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2017年4月29日 (土)

近時相談事事情

 一学期は昨日、第三週に突入しました。今の所順調です。

 

 今年は、親身になっての指導を基本方針としているためか、質問相談者が各校舎コンスタントにいます。そんな中でいくつか、今年目立つ傾向がありました。

 

 一つは、古文未修者。一昨日など一つの校舎で短時間のうちに三人も来ました。どうも今年は文転した受験生がかなりいるようです。社会の就職状況の好転が影響しているのかもしれません。
                                       
 文転した子に対するワタシのアドバイスは、およそ三点です。まず、最初のうちは授業で扱う基本文法の学習を徹底してやること。その際、授業にある程度任せてしまって構いません。こちらも一学期最初は、未修者でもついてこれるように指導していますから。

 

 次に、単語力の強化を急ぐこと。昨年も文系受験生だった生徒さんは、どんなにいい加減な学習をしていたとしてもある程度の量の古文を読んでいます。古文未修者との決定的な差異は語彙力です。そこの溝を早く埋めることが急務でしょう。

 

 最後に、小声で、「大きな声じゃ言えないが、去年から文系の子だって実はたいした実力ないから、大丈夫。ちょっとその気になって努力してくれればすぐに追いつくよ」と付け加えてあげます。未修者が焦って変な参考書などに手を出すとろくなことがないので。~o~

 

 今年の傾向としては、質問者の質が高いということもあげられます。テキストの現代語訳を持ってくる子の訳文に出鱈目が少なく、ひところに比べてしっかりしてます。コレは大変ありがたいことです。出鱈目の訳は見てて疲れるもの。
 また、「買ってはいけない」バナシに対して、高校で京○書房の文法副教材を使っていたという相談が減少しているのも喜ばしいことです。これは、ここ数年の傾向なのですが、今年は特に感じました。

 

 この文法副教材を使っていたという子には、この教材のどこが拙いのか説明したNG集のプリントをコピーして渡しているのですが、今年はコピー数枚で済みました。どうも、採用している高校がひところに比べて減っているかもしれません。

 

 しかし、依然として、「はじてい」の相談は多いんですけどね。~o~;;;

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2017年4月26日 (水)

いいこと いろいろ あいうえお

 娘(仮称ケミ)の小学生生活が順調です。毎日、学校に行くのが楽しくて仕方ないらしく、嬉々として登校しています。今週から給食も始まりました。
 
 給食が始まるについては、我々夫婦に一つ心配がありました。ケミさんは、元気だし良い子に育っていると思うのですが、時々食事に時間をかけ過ぎて、愚妻Yから叱責されていました。給食は20分以内と言われているけど、大丈夫かしらん。
 
 と思っていたのですが、ナント、今日で三日連続、自分の分をさっさと食べてお代わりをしたそうです。これには親のワタシもオドロキました。給食って美味しいんですねえ。
 
 もしかして、我が家の夕食より・・・。~o~;;;;;
 
 今さっき、ケミさんが宿題になっている国語の朗読をしてくれました。「あかるい あさひだ あいうえお。いいこと いろいろ あいうえお」
 
 ナルホド、小学校は良いこと色々ありそうだねえ。~o~
 
 ワタシの一学期も第二週目が順調に過ぎていきます。「買ってはいけない」のリピートも終了。少しずつテキストを進めています。昨年に続いて学習方針のプリントを出してかなり親身になっての指導を心掛けているためか、各クラスの反応もまあまあ。質問者も多く来ます。
 
 昨日は、そんな質問者の中に、「去年はX先生に教わっていました」という子がいて驚きました。某有名講師Xは、我々の業界では伝説の人です。このブログで何回か取り上げていますが、もう予備校では教えてないと聞いたのですが・・・。
 
 ナント、家庭教師をしてもらっていたのだとか。サイン本を持ってました。ビックリ。
 
 モチロン、去年教わったことは忘れた方が良いヨと親身になって指導しました。~o~;;;;

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2017年4月24日 (月)

「ひっこしてよかった」の二日分

 昨日は、本当なら奥只見のはずだったのですが、珍しい鬼の霍乱か、愚妻Yの体の変調で越後に行けませんでした。滑りたがりのYさん、嘆いたことはモチロンですが、恐縮することしきり。
 
 なにしろ、娘(仮称ケミ)が熱を出して滑れない時に、熱のある娘に対して「なんで熱なんか出すのよ!」と𠮟りつける人ですから、自分が原因とあっては、「アタシのせいで、ゴメンナサイ。ゴメンナサイ」の連発。~o~~O~
 
 大丈夫!キミ以上に滑りたがってる人間はいないから。~o~
 
 というわけで自宅でのんびりでした。Yは寝ているので、ケミさんを連れて小金井公園へ出かけました。
 
 まずは自転車。子供のサイクリングコースを離れて一般コースへ行ってみたのですが、ケミさん坂道を登れません。降りて押しなさいと言ったのですが、どうしても言うことを聞きません。
 
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 最後は、平らな所まで下がって、ワタシから立ち漕ぎを教わり、ようやく坂道クリア。得意そうに立ち漕ぎするケミさん→です。
 
 小金井公園では、ちょうど「こどもフェスタ」という催し物をやっていて、キックターゲットというゲームをケミさんがやりたがりました。距離をとって六球のサッカーボールを蹴り、縦三列横三列に空いた穴に入れてビンゴになると賞品がもらえるというのですが、見ていると、サッカー少年や大人でもなかなかビンゴが取れません。
 
 脚力もなくサッカーをしたこともない六歳児なんだから、一球でも穴に入ったらたいしたモンだろと思っていたら・・・。 ナント、PK職人遠藤保仁ばりの正確なコロコロキックで、次々と穴に蹴り込みます。一回も外すことなく一球残してビンゴ達成!
 
