スキーの神様ありがとう
昨日は、内弟子Yが飯酒盃大祐元デモのレッスンを受けるため、石打丸山スキー場に行きました。Yがレッスンの間、当然ワタシは娘(仮称ケミ)とともに石打を滑りまくり。天候は雪が降ったり止んだり、ガスが晴れたりかかったり、目まぐるしく状況の変わる一日でした。
朝方の雪が数cmバーンに残っていたため、荒れやすいバーン状況でしたが、さしもの石打も月曜はお客さん少なく、ノートラックもあちこちに残っていてそれなりに楽しめました。
魚沼の谷を見下ろす大丸山ゲレンデを快適に飛ばすケミさん→。
古くからのビッグゲレンデ石打も、最近はいろいろ子供に気を使ったりしてくれます。リフト乗り場にふなっしーのカマクラが作られていたり←。
「雪男の森」の「フシギな音のする木の実」に夢中で飛びつくケミさん→。
板を履けばスーパーキッズのケミさんも、こういう子供向けアトラクションには弱いんです。かなり熱心に遊んでました。
しかし、一方、滑らせれば、どんな難斜面も楽勝で滑り降ります。かつて、ワタシが大回転レースで苦労したジャイアントコースを滑り下りるケミさんです←。この日のジャイアントコースは斜度に加えて重い新雪が踏み荒らされて、かなりの難斜面だったのですが・・・。
結局、石打ワイドエリア券で行ける範囲は全て滑り切ることになりました。
観光口のダイナミックコースで事件は起こりました。このコース、ワタシも行ったことがなく、初めてだったのですが、超急斜面で重い雪、荒れてもいたし、およそ六歳児を滑らせるところではありません。その難斜面をケミさん、パラレルで快走。
ワタシは少し先に行ってケミさんのターンを感心して見ていました。ところが、ケミさんが滑って来る少し上から、ナント、ビンディングの取れたボードが猛スピードで流れてくるではありませんかっ!! ボードはケミさんがターンしようとするスペースに向かって流れてきます。下で見ているワタシは、ケミさんに向かって何か指示しなければなりません。
「ケミっ!!危ないっ!!」
とっさに、それ以上の言葉が出ませんでした。ケミさんはボードの流れて来るコースに向かってターンして行き、ケミさん通過後、ホンの数cmの所をボードが猛スピードで通過していきました。
よかったー!!!
本当にホッとしました。それとともに、「危ないっ!!!」としか声を出せなかった自分を猛烈に責めました。「危ない」じゃ子供にわかんないだろーがっ!!
本当に、情けない父親です。「止まれ!」でも「ターンするな!」でも良かったんです。慌てたワタシは的確な指示を出せませんでした。ケミさんを守ってくれたのは、ケミさんのスキーの才能を惜しんだスキーの神様だったに違いありません。
流れたボードは、観光口のコースを通過し、観光口下のレストハウスの地下まで落ちて行きました。ボードを流した男の子の家族が様子を見に来たので、「危なく殺人になるところだったんですよっ!! 気をつけてもらわなければ困ります」と抗議はしておきました。しかし・・・。
本当は、ワタシが的確な指示を出せば良かったんです。
ケミさんは何が起こったかわからず、ケロッとしていました。しかし、娘を守ってあげられなかった父親は猛反省でした。ごめんよ、ケミさん。スキーの神様、本当にありがとう。
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