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2017年12月31日 (日)

走馬燈とため息の大晦日

 大晦日が二階建て講習なのは、本当に久しぶりです。というか、もしかして、未体験だったのかもしれません。いつも、大晦日は午前中講習、午後は越後に出発でしたからねえ。まあ、何とか無事に終了。
 
 というか、かなり好評のうちに終了。~o~
 
 終了してすぐに大宮を回って新幹線に乗り、浦佐へ。愚妻Yに迎えられました。本当に久々に愚妻Yと娘(仮称ケミ)に再会しました。
 
 愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、昨日からペンションYに入っていました。大晦日は八海山で滑っていました。最高に楽しかったそうです。ケミさんは、八海山の常連さん皆さんに滑りを褒めてもらい、久々にダウンヒルのドリンク休憩などもあって最高に楽しい一日だった模様。
 
 ペンションYで遅い夕食後、風呂へ。毎年、この大晦日にペンションYの風呂に入るとホッとしますが、今年は、本当にヒトシオ。風呂に入った瞬間に、この一年間の出来事が頭の中を巡り、タメイキが止まらなくなりました。
 
 いやー、今年は、本当に本当にお疲れ様。~o~
 
 これから、ペンションY恒例の年越しそばの振舞いがあり、二年参りです。今年もここまで来ました。
 
 来年は我が家にとってさらに良い年でありますように。このブログをお読みの方にとって、さらに良い年でありますように。

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2017年12月30日 (土)

ノリノリレーサー達と静かな小金井の日々

 木曜からワタシは年末のタームに入っています。午前、レベルの高い高2講座、午後カリスマA師のテキスト。吉祥寺での二階建てです。
 
 講習自体はいずれもやりやすい講座です。高2講座は「文章がつまらなかった」 けど、今やとてもやりやすいテキスト。カリスマA師の方は今年改訂されて難易度が上がりましたが、まあ、難しい所さえ過ぎてしまえば、もともと得意なテキスト。移動無しの二階建ては体力的にも無理がなく、とても楽しくて楽な仕事をさせてもらっています。
 
 しかし、個人的には難しい生活をしています。娘(仮称ケミ)は火曜から冬休みなので、それを無駄にさせるわけにいきません。火曜からずっと越後に籠ってスキーです。当然ながら愚妻Yも。というわけで、ワタシは一人静かに小金井生活をしています。
 
 実は、当初は独身生活をエンジョイできると思っていました。一日目はかなり楽しめたのですが、二日目三日目と過ぎていくと、うーーん、この生活はどうなんだろ。
 
 どんどん生活パターンが崩れていきます。家に帰っても寒いだけで、外出する気にもなれないし・・・。やはりケミさんに会えないのは張り合いがないなぁ。
 
 加えて、愚妻Yからは連絡を取るたびに「楽しい楽しい」という報告。
 
 愚妻Yはこの三日間、ケミさんと一緒にかぐらのレーシングスクールに入っています。本人は当初、こんなポール初心者じゃ恥ずかしいから入るの止めようかしらなどと言っていたのですが、ワタシが強く勧めて入らせました。母娘で入った方がケミさんも楽しいだろうと思って。
 
 しかし、ウッカリしていました。この女は性格的にレーシングに向いている女で、入門時から木村さんに激賞されていたことを。
 
 なんだか、どんどん本領発揮してコーチにホメられノセられているらしいです。レーシングに入るのは、二日の予定だったのが、「楽しいから三日目も入ります」だと。
 
 ケミさんも楽しくて仕方ないらしく、電話するたびにハイテンションな声を聞かされ、うーーーん、まあ、キミたちが楽しければ、オレはいいよ。
 
 とは口では言いますけどねえ・・・。~o~;;;;

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2017年12月28日 (木)

祝!滑りに行こうと言えない気分

 月曜が娘(仮称ケミ)の終業式でした。火曜からケミさんは冬休みです。ワタシも火曜水曜と仕事を入れませんでした。もちろん、ケミさんと一緒に滑りに行くためです。
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 というわけで、火曜は、家族で越後でした。今シーズン初八海山です。八海山の定点観測地点、ロープウェイ山頂はこんな感じ→。
 
 昨年のこの時期に比べて雪の多いのが分かります。昨年は、ロープウェイ降り口からかなり下りの斜面がついていましたから。
 
 八海山は平日ということもありガラガラで、しかも、上部は最高の雪質。下半分がちょっとキョロってたけど、まあ、この時期ということを考えたら悪くありません。いやー、今年は良いシーズンになりそう。
 
 と思っていたら、ロープウェイ二本目の山頂駅を下りた所で猛吹雪。山頂付近ほとんど視界がなくなりました。ロープウェイは運休決定。八海山ロープウェイは風に強いはずなので、これは珍しいことです。
 
 テクニカルバーンを半分も下りないうちに視界が良くなったので、風も本当に山頂部だけでしたが、まあ、運休決定なので仕方ありません。昼食後、苗場に移動して夕方の苗場を数本滑りました。
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 翌水曜は、朝からかなりの雪。苗場に滑りに行ったのですが、整備されているはずのホテル前ゲレンデもうっすらと新雪でした←。
 
