ガラガラ上へ下へ
二日からワタシは仕事でした。午前が町田で某W大対策、夜が御茶ノ水で某東大志望の一年生講座を二日間。昨日から、夜が変わって町田での高二講座です。
愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、その間、親戚の新年会と年賀をしてくれていました。昨年まで「嵐のように」こなしていた年賀も今年は、二人だけです。ワタシゃひたすら仕事仕事。
東京は折からの乾燥で普通にしていても喉がカラカラになる気候なのに、暖房の効いた部屋で、一日六時間、しゃべりまくっているのですから、喉に良いわけないです。もう、ガラガラ声で絞り出すように授業していました。
しかし、今のところ、生徒さんも事情を理解してくれているのか、不満は出ていません。それどころか、結構アンケートの評価が良いのはありがたいことです。
しかし、こうしていろんな生徒さんを相手にしていると、今さらながらいろんな環境があるもんだと思います。某東大志望の高1生からは、「学校では文法ばかりやらされるので、読解中心の授業が面白かった」などと言ってもらって、まあ、嬉しいことは嬉しいのですが、学校で文法をやってくれているから、こういう授業が成り立つんだよと思ってしまいます。
一方、高二の講座では、「ウチの高校の先生は、『助動詞なんか覚えなくて良い』って言う人なんですけど、私はこれからどうやって勉強したら良いでしょう」と相談を受けてしまいました。うーーーん。
我々の仕事は、以前、学校で基本を教わってきている子に、そこから先を教えるのが主な役割でした。しかし、今や、上記のような先生の尻ぬぐいも主な仕事の一つになっています。まあ、それは判っていたんだけど…、なんだかなあ。~o~;;;
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コメント
あけましておめでとうございます。今年もまたよろしくお願いします。2日から仕事だとか。この日は、わたくしの誕生日で、子供が「おめでとう」と小さな声で祝ってくれました。
「先生の尻ぬぐい」。ここ数年ブラック職場としての学校というのが話題になっています。この影響の一つが、こういう職場への就職の敬遠です。おのずと採用試験の競争率が低下し、人材が集まらなくなっています。いきおい「助動詞なんか覚えなくて良い」という教員が出てきても不思議ではありません。
投稿: ニラ爺 | 2019年1月 6日 (日) 08時23分
>おのずと採用試験の競争率が低下し、人材が集まらなくなっています。
ナルホド、そうなんでしょうね。
加えて、我々の職場で言われているのは、長引く不況で人材が理系に流れ、特に就職に不利な国文科の学生がいなくなってきたという説。国文科の卒業生に人材がいなくなり、ウチの古文科は高齢化職場になっているのだそうです。どこまでホントなのかは分かりませんが。
投稿: mumyo | 2019年1月 6日 (日) 11時49分