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2017年3月30日 (木)

チリチリチビチビの春

 今週はずっと春期講習です。何となくノンビリ仕事しています。
 
 仕事から帰るとお楽しみは、例の「ありがとう」の栄屋さんで購入してきた日本酒です。ここんちは、本当に行くたびに初めて見るものが置いてあって新鮮です。
 
 P10804531 今、飲んでいるのは→。左から岡山県十八盛酒造さんの「多賀治 無濾過生 直汲み」、秋田県奥田酒造店さんの「千代緑 SP 純米大吟醸生」、同じく「千代緑 日本酒ヌーボー純米吟醸生」。いずれも直汲みでチリチリ感のある酒が揃ってしまいました。
 
 直汲みの酒は基本的に好きなのですが、こう並んでしまうと、やや飽きるかもということで、適当に燗酒なども混ぜながら、 娘(仮称ケミ)の相手をしつつチビチビとやっていると、どうも少し過ごしてしまい・・・。~o~;;
 
 平和な春です。
 
 多少ガッカリすることもあったのですが、まあ、こんなに平和だと許せるかなぁ。
 
 仕事に出かけると、春期は合格報告の季節でもあります。他の先生の所にですが、今日、お世話になったお礼のお酒を持参した学生がいて、受け取った先生は大変喜んでいました。その学生さん自身と同じ名前の酒だというので、何だろうと思っていたら、新潟一の大酒造のKでした。
 
 うーーん、ワタシなら、誰にお礼に来てほしいかなあ。而今君、鍋島君、羽根屋君、東一君、紀土君、繁桝君、春霞君、雅山流君、作君、新政君、笑四季君なんかがお礼に来てくれると嬉しいかもね。~o~;;;;;;;

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2017年3月28日 (火)

呆れと諦めの間

 日曜は八海山スキー場の今シーズン最終日でした。
 
 前日の土曜日は、午前中仕事で帰宅は午後一時過ぎでしたが、一時半には家を出ました。のんびり夕方までにペンションYに到着すれば良いと思っていたのですが、そんな勿体ないことは出来ないと、強硬に主張する滑りたがりが約一名我が家にいたので。
 
 結局、苗場スキー場にバタバタと寄って、大慌てでリフト三本だけ滑りました。誰だよ、レジャースキーがしたいって言ってたヤツわっ。~o~;;;;;;
 
 もはや、この人の滑りたがりには呆れ返って諦めるしかありません。
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 日曜の八海山は、曇り。何か降るという予報だったのですが、小雪がチラついたかと言う程度。午前中は寒く、八海山には珍しいほどのアイスバーンでした。
 
 積雪はまだまだ十分。 定点観測地点のロープウェイ降り場はこんな感じ→。
 
 ロープウェイ降りるとゲレンデまでまだ上りがあります。シーズン初めと比較すると判りやすいかも。 こんな状態で最終日と言われても、シー券ホルダーとしては呆れ返るしかありません。まだ、ひと月は出来るだろー。
 
 しかし、この日のガラ空きぶりを見ると、諦めざるを得ないのかなあ。 ~_~;;;
 
 午後は、少し雪が緩んで、硬い雪が嫌いな愚妻Yもご機嫌でコブに入っていました。
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 八海山の今シーズン最後は、娘(仮称ケミ)とともにチャンピオンコースのコブへ。
 
 今シーズン、二人とも上手くなったよなぁー。
 
 今シーズンはあまり八海山に来れなかったけど、来るたびに良いコンディションでした。ありがとう、八海山。また来シーズンもヨロシクっ。~o~

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2017年3月26日 (日)

実らぬ恋と偶然の出会い

 先週の日曜月曜に八海山で試乗したVǒlkl来期モデルの試乗レポートです。日曜は雨のち曇りで湿雪が締まったやや滑りにくい雪に新雪が薄く載っていました。月曜は快晴で雪は緩みました。試乗場所は全て、八海山ダウンヒルコースおよびエキスパートコースです。
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・Völkl Platinum SD Speedwall 165cm 123-68-104 R=12.7
試乗日3/19
 
 昨年、同じ時期に同じ場所で試乗してほれ込んだ板。今年は小回り板買い替えの時期なので、本気で購入候補として試乗しました。
 
 整地で大~中回りをすると、しなやかにたわんでビヨーンと走る。快感度は高い。小回りでもしなやかさが感じられ、走ってくれる上に、体の下に戻ってきてくれる感じでセパレートAの急斜面でも暴走しない。こりゃ、いいわー。
 
 と改めて惚れ直しました。この板の試乗は四年越しで、滑るたびに惚れ直します。今年こそ購入したいと本気で思っていたのですが、コブに本気で入って考え込んでしまいました。。
 
 テクニカルバーンに作られたラインコブおよびエキスパートコースの深いコブで試乗してみました。なんとかこなせないことはないのですが、ややミスが出がちです。どうもコブの溝にドスンと落ちてしまうと、たわみ過ぎてオツリをもらってしまうようです。また、コブの中で少し操作のし難さを感じました。
2017032014030000
 
 何故なのかと考えたのですが、どうもビンディングの取り付け位置が少し後ろ目なようです。現在小回り用として使用しているB社SRC165cmと比較しても1~2cm後ろ目なのですが、次の日試乗したCD171cmと並べて比較すると判りやすいです←。
 
 両者は全体で6cm長さが違うのですが、トップをそろえるとビンディングの位置がほぼ同じです。つまり、CDはSDに比べてトップ部が同じ長さなのにテール部が6cm長いということ。逆に言うと、SDはその分後ろ目にビンディングが取り付けられているということです。
 
 どうもSDは、操作性よりも板の走りの方に振った設定になっているようです。それが整地では快感度につながるのですが、コブでは操作し難さとして現れるということなんでしょう。
 
 ちょっと悩みました。整地での性能を考えるとこの板は捨てにくいです。コブはこの板に慣れればなんとかなるんじゃないかという気もします。
 
 しかし、都技選の苗場第四ゲレンデの深いコブを考えると、コブに不安のある板では本気で得点を出しに行く滑りはできません。少なくともワタシ程度の技術では。
 
 昨日のSL板と同様、コブに自信のある人ならこの板を実戦で使いこなせるんでしょう。残念ながら、四年越しの恋は実りませんでした。SDの購入は断念せざるを得ません。
 
2017032009250000 ・Völkl Platinum CD Speedwall 171cm 124-76-105 R=16.6
試乗日3/20
 
 前日にSDを断念してちよっとガッカリしていたのですが、何の気もなしにCDを借りて驚きました。
 
 実は、五年前にCDを試乗して今一つの感触を得ていました。それ以来、CDには乗っていなかったのですが、今回、履いてみてビックリ。こいつぁ、オールラウンドモデルとして最高じゃない。
 