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 最後の一球を9番の穴に入れていたらパーフェクトのダブルビンゴになるところでした。賞品の金券を手に得意そうなケミさんです←。
 
 一体なぜこんなことが出来るのか、親のワタシにもわかりません。体幹が強いってだけで説明して良いのかしらん。
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 ゲームの後、ゲットした金券でたこ焼きを購入。アツアツのたこ焼きとオニギリの昼食を済ませ、「こどもフェスタ」の「ふれあい動物園」へ。まず、ここでポニーに乗りました→。
 
 お尻が温かかったそうです。~o~
 
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 続いて、ゲットした金券で動物ふれあいコーナーへ入場。我が家はペットを飼っていないので、動物とふれあう機会のないケミさんでしたが、時間をかけてヒヨコだのモルモットだのウサギだのを抱けるようになりました←。
 
 小金井公園からの帰り道、今日一日であったことを振り返って、「今日一日のことだなんて信じられないよ、二日分みたい」と喜んでいたケミさんでしたが、ワタシの自転車の後ろでシミジミと、「ここにひっこしてきてよかった」と言ってくれました。
 
 住宅ローンを抱えるパパは、その一言で何より報われたという気になりましたとさ。~o~

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2017年4月22日 (土)

オトナのためのテククラ合格講座~受験会場編

 テククラには昔、受かりやすいという噂の会場がありました。長野県が完全にスキー場別に検定を開催していた頃の話です。しかし、長野県も県連からジャッジが派遣されるようになり、以前ほど受かりやすい会場はなくなったようです。
 
 しかし、受かりにくい会場ならあります。難易度の高さを売り物にしている会場です。八方尾根はその代表でしょう。ワタシは何度かクラを受けに行ったことがありますが、クラの合格者をたまにしか見たことがありませんし、たまーに合格する人がいると、その人は八方のイントラで全日本に出場している人だったりしました。
 
 まー、ハッキリ言ってしろーとを合格させる気なんてないでしょう。少なくとも、普通のオトナが合格する会場ではありません。もちろん、難関に挑戦することが趣味の方なら受験を止めはしません。しかし、テククラを本気で取りたいオトナは避けた方が良いでしょう。
 
 では、どこが比較的受かりやすいか、愚妻Yの得点の変遷をもとに考えてみます。2015年春からのYの得点の変遷は以下の通りです。
 
      会場     整大  フリー  整小 コブ
 2015,3 八海山(県連)   79        79         79      79
 2015.4   鹿沢         79         79         79     79
 
  2016.2 野沢         80         80         80      79
 2016.2 富士見パノラマ    79         79         79      79
  2016.3 野沢          79         80        79      79
  2016.3 舞子(都連)     80          80        79      80
 
 2017.2  ブランシュ(都連) 79          80         79      79
  2017.3 田沢湖        79          79         80      82
 
 2015年の八海山を基準に考えてみます。八海山の検定は新潟県連主催でジャッジはデモまたはそれに準ずる方です。一番信頼でき安定していると考えられるからです。
 
 この時点でYは79オール。全ての種目で少し実力が足りなかったのでしょう。それが、2016年の「脱ど素人宣言」あたりで整地種目に関して著しく進歩しました。2016.2の野沢の整地種目で80が揃ったのはYの実力が整地の各種目一点分近く向上したからです。
 
 ということは、八海山の基準と野沢の基準はかなり近いものだったのではないかと思われます。
 
 これに対して、2016.2の富士見はいかに辛い基準だったか判ります。2016~17でYに一つも80を出さなかったのはここだけです。特にこの時のYは全ての種目で良い出来だったので、ジャッジの辛さが際立ちました。多分、八方尾根並みの辛さだったと思います。
 
 次の2016.3の野沢は、Yの出来が今一つだったことと悪雪が影響しましたので、まあ、こんなものでしょう。ワタシの見た感じでも野沢のジャッジは安定していたと思います。
 
 2016.3の舞子は、直前のケガの影響もあってYが整地小回りで大失敗をしています。逆に言うと、それでも他の種目で80が出ているのは、八海山≒野沢の基準からすると、微妙に甘かったのかもしれません。
 
 2017.2のブランシュは雪の硬さにヤラレました。ジャッジの基準も辛めだったとは思いますが、まあ、納得できます。八海山≒野沢の基準から見ても同レベルまたは、微妙に辛いかというところ。
 
 2017.3の田沢湖は、それまでの会場と比較すると整地に関してやや辛めだったことが判ります。2016.2から2017.3までの間にYのフリーに80を付けなかったのは富士見と田沢湖だけです。また、コブでいきなり82が出たのは、幸運もありますが、直前にコブで良いフィーリングをつかんで進歩していたことが大きいかと思います。
 
 以上を総合すると、
(八方尾根≒)富士見>田沢湖≧ブランシュ≧野沢≒八海山≧舞子
という感じでしょうか。
 
 ただし、舞子は、この年の雪不足で普段と異なる奥添知バーンを使用していたこともあり、普段の年もこの通りなのかは全く保証できません。しかし、辛すぎることはなさそうです。
 
 Yが受験した会場で言うと、テククラ合格を目指すオトナには、野沢・新潟県連(県連の会場は年によって異なる)・舞子あたりの難易度の会場が適しているかもしれません。ただし、自分の好みの雪質というものがありますので、そこを最大限に考慮するべきでしょう。硬い雪が好みの方に舞子は全く不向きでしょうから。
 
 昨日書いたように、オトナはコブを得意にするべきです。そして、コブが得意ならコブの深くなる会場の方が受かりやすくなります。コブが深くなるという点でも野沢・新潟県連・舞子あたりは期待できると思います。

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2017年4月21日 (金)

オトナのためのテククラ合格講座~マテリアル&トレーニング編

 マテリアルはオトナがスーパーキッズに対して優位に立てる数少ない要素です。スーパーキッズは親に買い与えられた道具を使っているだけだし、スーパーキッズの親達は、それほどマテリアルに詳しくないでしょう、多分。
 
 まず、試乗会に行って自分に合う板を手に入れましょう。その際、ここで勝負するつもりで頑張って御カネを出しましょう。それを躊躇する必要はありません。どうせ、スーパーキッズは親のカネでスキーしてるんです。我々オトナは自分で稼いだカネなんですから、いくら使ったって後ろめたいことはありません。オトナは経済力も含めて人間力で勝負です。
 
