イメージは染まらない
日曜は内弟子Yのクラウン検定本番でした。ブランシュの天候は晴れ。それほど寒くならず、絶好のバーンコンディションとなりました。
土曜にワタシがペンションに到着した時にはYも娘(仮称ケミ)もすでに就寝した後だったので、早朝に午後の事前講習の報告を受けたのですが、どうも事態は深刻です。午後、小回りバーンはすでに日が陰ってアイスバーンになっており、小回りの講習中、暴走を連発したとか。
仕方ありません。朝イチのエキスパートコースに行って、アイスバーンで暴走しない小回りのコツを伝授することになりました。最後の藍染めの後の泥縄の藍染めです。
しっかし、ワタシにそんなこと出来るのかしらん・・・。と思ったのですが、行ってみると、エキスパートコースは夜の降雪があったのか柔らかい雪が載っており、そこで安全パターンの小回りをYにさせてみると、コイツは実に器用にこなします。
こんな柔らかい雪なら本来の滑りも可能だろうとやらせてみると・・・出来るじゃないのYクン。~o~
希望が見えて来たところで本番を迎えられました。最初の種目はスラロームコースの急斜面での大回り。検定コートのセパレートが出来ないため、ゴールゾーンが狭くなっていることを除けば、不安はありません。
Yクン上手いことまとめました。練習以上の滑りでした。よしよし。
続いて、中斜面のジャイアントコースでの総滑。得意種目なので安心して見ていられます。リズム変化をスムーズに入れて、よしっと思った瞬間に部分的なアイスバーンに右外足を取られて微妙にバランスを崩しました。すぐにリカバー出来たのですが、うーーん、まあ、80は出たろう。
三種目目はエキスパートコース急斜面での整地小回り。朝の泥縄がどう出るか。バーン中央は先に滑ったテクニカルの人達によっと研かれてしまいましたが、両脇に柔らかい雪が残っています。
前走の八重樫デモは上から見て左端を来ました。実は、そこは、ワタシとケミとが溜まった雪を均してデラをかけたところ。よしよし、Yよ、そこを来てくれ。と思ったら、Yは右端に構えています。まあ、そこも雪はあるけど、ちょっと荒れてないかしらん。
Yクンスタート。げげっ!朝の本来の滑りではなく、安全パターンで滑ってきます。しかも、下部の荒れにつかまってハネられたりして。~_~;;;;
一度付いてしまったネガティブイメージというのは、ちょっとやそっとじゃ染め変えられないってことですか。
しかし、まだ、大失敗ではありません。ワタシの採点では一点足りない程度。コブでのスーパーランがあればイケます。それは最近のYの力なら可能です。Yを励まし、ゴールエリアでケミさんとともに応援して待ちました。ところが・・・。
スタート直後から今季まだ見たことがないような右外足のズリズリパターンです。~_~;;;;;;
このエキスパートコースのコブ斜面はパーンの状態が悪くてまだマトモに練習したことがなかったのですが、それにしても一番大事な時にそれをやるかねYクン。
結局、総滑の80以外は79の317でした。大回りはYのベストを出せたと思ったのですが、事前の通り、長い軸を重視したジャッジだったのでしょう。
しかし、整地小回りで本来の滑りを強気で出来ていれば・・・。Yのようなメンタルコントロールの出来ない人間は、ポジティブイメージを持っている斜面でしか本来の力は出せない、ってのが今回の教訓でした。~o~
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