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2019年7月17日 (水)

反日本文化を憂う

 何でも、『〇戯王』とかいう漫画の作者の方が、現政権を「独裁政権」とツィートして話題になってるそうです。

 わかってるねー。~o~

 こういう、ものが分かっていて志のある方は、どこにでもいるんですね。

 それに対して、「良い独裁もある」などとあまりに愚かな反論を加えた御用放送局員がいたとか。うーん。

 つまり、「(権力者をヨイショしたい自分たちにとって都合の)良い独裁」ってことか。どーしょもない輩も、また、どこにでもいるってことですね。~-~;;

 漫画作者の方は、現政権を売〇政権とも呼んだそうですが、それはともかく、現政権が「反日本文化」であるのは間違いないでしょう。

 現政権が強力な基盤としている「日本〇議」とやらは、戦前社会を理想としているのだとか聞いています。とすると、その考え方は、「反日本文化」的です。戦前は、日本文化の最大の華『源氏物語』に抑圧を加えた時代ですから。

 そもそも、日本文化というのは、他国の文化をリスペクトする文化です。隣国大嫌い演説をするような輩とは正反対の文化です。「大和魂」とは、本来、他者と調和する心の働きを言います。決して、日本的戦闘スピリットではなかったのです。したがって、隣国大嫌い演説などというものは、そもそも「反日本文化」なのです。

『源氏物語』もまた、隣国へのリスペクトが生み出したものです。紫式部の父藤原為時は時代を代表する漢学者で、紫式部はその薫陶を幼い頃から得ていたバイリンガル女子です。中国文学、例えば白氏文集へのリスペクトなしに、『源氏』もまた、存在しないのです。

 そういう意味で、あらゆる排他的思想は、反『源氏』的なのです。そういう『源氏物語』が、戦前という排他的時代に抑圧を加えられたのは、偶然ではないのでしょう。

 『源氏物語』は世に出て千年もの間、一瞬の絶え間もなく、日本文化の華として仰望され、文化に携わる全ての日本人から惜しみない賞賛を与えられてきました。その『源氏物語』千年の享受史の中で、唯一戦前と呼ばれる十数年ほどの間だけが、『源氏』をリスペクトせず、『源氏』を排除しようとしたのです。

 その戦前という時代に戻そうなどというのですから、「日本〇議」という連中が、いかに反日本文化的かわかります。そして、その連中に支えられている現政権は、反日本文化的政権ということになります。

 ワタシの亡き恩師は、「愛子」さんの名付け親になったような方でしたが、生前、しきりに現政権と日本の行方を憂えていらっしゃったと、葬儀の際の挨拶でうかがいました。その先生が昨今の日本の情勢を御覧になったら、どんなにお嘆きになることか…。

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