 まず、171cm R=16.6という数字が良いです。このくらいがワタシのオールラウンドの理想です。おまけにセンター76は新雪悪雪を滑る機会の多いワタシ向け。
 
 乗ってみて、大変しなやかです。返り戻りの刺激が適度にあります。この日のバーンで可能なかぎりのスピードを出してみたのですが、大回りはかなり安定感があって面白いです。小回りもそつなくこなせます。コブでの返りや操作性もグッド。
 
 全く偶然の試乗だったのですが、大当りでした。多分、五年間の間にしかるべきマイナーチェンジが行われ、オールラウンド板として熟成されていたということなのではないかと思います。来期のワタシのオールラウンド板はコイツでほぼ決定でしょう。

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2017年3月25日 (土)

十年越しの恋と近時板選び考

 一昨日は久々にかぐらに上がりました。天候は曇り時々小雪。
2017032310380000
 
 この時期にかぐらに来るのは珍しいのですが、今年のかぐらは雪が多いようです。高速第一クワッドがメインコースとクロスする所に「頭上注意」の立て札が立ってネットが張られています→。このコースで、ここまでリフトが雪面に近いのは見たことがありません。
 
 しかも、ガラガラに空いていました。まあ、普通の木曜日だからと言えばそれまでてすが、かぐらは平日でも人がいますからねえ。
 
 この日もレッスンを受けている人や大学生のサークルなどが来ていましたが、それでも、昼食時のレストハウスで席を探すのに困らない程度の人数でした。
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 娘(仮称ケミ)は、この日も楽しく滑ってくれました。愚妻Yの後ろについてコブラインに入ったり、コース脇でヒミツの小道←を見つけたり。
 
 ワタシの方はこの日、ちよっとお楽しみがありました。久々に昔の恋人に再会したんです。~o~
 
 十年前に岩鞍で恋に落ち一度は諦めかけたけれど、四年前に再会、その後、なかなか履く機会がなかったあの板を再び履いてみたんです。
 
 んで、結論。やっぱりこの板はすげーよ。
 
 しかも、今の技術ならある程度使いこなせます。整地ではこの板でも丸い弧を描けます。スーパースムーズにヒュンヒュン走ってくれます。
 
 ちょっと荒れた斜面に行くと、斜面の荒れに反応して暴れますが、それも楽しい範囲。初めてコブラインに入ってみたのですが、かなり跳ねるものの何とかなりました。もっと普段履きにこの板使わないと勿体ないなぁ。
 
 しかし、都技選等の本番では・・・。戦力としては考えられないでしょうねえ。整地なら無類の強さを発揮してくれそうですが、コブであれほど跳ねては。
 
 SL板というのは、敏感に作りますから、斜面の荒れには瞬間的に反応してしまいます。特にコブラインとなると、キレイに規則正しく凸凹しているコブなら何とかなるのですが、そうとは限らないので、どうしても不規則になった所で瞬間的にスゴイ反発力で跳ね上がります。それを抑え込むのは大変な技術と脚力が必要。まあ、ワタシにゃ無理だな。
 
 都技選やテククラ検定等でSL板を使っている人を時々見かけますが、よほどコブに自信があるのでしょう。うらやましい話です。SL板のような敏感な板はコブでのこちらの小さなミスに大きく反応し、結果的にミスを拡大してしまいます。どんなに不規則なコブでもミスをしない自信がなければ、実戦では使えません。
 
 先日八海山で試乗したV社PlatinumSDでも同じことを感じました。V社SDも魅力的な板なんですけどねえ。どうも、ワタシの購入候補からは外さざるをえないようです。その辺のことはいずれ試乗レポ書きます。

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2017年3月23日 (木)

クラウンパセリの嘆き

 昨日は苗場で滑りました。天候は曇り雪晴れが目まぐるしく入れ替りました。日が差して暖かいと一枚脱いで出てきたら吹雪!という感じ。一日の積雪量としてはそれほどでもなかったのですが、変な天候でした。
 
 雪質も一日を通して安定せず、午前中はやや硬い下地の上に湿った新雪が載る滑りにくいい雪質でしたが、午後は冷えて滑りやすくなりました。
 
 愚妻Yは午前の滑りにくい雪質にやる気をスポイルされていたようですが、そんなものは関係ないのは娘(仮称ケミ)で、一日ハイテンションでした。
 
 というのも、第二ゲレンデ上部にSLのセットが張られていたからです。しきりに入りたがるので、入れてみると・・・。
2017032210460000  
 前日のGSに同じ→。~o~;;;
 
 ポールに無理に合わせようとするのではなく、ポール際を通りながらもキチンと踏んでターンしているので板が走ります。
 
 うーーむ。
 
 滑走後本人に聞いたところ、「ポールを倒してみたらストックがハズレそうになっちゃった」とか。余裕があるから、何時でも倒せるってことですね。~o~;;;
 
 我々は、大回り用を履いていたので、その分は差し引かせてもらいますが、それでも、コースに合わせるのに苦労しているYより速いです。口でカウントしてみたのですが、ワタシとほぼ同タイム。
2017032210460001  
 SLの装備フルセットのシニアレーサーが後ろで見ていて、「すごいねー」と感嘆してましたが、まあ、そりゃそうでしょう。
 
 今シーズン始めた「カルガモ」を第三ゲレンデでやらせてみたのですが、シーズン初めの頃に比べて、明らかについてこられるスピードのレンジが二段階も三段階も上がってます。
 
 ちょっと前までは、よほどスピードコントロールをしないとついてこられなかったのですが、今や、普通に滑ってもラインをトレースしてついてきます。
 
 どうも、田沢湖での「きょうそう」 でスピードの限界値が飛躍的に上がったんじゃないかと思います。
 
 この子が今日の苗場で一番目立っていたかもしれません。一日滑って、愚妻Y嘆きの一言。「いずれ抜かれるとは判ってたけど、まさか、クラウン取ったばっかりでパセリにされるとは思いませんデシタ」~o~;;; 

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2017年3月22日 (水)

初GS13対16!

