹿の二ファミリーが全員大満足の二日間となりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月11日 (土)

悩ましい大斜面とケミ列車の快調

 一昨日まで東京で昼間雑用、夜授業の生活だったのですが、昨日は苗場でした。朝、小金井を出て苗場は昼前の到着。
 
 昨日は全国的に強い冬型で、日本海側では各地大雪だったのですが、ここ苗場は日本海側と太平洋側の境目に位置するため、吹雪後曇り時々晴れ再び吹雪というような複雑な天候でした。
 
 午前中は吹雪で視界があまり良くなく、雪面が見えませんでした。これじゃYクンも練習にならないなぁ。ゴンドラが止まっているので娘(仮称ケミ)を遊ばせるにも不自由でした。
 
 ところが、昼食後、天候がよくなり、ゴンドラが動き始めました。これはケミさんを連れて行かなければ。
 
 苗場大斜面は、かなり混雑していました。その人混みの中をケミさんスルスルと抜けていきます。写真を撮ろうかしらと携帯を用意して、ふと顔を上げるとケミさんが板をはずして転んでいます。傍にボーダーの男の子も転倒しています。
 
 こりゃ一大事と駆けつけてみたのですが、単に板同士が接触して転倒しただけで、衝突はありませんでした。ホッ。
 
 しかし、こういうのは悩ましいです。もし、後遺症の残るような障害が出てきたら、と考えると相手の男の子に住所氏名くらいは聞いておかなければならないんだろうけど、本人同士がどこも痛くないと言っていますしねえ。
 
 結局、何も聞かずに別れたのですが、これからもあり得ることなので、対処を考えておかなければねえ。
2017021015390000
 
 と父は少しお悩みだったのですが、ケミさんはそんなことお構いなしに荒れた男子リーゼンを快走→。
 
 この日の男子リーゼンは、20cmほどの軽い新雪が適当に踏まれ、我々が滑っても楽しい斜面でした。
 
 男子リーゼン下に残ったノートラックを家族三人で滑りました。新雪をパラレルスタンスで滑れるようになったケミさん大喜び。
2017021016060000
 
 最後は、考えていたケミ列車を走らせてみました←。
2017021016060004
 
 Yクン、頑張ってますが・・・→。
 
 結局、最後に極小小回りをされてラインを外したそうです。ケミさんの勝ちぃー。 ~o~
 
 ケミさん大得意の一日でした。~o~
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 8日 (水)

ケミ列車で行こう

 昨日は午前中だけ苗場でした。
 
 朝の苗場は吹雪で、全く何も見えないほどでしたが、次第に視界が良くなり、太陽がうすっらと見える時もありました。
 
 ゲレンデには軽い新雪が15~20cmほども積もり、圧雪が間に合わない状況。内弟子Yの練習にはなりません。今日は家族スキーの日だな。
 
 娘(仮称ケミ)は、昨シーズン、最後の難関と思われた新雪を少しずつ攻略し、今シーズンは新雪を楽しむところまで来ていました。しかし、スキーの経験値が高い分、自分の技術に自分でブレーキを掛けるところがあり、危険と感じると慎重にプルークスタンスを交えてなかなか新雪の中でのパラレルをしませんでした。
 
 こちらとしては、そこが少しもどかしかったので、「ケミさん、こういう雪では板をそろえてみなよ。その方が楽だから」と、夫婦口をそろえて勧めていました。
2017020709370000
 
 んで、とうとう昨日、新雪の第三ゲレンデでパラレルスタンスを始めました→。
2017020709480000
 
 かなり迫力ありますね←。~o~
 
2017020709480001 
 
 
 完全なパラレルスタンスで、新雪の中を自由に滑れるようになりました→。
 
 こころみにケミさんを先頭に家族トレインをしてみたところ、クイックなどを交えてあまりに自由にリズムを変えるために、内弟子Y、二度もコースアウト。~o~;;
 