 午前中、親子三人で第二第三ゲレンデを滑り、ケミさんだけ一本早く上がらせて、我々二人は、第三ゲレンデ横の非圧雪ゾーンへ。ワタシはちょっとセンター太目のオールラウンド板だし、愚妻Yはセミファットだったので、どうにかなるでしょ。
 
 
2017122711250000  と思って、滑り出したら、急斜面にかかる前に愚妻Yは深雪にはまって動けなくなり、雪のお風呂に入るはめになりました→。
 
 さらにこの後の急斜面で、ワタシが真下を向いて進まなくなり、一旦板を脱いでどうにか脱出。下まで下りて振り返ったら、愚妻Yは、ワタシが捕まったのと同じくらいの所で深雪に捕まって動けなくなっています。
 
 深雪のお風呂で十分余りもがき続けました。こりゃ、助けに行かないとヤバいかも。
 
 と思う頃にようやく脱出できました。ホッ。
 
 この愚妻Yという女は、初心者の頃から八海山の新雪を滑り、八海山の深雪大魔王に呆れられるほど、深雪に強い女で、しかもこの日、ファットスキーを履いていました。
 
 その女がこれほどに捕まる深雪というのもスゴイ。苗場の深雪は、斜度がないだけにナメているとヤラレます。
 
 深雪でこれほどに捕まったのは、彼女にとってはショックだったらしく、家族での昼食後、いつもなら「早く滑りに行こう」とうるさいくらいに言い出すはずのYが、いつまでもフードコートの椅子に座り込んでいます。
 
 「あんまりショックで、今日は早く滑りに行こうと言えない気分デス」
 
 あははは。そりゃゆっくり昼食休憩が取れてありがたい。~o~
 
 いつも、そのくらいの気分だと、ワタシもケミさんも楽なんですがね・・・。~o~;;;

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2017年12月25日 (月)

トレーニングの日々とパパママには来ないもの

 土曜は、三度目のかぐらレーシングスクール。先週よりもさらに早く、5時30分出発、余裕をもってみつまた8時前着でした。
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 この日もかぐらは好天。娘(仮称ケミ)はブラシのスラロームコースでトレーニング→。細かいセットとホレてしまう軟雪に少し苦労した模様。
 
 かぐらレーシングは地方予選を控えた中高生がたくさん来ていて、盛況でした。我々は、昼食後、例によってちょっとかぐらへ。
 
 帰ってきてみると、ケミさん少し疲れていました。GSセットは人数がいたのですが、ブラシSLセットの方は空いていたため、少し滑り過ぎたかもしれません。最後は、この子にしては珍しく疲れて眠くてフラフラになってました。
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 昨日の日曜は、半日だけ苗場を滑りました。苗場は雪付きまあまあ。第三ゲレンデで大回りのトレーニングが出来ました。ワタシと愚妻Yは、今シーズンの大回りをビデオで確認。良いトレーニングになりました。
 
 11時で切り上げて帰京しました。夕方から町田で仕事だったもんで。
 
 高2の講座でしたが、クリスマスイブも関係なく、みんなマジメです。さすがウチの生徒さんだけのことはあります。
 
P10905851_3  ワタシは夜の帰宅になり、晩酌の後、ちょっとした仕事をして、ケミさんの隣で就寝。目を覚ましてみると、隣でケミさんがニコニコしています。「来たんだよ!」
 
 パパママの枕元を素通りして、ケミさんの枕元にだけ、来たんだそうです→。
 
 夜中に何かあるのに気づいて、早く朝にならないかと待っていたんだそうです。
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 中身は、ディズニーランドのギフトパスポート←。「いかにも私たちが選んだんじゃなさそうでしょ」とは、愚妻Yのお言葉でした。
 
 
 それに、ちょっとお姉さんぽいポーチ。去年のクリスマスにサンタさんのくれたお財布を入れるのにちょうどピッタリ。「サンタさん、計画的だなー」という話になりました。
 
 この笑顔なら、次は中身の方がほしいなどとは当分の間言い出さないでしょう。~o~

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2017年12月23日 (土)

子供たちに謝ってください

 昨日まで、午前、横浜、夕方から御茶ノ水での某東大志望高1生の講習でした。移動付き二階建ての六時間授業は、今年の冬期の仕事の中でも一番のヤマです。
 
 一昨昨日まで夕方は町田に移動しての授業で、その時も高1の講座でした。たまたま高1シリーズになってしまったわけです。
 
 今年の高1生相手の講座では、つい力が入ってしまいました。というのは、新テストの試行調査問題というのを目にしたばかりだったので。
 
 試行調査問題に関して、その目指す理念や問題としての完成度は、今は置いておきます。ただ、この大きな変更が誰に対して負荷のかかるものであるのか、その一点を取り上げたいと思います。
 
 明らかに、この変更は現高1生に対して大変な迷惑になります。現高1生は、現行センター試験を受ける最後の学年です。ということは、その試験で失敗すると、新テストを受けることになります。つまり、まったく異なった二つのテストを受けさせられる可能性があるというわけです。
 