 昨日はワケあって岩原スキー場に行きました。昨日の岩原は雨時々曇り。ゲレンデ上部は小雪が舞っていました。
 
 岩原スキー場、実は初めてです。今まで岩原というと冬に高速道路から眺める場所、夏にピ ザを食べに行く場所だと思ってました。~o~;;
 
2017032111460000_2  山頂クワッドリフトからの眺めです→。下部の緩斜面がとにかく広い。
 
 行ってみて驚いたのは、宿泊施設の多さと空いていること。まあ、三連休後の平日だし、スキーのシーズンは終わり掛けてるから仕方ないのかとも思いますが、それでも、これだけ宿泊施設の整っている場所がこれだけガラガラだと、うーーむです。ご近所の舞子や中里が健闘しているだけに、ガンバレ岩原!と言いたくなります。
 
 山頂クワッドから見ると、舞子の奥添地クワッドリフトの降り場はすぐそこに見えます。リフト一本掛ければつながるのにねえ。
2017032112070000
 
 さて、我が家は雨にも関わらず、それなりに楽しんじゃったのですが、娘(仮称ケミ)が、緩斜面に常設のポールセットを見つけて入りたがりました。二本のポールの先に旗のついた大回転の旗門です←。ケミさん初GSというわけです。
 
 軽い気持ちで入らせてみたら・・・。
 
 すんげーっ!
 
2017032112070001
 
 スーパースムーズにターンしていきます。旗門のすぐ近くを通って、板も走ってます。なんじゃありゃ→。
 
20170321120700011
 
 わかりにくいので拡大してみました←。画像は悪いけど、レースをやったことのある人なら凄さわかりますよね。
 
 数本滑らせてみましたが安定しています。ワタシも滑ってみました。最後の本気のアタックを愚妻Yが口でカウントしてくれたのですが、ワタシが約13秒に対してケミさん16秒だったそうです。
 
 ワタシも一応、かつてはなんちゃってレーサーだったし、体重差を考えると・・・。~o~;;;;;;; 

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2017年3月21日 (火)

はるかなるレジャースキー

 昨日、一昨日は八海山でした。一昨日は雨のち曇り、昨日は快晴でした。
 
 以前から、愚妻Yは、「早くクラウン取って、のんびりレジャースキーがしたいデス」と言っていました。ガツガツ滑りまくらずに髪飾りをつけて優雅に滑りたいというのですが・・・。
 
 髪飾りの方は、昨シーズンから用意していました。もっと派手なのを付けるのかと思ったら、地味なウサギの尻尾みたいなヤツでしたが、とにかく滑る時には付けてます。しかし、のんびり優雅なのかというと・・・。
 
 やっぱり寸暇を惜しんでグルグルと滑りまくってます。昼休みも短く切り上げ、最終送迎バスの来るギリギリまで。今までとちょっと違うのは、ワタシがビデオを撮っていないということだけ。~o~;;
 
 そのワタシですが、さすがにちょっと解放されました。ビデオ撮影が要らないので、二日間、板の試乗が出来ました。毎年恒例八海山レンタルコーナーで行っている来期Vǒlklスキーの試乗です。それについてはまた、時間のある時にレポ書きます。
 
 一方、娘(仮称ケミ)は、相変わらず、キッズスペースの雪山と実際の雪山を半々に遊んでました。キッズスペースの方ではただの六歳児ですが、ゲレンデに出ると相変わらず、というか、またまた激しく進歩しました。
 
2017032015140000  昨日はママについてエキスパートコース&チャンピオンコースのコブを数本滑っている間に・・・。→
 
 だんだん先行するスキーヤーと同じラインを通るようになってきました。先行するのは、コブのスーパーランでクラウン取ったばっかりのお方なんですけどね。~o~

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2017年3月19日 (日)

卒業続く日

 昨日は娘(仮称ケミ)の卒園式でした。
 
 前日からお義父さんとお義母さんが我が家に来てくれて、五人で出かけました。ジジババ大好きなケミさんはそれだけで大興奮。
 
 式は滞りなく行われました。こうして式を眺めていると入園式が思い出されます。あの時のいたいけな幼児たちが卒園して小学生になるのかぁ。
 
 ウチの子だけでなく、同じクラスの子が驚くほど成長しています。内気なAちゃんもお調子者のS君も、立派に壇上に上がり卒園証書を受け取っています。うーーん、立派なモンだ。
 
 P10804332 卒園児たちが描いた園舎の絵が飾られていました。ウチのケミさんの絵です→。クレヨンを混ぜてちょうど良い色合いに仕上がっています。
 
 卒園式の後はお別れ会だの謝恩会だのと続き、全てセレモニーが終わったのは、夕方の五時頃でした。
 
 そこから、我が家は帰宅して車に乗り、八海山へ。十時過ぎに八海山到着。常連さん達が愚妻Yのクラウン合格を祝ってくれました。これも、まあ、卒業式みたいなモンだな。~o~

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2017年3月18日 (土)

田沢湖のオマケ

 田沢湖でクラウンのオマケにやった試乗のレポです。オガ板三本、じっくり試乗させてもらいました。例によって、アンチオガ体質なので、そこのところはご承知ください。試乗日は3/11&13で、どちらもピシっと圧雪されたキレイなバーンでした。
2017031311280000
 
・OGASAKA TC-LC GR585  182cm R=23 108-67-89.5
試乗日3/11&13
試乗場所 田沢湖国体コース&ぎんれい第二コース
 
 持って重いが、履くとさほど重さを感じない。昨年野沢で試乗したTC-LHの後継機種。サイドカーブが変更され、サンドイッチ構造になっています。
 
 まず、デザイン。愚妻Yと娘(仮称ケミ)に好評でした。ケミさんは「オーロラみたい」と言ってました。オガ板がデザインでYに褒められるのは大変珍しく、ここは今年のモデルのポイントかと。~o~
 
 正直言って、サンドイッチになった効果というのはわかりません。LH同様に、何でもできる感のある扱いやすい板です。中~小回りのし易さはオドロキですが、特に、優れていると感じたのは、ハイスピードの大回り中に谷回りを作りやすいこと。谷回りで板を動かし易いとはこういうことかと体感できました。これは、技術選予選などでは武器でしょうね。
 
 ただし、初速を得られないと踏み外しなども出易く、テククラ等の検定バーン程度だと使いこなすには技術が必要かと思いました。少なくとも、ワタシと同程度の技術だとクラ検定などで使用するのはリスクがある気がします。やはり、地区予選や全日本に限定された技術選専用機なのかしらん。
2017031313280000
・OGASAKA TRIUN GS-M GR585  180cm R=21.4 112-70-95
 