 実は、このYという女は人のシュプールをなぞるのが嫌いで、そのため浅いラインコブに苦手意識を持っていました。これがYにとって最後の難関かと思われたのですが・・・。
 
 こりゃ、ケミ先生のトレインで難関突破だな。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 7日 (火)

せかい1のおやま

 作品展が終わると、我が家は当然越後です。一昨日昨日と八海山でした。
 
 一昨日は曇り時々晴れ。前倉ゲレンデもテクニカルバーンも、少し雪がテカってグリップしにくくなっていました。八海山整備の小さな段差もあり、やや難しい状況。それでも内弟子Yも娘(仮称ケミ)も、普通に大回りしていました。
 
 内弟子Yは腕の構えの改造が成功し、肩のラインが安定してきました。滑りにくい状況でもしっかり軸を作り、タメを作り、板を走らせてきます。技術的にはもうアドバイスすることがなくなってきました。
 
 一方、ケミさんは、滑りの方はお上手なのですが、キッズエリアに作られた雪山の方に心が動く様子。Yクンはリフト終了まで滑らせておいて、ワタシだけ早上がりし、ケミさんの相手をしていました。
2017020515000000
 
 ゲレンデでは天才的な能力を発揮するケミさんも、子供用の雪山に行くと、上るのに苦労するただの幼児です→。何度も滑落してました。まあ、それが面白いんでしょうね。
 
 昨日の八海山は、朝から雨。宿では雨だが、ゲレンデは雪なんだろうと上がってみると、ゲレンデ上部は終日雪でした。ゲレンデ下部は雨後雪。
 
 ワタシは雨かもしれないとカッパを着て行ったのですが、カッパの下に着こむ物を持っていなかったため、寒さに震えながらのスキーでした。
2017020615080000
 寒かったので、またまた早上がりしてケミさんのお相手。ウサギ平ゲレンデのちびっ子コースのウェーブをクロ―チングで滑るケミさんです←。
 
 ちびっ子ゲレンデの後は、またまた雪山でした。帰り支度をしながら、ケミさんは、スキー場のアンケートを書きたがり、レンタルコーナーのお兄さんやリフト券売り場のお姉さんに自分で投函箱の在処を尋ねて、投函。
 
 スキー場に対する評価はもちろん、「大変満足」だったのですが、スキー場への要望は、「あそびばのゆきやまをせかい1おおきくしてください」。
2017020615280000
 アンケートの裏側に図解して説明していました→。~o~~O~
 
 単独練習を終えて帰ってきたYの方は、しみじみと「八海山ってホントに面白いスキー場ですよねー」と言っていましたが、技術と体力のあるスキーヤーにとって、ここは本当に面白いゲレンデです。
 
 我々にとっては、ここが「せかい1のおやま」なんだよなー。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 5日 (日)

三度目の鑑賞~親馬○パパの願い

 昨日は、毎年恒例の保育園の作品展でした。意志の力で風邪を治した娘(仮称ケミ)は大好きなババちゃんが来てくれて大喜びでした。
P10803522_2
 
 まず、年長組の企画で、「日本で有名な物」の粘土細工を見せてくれました。ケミさんは富士山を作ったのですが、普通の富士山ではありません→。スキーヤーが滑っていてケミさんのウェアを着ています。しかも、パラレルスタンスで股関節で内傾角作ってます。細かいっ!~o~
 
P10803542
 貼り絵で富士山に桜を描きました←。ポイントは富士山頂の雪。他の子の富士山は雪の線が単調なギザギザか真っ直ぐかなのですが、ケミさんのは写真に忠実なのでしょう。複雑なギザギザになっています。紙を貼ってこれを仕上げるのは大変だったとか。
 
P10803572  「冬に着る物」というテーマのお絵かきです→。ケミさんのスキーウェアなのですが、ポケットのジッパーの取っ手や袖のマーク、果ては衿の内側についたタグまで、実に細かく緻密に写し取られています。
 