 もちろん、試乗会に行って気に入ったら、そのモデルの前年度板を年度落ちで安く入手するくらいの節約はして良いと思いますが・・・。~o~
 
 板は二本使いましょう。可能なら三本でも良いと思います(地方予選に出る人は使用板二本までの制限がありますが、テククラにはありません)。「一本で全てをこなせてこそ・・・」などとカッコつけていてはスーパーキッズに勝てません。受験する会場によっては、大回り板を使用する必要がないこともあります。その場合、整地種目は一本で良いと思います。しかし、コブ板は用意した方がベターです。
 
 コブは、唯一の若者の弱点です。スーパーキッズもレーサー上がりの子も、コブを苦手にしていることが多いです。やはりコブは経験がモノを言う種目ですから。
 
 それゆえテククラ合格を目指すオトナは、そこだけでも若者に勝たねばなりません。そのためには、コブのためのスペシャルスキーがあると楽です。軽量でトップテールがあまり太くなくて柔らかい板が良いと思います。例えば、IDoneのFRみたいな板。整地じゃ全然ダメだけど、コブでは武器になります。
 
 トレーニングも工夫のしようがあります。まず、レーシングの経験の無いオトナは、レーシングスクールに入ってポールトレーニングをしましょう。整地種目の基礎を身に着けるためでもありますが、硫安で固めた硬いバーンに慣れるという意味もあります。テククラ検定は春行われることが多いので、硫安のバーンに慣れていないのは、大きなマイナスです。
 
 また、テククラ受験のために地方予選に出るというのも有効だと思います。その年のジャッジが何を評価するのかわかりますし、ジャッジに見せる滑りとはどういうものか理解できます。
 
 度胸が付くということも大きいです。Yの場合、それが大きなプラスになりました。なにしろ、テク受け始めの頃は、「アタシ、あんな上手そうな人たちと一緒に滑れマセン」と言っていたのが、何回か都技選に出るうち、「たかがテククラですから」と上から目線で物が言えるようになりましたから。~o~
 
 コブのレッスンに入って、コブの技術を磨くというのも大事です。前述したようにオトナが若者に勝てるのはこの種目だけだからです。タクヤ先生のコブレッスンなんておススメだなー。~o~
 
 特に、女性はコブ得意になると有利だと思います。ジャッジは最初から女性だというだけでコブは苦手だと思い込んでます。そこで、男性顔負けの滑りをするとインパクトがあるんでしょう。「(女性のクセに)上手い!」と検定中に思わずつぶやいたりするワケです。これをつぶやかせちゃえば勝ったも同然ですね。~o~
 
 ちなみに、一種目でも二種目でもジャッジが感心する滑りをすると、ジャッジは落としにくくなるらしいです。ワタシの時も、大回り系全くダメでしたが、小回り系の二種目で4点加点して合格しました。同じ時の合格者で、他の全ての種目を落としたのにコブで5点加点して受かった剛の者もいました。その年のGALA湯沢会場は、軟雪で巨大なエグレコブが連続し、コブ斜面の難易度が異常に高かったので、そういうことも起こったということです。

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2017年4月20日 (木)

オトナのためのテククラ合格講座~フィジカル編

 「オトナのための」アドバイスとなった時、一番重要なのはコレです。多くのオトナがこの要素を軽視し過ぎています。検定会場やテククラ対策レッスンなどで、時々、明らかにウェートオーバーの方を見かけますが、まず技術以前にダイエットからでしょー。
 
 SAJ一級までは習い事ですから小手先の技術でクリアできます。しかし、テクニカルから上は、検定といえども全日本技術選を頂点とする基礎スキー競技会の末端と考えた方が良いです。競技会なのですから、しかるべきフィジカルが必要です。
 
 もちろん、それは一般人に手の届かないアスリートの世界のことではありません。たかがテククラですから。しかし、明らかにオーバーウェイトで体が動かなかったり、故障を抱えたままで関節が十分に曲がらなかったりの状態では、体の元気なスーパーキッズに対抗できるわけがありません。まず、技術以前に動く体を作らなければ。
 
 テククラを取りたかったら、まず、食べ物に気を使ってウェートコントロールを心掛けましょう。オトナにはそれが最重要事項です。オーバーウェイトはもちろんダメですが、ウェート不足もいただけません。
 
 愚妻Yの場合が後者でした。Yは一級の頃、ある程度上手く滑っても体重がないため板がたわんでくれませんでした。なにしろ、もともと太らない体質の上に、野菜と炭水化物大好きで肉魚嫌い。放っておくと、家では野菜の煮物とご飯だけの食事、外ではモリ蕎麦かザルうどんの大盛だけなどいうことをしかねない女でした。
 
 野菜が多いのは、ワタシにとってはありがたいのですが、この女にウェートと筋肉をつけるためにはダメです。それで、娘(仮称ケミ)が離乳してからは、「オマエとケミは肉を食えー!」と言い続けました。
 
 結果として、Yの体重はそれほど目に見えては増えませんでした。しかし、以前より少しは筋肉が付いたかなぁ。
 
 故障というのも、オトナには付き物です。スキーの場合、どうしても関節をやってしまうのは避けられません。でも、それをある程度治してからじゃないと、やっぱりテククラ検定においては不利になります。完治しないのは仕方ありませんが、少しでも不利を解消するように努力しなければなりません。
 
 オトナは、フィジカルの点でスーパーキッズに勝てるわけはありません。しかし、フィジカルの点で著しく不利をこうむっているという自覚と、少しでも不利を解消しようという努力なしには、オトナ合格は難しいと思います。

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2017年4月19日 (水)

オトナのためのテククラ合格講座~傾向の分析

 テククラ合格法などというものは、プロの方がいろいろ教えていらっしゃるわけですから、ワタシごときが偉そうに言えることでもないのですが、技術的なことはさておき、「オトナのための」と限定すれば何か有意義なアドバイスができるかもしれません。
 
 何せ、ワタシ自身、大人になってからスキーを始め、テクニカルは三十代の最後、クラウンは四十代半ばですし、つい先日、弟子だった妻を合格させましたが、こいつも結婚の時がアラサーで二級、妊娠中に一級を取り、テクニカルが出産後、クラウンはアラフォーです。我々二人の経験から「オトナのための」何かを導き出せるかもしれません。
 
 まず、予備校屋らしく最新の傾向の分析から。近年、テククラは難化しています。二十数年前、ワタシがテクを受け始めた頃、テクニカルは超難関でした。新潟県連などは、「県連のテクは県代表クラス」と言っていたほどです。
 