試乗日3/11
 
試乗場所 田沢湖国体コース&ぎんれい第二コース
 
 持って重く履いても重いです。いわゆるなんちゃってGSですが、基礎大回りとして優れていると思いました。マジ、こいつなら来期のワタシ自身の大回り板として購入候補の上位に入れても良いです。
 
 TC-LCほどではありませんが、谷回りを作りやすく扱いやすいです。それでいてしっかり感があり、TC-LCでは起こりやすかった低速時の踏み外しもないのは、トップ112のおかげでしょうね。
 
 コイツなら、テククラ検定の大回り用としても使えると思います。ただし、この重さだと、女性でテク受験は厳しいかも。女性はクラ受験以上、男性ならテク受験から地区予選までにおススメ。
 
 
2017031309440000
・OGASAKA TC-MC FL585  172cm R=18.1 113-69-96
 
試乗日3/13
 
試乗場所 田沢湖国体コース・ぎんれい第二コース・駒ヶ岳第三コース
 
 持って重く、履いてやや重い。コイツの系統は、三年前にMZを試乗しています。
 
 ぎんれいクワッド降りて、次のぎんれい第三リフトまでの短いコースを滑ると「なんだこの中回りのし易さは!快感度高いじゃん」と感じさせられる。確かに中回りは抜群だと思う。
 
 しかし、国体コースを娘(六歳)とかっ飛ばしの大回りをしてちょっと驚きました。高速大回りは怖いです。マジでバタつきます。ウチの六歳児はキッズ板で何事もないように滑ってる程度のスピードなんですけどねへ。~o~;;
 
 駒ヶ岳第三のコブラインにも入ってみました。直前にちょっと腰を痛めたせいもあり、本気のコブ滑りはし難かったのですが、でも、コブは向いてない気がします。これは多分MZの時と同じですね。先落とししたトップが食ってくれない感じ。
 
 中回りの快感度から言って、コブの少ないゲレンデを普通のスピードで滑る分にはキモチ良い板なのだと思う。しかし、オールラウンド板としておススメするのはどうか。ちと疑問を感じてしまった。まして、テククラ検定や地区予選では・・・。
 
 検定バーンにもよるが、テクの大回り程度のスピードなら支障はないのだろう。しかし、これ一本でクラウンはかなりシンドかろう。地区予選では出る幕が無いですね。
 
 オールラウンドというより、「高性能中回り専用機」という印象でした。コブに入らずハイスピードも出さない人には快感度の高い板としておススメできます。しかし、この板を乗りこなす技術を持っていてコブに入らずハイスピードを出さないって人がいるのかどうか、ちとワカリマセン。 ~o~;; 

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2017年3月17日 (金)

醒めやらぬ理由

 秋田から帰京して四日も経つのですが、いまだ我が家は田沢湖のシアワセな夢から醒めやらぬ状態です。
 
 もちろん、愚妻Yのクラウン合格がその主な理由ではありますが、それを除いても田沢湖はヨカッターの思いが離れません。
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 まず、何と言っても宿、特に食事です。二日目の夕食←とそのお品書き→。
 
 P10803971_2ローカル色の濃いメニューでした。Yは「田舎風がっこの盛り合わせ」に感激していましたが、ワタシは、「八幡平ポーク」も「きりたんぽ鍋」も美味しかったし、「田沢湖産虹鱒の作り」も・・・甲乙つけがたく美味かったー。~o~
 
 三日目の「稲庭うどん」と「田沢湖名物山の芋鍋」も美味しかったけど、写真はしつこくなるから割愛します。
 
 こちらの食事は、品数が豊富な割に、気付くとペロッと食べています。胃の負担になる揚げ物がないためかもしれません。女性と熟年向けだと思います。何種類か置いてある地酒にも合うから日本酒好きの熟年にはたまりマセンね。~o~
 
 Yは、今まで泊まったスキー宿で最高に美味しかったと言っています。ワタシ的には、ニセコのオーベルジュ・ド・Fらいぱぁんと並ぶかなと。
 
 もちろん、我々が泊まれる値段(実質一泊二食8000円以下)でということですが、洋のFらいぱぁん、和のS季彩は夕食の美味しいスキー宿の両横綱でしょう。これに朝食の要素を加えると、「幸せの朝食」丸沼のKのみてらすさんが張出横綱ってとこかな。
 
 美味しいと言えば、田沢湖はゲレ食も美味しいです。しかも、お値段リーズナブル。レストランしらかばの「焼きチーズカレー」なんて一人で食べきれないほどのボリュームがあります。
2017031312550000
 ワタシが最終日に食べた「エビちゃんラーメン」はラーメンに海老ギョーザが入って750円←。かなりイケました。ちなみに写真は食べかけです。
 
 田沢湖の最終日は快晴でした。はるか南に鳥海山が遠望できました。月曜とあってゲレンデはガラガラ。しかも軽い雪にピシッとピステンが入っていました。我々は午前中ここを滑って帰京したのですが、この半日は鮮烈でした。
 
 田沢湖のメインコースである国体コースは、超幅広の上に適度にうねった中急斜面で、かっ飛ばしに最適なんです。快晴絶景の広大な国体コースを三人でかっ飛ばしまくりました。いやー楽しかったー。
2017031310390000
 
 国体コースをかっ飛ばすケミさんです→。バックに鳥海山が見えているはずなのですが、 ちょっと写真だと確認し難いですね。
 
 数本滑った後、ケミさんが「上から下まで三人できょうそうしよう」と言い出しました。
 
 スキーをしない方のためにちょっと説明しておくと、スキーというのは速く滑るためには、技術もさることながら体重が必要です。板を雪面に強く押し付けた方がスピードが出るのです。だから体重の軽い子供はどんなに技術が優れていても大人には勝てないものです。
 
 例えば、昔、ワタシは後にインターハイで優勝することになる小学生と同じレ―スに出たことがあります。その子は小学生の時から圧倒的に上手かったのですが、タイムはヨタヨタ滑ったワタシが優りました。まあ、そういうものです。
 
 従って、いくら上手いとは言え、体重18kgの六歳児ケミさんは体重60kgのワタシに勝てる道理がありません。ところが・・・。
 
 けっこういい勝負だったんですねー。驚きました。ワタシが本気の大回りをして先行するケミさんを抜いても、急斜面を降りて振り返るとケミさんはすぐ後ろ。たちまち抜き返されます。おまけにこの子は緩斜面になるとクロ―チングを組むのですが、これが速い。~o~;;;
 