P10803593_2  猿の顔です←。何となく雰囲気出ててそれっぽいのですが、実は、猿の目にマブタが描かれています。やはり見本の写真の通りなのでしょう。
 
 いずれも細部をよく見てそれを写し取っているケミさんならではの作品です。
 
 今まで、この子は何となくお絵かきが上手だと思っていたのですが、他の子のお絵かきの腕前が上がってきてみると、明らかな差は、この細部に対する観察とそれを写し取る力です。この細部に宿る物が何なのか、その力をどう生かして行ったら良いのか、ワタシにもわかりません。
 
 この子自身が、これからの人生の中で自分の能力を生かす道を見つけてくれるよう親○鹿パパは願うばかりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 4日 (土)

おこっぺと意志の表象

 水曜日に熱が下がり木曜は元気に保育園に行った娘(仮称ケミ)だったのですが、まだ咳が残っていました。気になっていたら、金曜朝、再び熱を出しました。
 
 まあ、平熱の高いケミさんとしては微熱といえる38.3度ですが、それでも保育園には行けません。それどころか、土曜日の保育園の作品展に来てくれるババちゃんが、新居に泊まってくれる話もパアです。
 
 Yクンの三ポイがまた爆発するかしらん、と思っていたらヤッパリ。「アンタは何てことしてくれるのよっ!」
 
 娘の風邪がぶり返したからと言って、しかも、我々が散々寒い所へ連れまわしてひいた風邪が、我々の判断でスキーをさせ保育園に通園させてぶり返したからと言って、六歳の娘を怒鳴れるるコイツの三ポイは、ある意味スゴイ。~o~;;
 
 怒るかなと予想していたというのは、茨城弁で「怒っぺ」・・・ですかね。~o~;;; 
2017020210130000
 
 と、これは相当のこじつけなのですが、先日、昨年末の駆け込みふるさと納税の最後の返礼品が来ました。北海道興部町の富田ファーム詰め合わせセット→。
 
 左下から時計回りにミモレットチーズ「仁」・ゴーダチーズ「富夢」・ウォッシュタイプ「おこっぺ大地」・熟成モッツァレラチーズ「佳チョカバロ」・さけるチーズ・モッツァレラチーズ「めぐみ」。これで還元率は45%ほどになります。
 
 昨日、「仁」を食べてみました。外国産のミモレットに比べて柔らかく、塩分控えめです。ミモレット好きのワタシとしてはちょっと物足りないのですが、内弟子Yには「やさしい味デス」と好評でした。確かに、初めての人でも食べやすいと思います。
 
 閑話休題。お熱のあるケミさんには、「今日一日、頑張って寝て頑張ってご飯食べて、治しなさい。治ったら明日、ババちゃんと一緒に作品展に行けるんだから。」と言い聞かせました。
 
 ちょうど、本を読んでいたケミさんに、「パパ、『意志』って何?」と聞かれていたので、「頑張って寝ていよう、病気を治そうとするその気持ちが『意志』だよ」と教えました。
 
 神妙な顔で聞いていたケミさん、昨日は本当に頑張って寝ました。ひたすら自分の部屋で一日寝続けたところ、本当に夕方、熱が下がり始めました。今朝には完全な平熱!
 
 意志とその表象として、今朝のケミさんは元気そのものになりましたとさ。~o~ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 2日 (木)

快・快・快・「ひゃっほー!」

 昨日の苗場は快晴。娘(仮称ケミ)の熱もすっかり下がり快癒。三人で滑りに行きました。二日間布団に縛り付けられていたケミさん、ハジけた大快走です。
 
 新雪が降った後の快晴、しかも温度さほど上がらずというベストコンディション。スキー場経営にそれほど熱意が無くなりつつあるとは言え、そこは苗場ですからピシッとピステンが入っています。ピステン跡の縦じまが大好きなケミさんは、縦じまへ滑り出して歓声を上げます。「ひゃっほー!」
 