 これ、可哀想過ぎませんか。この子たちは、現役の間は現行センターに対する対策をして、もし浪人すると、全く方向の異なる新テストに対する対策を講じなければならないんです。その時、現役の連中は何年も前から新テストに対する準備をしているのです。著しく不利です。
 
 ワタシにしては珍しく、高1生にアツく語ってしまいました。「君達はセンター試験での失敗が許されない学年です。今から対策を進めておきなさい」と。
 
 先日、新聞にこの新テストへの「改革」を推進している某K応大の先生へのインタビューが載っていました。
 
 「入試改革は以前からの課題です。・・・何も変わらないまま10年あまりが過ぎました。大人は子供たちに申し訳ないと思うべきです」
 「子供たちの幸せを考えれば、改革は遅きに失したほどです」
 
 そんな偉そうなことを言うなら、Aさんよ、アンタ、現高1生たちに対して謝ってくれよ。他人に対して「子供たちに申し訳ない」と思えというなら、アンタが一番、申し訳ないと思うべきだろ。「子供たちの幸せ」などと言うなら、アンタが一番、現高1生の幸せを踏みにじってるんだろうに。
 
 大人が自分勝手な都合で勝手な机上の空論を振り回すと、犠牲になるのは誰なのか。考えてくださいよ、頼むから。

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2017年12月19日 (火)

「なかがよくなきゃ」で忘年会

 一昨日は、教材作成の会議があり、愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、その間に義兄宅へうかがって、例によって一族飲み会でした。ワタシも会議終了後、駆け付けて合流。帰宅途中、ちょっとしたことが三ポイ女Yの逆鱗に触れ、気まずい雰囲気になりました。
 
 昨日は、ケミさん登校後、夫婦で話し合って、何とか和解。まあ、我が家ではよくあるパターンなんですが。
 
 学校から帰宅したケミさんに、「パパとママは仲直りしたんだよ」と話したところ、嬉しそうに笑って、「まあ、仲がよくなきやケンカもしないからね」だと。
 
 どこで覚えたんですかねえ。~o~;;;;;;
 
 仲直りできたところで、昨日は恒例我が家の忘年会でした。今年は、スキー友達I夫人のFacebookで見た三鷹の「GACHAGACHAはなれ」というお店です。完全予約制のコース料理だというので、ちょっと敷居が高い店なのかと思いきや、全然そんなことはなく、おばんざい中心でコストパフォーマンスの高い居酒屋さんでした。
 
P10905791_2  →は、付き出しの湯葉のいくらキャビア添えに、ワタシの一杯目奈良県油長酒造さんの「風の森 純米大吟醸 無濾過生」。多分、秋津穂じゃなかったかと思います。
 
 二杯目は福島県仁井田本家さんの「自然酒」(スペック忘れました)、三杯目は奈良県千代酒造さんの「篠峯」の低アル酒。(これまた詳細忘れました)。四杯目神奈川県大矢孝酒造の「残草蓬莱」、五杯目が広島県加茂鶴酒造さんの「広島錦」。細かいこと忘れまくってるけど、いずれも良い酒でした。
 
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 お料理はいろいろ出たんですが、←は河豚の一本揚げ。コレ、美味しくて、骨まで食べてしまいました。
 
 
P10905841_4  →はシメの金目雑炊とこの日のメニューでした。
 
 飲み放題コースを頼んでしまったために、かなり過ごしてしまいました。帰宅後は、机で居眠り。風呂で居眠りした後に、二次会中のテーブルで居眠り。ケミさんにも呆れられてしまいました。 
 今年は本当によく働いたから、ま、いんじゃないの、忘年会の日くらい。~o~;;;

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2017年12月17日 (日)

スポ根漫画的反攻

 昨日は、一日だけの休日だったので、日帰り越後でした。娘(仮称ケミ)のレーシングスクールです。
 
 先週の大忙しに懲りて朝5時40分に出発。みつまた到着は8時頃でした。ケミさん、自分で板を運び、自分でブーツを履きます。よしよし。~o~
 
2017121609380000 この日のかぐらは週半ばからの寒波で積雪十分。しかも晴れ時々曇りでそれほど気温も上がらずベストコンディションでした。新戦力のブーツの調子が良いそうで、ケミさん、快調にポールセットを滑ります→。
 
 家族での昼食後、かぐら好きの愚妻Yがかぐらへ行きたいと言い出します。「パパも一緒に行っていい?」と聞くと、ちょっと考えて「いいよ」と軽く答えるので、よし、ここは子離れだなと我々夫婦は、ケミさんをみつまたに残してかぐらへ。
 
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 ワタシだけは早く戻ってみると、ケミさんは、ナント、一人でクワッドリフトに乗っていました←。シングルリフトの経験はあったのですが、あの時は前後に我々がいました。完全に一人乗車は初めてです。
 
 そこから午後のトレーニングに付き合ったのですが、軟雪のコースはすぐに荒れて、ケミさん、やや苦戦。一方、「ライバル」のあの子は荒れたコースをものともせず板を走らせる滑りをしています。スゴイ!
 