 数本、上から下まで「きょうそう」しました。最後にはワタシも緩斜面で奥の手のクロ―チングを出してようやく同着に持ち込みました。この数本の「きょうそう」で、ケミさんは飛躍的に上手くなったんじゃないかと思います。こんな所を何日も滑らせたら、子供は上達するだろなー。
 
 ちなみに、この時ワタシの使った板は、田沢湖SSにある小賀坂スキーセンターの来期テストスキーでした。一日1000円で何度でも取り換え可。良い試乗ができて、試乗マニアのおとーさんは満足度大アップでした。近々レポート書きます。~o~

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2017年3月16日 (木)

出藍の戴冠~内弟子Yの卒業

 内弟子Yのクラウンプライズ挑戦は成功しました。秋田県では合格証はその場渡しではなく郵送なので、Yクンもピンと来なかったようです。ワタシもやはりしばらくピンと来ませんでした。
 
 ビデオを見直してみて、改めてたいしたものだと思いました。特に、整地小回りは良い出来でした。プレターンから最初のストックを突いて谷回りに入るところが素晴らしいです。体を次のターンインサイドに落とし込んで板の表側が下から見えます。
 
 おそらく、この瞬間にYの合格は半分決まったんでしょう。
 
 コブに関しては、頑張ってはいるものの、まだケチのつけようがあります。しかし、整地種目はもう明らかにワタシより上です。その整地の滑りをして、なお合格が危うかったのですから、田沢湖のジャッジはかなり辛めだったとも言えます。本当に合格は幸運でした。
 
 その幸運の合格がコブで決まったのは、考えてみると、彼女らしい合格の仕方でした。なにしろ初級者の頃は、「コブ好き女K嬢」だったんですから。初級者の頃から恐れずひるまず、むしろ喜んでコブに挑み続けて蓄積された物が、黒森のコブの最悪の悪雪の中で花開いたということなんでしょう。
 
 ワタシがスキーを教え始めて十年、内弟子となって八年復活の日から六年テクニカルから四年後のことでした。テクニカル合格からは、ほぼケミさんとともに滑っていました。
 
 多分、Y個人には苦しい四年間だったかもしれません。テクニカルまでが順調だっただけに。昨シーズンなどは期待されては落ちまくりそのたびに泣いてましたからねえ。
 
 しかし、昨シーズン、落ちるごとに一つずつステップを上がって力を蓄えていました。今や、誰が見ても立派なクラウンの実力です。藍より出でて藍より青くなりました。もう「弟子」呼ばわりもできませんので、これからは敬意を込めて「愚妻Y」と呼ぼうと思います。~o~
 
 合格の決まった夜は、宿に帰って祝宴でした。ずっと彼女に渡そうと思って用意していた物がありました。彼女にとって最高のクラウンです。
P10804111
 
「ままおめでとう。クラウンかぶってね。」~o~→
 
 実は、前回のブランシュの前に用意していて渡せなかったものです。秋田まで持って行って最後にケミさんが組み立てて隠していました。突然、ケミさんから冠を頭に載せられて、Yクン、あまりのことに大爆笑の秋田の夜でした。「アタシが死んだらコレ棺桶に入れてクダサイ!」だと。~o~~o~ 

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2017年3月15日 (水)

出藍の戴冠~合格鬼のごとし

 クラウン検定の最後の種目はコブでした。田沢湖では、コブ種目は黒森ゲレンデのモーグルコースを使います。このモーグルコースはモーグルWカップでも使用される常設コースで、検定では第一エアと第二エアの間のミドルセクションを使用します。
 
 リズムの良いラインが三本ついていますが、山に向かって右側のコブはピッチが長く、前日の事前講習ではもっぱらそこを使っていました。普通の基礎スキーヤーはそこが滑りやすいということなんでしょう。
 
 ところが、Yは、このピッチの長いコブが苦手で、前日の練習では悪い癖の右外足ズリズリパターンがまた顔を出していました。ちょっと困っていたら、Yの方から「真ん中のラインに行きたいデス」と言い出しました。真ん中は細かいリズムのコブで深そうだし、どうかなー。
 
 と思ってまず試しにワタシが滑ったら意外と楽でした。どうやら、我々が普段練習している八海山エキスパートの最後の壁に近い感じで、しかもリズムが良いラインです。こりゃイケると、Yに滑らせてみたら、案の定上体もスタンスもピシッとブレない見事な滑りをしてきました。
 
 前日にそんなことがあって、Yは真ん中のラインを選ぶと決まっていました。ところが、検定バーンに受験者が行ってみると、前日の事前で使っていた右側のラインがコース整備のため使えなくなっています。やむを得ず検定は真ん中と左のラインで実施ということになり、結果的には、全員が真ん中を選びました。この時には分らなかったのですが、これがYクンには大変な幸運でした。
 
 検定は、まずテクニカル受験者から始まり、ローテーションの関係でYはクラウンの最終滑走者になりました。これも大変なラッキーでした。
 
 検定が始まると、テクニカル受験者の皆さんは次々にバタバタと転倒しました。下で見ていた我々サポートの人間は、今回のテクニカル受験者はよほどコブが不得意なのかしらんとノンビリしたことを考えていました。
 
 しかし、実はそうではなかったんです。後で内弟子Yに確認したのですが、コブラインはコロコロが散乱した悪雪で、とてもではないけれど、テクニカル受験レベルで手に負えるコブではなかったらしいんです。テク受験者には大変気の毒な状況でした。
 
 というわけで、三人のテクニカル受験者の方は全員何度も転倒して玉砕。その頃になってようやく我々は、この斜面の難しさに気付きました。Yを除くクラウン受験者三人のうち一人もアウトして転倒。残りの二人の方も苦労の末にやっとのことで滑り降りてきました。そうして、最終滑走者Y、スタート。
 
 最初の何ターンか、良い感じで滑ってきます。その時に、ジャッジの方の一人が、すぐ傍でビデオを撮るワタシの耳に辛うじて聞こえるような小声でボソッとつぶやきました。「おっ!上手い」。しめたっ!~o~
 