 気持ちはわかります。といういか、ここで「ひゃっほー!」と歓声を上げる子に育ってくれてスキー馬○夫婦は、ちょっと嬉しかったりして。~o~
 
 ケミさんにはピステン跡を滑らせておいて、ワタシは内弟子Yの大回り改造に付き合いました。腕の構えを直させたのですが、たちまち内肩が下がらなくなり、見違えるような滑りになりました。これが日曜日に出来ていたら、大変な点数を出していたかもしれません。
 
 それにしても、簡単に上手くなれるヤツはいいよなー。~o~;;
2017020111120000
 
 一通りYの練習を済ませた後、天気が悪くならないうちにと、ゴンドラを使って筍山山頂まで上りました→。
 
 筍山は、正面のオフビステゲレンデをオープンしていて、ケミさん、そこを滑りたがります。かなり荒れた雪にうねりのある急斜面。六歳児にはちょっと厳しいかと思ったのですが・・・。
2017020111140000
 プルークスタンスを交えながら、転びもせずに降りて行きます←。
 
 滑り終わってから、「昔、パパのスキーの先生でグッギー先生っていう人がね」と昔話をひとくさりケミさんにしてしまいました。
 
 バラバラ雪を娘に滑らせているのを天国のグッギーも笑顔で見てくれていたんじゃないかな。
2017020111420000
 
 この日もケミさんは、あらゆるところを滑りたがり、我々も滑走可能エリアの中ではありますが、面白そうな所に彼女を連れて行きました→。
 
 苗場嫌いだった内弟子Yは、今さら、「苗場ってゲレンデは面白いんですね」と感心していましたが、そんなこたぁ、最初から言ってたろうがっ。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 1日 (水)

1Q84とオーバーホールの日々

 一昨日の朝、今日はのんびり滑ろうと遅く起きてみると、娘(仮称ケミ)が熱を出していました。幸い、平熱の高いケミさんとしては微熱と呼べる37度台だったので、インフルエンザではなさそうなのですが、当然、ケミさんを滑らせるわけにはいかず、お外に行きたがるケミさんを無理やり寝かせました。
 
 ワタシも膝と腰に不安があったので、宿でのんびりすることにしました。五年も前に購入していながら、まとまった時間が取れず読み出せなかった村上春樹の『1Q84』をようやく読み出しました。
 
 のんびりしながら今回の敗因を分析したのですが、中斜面では滑りの改造に成功してキレイな滑りになっているので、やはり急斜面対策が出来てなかったことに尽きます。三年前までは男子リーゼンは体力に任せて思い切りと勢いだけで滑っていたのですが、膝に不安のある今年は、その思い切りが出せませんでした。
 
 自分が故障を持って初めて分かったのですが、故障持ちは急斜面やコブに行くと、たとえ直接の痛みが出なくても、無理をしたら痛いのではないかという恐怖や不安に襲われて、思い切って演技できないんです。
 
 今年のワタシは、本番の前々週まで膝の不安があり、本番一週間前にようやくコブを滑って大丈夫と確認でき、本番では全く膝の痛みは出ませんでした。しかし、恐怖と不安だけは、意識の底に残っていたかもしれません。
 
 これを克服するには・・・、持病となった膝のケアはもちろんですが、やはり急斜面を滑り込んで慣れておくしかないでしょう。今まで勢いと体力だけで雑に滑っていた八海山セパレートAあたりの急斜面を、丁寧にキレイに滑れるように練習しなきゃイカンかなぁ。
 
 ケミさんの熱は昨日まで続いたので、昨日の午前中はワタシが滑りに行きました。滑りながら、内弟子Yの大回りの欠点の矯正法を思いつき、午後、交代してゲレンデに出るYに気をつける点をアドバイス。
 
 おそらく彼女のことなので、これでまたワンランクアップグレードした大回りをしてくれることでしょう。いいよなぁ、簡単に上手くなるヤツは。~o~;;
 
 ケミさんの熱は、今朝になってすっかり下がった模様。我が家としては今までになくのんびりした二日間でしたが、三人とも良いオーバーホールになったんじゃないかな。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »