敗北宣言の愉快
土曜日、例によって愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、朝四時半に出発しました。ケミさんはかぐらでトレーニング。またまた和田小屋泊まりで、早朝特別TRです。
ワタシは朝一番から初夏の特別授業で夜まで高校生の授業がありました。けっこう体力的にキツくなるシーズンです。
にもかかわらず、翌日曜、ワタシも四時起床。一番の新幹線で越後へ。この日がワタシのシーズン最終日なので。
かぐらはまだまだ雪あり、とはいえBBQ台は完全に露出。和田小屋正面バーンはキレイに見えますが、コブラインのスタート地点はかなり土石が出てます。
この日、ケミさんはジャイアントコース下部でのSLトレーニングでした。前日のSLでめったにホメない主任コーチから激賞され、「絶好調オンナ」と呼ばれたという話を聞いていたので、是非、その絶好調の滑りを見なければと思い、スタート地点から見てみたのですが、 こんな感じでロングポールとブラシのコースを滑っていました。この写真だと絶好調ぶりが分からないと思うので、拡大すると、
まず、両脛の角度が合っています。ケミさんは、この左外足ターンに欠陥を持っていたのですが、見事に直っています。そのために減速要素が少なくなっています。これは右外足からの切り替えが上手くなったためで、そのために谷回りが作れて荷重がスムーズに行われ、これまでよりはるかに板が走ります。
右外足からの切り替えという欠点が直ってみると、実は、他に欠点がなかったので、一気に上手く速くなりました。ケミさんが今年SLで使っている板は本格的なジュニアレーシングではなく、キッズレーシングです。あの板でこんな滑りをするというのは、本当に板の能力をフルに発揮させて、なお足りない部分は技術で補わなければ、不可能です。
来期、本格的なジュニアレーシングを履かせたら、ライバルMちゃんは、もうすぐそこでしょう。スゴイ。
この日の帰宅後、スクールのサイトにアップされた動画を見ながら、愚妻Yと乾杯しました。もう、我々夫婦は、少なくともレーシングに関してこの子に勝てません。そりゃ、体重にものを言わせてタイムでは勝てるだろうけれど、技術では二人とも勝てません。
しかし、この敗北宣言の気持ちの良さよ。~o~
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