 ところが、Yクンも数ターンで悪雪につかまり、右足のスタンスが乱れてズリズリパターンになりかかります。やべー。
 
 そこを何とか立て直そうとするY。その時に再び、さっきのジャッジの方がボソッと「うん、上手い!」。よしよし。
 
 結局、Yも後半はほとんど右足ズリズリパターンになり、やっとのことで降りてきました。さて、これで判定やいかに。果たして、ジャッジの方がこの悪雪をどこまで配慮してくれるかに合否はかかってきました。
 
 検定後、Yは、やれることはやったという顔でサッパリしていました。ワタシの方がむしろドキドキだったかもしれません。発表まで三人で滑りに行きました。ところが、滑り出そうとする我々の前で空を覆っていた雲が切れ、陽光が差してきます。いやー、吉兆とはこのことか。~o~
 
 結局、Yの結果は→20170312110500001でした。大回りも総滑も厳しく見られてます。それに対してコブは悪雪を最大限に考慮してくれていました。よかったー。~o~
 
 将棋の格言で、「勝ち将棋鬼のごとし」というのがあります。勝負に勝つ時には、偶然も含めてすべての手が恐ろしいほど有効に働くという意味です。これに倣っていえば、「クラウン合格鬼のごとし」。
 
 もし、悪雪になっていなければ、Yに82点を出せたかどうかわかりません。また、右側のコースが整備中でなければ、他の方が転倒しなかったかもしれず、それではジャッジもあれほどに悪雪を考慮してくれなかったかもしれません。他の受験者の方があれほど苦労してくれたので、幸運なことに最終滑走者となったYの滑りが引き立ったということもあります。
 
 また、検定バーン全体が我々の練習していた苗場や八海山のバーンに似ていたということ、前日に真ん中のコブラインを滑ってポジティブなイメージを持てていたことも最後の頑張りにつながりました。
 
 全ての偶然がYを受からせるために働いてくれました。素人がクラウン合格するというのは、結局こういうものでしょう。ワタシの時もそうでした。
 
 しかし、その幸運を呼び込んだのはYの実力です。苦手の硬い雪での大回り系を最小限の失点でまとめ、小回りで合格点を出し、そして、コブでは悪雪の中を最後まで諦めなかった。その自助努力に天祐があったということでしょう。

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2017年3月14日 (火)

出藍の戴冠~雪質の落とし穴

 「明日また」などと書いておいて、一日過ぎてしまいました。昨日、秋田から帰ってきたので。~o~;;
 
 日曜の田沢湖は、一日快晴の予報でした。しかし、朝、ゲレンデに出てみると曇っています。例によって、手続き問題をクリアした後、アップのために「ぎんれいクワッド」のコースを滑ってみると、キレイに圧雪された素晴らしい雪です。うわー、こりゃアクシデントは起こらないだろー。Yが気持ちよく実力発揮してくれれば・・・。~o~
 
20170311092100001  と思ったのですが、集合後、検定バーンの黒森ゲレンデ→を滑って、ちょっとイヤな感じがしました。
 
 事前講習を見ていて、検定が黒森で行われそうだというのが判り、前日にそこを何本も練習していました。黒森の最初の急斜面を三分の一ほど降りたところがスタートらしいことも分かっていました。そこは、我々がいつも練習している苗場第三ゲレンデにとてもよく似た斜度、雪質でした。ラッキー。
 
 ところが、この日の黒森のバーンは、確かにキレイにピステンが掛かっているのですが、「ぎんれいクワッド」側と黒森ゲレンデは斜面の向きが違うからなのでしょうが、表面が微妙に硬く凍っていてピステンの跡が引っかかります。こりゃ、谷回りが作りづらいし、小回りは捻り回しに脚力がいるかも・・・。
 
 Yに一言アドバイスしようかと思って躊躇いました。Yはネガティブなイメージを持ってしまうと実力の出せないタイプです。ここは、黙って送り出そう。
 
 と思ったのですが、実は、Y自身もインスペクションで滑りづらさを感じていたそうです。まあ、そりゃそうだろなー。~o~;;
 
 最初の種目は大回りでした。最初のターンから、硬いピステン跡に外板が叩かれているのが判ります。そのためか、第一ターンでやや外足に乗り切れず、スタンスが微妙に乱れました。しかし、何とかまとめてゴール。うーーむ、Yの最高の滑りではないけれど、まあまあかな。こちらの採点では希望的観測で80点。
 
 続いて、整地小回り。これは、Yクンの得意種目です。硬いバーンにも関わらず、最初のターンから、谷回りをキレイに作れています。今年取り組んだストックワークの改善が上手く機能しました。Yのベストよりはやや腰高だったかもしれませんが、まあまあでしょう。こちらの採点ではこれまた80点。
 
 第三種目総合滑降は、これまたYの得意種目。初速をもらったら、思い切ってやりたいことをやってくるように指示して送り出しましたが、内心、例の引っかかる雪質が気になっていました。
 
 第一ターンでやはり外足が叩かれ、今一つ踏み切れません。そこから、Yクン得意のリズム変化。今年の二月以降、Yはこの部分で長足の進歩を遂げました。ギルランデの後、自在に中回りを入れます。よしっ!最後の大回り・・・に入るはずの左ターンでやはり外足が引っかかり、グラッとしました。うわー、まさにジャッジの目の前です。やべー。~_~;;;
 
 うーーむ。この種目で加点しておいて欲しかったのですが、こりゃ、79点かもしれません。このままだとコブでのスーパーランが必要になります。
 
 長くなったので、また明日。

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2017年3月12日 (日)

出藍の戴冠

 今日、内弟子Yが秋田県田沢湖会場でクラウンプライズテストに合格しました!
 
