ぶらんしゅ雑感
内弟子Yという女は、物事のえり好みが激しく、一度ネガティブな印象を持ってしまうとなかなかそこから抜け出せません。それゆえ我が家がブランシュたかやまスキー場を再訪することはしばらくないでしょう。
しかし、ワタシ的にはブランシュはちょっと気に入りました。なかなかユニークです。そこで、ブランシュのことを思い出すままにいくつかご紹介します。
まず、雪質ですが、あの車山の近所なので硬いだろうと思っていたのですが、予想を超えて硬くて驚きました。しかし、これは我々の行った時期の問題らしく、一月に行けばそんなに硬くもないらしいです。リフトに乗り合わせたパトの話によると、二月中旬くらいから寒暖の差が出て来て、暖かい日の後に寒気が来ると氷の山になるのだとか。
スキーヤーオンリーというのがブランシュの最大の特徴なのですが、これも雪質に関係しているでしょう。ブランシュは雪質が硬い上に適度な緩斜面がなく、一番下が子供しか滑らない超緩斜面。一つリフトを上がると森に囲まれた細長い中急斜面のコースになります。
一番下はボーダーには斜度が無さ過ぎて難しく、その他は雪が硬すぎてアルペンボーダー以外のボーダーは木の葉落としをせざるを得ず、ただでさえ硬い雪をさらに磨いてしまいます。つまり、ボーダー解禁にすると、常時ツルツルの氷の山になってしまうということ。
逆に言えば、そういうゲレンデなのでボーダーは解禁になっても来ないでしょう。ボード禁止は、ブランシュにとっては必然の選択なんだと思います。
ボード禁止のためなのか、ブランシュは家族連れと年配者が多く、そのせいかリフト係さんも食堂の人も子供に優しいです。うちの娘(仮称ケミ)などは、リフトに乗るたびにリフト係のおじさんに声を掛けてもらってました。この点は内弟子Yも賞賛していました。
コース的にもなかなか面白いゲレンデで、特にパノラマコースはうねりのある中急斜面で硬い雪が嫌いでなければ楽しいです。ただし、ポールがセットされてクローズドされていることが多いのが難点。

今回利用した宿は、サケマス類のラテン語名である「Sモニダエ」さんでした。こちら、なかなか良い宿です。釣りマニアのオーナーと料理好きの奥さんでやっていらっしゃるのですが、二人ともフレンドリーで話し好き。
→は平日の夕食です。一見ボリュームがあり過ぎるように見えますが、野菜が多いので、意外にペロッと食べられます。右下はオーナーの釣ったイワナの塩焼き。
多分、食事のクォリティは丸沼のC屋さんあたりに匹敵するのではないかと思います。
欠点はトイレがウォシュレット化されていないことと乾燥室かな。年配の方や家族連れにはおススメの宿です。多分、今度のスキー宿ミシュランに入ってくるでしょう。
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