 それが一時期目に見えて合格しやすくなりました。ちょうどワタシがテクを取った頃からです。多分、その後10年くらい、比較的受かりやすい時代が続いたのではないでしょうか。
 
 ところが、この数年、テクニカルの難易度は再び上昇しているように思えます。当然クラウンもそれにつれて難しくなっているのではないでしょうか。その一因として考えられるのが、スーパーキッズの存在です。
 
 近年、テクニカルクラウン合格者の年齢層が低下しています。『スキーグラフィック』誌の名物コーナー「クラウンへの道」に掲載される合格者は、ここ数年、十代が大変目立ちます。実際の検定でも、十代の合格者をよく目にしました。
 
 この人たちの半数は、以前からいたレーサー上がりの子と思われるのですが、近年目立つのはレーシング経験のなさそうな十代の純粋基礎スキーヤ―。おそらく、この子達の親はスキーバブル華やかな頃にデモに憧れた世代なのでしょう。夢を託すために我が子に基礎スキーを仕込んだというわけです。我が家ではこの子達を「スーパーキッズ」と呼んで恐れていました。
 
 我々オトナがテククラに合格しようと思ったら、このスーパーキッズやレーサー上がりの若者達と勝負せねばなりません。彼らはどうせ加点して受かる人達なので、勝てなくても良いのですが、負けないつもりでやらねばなりません。
 
 SAJのタテマエ論で言えば、検定の点数は絶対評価なので、他の受験生と自分の点数は無関係ということになっています。しかし、人間の採点に絶対評価などということはあり得ず、実際の検定では他の受験者との比較で一種目につき0.5~1点くらいは上下するはずです。なので、「若いヤツに負けないつもり」がオトナの合格には必要になってきます。
 
 では、どうやったら負けないでいられるのか。明日以降、いろいろ考えてみたいと思います。

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2017年4月18日 (火)

天国と地獄の初夏

 金曜から一学期が始まっています。例によって、第一週は「買ってはいけない」バナシのリピートです。喉の調子が悪いこともあり、やっぱり少し疲れます。
 
 第一週にプリントを出して年間の学習法を指導する方針は、昨年度に続いて継続しています。クラスによって反応はマチマチだけど、まあ、今年もコレで行ってみよう。
 
 ワタシの方は金曜土曜と普通に授業があったのですが、愚妻Yは、当然、まだ滑りたがります。特に今年は娘(仮称ケミ)の小学校入学で、四月のYとケミさんの滑走日数が激減したこともあり、この土日は母子だけでペンションYの奥只見ツアー参加となりました。
 
 母子だけということになると車よりは新幹線の方が安全かつ楽なので、Yとワタシは土曜四時前起床。Yはケミさんを連れて五時過ぎの始発電車に乗り、東京駅6時8分発の新幹線で越後へ向かいました。ワタシも東京駅までお見送り。
 
 土曜は仕事の後、小金井で目を付けていた居酒屋Sに行ってみたりしたのですが、うーーん、まあ、あんなものかしらん。あまり、飲んでいるわけにもいきませんでした。なにしろ、翌日は年間のスケジュール中でもっとも厳しい模試会議の日だったもので。
 
 日曜は快晴で初夏らしい天気となりました。越後も良い天気となったようで、奥只見はスキー天国だったらしいです。
 
 しかし、我々は、密室の中、陰々滅々たる会議を昼食をはさんで7時間ほど。例によって脳細胞を振り絞り続け、最後は意識朦朧としてきました。イヤハヤ、地獄だな。
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 会議終了後は、これまた恒例のお楽しみ。池袋西武で自分へのご褒美でした→。
 
 今年は、広島県三宅本店さんの「千福 大吟醸生ライオン正宗」と群馬県聖酒造さんの「山田50 純米吟醸直詰 裏聖」を購入。どちらもかなーりマニアック。
 
 買い物の後、大宮へ回ってスキー帰りの二人と合流。ケミさん元気一杯で何よりでした。~o~

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2017年4月14日 (金)

オヤジ板の贅沢な試乗

 昨日は丸沼高原でした。シーズン券を持っているかぐらに行くのが自然だし、節約にもなるのですが、せっかくの単独スキーなので、貧乏性の愚妻Yがいたら絶対に出来ないような贅沢をしたくなりました。丸沼はレンタルで来季オガ板を試乗させていると知っていたので。
 
 コレってとっても贅沢です。なにしろリフト券買わねばならないし、丸沼のエキスパートレンタルは、何故だかとってもお高い!
 
 これは、丸沼高原さんとオガサカさんのために敢えて言っておきたいのですが、来期の販促になるのですから、「一日取り換え可で4000円、半日取り換え不可で3000円」などというたかびー&ばぶりーな条件は、今や論外です。三年前にも同じことを感じましたが、今回は、秋田で格安の試乗をした後なので、あえて強調したいと思います。相場というものを勉強してください。八海山のフォルクル試乗だって一日何度でも取り換え可で2500円です。
 
 んで、とってもお贅沢な試乗をしてまで確認したかったのは、オガのTC-SCでした。
 
2017040910480000 ・OGASAKA TC-SC FL585  165cm R=12.9 120-67-101
 
試乗日4/9(やや軟雪)&4/13(硬い雪&アイスバーン)
 
試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース(4/9)
    丸沼高原ゴンドラコース~バイオレットコース&シルバーコースのコブ(4/13)
 
 まず、野沢でFLプレートを試乗しました。こちらの方が一般的だという話でした。ところが、野沢の軟雪ではまったく走ってくれません。扱いやすさは感じるのですが、いくら踏んでもたわみ戻る感覚がありません。この軟雪では仕方ないのかなと思ったのですが、直後にA社S9iに乗って、単にSCが走らない板だったんだと知りました。
 
 では、SCがダメな板なのかというと、GRプレートなら、軟雪でもちゃんと最小限のたわみ戻りがあり走ります。要はFLプレートにすると、まるで元気のない板になるってことなのね。
 