 恐らく、このレーシングスクールに入っている小学生の中で、高学年の子を含めても一番の技術でしょう。体重差があるのでタイムでトップにはなりませんが、技術は多分小学生No.1です。もし、ワタシがケミさんの親でなかったら、この子のファンになっていたでしょう。天才的技術です。
 
 彼女の滑りを見て、ケミさんの滑りを見ると、あまりの違いに愕然としてしまいます。これは、「ライバル」にはならないなぁ。とてもじゃないが追いつけないだろう。
 
 と親のワタシが絶望しかかったトレーニング終わり間際、コーチのアドバイスを受けたケミさんが滑り出しました。おや、ちょっと今までと違う。
 
 コーチに言われた通り、外肩を一生懸命下げ、外手を一生懸命前へ出して滑ってきます。あらら、イイ感じじゃないか。
 
 さっそくリフトに同乗して誉めてあげました。コーチにも誉めてもらい、ラスト二本のトレーニングはきっちり外足をグリップさせて板をたわませて滑っていました。うーーん、劇的進歩だ。
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 トレーニング終了後、家族三人でフリー。ケミさん、飛び切りの笑顔で「先生に誉められた滑りをママに教えてあげるよ」と言って滑ったのがコレ→。
 
 板に重みが十分に載って、左右のターンとも今までになく安定しています。昨シーズンのベストの状態よりも一段階上です。スゴイ。これが出来るなら、ケミさん、キミはまだあの子の「ライバル」になれるよ。
 
 スポ根漫画的主人公のささやかな反攻が始まったかも。~o~
 
 早朝に起きてちょっと苦労してかぐら日帰りを決行したワタシとYは、ケミさんの、今まであまり見た事がないような飛び切りの笑顔に報われた気持ちでした。いやー、イイなぁ、スキーって。~o~

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2017年12月16日 (土)

誰からの「西の君」~『源氏物語』に関する些細なこと5

 ここんとこ、時間があると『源氏』の注釈書を読み返しています。んで、まだぞろ、重箱の隅が気になります。
 
 「空蝉」の巻巻末近く、空蝉が残した薄衣についての源氏の歌を、弟小君から受け取った空蝉の感慨を記す部分です。
 
 (小君は)かの御手習とり出でたり。さすがに取りて見たまふ。かのもぬけを、いかに伊勢のをの海人のしほなれてやなど思ふもただならず、いとよろづに乱れて。西の君ももの恥ずかしき心地して渡り給ひにけり。
 
 (小君は)あの源氏の君の御手習いを取り出しました。そうは言っても、女は手に取って御覧になります。あの抜け殻を、古歌にいう伊勢をの海人の衣ではないが、どんなに汗臭いかと思うにつけて普通ではいられず、たいそう様々に思い乱れて。西の君も、何となく恥ずかしい気持ちがして、西の対にお渡りになってしまいます。
 
 諸注釈、「西の君(軒端の荻)」に対して、「渡り給ひにけり」と尊敬語を用いていることに疑問を呈しています。ここは、本文に問題のあるところで、河内本では「渡りにけり」となっていて、島津久基『源氏物語講話』は、「この方が正しいか」と首をかしげています。しかし、青表紙本系は、すべて「渡り給ひにけり」です。現存する写本による限り、少なくとも定家は、「給ひ」を入れて読んでいたのであろうと推定せざるをえません。
 
 『玉上琢彌 源氏物語評釈』では、この敬語表現に疑問を呈しながらも次のように推測しています。
 
 「われら、『源氏物語』の真の読者から見れば、問題にならない身分の女が、思いがけず源氏の君のお情けを頂いて、にわかにえらくなったつもりで、歩いてゆくこっけいなところを思うべきなのであろうか」
 
 
 しかし、ここは、そんなひねくれた読み方をしなければならないところなのでしょうか。はなはだ疑問です。
 
 上記の本文は小学館『新編日本古典文学全集』なのですが、「西の君」の直前に「いとよろづに乱れて。」と句点を打っています。この部分も本文に異同のあるところで、青表紙本系でも、「思ひ乱れたり」とする本文もあります。小学館の旧全集はこの本文を取ります。
 
 しかし、近年の注釈書は新潮社『日本古典集成』も『新全集』も岩波『新古典文学大系』も「乱れて」の本文を取っています。このうち、『集成』と『新大系』は、「乱れて」の後を読点にして、「『て』のあと人物や場面が入れかわる文と見ておく」(『新大系』)などと脚注をほどこしています。
 
 しかし、なぜそんな例外的なことを考えているんでしょう。不思議です。ここは、「乱れて、」として以下の部分の主語を空蝉で読めばそれで解決してませんかねえ。
 
 (小君は)あの源氏の君の御手習いを取り出しました。そうは言っても、女は手に取って御覧になります。あの抜け殻を、古歌にいう伊勢をの海人の衣ではないが、どんなに汗臭いかと思うにつけて普通ではいられず、たいそう様々に思い乱れて、西の君に対しても、何となく気づまりな気持ちがして、西の対にお渡りになります。
 
 「渡り給ひにけり」の主語を空蝉で読んでおけば、空蝉に対しては前後で尊敬語を使用しているので全く問題が起こりません。源氏の歌を見た空蝉が、自分の身代わりに源氏と情事を持った継娘の様子を見に行くというのは、決して不自然な行為ではないように思います。
 