 田沢湖に来ていたのは、昨日書いたように二十年来のワタシの「願い」でした。当初、ここでクラウンを受験する予定ではなかったんです。旅行の日程が決まってから、ネットを見て、「あら、田沢湖でクラウンやってる」。
 
 その時はブランシュで受かる予定だったのですが、ブランシュがあんなことになったので。
 
 以前、クラウンは、「『受かってもおかしくない』レベルになってから、何年か受けているうちに、何かの種目で81点以上が出るようになると合格します」と書いたことがあります。今年の内弟子Yは全ての種目で81点を出せる技術を手に入れていました。合格は時間の問題のはずでした。
 
 しかし、それでも、いくつもの幸運に恵まれての合格でした。最大の幸運は、この日程で田沢湖に来ていたことでしょう。「願い」あっての大願成就というわけですが、その辺りのことは明日また。
 
 今は祝宴の最中なので。~o~

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2017年3月11日 (土)

「願い」の叶う日

 昨日は東大京大などの合格発表の日だったのですが、別に、その「願い」ではありません。
 
 今から二十年前、中年の入り口に差し掛かっていたワタシは、あるスキー場に行きある宿に泊まって、「いつかスキーをする女の子と一緒にこういう所へ来たいモンだ」と思いました。当時、付き合っている女性もいませんし、サエない中年の予備校屋にとっては、「憧れ」や「夢」に近い「願い」でした。
 
 そして、とうとう、昨日、その二十年来の「願い」が叶いました。まあ、「女の子」というのが、アラフォーと幼児だったりしますが・・・。~o~;;
 
 というわけで、昨日から秋田県たざわ湖スキー場に来ています。天候は曇り時々雪。薄日が差すこともあり、おおむねスキーしやすい天候でした。
2017031013310000
 
 こちらは、非常に眺望の良いスキー場で、その点では残念な天候なのですが、それでも「ぎんれいクワッド」降り場附近から見える田沢湖は見事です→。
 
 さほど気温が下がらず、雪はやや湿雪。越後と変わらない優しい雪です。普段は多分、もう少し軽いんだと思います。
 
 平日とあって兎に角空いていました。「八海山より空いてるスキー場ってあるんですネ」とは内弟子Yの言葉ですが、八海山どころではなく空いてます。広大なゲレンデに人がポツリポツリといる・・・かなー、くらい。
 
 そのため、一昨日から昨日にかけて降った雪がノートラックのまま随分残っています。そこを内弟子Y、娘(仮称ケミ)とともにかっ飛ばしました。
2017031015510000_2
 
 
 ケミさん、最初こそ重い新雪につかまってコケたりしたのですが、最後には非圧雪の水沢チャンピオンコースをYとともに快走←。
 
 バラバラ雪先生が彼女に何かを教えてくれたかもしれません。~o~
 
 滑った後は、水沢温泉の宿「S季彩」 です。いやー、二十年ぶりですが、施設が若干古くなった他は、以前の通りです。素晴らしいお風呂と気配りと料理。
 
 P10803932一品一品気合の入った本格的な和食です→。
 
 
P10803941_2
 写真だと判りにくいと思うので、お品書きも載せておきます。これ、ホントに素晴らしい内容なんです。内弟子Yは蕗の佃煮と鮭の醤油糀焼きが気に入ったそうですが、ワタシは桜海老釜飯が最高だったと思います。いやホントに美味い。
 
 グルメのケミさんは、「目の前にご飯の世界が広がってるみたい」だそうで。~o~
 
 これでリフト券付プランだと申し訳ないほどお安くなります。 貧乏性内弟子Yは大満足。
 
 Yとケミさんが大満足してくれて、ようやく二十年来の宿願を果たせた気になりました。~o~ 

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2017年3月10日 (金)

小金井でよかった

 この季節は、毎年、夜だけ高校生の仕事の日が何日かあり、そうなるとスキーに出掛けられません。
 
 昼は自宅にいて、夕方になって校舎に出掛けるのですが、毎年この季節には、出勤時に寒い思いをしてきました。まあ、そういうモンだよと思ってきたのですが・・・。
 
 今年は出勤時にあまり寒さを感じません。今年の三月が特に温暖なわけではなく、小金井って暖かいのかしらんと思ったのですが、単に八王子の夕方が寒かっただけなんでしょうね。八王子は盆地なので、昼夜の寒暖の差が激しいはずですから。
 
 毎日、出かけるたびに小金井で良かったと痛感しています。~o~
 
 それと、やはりこの季節の悩みの花粉症も、いくーらかマシみたいです。やはり八王子は花粉のメッカですから。
 
 我々にも少し楽なのですが、まだ花粉症を発症していない娘(仮称ケミ)にとっては、小金井に転居して良かったかもしれません。あのまま八王子にいたら、小学校のうちには間違いなく発症していたでしょうけど、花粉ジゴクから逃げ出しちゃったので発症しなくて済むかもね。
 
 もっとも、スキー○鹿の両親が杉の木だらけのスキー場に連れて行ってますから・・・ねぇ。~o~;;;

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2017年3月 8日 (水)

1000兆点ふたたび?

 今日は娘(仮称ケミ)の保育園最後の遠足の日でした。
 
 例によって、お弁当コンプレックスの内弟子Yは、何日も前からウンザリ顔でした。今朝は4時50分に目覚ましを鳴らして起床。覚悟を決めてのお弁当作りでした。
P10803892
 
 結果、なかなかお見事な物が出来上がりました→。
 
 から揚げとカニカマ入りの卵焼き、細切り人参の塩昆布炒めとパイナップルを入れて、オニギリにはラップしてリボン付き。可愛くまとまってます。箸もこの日のために新しく用意しました。
 
P10803921
 起床したケミさん大喜び。自分でナプキンにくるんで、撮影も自分でしました←。
 
 昼食に持って行った物の余りをいただいたのですが、Yの料理にしてはイケてるんじゃないかな。
 
 昨年の1000兆点の再来かと期待したのですが、帰ってきたケミさんに点数を聞いたところ、嬉しそうに「アマノジャクだと零点!でも普通に言うと1000万点!!」とのこと。
 
 昨年より四桁ほど採点が辛かったことは、ケミさんには内緒にしときましょう。~o~;;;
 
 今日弁当作りの後、確定申告も提出して、Yクン、厄介ごとを全て片づけました。後は、最後に残された難関を、早いとこ突破してくれー。~o~

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2017年3月 6日 (月)

二人タクヤとそれぞれのエキスパ攻略

 一昨日の土曜は八海山でした。八海山は晴れのち曇り。午後は雪がチラつきました。
 
 内弟子Yに残された最後の課題、長い軸を作る大回りとコブのトレーニングをしました。長い軸を作るためにやらせたのは、山タク直伝の「足裏感覚と連動した大腿のしぼり」のトレーニング。
 
 なるべく上体の重みをストレートに足裏に伝えるように意識して大腿のしぼりだけでターン。最初は浅いターンから次第に普通のターンーとつなげていきます。
 
 ほほう、Yクン、少し滑りが変わってきたか。
 
 続いて、コブは松タク直伝のコブのための整地トレーニング。特に、脚を曲げて切り替える小回りBでコブをイメージさせ、さてコブのエキスパートコースへ。
 
 エキスパートでもすぐにコブをガンガン行かせるのではなく、娘(仮称ケミ)の前を見本として滑らせてみました。ケミさんへの見本ですから、丁寧にスピードコントロールしながらターンしなければなりませんし、むやみにラインを外せません。
 