 と思ったのですが、確認したくて丸沼で試乗してきました。丸沼の硬いグリップする雪でFLプレートの板に乗ってみたのですが、小回りなら走ります。そこそこビュンビュン走ってくれます。ところが、グリップする雪でも中回り以上になると走りません。
 
 中回りでも大回りでも、基礎風の演技は出来ます。谷回りで意識的にグリップさせないように押しずらしてあげれば、ある程度の大回りにはなってくれます。そこのところのルーズさはこの板の持ち味なのだと思います。板が鈍いので演技する時間的余裕が与えられるって感じ。そういう意味で、オールラウンド性はあるのでしょう。しかし、こんなスピード感のない演技で、テクはともかくクラの大回りは通用するのかしらん。ちとワカラン。
 
 そもそも、こんなミスが出ないというだけの板じゃ滑ってて面白くないじゃん。~o~
 
 なんだか、自分がオヤジ化した気分になりました。いや、確かに実年齢はオヤジなんですけどね。でも、ワタシゃもっと元気な板なら若々しい滑りだってできるんですゼ。
 
2017041314440000_2  一方、コブの中では余計なことをしないこの板の特性が生きると思いました。野沢でもコブで扱いやすいと思ったのですが、丸沼のシルバーコースに設置されているモーグルコース←は、この日凍っていました。おまけにゴロゴロもちょっと散乱していました。大会か検定でなきゃ滑りたくない状況でした。
 
 しかし、試しに行ってみたところ、イケちゃいます。この板は、コブの中でも余計なことをしないので、常に足元に板があります。これだけコブの中で落ち着いていられる板は、我が愛機B社SRCを除けばコイツくらいでしょう。
 
 結論、草技術選や地方予選やテククラ検定の小回り板としては、かなり優秀です。ワタシならGRプレートを選びますが、ミスをしたくない人はFLプレートを選んどけば良いと思います。コブでの不安がないので、テクニカルコンペティションの小回り種目では戦力になります。
 
 しかし、ワタシはこの板を絶対買いません。だって、コンペティションでミスしないっていうだけの板は楽しくないもの。
 
 自分の今持っている技術は出させてくまれます。しかし、技術以上ことは何もしてくれません。何かにチャレンジするワクワク感やロマンのようなものはゼロ。
 
 こんな優秀なだけのオヤジ板を購入したくなる年にはなりたくないモンだと思いました。 

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2017年4月13日 (木)

解放の日と野沢での思い出

 昨日は一学期開講前のお休みの日でした。娘(仮称ケミ)は学校なので家族でスキーは出来ませんが、こういう時、愚妻Yは黙っていません。「雪があるのにもったいないから、○○さん、一人で滑ってきてクダサイ」。

 こちらは、特に目的もなく一人で滑りに行くのは気が進まないのですが、まあ、Yがそういうならと出かけてみると・・・。もう、車を出発させるや解放感!普段入ることのないコンビニに車を止めただけで楽しくて楽しくて。~o~;;

 行きの車中、家族三人だと聞くことのない米朝さんをたっぷり聞いてしまいました。Yはなぜか志ん朝さんは受け入れるのに、米朝さんの関西弁にはなじまないので。

2017041214320000  かぐらに着いてみると、雪はまだまだたっぷり→。バーベキュー台がまだ雪面の下です。しかし、寒い。おまけにクワッドが風のため動かず、ペアリフトのみ。滑りたがりのYもいないし、早く上がってお風呂にでも行っちゃおう・・・。

 などと思っていても、滑り出すとけっこう楽しんでしまうのは、我ながらスキー○鹿だなぁ。

 さて、野沢での試乗レポート第二弾は、小回りモデルでありながらワタシの購入候補に全くならなかった板です。まあ、単なる野沢試乗会の思い出ってことで。

2017040911480000・Atomic Redster S9 165cm R=12.7 118-68-104

試乗日 4/9 雪質 やや軟雪 試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース
 
 SLのセカンドモデルらしいのですが、非常に扱いやすいです。S9iよりも明らかにしなやかで元気。やや軟雪であったにもかかわらず、踏んでたわませると、次のターンポジションに向けて板が吹っ飛んでいく感じはワタシの好みです。
 
 しかも、コブでも使えます。全くS9iと遜色ない感じで扱いやすいです。
 
 ただ、まあ、本来競技用なんでねえ。耐久性はS9i以上に期待できないでしょうから、ちょっとパパの購入候補にはならないかなぁ。きっと独身時代なら、コイツの方を買ってたでしょうけどねえ。
 
 
2017040913300000 ・Fischer The CURV Curv Booster 164cm R=13 124-72-109
 
試乗日 4/9 雪質 やや軟雪 試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース
 
 昨年、ここで乗りました。だいたい同じ印象です。重量感と安定感があり、しなやかで元気な小回り板です。昨年はけっこう刺激的で欲しくなったのですが、今年はA社9Sがあるからなぁ。
 
 昨年は入れなかったコブに入ってみました。まあ、こなせます。こなせますが、ちょっと不安を感じないでもありません。すこーし、返りもどりが元気過ぎるかも。
 
 好みの問題ではありますが、これだけ重い板だとコブの中での取り回しも大変だし、ちょっと9Sに優る所がなさそうです。勝てる所があるとすると、耐久性かも。

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2017年4月11日 (火)

季節の酒肴さまざま

 昨日は、一日自宅でした。この季節は、まだ一学期の仕事が始まらないので、例年越後と決まっていたのですが、今年はピカピカの一年生が通学する関係で、小金井にいるというわけです。
2017041018240000
 
 とはいえ、仕事はあります。模試関係の仕事が、ほとんどテンパってると言っても過言でないほど差し迫ってます。だから、昨日は一日デスクワーク・・・。
 
 のはずがだったんですが、いろいろと逃避行動を取り、結果、季節の酒肴が手に入りました→。~o~
 
 先日の野沢でいろいろ小回り板を試乗した結果、来期も現在履いているBlizzard SRCで行こうということになり、2016-17モデルの残りがないかと探した結果、御茶ノ水ワンゲルスポーツさんに最後の一台を発見したというわけです。
 