 「~もはづかし」で「~に対して恥ずかしい・気づまりだ」の意になるのに諸注気付かなかったってことでしょうか。しかし、それほど珍しい語法ではなく、例えば、
 
 「今までは何に心のとまるぞとよそに見るらむ人もはづかし」(拾遺風体和歌集 雑 行家朝臣)
 
などと使います。
 
 しかも、このように読んでおくと、「西の君」という呼称がしっくりきます。玉上琢彌『評釈』によれば、軒端の荻に対して女房たちが用いた「西の御方」という呼称よりも、「西の君」は敬意に富む表現だと言います。ここは、「思ひ乱れて」と空蝉の心中を叙述した後、空蝉に寄り添った視点から、「西の君ももの恥ずかし」と空蝉の心内語的な表現をしたと考えてやれば、すべて問題は解決しそうです。
 
 つまり、「西の君」と呼んだのは、語り手ではなく継母空蝉の心中ではないかと見たいのです。
 
 そもそも、源氏と情交を持った軒端の荻が、こんな時間まで継母の元でぼんやりしていて、やっと帰っていくというのは何だか変じゃないでしょうか。軒端の荻はとっくに自室に帰って、初めての体験の余韻を一人で噛みしめ、物思いにふけっていたと考えた方が自然な気がします。  

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2017年12月15日 (金)

新戦力とトマトレタスメンチカツサンド

 昨日は娘(仮称ケミ)の下校を待って、家族でイエティナイターでした。ケミさんの新戦力のブーツを試すためです。
 
 ケミさん、自分一人でブーツを履き、自分一人でウェアを着て用意できました。実は、今まで、ブーツは必ず履かせてあげていたのですが、それではレーシングスクールに入った時にやっていけないので、その練習です。ちょっと悪戦苦闘したけど、何とかなりました。親離れ第一歩。
 
 というか、我々の子離れ第一歩です。見ていてじれったいけど、自分でさせなければと我慢しました。
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 この寒波でイエティも冷え、バーンは締まっています。我々の到着した午後六時前にはそれほど寒くなかったのが、帰る時刻の午後八時半過ぎには駐車場で-4.5°!寒かったです。
 
 ケミさん、真新しい青いブーツで元気よく滑ってくれました→。
 
 今までのブーツで時々見られた足首の入らない突っ立った姿勢も見られず、締まった硬いバーンをかっ飛ばしまくってくれました。
 
 技術的には、まだ先シーズンのベストの状態ではありませんが、元気よく滑れるからすぐに戻るでしょう。
 
 特にアタリや痛みもなかった模様。ワタシに似て、LANGE向けの足形をしているようです。
 
 最近、我が家では、リフトに乗っている最中、一本目は一音の言葉、二本目は二音の言葉を順番に考えて家族三人でリフト何本目かを数えます。例えば、「毛」→「梨」→「しるこ」などという具合。
 
 この日、二時間で、「トマトレタスメンチカツサンド」まで行きました。つまり、14本ね。
 
 滑った後、お弁当を食べて車に乗ったら、5分後にケミさんは寝息を立てていましたとさ。~o~

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2017年12月14日 (木)

滑りたがりの寿命

 昨日、一昨日、ワタシは仕事がなく、娘(仮称ケミ)は普通に学校。となると、まあ、ワタシが自宅にいるはずもなく、越後単独行となりました。
 
 一昨日はケミさんの登校を見送ってからゆっくり出発。のんびりと米朝さんの『帯久』を聞きながらドライブし、昼頃にみつまた着でした。
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 この日、日本海側はドカ雪という予報だったのですが、雪雲はかぐらまで来てくれず、かぐらは小雪→。
 
 半日、ひたすら小回りのトレーニングでした。
 
 昨日も朝のうち降雪はありませんでした。苗場の宿で、のんびりと朝食を取り、ちょっとPCで仕事。一人だと仕事がはかどります。
 
 仕事を一区切りさせて、ゆっくりとゲレンデに出発する頃には雪が降り出していました。滑りたがりYがいたら、絶対にこんなのんびりした出発は許してくれません。Yはとにかく出来る限り早くゲレンデに出て、最終リフトまで滑り続けるのがスキーだと思ってます。いつでもどこでも滑れる限りひたすら滑り続けるのがYさんです。
 
 考えてみると、昔、ザウスに通っていた頃は、ワタシもそれに近い滑りたがりでした。少しずつ、滑りたがり度が下がってきて、今や一人で滑りに行くのはちとおっくう。一日のうちに滑れる時ちょっと滑ればそれでいいかなって感じ。
 
 滑りたがりの寿命が尽きかけているんでしょうか。
 
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 などと考えながら、かぐらに上ると、かぐらは視界が悪くなるほどの雪←。それも次第に強くなり、ドカドカと降ってきます。ジャイアントコースやテクニカルコースのコブが埋まり、大回りしごろになっていきます。
 
 こうなると、ワタシもついガツガツと休まず滑ってしまいました。やっぱり滑りたがりはまだしばらく続くってことね。~o~;;

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2017年12月12日 (火)

