12年後の裏切り
娘(仮称ケミ)は、昨日から三年生の新学期が始まりました。
ついこの間、ピカピカの迷子になっていた子が、いやはや、もう三年生かよ。~o~;;
んで、三年生になったからというわけではありませんが、とうとう、こんな物をケミさんに与えることになりました。今日、帰宅してこれを見たケミさん大喜びです。
12年前にはこんなこと書いてたんですけどね、ワタシ。~o~;;;
言い訳をしておくと、この「キッズ携帯」ってヤツは、登録した番号にしか電話メールができません。したがって、12年前に書いた携帯の弊害はほとんどありません。
先日の「お一人様」の前に、何か我々に対する連絡手段がないと拙いという話になって購入契約したものが、遅れてやっと届いたということです。まあ、これからも「お一人様」は増えていくでしょうから。
でも、スマホだけは持たせないぞー。~o~
実は、これは我が家では密かなオキテになっています。そのために、ワタシもスマホを持たず、愚妻Yにも持たせていません。それで、今回契約に行った某docomoの店員に、Yは変人扱いされたそうです。
しっかし、このキッズ携帯という商品は、子供にスマホ等を持たせたくない親御さんに支持されて売れてるんじゃないんですかねえ。そうでもないのかしらん。
スマホの使用時間と学力は反比例するという調査があるそうですが、そうじゃなくたって、あんな中毒性のある物を、自制心が発達しきってない子供に持たせたら、依存症になるにきまってます。その弊害は単純な携帯電話の比ではないでしょう。
先日、スマホの学校への持ち込み禁止を文科省が見直すという報道があり、それに対する賛否両論が起こった結果、トンデモナイことを言い出す方も現れてきたようです。
今回、ちょっと検索を掛けて出て来た「トンデモ」にこんな趣旨のものがありました。
これからの子供たちにいちばん必要なのは、コンピュータを理解すること、そしてそれをいかに使いこなすかということだ。それを真っ先に教えなければならないのが、教育現場ではないだろうか。その教育現場に、スマホを持ち込むのはいいが、使わせないというのだから、信じがたい。スマホはコンピュータではないのか?
この人、「ICT教育」の必要性を論じる文脈で上記の主張をするのですが、ICTは教育のツールでしかなく、PCやスマホを使いこなす術とは異なるもののはず。まして、「コンピューターを理解すること」が「真っ先に教えなければならない」ことのわけはありません。授業でボールペンというツールを使わせる時に、「ボールペンを理解することが真っ先に必要だ」と言うかってことです。
PCを理解することの前に必要なのは明らかに「日本語教育」です。日本語や基本的な数学の教育が十分に済んでいない小中学生に、日本語よりPCの理解を優先させて良いはずがありません。まして、ICT教育やPCの理解とは直接関係ないスマホ持ち込みを、弊害を考慮に入れずに認めるなどというのは、言語道断の暴論です。こういう暴論は世間に支持されないと信じたいです。
少なくとも、ウチの娘だけは、こういう暴論の影響を免れてほしいと願ってやみません。
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コメント
キッズ携帯、うちは電車を使ってそろばん塾へ通わせていて、昨年秋から付き添いせずに一人で通わせるべく、購入しました。これとても店側は、キッズフォンというスマホの一種をさかんにすすめ、キッズ携帯は品切れだといって、三軒目でようやく購入した次第です。私も、いまでは珍しい携帯派で、やはり「変人扱い」されています。もっとも愚妻はスマホを持っていますが。
「言語道断の暴論」、はいその通りです!
投稿: ニラ爺 | 2019年4月13日 (土) 17時08分
おお、同志ですね。~o~
我が家は、愚妻がスマホ持ちたがるのを、無理やり留めている状況ですが、愚妻は、今の携帯に何かあったら乗り換えると宣言しています。まあ、いつまでこのままいってくれることやら…。
投稿: mumyo | 2019年4月14日 (日) 21時52分