 最後の一台であったため、定価の六割を切る値段で入手できました。ラッキー。
 
 昨夜は壁に立て掛けて、愚妻Yが奥只見ツアーで取ってきたフキノトウの天ぷらとともに晩酌の酒肴となりました。
 
 コイツに決定するのに比較の対象になったのは、AtomicとOGAのTC-SCでした。というわけで、まずはAtomic S9iとB社SRCとの比較レポです。
2017040911190000
 
・Atomic Redster S9i 165cm R=12.7 118-68-104
試乗日 4/9 雪質 やや軟雪 試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース
 
 新技術のサーボテックが話題のAtomic基礎小回りトップモデル。一番興味があったので、乗ってみました。
 
 サーボテックは板のトップ部を板の中央に通した金属で引っ張り、トップ部のたわみを出しやすくし、カウンターフレックス(過剰なたわみ戻り)を押さえてあらゆる雪質で板のバタつきを防ぐ機能があるのだとか。
 
 確かに、非常にしなやかで、雪面への張り付き感があります。直前にオガのSCに乗った時には、この雪じゃいくら踏んでも板が走らないなあと思っていた軟雪に対して、お見事にたわみ、気持ちよく抜けて走りました。しなやかで強い印象の板です。
 
 コブでもおかしな挙動はありませんでした。多分、サーボテックがテール側に付いていないため、テールの挙動はナチュラルなのだと思います。
 
 こりゃ、来期はコレで行くかと本気で思わされたのですが、二つ不安がありました。一つは、テールを使っている分にはナチュラルなコブでの挙動が、トップ部を過剰にたわませるようなコブの形状になった時にどうなるかということ。
 
 もう一つは、サーボテックという新構造に対する耐久性の不安でした。サーボテックは板をたわみやすくする機能ですが、常に板をたわむ方向へ引っ張っているのですから、反り易くなるのは避けられないのではないかしらん。
 
 トップレベルの競技者だとレースや大会でのその日のパフォーマンスが全てなのですが、我々一般の人間には板の耐久性も大事です。とりわけ板の買い替えを何年か我慢しなければならないパパとしては、新構造においそれとは飛びつけないかなぁ。
 
 でも、この板は、あと何年か追跡試乗をしてみたいです。次の次の有力候補として。それほど魅力的な板でした。
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・Blizzard SRC   165cm  R=13 121-70-106 
試乗日 4/9 雪質 やや軟雪 試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース
 
 四年前に試乗して惚れ込んで購入したモデルの継続モデル。四年間乗ってきたので、全て判ってます。つか、板の方もワタシを判ってくれている感じ。返り戻りの具合がまさにワタシのフィーリング。古女房です。
 
 足元へ返って来る鋭さは、明らかにA社S9iが上です。整地を滑っている分には、マジでS9iに買い替えたくなります。
 
 しかし、コブでの安心感はコイツならでは。コブでの好印象は最初に試乗した時のままです。
 
 ビンディングの取り付け位置が、S9iに比べて1~2cm前にあるのが、操作性の良さにつながっているのかもしれません。テールが使い易いんですよね。
 
 んで、結局、冒険の出来ないパパは、もう一度コイツと付き合うことにしました。
 
 でも、次こそは、冒険したいかも。~o~

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2017年4月10日 (月)

北信一人旅とイロモノ試乗

 一昨日夜は、ペンションY宿泊で奥只見ツアーの皆さんとともに大宴会でした。宴会の夜が明けて、昨日は再び奥只見・・・のはずがワタシだけ単独行で野沢に向かいました。野沢で毎年恒例の試乗会があったので。~o~;;
 
 天気予報は雨でした。奥只見に行った愚妻Yからは、奥只見は一日雨だったので、滑りやすい雪だったと報告を受けています。いや、しかし、滑りやすい雪だからと六歳の娘(仮称ケミ)も雨の中一日滑らせていたらしひ・・・。まあ、ケミさんはタフなスキーヤーになるよ。~o~;;;;;
 
 一方、野沢は雨は朝のうちだけでしたが、ガスでした。昼頃に一旦ガスも晴れたのですが、試乗会終了の二時頃には再び濃密なガスの中でした。まあ、ガスの中でも試乗マニアはそれなりに楽しかったんですが。
2017040910240000
 
 例年になく、雪は残っていました。シュナイダー・ユートピアが滑走可能だったんですから。さすがに長坂ゴンドラ乗り場付近はこんな感じ→。ゴンドラ乗り場には滑って降りられません。
 
 もっとも、試乗会は時間に制限があるので、下まで滑れても関係ないんですけどね。
 
2017040913480000
 今年はワタシの小回り板買い替えの年なので、小回り板を本気で試乗したのですが、試乗会終わり間際にオガサカのブース端で真っ白い板を発見←。ナント、あのSki journalさんの特別企画の板Schi Heilだって言うじゃありませんか。
 
 こりゃ、イロモノ試乗マニアとしては乗るしかないだろー。~o~
 
 本命の小回り板のレポートは後日書きます。とりあえず、イロモノレポート。
 
・Ski journalxOGASAKA Schi Heil 175cm R=21.2 113-75-97
試乗日 4/9 雪質 やや軟雪 試乗場所 野沢温泉やまびこB・D・Eコース
 
 「クルージングモデルですから」と言われて乗ったのですが、クルージングモデル向けの天候ではなかったのが残念。あんな濃密なガスの中でクルージングはできないよ。
 
 持って軽く履いても軽さを感じる。長さの割に取り回しのし易さを感じるのは軽さとロッカーのせいらしい。ガスの中なので高速は試せなかったが、それなりのスピードで滑っている分には適度に返ってきてくれました。やる気になれば小回りも容易でしょう。
 
2017040914130000 スピードは試せなかったのですが、やまびこBとやまびこEに出来た短いラインコブに入ってみました。トップテールの軽さが生きて滑りやすいです。素直に溝をトレースしてくれます。段掘れの所もテールが良い意味で鈍く、過剰に反応しないので楽に通過できました。コブの中でも長さが邪魔にならない感じなのは、オールラウンドモデルとして評価できます。 
 
 試乗モデルは真っ白でしたが、製品としては、→のデザインになるようです。なかなかユニークです。
 
 検定だの大会だのを卒業した大人が、普段はノンビリとクルージングを楽しみ、時々、友達に誘われて小回りしたりコブに入ったりすると、昔取った杵柄だねと言われ、新雪が降ると何気にオフピステもこなしちゃう、そういうイメージの板です。
 