パパとのおでかけか戦力の補強か

 昨日はやはり仕事のない日。昨年までなら確実に越後の雪の中ですが、娘(仮称ケミ)は普通に学校なので、我々も自宅です。
 
 それでもケミさんが帰ってきたら、イエティにナイターに行こうかと言っていました。しかし、相談の結果、中止。
 
 というのは、土曜日のライバル対決惨敗を受けて、いろいろと検討した結果、どうもブーツにも原因があるかもしれないということになったからです。
 
 今シーズン、ケミさんは昨シーズンまでと違うメーカーのブーツを履いていました。昨年まではスキー友達の娘さんのお下がりのLANGEの子供用ブーツでした。今シーズンは同じくスキー友達の娘さんのお下がりのR社のブーツだったのですが、どうも、足首が入りにくそうだったので、並べて比較したら、あら、明らかに足首の角度が違うわ。
 
 ブーツの設計はメーカーそれぞれの考え方によって異なります。しかし、子供用ブーツなんてたいして変わらないだろうとナメていたのですが、うーーん、これだけ違うものを履いていたら、そりゃ滑りに影響するかなぁ。
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 ということで、急遽、戦力補強。ケミさんとワタシで御茶ノ水へ行きカンダハーでブーツを購入してきました→。
 
 実は、ライバルのあの子と同じブーツです。ケミさんにもそれは説明しました。
 
P10905781 実は、ワタシとも同じブーツです←。ブーツの陰に見えるのは、戦力補強した良い子のピースサイン。
 
 ショップでも帰りの電車でも、ケミさんらしからぬ異常なハイテンションでした。電車の中で、あんなに大騒ぎして落ち着かないケミさんを見るのは初めてかもしれません。
 
 さて、これは、パパと二人きりのお出かけが嬉しかったのか、それとも戦力補強が嬉しかったのか、どっちですかねえ。~o~;;

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2017年12月11日 (月)

スポ根漫画的遭遇

 土日とかぐらでした。
 
 金曜日、徳竹キャンプ終了後すぐに帰宅し、翌日は愚妻Y、娘(仮称ケミ)とともに早朝六時出発。珍しくYさんが出発の時間を間違えたために大忙しになりましたが、8時20分にはみつまたの駐車場に入っていました。実は、この日、ケミさんをレーシングスクールに入らせたかったので。
 
 今シーズンからケミさんは本格的にレーシングを始めます。今まで、我が家では意識的にケミさんの足に負荷がかかる滑りを避けさせてきました。幼児に過剰なトレーニングをすると筋肉が付き過ぎて骨格の成長をスポイルする可能性があると聞いたので。しかし、一年生だし、もういいでしょう。
 2017120913050000
 この日のかぐらは晴れ→。それほど気温が上がらず、コンディションは悪くありませんが、少し積雪が不足気味でポールが立たず、ブラシを使ってのトレーニングでした。
 
 小学生は最初、付き添いが必要とのことだったので、ワタシが一日傍に付いていました。
 
 2017120909500000 記念すべきケミさんのトレーニング一本目です←。外手を腰に当てて内手を上にあげて滑るエクソサイズです。手を間違えずに余裕でこなしました。
 
 このレーシングスクールはなかなかの盛況で、この日、小学生が6~7人、中高生レーサーが10人ほど、大人のレーサーが5~6人一緒にトレーニングしました。その中に、ひと際目を引いて小さい子がいました。うちのケミさんよりも2~3cm小さい感じです。ケミさんと同じ一年生だそうです。
 
 ところがこの子が超上手いんです。普通にトレーニングをしている時も上手かったのですが、バーンが荒れ始めてからが、ケミさんとは明らかに違います。下がガタガタになると、ポールトレーニングに慣れていないケミさんは怖がってプルークにしてしまうのですが、この子はビュンビュン切っていきます。多分、ケミさんも見ていてビックリしていたのではないかと思います。
 
 実は、我々は昨シーズンの終わりにこの子の存在を知りました。年長さんの時からこのレーシングスクールの常連さんなのだそうです。我々はそれを知っていて、このスクールを選んだというわけです。
 
 これから、少なくとも2、3年はこの子がケミさんの目標でありライバルになってくれます。とりあえず、ライバルとの遭遇初日はケミさんの完敗。素人と玄人ほどの差です。
 
 しかし、ここからスポ根漫画のパターンだと主人公が根性出して盛り返すことになります。さてさて、我が家の主人公はどうなりますやら。~o~
 
 昨日の日曜は半日滑って帰京。ケミさんの親友Aちゃんファミリーと楽しい飲み会でした。ケミさんはもちろん大はしゃぎ、パパは例によってちょっと飲みすぎましたとさ。~o~;;

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2017年12月 8日 (金)

とびきりのご褒美キャンプ

 昨日今日と丸沼で、毎年恒例徳竹デモのガンガンキャンプでした。
 
 昨日の早朝、単独で出かけました。娘(仮称ケミ)の学校があるため、愚妻Yは留守番です。いやはや、やはり何とも解放感です。娘とYがいたのでは聞けない米朝さんの「菊枝の仏壇」をたっぷり聞かせてもらって丸沼へ。
2017120711030000
 
 昨日の丸沼は快晴。しかも気温低く、グッドコンディションでした。雪も十分に付いてます。
 
 バイオレットコースの雪は硬く締まっており、少しコロコロが散乱していましたが、まあ、贅沢は言えません。空いてるしねえ。
 
 初日は今年のテーマ「ロール」に向けての基本作りでした。ここで、ちょっとワタシはお悩みモードに入ってしまい、うーーむでした。
2017120719080000
 
 宿泊はいつもの「Kのみ」さんでした。相変わらず、ご飯がんまい!
 
