脱重力の日
昨日は、火曜日に続いて裏山特訓の日でした。
この日の狭山は、初心者ボーダーがたくさん遊びに来ていて最初は少しTRしにくかったのですが、皆さん引きが早く、5時にはかなり空いてくれました。
ケミさんは、この日もS字ターンの練習です。火曜日に感じをつかんでいたので、それを思い出させ、S字が出来るようになったところで、そのフィーリングでフリー滑走させたところ、かなりの確率で、板を走らせて体をターンインサイドへ落とし込めるようになりました。
多分、スキーをやらない人には、この変化は分かりにくいと思いますが、これは大切な進歩です。スキーヤーは、ターン後半、板の上にいます。ところが、そのままでは次のターンは始まりません。
次のターンを始めるためには、一旦、板の上を離れて、次のターンインサイドへ入らなければなりません。ところが、板の上を離れるということは重力の安心感から離れるということです。次のターンが始まってしまえば、遠心力が働くのですが、それまでのほんの一瞬、スキーヤーは力の働きかけがない不安定な状態になります。
我々は、日常生活の中では常に重力に守られて安心して動いています。そのため、重力から抜け出して次のターンインサイドに入るのにはある種の勇気と慣れが必要です。
どうやらケミさんは、この日そいつを手に入れた模様。
まあ、脱重力などと言っても、外足足裏の荷重点を数センチ小指側に移すだけなんですけどね。でも、その数センチで、ライバルMちゃんとの距離が大きく縮まる…はずなんですが、どうでしょうね。~o~::
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