 ワタシもあと十年もしたら、こういう板に乗りたくなるかもしれません。でも、今は、まだそんなに枯れてないかな。~o~;;

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2017年4月 9日 (日)

タップリガラガラ

 昨日は娘(仮称ケミ)の一学期初週末でした。ワタシはまだ一学期開講していません。当然、我が家は越後です。
 
 八海山ペンションYの奥只見ツアーは常連のおじさん達で賑わっています。しかし、スキー場は空いてます。スノーボードの試乗イベントがあったので、その一角だけは賑わっていたようですが、その他はガラガラ。
 
 どうやら、天気予報が雨だったのでジモティが出かけてこなかった模様。しかし、天気予報に反して、晴れのち曇り。イヤハヤ、この天気でこの空き方はもったいない。
2017040810580001
 
 雪はまだまだタップリあります。定点観測地点のかもしかEコースは、まだまだ万全の雪付き。昨年同時期にはバツ印がいくつも付いていたので大違いです。
 
 →写真だと判りにくいかもしれませんが、リフト真下で1m50cmほどの積雪があります。コースはそこからさらに50cmほど上がりますから、かもしかEで2mほどの積雪はある模様。当然、どこも土は出てません。
 
 午前中は気持ち良く三人で滑りました。奥只見のコブは上手い人達が作るので丸いリズムの良いコブになり、滑りやすくて上手くなった気にさせられます。
2017040813050000
 
 昼は雪でテーブルを作ってのBBQでした。←写真手前は焼きたての肉とペンションで作ってきた卵焼き。
 
 写真上は、BBQに遊びに来た金子あゆみデモのコーヒーセットです。金子あゆみ特製のエスプレッソをいただきました。
 
 ペンションYツアーでも普段はアルコールを口にしない愚妻Yなのですが、この日はビールをいただきました。念願のレジャースキー気分ということでしょう。ワタシも缶ビールを三本ほど空けて、ほろ酔いでした。
 
2017040815180000  午後は二人ともほろ酔いで、たらーっと滑りました。ケミさんだけは、当たり前だけど素面でマジメに滑り→、ペンションY常連の皆さんに感心してもらっていました。

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2017年4月 7日 (金)

ピカピカの初迷子

 昨日、とうとう娘(仮称ケミ)がピカピカの一年生になりました。~o~
P10804921
 
 ケミさんの大好きなババちゃんに前日から来てもらい、四人で入学式に出掛けました→。月並みですが、パパとしては真新しいランドセルがマブシイです。
 
 イマドキの小学校はこんななのかと驚きましたが、上級生が我々を案内し、娘の世話もしてくれます。立派だなー。
 
 式典自体は滞りなく普通に済んだと思います。普通の公立小学校なのに来賓の多さがやや気になりましたが。市会議員なんて、あんなに来なくても良いのにね。
 
 市長の挨拶も新一年生に向けてというより父兄の方を向いてたかなぁ。
 
 式終了後、各クラスに別れて担任の先生から説明がありました。優しそうな女性の先生です。イマドキらしく一クラス26人なのも良いですね。
 
 それにしても、同級生たちに連れ添っているお父さん達のお若いことよ。保育園の時はあまり気にならなかったのですが、最近、ワタシゃ白髪が増えたんでねえ。~o~;;;
 
 今日はケミさんの初登校でした。登校はご近所のお兄さんお姉さんに連れられて無事でした。 ところが、下校時間の11時30分に途中まで迎えに出たのですが、いつまでも現れません。
P1080508_2  集団下校で途中まで皆さんと一緒だったのですが、自宅の方へ曲がる道で曲がれず、皆さんと一緒に駅の方まで行ってしまったとか。
 ←初迷子は、二十分ほど遠くを回って帰宅しました。まあ、そういうこともあるよね。~o~

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2017年4月 6日 (木)

早過ぎる撤収

 昨日は朝のうちかぐらでした。天候は晴れ。
 
 気温が高くなる予報だったのですが、我々が滑っている間はそれほど雪が緩みませんでした。朝早く上がったため、ゲレンデは空いていて、娘(仮称ケミ)と「きょうそう」を四本ほどできました。イヤハヤ、また速くなったか。
2017040510020000
 
 とにかくエッジングが鋭いです→。抜重してきちんと板を走らせ、次のターンに入るポジションの良さは大人のレーサーのソレです。
 
 クロ―チングターン速いし。~o~
 
 結構こちらも本気で滑りました。体重差から言っても、用具の性能から言っても、負けるはずはないんですけどねえ。~o~;;;
 
 この日は、十時半にかぐらを撤収。滑りたがりYさんは不満そうですが、仕方ありません。なにしろ、夕方から横浜で仕事だったので。
 
 早過ぎる撤収といえば、先週の日曜でクローズドになったスキー場が非常に多くあるようです。飯酒盃元デモが息子さんらしき子供を連れてかぐらを滑っていたので、何故石打に行かないのかと思ったら、石打までも四月二日クローズドだったんですね。オドロキ。
 
 いくらなんでも、消極的過ぎませんかねえ。まだまだ雪はあるでしょうに。あんまりスキー場側が消極的だとスキーヤーのマインドまで冷えちゃいますぜ。
2017040409510000
 
 少なくともかぐらはまだまだこれから、という積雪量です。←はバーベキュー台の横に掘られた穴なのですが、バーベキュー台が雪面から1mほど下に隠れていました。五月末までは楽勝でしょうね。

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2017年4月 5日 (水)

もっと効く薬と弾丸娘の誕生

 昨日のかぐらは晴れの予報だったのですが、朝のうちから上部にガスがかかり、次第に下りて来て昼頃には真っ白になりました。
 
 朝のうち、下部にガスは掛かっていなかったので、前日に続いて娘(仮称ケミ)と「きょうそう」しました。ところが、この日のケミさんは本当に速い!ワタシが手を緩めていられず、とうとう緩斜面でワタシもクロ―チングを組む羽目になりました。
 
 前夜の降雪で滑らない新雪が上に載っており、ケミさんの板にだけホットワックスを施していたので、板が滑ったということはありますが、彼女のクロ―チングが上手くなったってこともあります。クロ―チングターンが上手いんだもの。
 