 結果、ケミさんの方はもの凄くコブが上手くなりました。~o~
2017030413200000
 
 実は、エキスパートのコブラインを板を揃えて滑るのは初めてだったのですが、最後には、板を揃えてエキスパートを完走しました→。しかもポジションが安定しています。やっぱり子供はコブが上手くなるんだよなー。
 
 んで、もちろん、内弟子Yも何かをつかんだ模様。ケミさんを滑らせ過ぎないようにドリンク休憩に入らせ、Yだけ数本エキスパートを回らせたのですが、ほとんどアウトしなくなったとのこと。
 
 Yは弱点と思われたことをほぼ補完しつつあります。あとは・・・メンタルかな。~o~;;

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2017年3月 4日 (土)

続ありがとうと涙のひな祭り

2017030116060000  昨日の三月三日は娘(仮称ケミ)の保育園もひな祭りでした。ケミさんの保育園も神社でやっているのですが、イマドキ話題の幼稚園と違って、神道の押し付けは皆無。いろんなことをやってくれて助かります。→はケミさん制作のお雛様。
 
 ひな祭りのお給食は特別メニュー「みんなの好きな物バイキング」だったのだそうで、ケミさんもゴキゲンでした。
 
 ところが、お昼を食べ過ぎたらしく・・・。我が家の夕食もひな祭りで、貧乏性内弟子Yが清水の舞台から飛び降りてケミさんの大好きなお寿司を購入してきていました。ケミさん大喜びで食べだしたのですが、昼に食べ過ぎたせいか意欲ほどには食が進みません。
 
 大好きなマグロを食べるのに時間がかかり、最後に残した一番好きな海老をなかなか食べられません。なかば呆れた内弟子Yが、「食べないんだったら、ママ食べちゃうからね」と取り上げると・・・。
 
 ケミさんの目からブワッと涙があふれ出しました。あははは。
 
 食べるのがゆっくり過ぎるのは困るけど、泣く程食い意地が張ってるのは結構なことだと思います。最後には、海老を一口に頬張り、目を白黒させてました。~o~
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 さて、ワタシの方は、内弟子Yの見つけて来てくれた酒屋さんで購入したお気に入りの酒で晩酌。左は福島県花泉酒造さんの「ロ万」。「ロ万」は知っていたのですが、花泉さんだったんですね。品の良い甘さの良い酒です。
 
 真ん中、和歌山県平和酒造さんの「紀土 純米大吟醸 山田錦」。非常に完成度の高い吟醸酒です。内弟子Yは「すごくまろやかデス」と言ってました。この値段ではほとんどルール違反のハイスペック。
 
 右は新潟県加茂錦酒造さんの「荷札酒 紅桔梗 純米大吟醸」。キリッとした酸の刺激が鮮やかな紅のイメージ。んまい!
 
 みんなシアワセなひな祭りでした。~o~

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2017年3月 1日 (水)

ぶらんしゅ雑感

 内弟子Yという女は、物事のえり好みが激しく、一度ネガティブな印象を持ってしまうとなかなかそこから抜け出せません。それゆえ我が家がブランシュたかやまスキー場を再訪することはしばらくないでしょう。
 
 しかし、ワタシ的にはブランシュはちょっと気に入りました。なかなかユニークです。そこで、ブランシュのことを思い出すままにいくつかご紹介します。
 
 まず、雪質ですが、あの車山の近所なので硬いだろうと思っていたのですが、予想を超えて硬くて驚きました。しかし、これは我々の行った時期の問題らしく、一月に行けばそんなに硬くもないらしいです。リフトに乗り合わせたパトの話によると、二月中旬くらいから寒暖の差が出て来て、暖かい日の後に寒気が来ると氷の山になるのだとか。
 
 スキーヤーオンリーというのがブランシュの最大の特徴なのですが、これも雪質に関係しているでしょう。ブランシュは雪質が硬い上に適度な緩斜面がなく、一番下が子供しか滑らない超緩斜面。一つリフトを上がると森に囲まれた細長い中急斜面のコースになります。
 
 一番下はボーダーには斜度が無さ過ぎて難しく、その他は雪が硬すぎてアルペンボーダー以外のボーダーは木の葉落としをせざるを得ず、ただでさえ硬い雪をさらに磨いてしまいます。つまり、ボーダー解禁にすると、常時ツルツルの氷の山になってしまうということ。
 
 逆に言えば、そういうゲレンデなのでボーダーは解禁になっても来ないでしょう。ボード禁止は、ブランシュにとっては必然の選択なんだと思います。
 
 ボード禁止のためなのか、ブランシュは家族連れと年配者が多く、そのせいかリフト係さんも食堂の人も子供に優しいです。うちの娘(仮称ケミ)などは、リフトに乗るたびにリフト係のおじさんに声を掛けてもらってました。この点は内弟子Yも賞賛していました。
 
 コース的にもなかなか面白いゲレンデで、特にパノラマコースはうねりのある中急斜面で硬い雪が嫌いでなければ楽しいです。ただし、ポールがセットされてクローズドされていることが多いのが難点。
 
2017022615320000  今回の検定は八重樫圭一ナショデモ←が前走してくださいました。ナショデモの前走ってずいぶん贅沢です。しかも、八重樫さん、なかなかナイスガイらしく、テクニカルとクラウンの前走をレベルに応じて滑り分けてくれました。講評も親身で丁寧、しかも若くてイケメン。今回の検定にネガティブな印象しか持っていないYクンも激賞していました。この人にはちょっと教わってみたいかも。
 
 今回利用した宿は、サケマス類のラテン語名である「Sモニダエ」さんでした。こちら、なかなか良い宿です。釣りマニアのオーナーと料理好きの奥さんでやっていらっしゃるのですが、二人ともフレンドリーで話し好き。
 
P10803861
 →は平日の夕食です。一見ボリュームがあり過ぎるように見えますが、野菜が多いので、意外にペロッと食べられます。右下はオーナーの釣ったイワナの塩焼き。
 
 多分、食事のクォリティは丸沼のC屋さんあたりに匹敵するのではないかと思います。
 
 欠点はトイレがウォシュレット化されていないことと乾燥室かな。年配の方や家族連れにはおススメの宿です。多分、今度のスキー宿ミシュランに入ってくるでしょう。

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