 ←はビーフシチュー風の牛肉煮込み合わせ味噌ソース。これ、合せ味噌の風味がタマリマセン。んまい!
 
2017120721100000  この日は徳竹デモの誕生日のお祝いもありました→。
 
 今日の二日目は、曇り後小雪。昨日のコロコロもなくなり、雪質は最高。
 
 ワタシはお悩みモードを引きずったままのスタートだったのですが、「ロール」のトレーニングの中に、判らないので思い切りスピードを出して縦に行ったら、「それでいいです!」と言われ、パッと視界が開けました。
 
 これで良いなら、もう何時でも本番大丈夫なんじゃないかしらん。~o~
 
 その後の小回りのトレーニングも褒めてもらえる滑りが出来たし、今回のキャンプは充実してたなあ。
 
 今年度の仕事に対するご褒美のような二日間でした。

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2017年12月 7日 (木)

初作文と「のんびり」イエティ

 一昨日、帰宅すると、夕食の食卓の上に何やら厚紙で綴じた物が載っています。魚の絵が描いてあって、「よくうごく金ぎょ」というタイトルが書かれています。娘(仮称ケミ)の筆跡です。
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 「学校のいけに金ぎょがいます。」から始まるケミさんの初作文でした→。
 
 感想を書くようにということだったので、「『学校のいけに・・・』と最初に説明があったので何について書いたのかわかりやすく、途中の金魚のひれと口の描写は、金魚をよく見て書いていて、まるで金魚を目の前で見ているようだと誉めてあげました。
 
 昨日は、仕事のない日。以前なら、当然、一家で越後なのですが、ケミさんの学校があるのでそうもいきません。ケミさんを学校へ送り出してから、愚妻Yと二人イエティでした。
 
 すべて仕事が終わっていると思うと、のんびりできます。まあ、ケミさんが学校から帰って来るまでには帰宅せねばならないので、一時半頃までの「のんびり」 なのですが。~o~;;
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 昨日のイエティは快晴。今週はあのあたりにも降雪があり、途中の路上に残雪がありました。気温はさほど上がらず、コースも広がって、グッドコンディション。
 
 さすがにかぐらを滑った後では斜度が緩すぎると感じてしまうのですが、それでも我が家のイエティ史上最高の状態でした。十八本滑って予定通り一時半前に上がりました。
 
 夕食時、引っ越し一周年を祝いました。昨年の昨日、小金井に引っ越してきたんです。
 
 まだ一年しか経っていないなんて信じられません。濃密に中身の詰まった楽しい一年だったなー。

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2017年12月 6日 (水)

重箱の隅の隅の愉悦~『源氏物語』に関する些細なこと4

 昨日、二学期が終わりました。いやー、お疲れ様。今年は本当に大変だったけど、終ってみりゃ、アッと言う間だったかな。
 
 さて、久しぶりに、『源氏』ネタです。それも飛び切り重箱の隅。
 
 「空蝉」巻。源氏が小君の手引きで空蝉の寝所に忍び入ろうとする中での、空蝉の心中を描く文章です。
 
 女は、さこそ忘れたまふをうれしきに思ひなせど、あやしく夢のやうなることを、心に離るるをりなきころにて、心とけたる寝だに寝られずなむ、昼はながめ、夜は寝覚めがちなれば、春ならぬ木のめもいとなく嘆かしきに、碁打ちつる君、今宵はこなたにと、いまめかしくうち語らひて寝にけり。

 

 女は、「さこそ」この頃源氏の君が自分のことをお忘れになっているのを嬉しいことと無理に思い込んでも、不思議に夢のような出来事が心に離れず甦ってくる毎日で、安らかに眠ることさえできず、昼はぼんやりと過ごし、夜は寝覚めがちであったので、古歌に言う春の木の芽ならぬ自分のこの目も休まる暇なく嘆き続けているのに、碁の相手をした娘は、今宵はこちらでと浮かれたおしゃべりをして寝てしまいました。 

 

 この「さこそ」が重箱の隅です。どうも、この「さこそ」に関して、諸注釈はややアバウトです。島津久基『源氏物語講話』と玉上琢彌『源氏物語評釈』は、ここに、「すっかり諦めて、あれから御手紙一本くださらない」(講話)「すっかりお諦めくださった」(評釈)と「すっかり」という語義と離れた意訳をつけています。

 

 一方、旧大系、旧全集、新全集、新大系などの諸注は、これを指示語として頭注に、「如何にもあんな風(「御消息も絶えてなし」)で」(旧大系)、「あれほどに。『御消息も絶えてなし』を受ける」(旧全集)、「巻頭に『女もなみなみならずかたはらいたしと思ふに、御消息も絶えてなし』とあったのを受ける」(新大系)などとしています。