 ワタシゃ今までケミさんにほとんど技術的なことは教えていなかったのですが、クロ―チングターンがあんまり上手く出来たので、ストックの位置を少し直すよう指導しちゃったりして。
2017040416100000
 
 結果、お見事な弾丸娘が誕生してしまいました。→は帰り道のゴンドラコースの緩斜面なのですが、これだけお見事なクロ―チングを組む六歳児が日本に他にいるかしらん。~o~
 
 この日はもう一つ、技術的なことで感心しました。整地で大回りするのに、エッジングで低くなったポジションを高く持ち上げ板を走らせています。
 
 所謂ストレッチングターンは、レーシングの基本です。しかし、我々は、基礎スキー的な演技をするため、最近は腰の高さを変えない切り替えを練習してきました。従って、ケミさんの前でほとんど基本のストレッチングターンをしていません。
 
 ところが、どういうわけか、この子のターンは見事なストレッチングターン。大人のレーサーがリラックスして滑ってるみたいなシルエットで滑ります。
 
 ワタシと「きょうそう」する中で、板を走らせようとして自然におぼえた技術なのかもしれません。しっかし、教えられたってなかなかできないようなことを自然にしちゃうかね。
 
 本人に聞いてみたところ、「うーーん、わかんない」だそうで。~o~;;;;
2017040412370000
 この日は、昼時からゲレンデ一帯にガスが下り、何も見えなくなりました←。愚妻Yは、「雷が鳴っても良いから、ガス晴れてほしいデス」。あはは、雷よりガスの方が効くってことね。
 
 上はガスが切れているかもしれないと第五リフトを上がってみたら・・・。2017040412430000_2
 
 見事な青空でした→。眼下に見える雲が、ゲレンデにかかっていたガスです。
 
2017040412460000  そこから、田代側のオフビステへ三人で降りました。ノートラックのまま腐った新雪で、滑りにくいはずなんですが、我が家の弾丸娘は、こういうところもオッケー←。
 
 頼もしい子に育ってくれました。~o~

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2017年4月 4日 (火)

スキー馬○に効く薬

 昨日は春期講習の合間の日だったので、我が家は当然越後でした。
 
 昨日のかぐらは快晴のち雪。朝のうちは雲一つない快晴でした。午後から崩れるという天気予報が信じられないほど。
2017040309420000
 
 積雪量はまだまだ十分です。定点観測地点のバーベキュー台は、まだ雪の下→。昨年四月上旬の写真と比べると、積雪量の違いは一目瞭然です。
 
 昨日は平日とあって、ゲレンデもガラ空き。おまけにキレイに踏んであるバーン、硬くしまった雪質。昨年の生涯最高のかぐらを更新したんじゃないかと思うほどでした。
 
 2017040310090000メインコースを見下ろす娘(仮称ケミ)です←。朝のうちは、三人でかっ飛ばしまくりでした。ケミさんは、田沢湖に味をしめ、「きょうそう」をしたがります。朝のうちは、空いていたので、上から下までの「きょうそう」が可能でした。
 
 しかし、そこはかぐら、一日中ゲキ空きの田沢湖とは違って徐々に人が増えてきます。特に、スクールの講習が始まってからは、「きょうそう」は無理だよ。
2017040310500000
 
 天気が良いので第五リフトを上がったりして→、気を紛らわせていたのですが、ちょっと空いている斜面をみつけると、「パパ、きょうそうしよう」
 
 うーーん、このかっ飛ばし好きは、スキー馬○のパパとしては好ましいんですが・・・。
 
 仕方ないので、斜面限定で何回か「きょうそう」に付き合いました。「きょうそう」してみると、ハッキリするのですが、この子速くなりました。ターンのキレが出てきました。しかも、隙あらばクロ―チングを組んでスピードを稼ごうとします。こりゃレーサー向きだ。
 
 おまけにワタシが手を緩めきれずに勝ってしまうと、本気で悔しがります。この負けず嫌いもレーサー向きです。うーーん、来シーズンは本気で始めさせようかしらん。
 
 昼食後も天候は崩れず、なーんだ天気予報ハズレか、と思っていた午後二時半頃、なんだか冷たい風が吹き始めました。南西の山に雲が掛かり、筍山が雪雲で霞んでいます。
 
 三時過ぎに遠くがピカっと光りました。ゴロゴロという音を聞いて、愚妻Y大慌てで「帰りマショ!」。
 
 こんな時間にスキーを止めて帰りたがるYは初めてです。そうか、スキー馬○Yの滑りたがりを止めるには、雷の音が効くのね。~o~

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2017年4月 1日 (土)

第三十二回無名講師日記アクセスランキング

 恒例の第三十二回無名講師日記アクセスランキングです。16'12/1~17'3/31のページビューPV総数は50029。前回の倍近くに増加しています。これはこの季節にアクセス数が増えるこのブログの特性のせいもありますが、一年前に比べても15000ほども増加しています。

 第十一回以前は、総数の計算をしていないので正確には判らないのですが、記録に残した範囲で言うと今までの最高は第二十三回の39568なので、多分、このブログのPV総数新記録を軽く10000ほども更新しました。なぜ今さら???~o~;;;;

 ベスト10はこんな感じでした。

1.トップページ                   14107

2.氷の山を切る(17'2/22)                     2543

3,.エッジ角に見るプロとアマチュア(08'1/13)     1608

4..ホッとしてレポ(16'4/19)              1257

5.スキー板試乗                  814

6..とりあえず逃避先オガ(16'4/16)        745

7.予備校                      721

8.実らぬ恋と偶然の出会い(17'3/26)       717

9.田沢湖のオマケ(17'3/18)              700

10.薦めない理由~『古文の読解』小西甚一著(10'4/23)    633

 この季節のお定まりとは言え、スキー試乗モノが圧倒的に強いです。今年は早い時期にHeadやオガの試乗が出来たので、それがPV総数を伸ばした理由でしょう。    

 3位の「エッジ角に見る・・・」は、そういう意味で健闘していると言えます。前回も五位だったし、一年前も五位でした。ここんとこコンスタントにPVを集める人気記事なんですね。

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