多忙という名のさざ波たち
いやはや、とにかく多忙な一週間です。
授業以外の時間をほぼ全てデスクワークに充て、某東大と某京大の問題の模範解答と採点基準を一年分ずつ作り、添削を数十枚と某赤本間違え探しを二校。その間に模試関係の仕事と冬期講習のテキストの仕事をこなし、今は、某東大対策添削に取り掛かっています。はあ・・・。
某東大と某京大の採点基準を作っていると、ハッキリするのは某京大の大変さ。某東大の採点基準は三時間も机の前に座っていれば出来ますが、某京大はほぼ一日仕事です。
あんな大変な入試問題を試験会場で解かされて、受験生アタマ壊れないんでしょうか。~o~;;
この仕事やってるとストレスが溜まってきて心が波立ち、つい、他人様の書いた傾向と対策本に当たってしまい、「〇本、二点減点、○本、四点減点!」などと採点基準に書きまくったりして…。
まあ、どうせ後出しじゃんけんですからね、何とでも言えると。~o~;;;
某赤本も某首都大でスゴイのを発見。『沙石集』からの出題だったのですが、「いかでか我が身に給ふべき」の解答を、「どうして我が身にいただけようか、いやいただけない」などとやっておいて、解説に、
「『給ふ』は尊敬で用いられることが多いが、ここでは”もらう”の謙譲語である」
などと滅茶滅茶なことを書いています。
当然、四段活用の「給ふ」に謙譲語の用法などありません。この傍線部だって、「どうして我が身に下さってよいものか、いや我が身にくださってはいけない」と尊敬語で訳せば全く問題のないところ。
では、どうして某赤本がこんなことをやっているかと言えば、某小学館の新編古典文学全集『沙石集』で「いただけようか」とやってしまっているからでしょう。
学問的注釈書の訳をそのまま受験で使ってはいけないということくらい考えてクダサイよ。
つか、注釈書の方もそんなデタラメやらないでクダサイよ。
こんなの見てると、またまた心が波立ってきます。全くねえ。
さざ波を乗り越えながら、なんとか今日、模試関係とテキストと赤本の間違え探しを済ませました。某東大の添削も何とかなりそうです。ホッ。
としたところで、最近、かまってやらない朝顔ですが、娘が写真を撮ってくれています。ほぼ連日こんな感じ→。
多分、毎日、百輪近く咲いています。さすがに明日あたり減少しそうです。
| 固定リンク
コメント
ほんと、よく咲きますね。感心するばかりです。最近、さすがにうちの朝顔は咲くことはなくなりました。考えてみれば10月ですもの。
今週日曜日に100円ショップで「葉大根」と「おいしいほうれん草」の種を買いました。この二つで100円です。驚くなかれ、ともにすでに5センチメートルくらい葉が出てきています。「朝顔はかなり時間がかかったと思ったのに」と子供が言っていて、「野菜の方が成長が早いんだよ」と答えましたが、本当なのかどうか。この年になって、花や野菜を育てるようになるとは夢にも思いませんでした。
投稿: ニラ爺 | 2017年9月30日 (土) 07時44分
ワタシも、まさか朝顔に「つるべ」ならぬブログ乗っ取られるとは想像もしていませんでした。~o~;;
「明日あたり減少」と書いたのですが、土曜は67輪だったそうです。さすがに今日は30輪ほどに減少してます。10月ですからねえ。
投稿: Mumyo | 2017年10月 1日 (日) 09時14分