 

 それでも良いのかなあ、と思うのです。ここで、空蝉が自分の最近の身の上について、「こんなふうに源氏の君が私をお忘れになっていてくれるのは嬉しいことと無理に思い込んで」と考えるのはおかしくないことです。しかし、それなら、「かく」とか「かやうに」が良かったのに、何故、「さこそ」なのか、ちょっと引っかかります。

 

 試みに古語辞典を引いて見ると、「さこそ・・・逆接の条件句=いくら・・・でも」と出て来ます。なんだ、これで良いんじゃないの。

 

 女は、この頃源氏の君が自分のことをお忘れになっているのを、いくら嬉しいことと無理に思い込んでも、不思議に夢のような出来事が心に離れず甦ってくる毎日で、安らかに眠ることさえできず、昼はぼんやりと過ごし、夜は寝覚めがちであったので、古歌に言う春の木の芽ならぬ自分のこの目も休まる暇なく嘆き続けているのに、碁の相手をした娘は、今宵はこちらでと浮かれたおしゃべりをして寝てしまいました。

 

 これの方がすっきりします。

 

 それにしても、こんなどの古語辞典にも記載されている普通の慣用句を、なぜ錚々たる学者さん達が見逃したのか、理解に苦しみます。まあ、こんな重箱の隅の隅までは気を配れないということなのかしらん。

 

 その分、こちらにはお楽しみが残されているということなのでしょう。~o~

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2017年12月 5日 (火)

バナナに逢うては

 昨日、月曜の授業の最終日でした。月曜はワタシの通常授業のスケジュールの中の最難関で、本当に朝から晩まで授業です。横浜→吉祥寺移動があっての八時間授業ですから。
 
 しかも、終るか終わらないか、かなりギリギリのテキストをいくつか抱えて、毎時間緊張の連続…だったのですが、不思議にすべて平常心でこなせて、ピタリと終わり太鼓判を押せました。カタルシス~。
 
 早稲田志望クラスに対しては早稲田、東大志望クラスに対しては東大、高校生に対しては高校生向けの対応をしてきました。まさに融通無碍。いやー、予備校屋としてとうとうここまで来たか。
 
 とパパがいい気になって帰宅したら、愚妻Yから娘(仮称ケミ)とのこんな会話を聞かされました。
 
 「今年のクリスマスにはサンタさんに何をお願いするの?」
 「んー何でも良い」
 「じゃあ、クリスマスの朝に枕元にバナナが置いてあったらそれでもいいの?」
 「バナナをおいしくたべるから」
 
 おわっ!七歳にして、「お茶に逢うてはお茶」の平常心かよ。
 
 これでは近いうちに仏だの親だのを殺しかねマセン。~o~;;;

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2017年12月 3日 (日)

毎年恒例「なんてことしてくれる」

 順調に最終週が終わっていきます。毎年恒例、太鼓判も、一部どうかなと心配した教材もあったものの、なんとか押しまくってます。
 
 春期講習の予定なども送られてきて、すっかり毎年恒例の終講モードなのですが、一昨日、もう一つの「毎年恒例」が来てしまいました。
 
 一昨日の夜、娘(仮称ケミ)が頭痛を訴えるので熱を測ってみると・・・、あります。日曜に越後に行く気になっていた愚妻Yは、「あんたは、なんてことしてくれるのよ!」
 
 んで、気になって調べてみたら、このパターン、我が家の十二月の恒例行事でした。昨年一昨年一昨々年四年前 。~o~
 
 昨日の朝、ケミさんのお熱は39度を超えました。まあ、平熱の高いケミさんとしては少し熱があるかなというところ。病院に連れて行ったところ、インフルエンザではないし、小学校で流行っている水疱瘡でもなく、単なる風邪だそうです。ホッ。
 
 昨日一日ケミさん頑張って寝続け、今朝は平熱に戻りましたとさ。~o~

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2017年12月 1日 (金)

第三十四回無名講師日記アクセスランキング

 恒例の無名講師日記アクセスランキングです。17'8/1~17'11/30のページビューPV総数は24807。前回より大幅減なのは季節のせいでこのブログの特性ですが、一年前と比べても1000ほど減らしています。

 

 ベスト10はこんな感じでした。

 1.トップページ           8577

 2.古文の参考書                 519

 3.薦めない理由~『古文の読解』小西甚一著(10'4/23)   432

 4.スキー板試乗                425

 5..エッジ角に見るプロとアマチュア(08'1/13)         418

 6.季節の酒肴さまざま(17'4/11)        408

 7.オヤジ板の贅沢な試乗(17'4/14)                   406

 8.始めから丁寧にNG~『Tの古典文法はじめからていねいに』 (13'12/14) 370

 9. 解放の日と野沢での思い出(17'4/13)      368

 
 この季節はスキー試乗モノが弱く、相対的に参考書系が上がってくるのは、昨年と同様。新しい記事が少ないのも昨年同様で、該当期間の記事としては、38位にようやく、「帰ろう同血と小金井三五夜の月(17'10.5)」が入っています。 
 
 うーーん、どうしたモンだかねえ。~o~;;;

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