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2017年4月20日 (木)

オトナのためのテククラ合格講座~フィジカル編

 「オトナのための」アドバイスとなった時、一番重要なのはコレです。多くのオトナがこの要素を軽視し過ぎています。検定会場やテククラ対策レッスンなどで、時々、明らかにウェートオーバーの方を見かけますが、まず技術以前にダイエットからでしょー。
 
 SAJ一級までは習い事ですから小手先の技術でクリアできます。しかし、テクニカルから上は、検定といえども全日本技術選を頂点とする基礎スキー競技会の末端と考えた方が良いです。競技会なのですから、しかるべきフィジカルが必要です。
 
 もちろん、それは一般人に手の届かないアスリートの世界のことではありません。たかがテククラですから。しかし、明らかにオーバーウェイトで体が動かなかったり、故障を抱えたままで関節が十分に曲がらなかったりの状態では、体の元気なスーパーキッズに対抗できるわけがありません。まず、技術以前に動く体を作らなければ。
 
 テククラを取りたかったら、まず、食べ物に気を使ってウェートコントロールを心掛けましょう。オトナにはそれが最重要事項です。オーバーウェイトはもちろんダメですが、ウェート不足もいただけません。
 
 愚妻Yの場合が後者でした。Yは一級の頃、ある程度上手く滑っても体重がないため板がたわんでくれませんでした。なにしろ、もともと太らない体質の上に、野菜と炭水化物大好きで肉魚嫌い。放っておくと、家では野菜の煮物とご飯だけの食事、外ではモリ蕎麦かザルうどんの大盛だけなどいうことをしかねない女でした。
 
 野菜が多いのは、ワタシにとってはありがたいのですが、この女にウェートと筋肉をつけるためにはダメです。それで、娘(仮称ケミ)が離乳してからは、「オマエとケミは肉を食えー!」と言い続けました。
 
 結果として、Yの体重はそれほど目に見えては増えませんでした。しかし、以前より少しは筋肉が付いたかなぁ。
 
 故障というのも、オトナには付き物です。スキーの場合、どうしても関節をやってしまうのは避けられません。でも、それをある程度治してからじゃないと、やっぱりテククラ検定においては不利になります。完治しないのは仕方ありませんが、少しでも不利を解消するように努力しなければなりません。
 
 オトナは、フィジカルの点でスーパーキッズに勝てるわけはありません。しかし、フィジカルの点で著しく不利をこうむっているという自覚と、少しでも不利を解消しようという努力なしには、オトナ合格は難しいと思います。

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