近時相談事事情
一学期は昨日、第三週に突入しました。今の所順調です。
今年は、親身になっての指導を基本方針としているためか、質問相談者が各校舎コンスタントにいます。そんな中でいくつか、今年目立つ傾向がありました。
一つは、古文未修者。一昨日など一つの校舎で短時間のうちに三人も来ました。どうも今年は文転した受験生がかなりいるようです。社会の就職状況の好転が影響しているのかもしれません。
文転した子に対するワタシのアドバイスは、およそ三点です。まず、最初のうちは授業で扱う基本文法の学習を徹底してやること。その際、授業にある程度任せてしまって構いません。こちらも一学期最初は、未修者でもついてこれるように指導していますから。
次に、単語力の強化を急ぐこと。昨年も文系受験生だった生徒さんは、どんなにいい加減な学習をしていたとしてもある程度の量の古文を読んでいます。古文未修者との決定的な差異は語彙力です。そこの溝を早く埋めることが急務でしょう。
最後に、小声で、「大きな声じゃ言えないが、去年から文系の子だって実はたいした実力ないから、大丈夫。ちょっとその気になって努力してくれればすぐに追いつくよ」と付け加えてあげます。未修者が焦って変な参考書などに手を出すとろくなことがないので。~o~
今年の傾向としては、質問者の質が高いということもあげられます。テキストの現代語訳を持ってくる子の訳文に出鱈目が少なく、ひところに比べてしっかりしてます。コレは大変ありがたいことです。出鱈目の訳は見てて疲れるもの。
また、「買ってはいけない」バナシに対して、高校で京○書房の文法副教材を使っていたという相談が減少しているのも喜ばしいことです。これは、ここ数年の傾向なのですが、今年は特に感じました。
この文法副教材を使っていたという子には、この教材のどこが拙いのか説明したNG集のプリントをコピーして渡しているのですが、今年はコピー数枚で済みました。どうも、採用している高校がひところに比べて減っているかもしれません。
しかし、依然として、「はじてい」の相談は多いんですけどね。~o~;;;
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