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2019年10月31日 (木)

イマドキ「読み書き算盤」

 二学期の第九週が進んでいます。デスクワークの方も、昨日、高校生の授業がお休みだったのでよく進み、この時期の懸案事項某東大対策添削は全て提出。過去問添削も注文されている分はほぼ終わりました。よく働いたなー。

 まあ、すぐにお代わりの仕事が来ちゃうんですが…。

 そんな中で、気になること。設問読んでない人、目につくなぁ。

 出題者の聞いていることに答えようという、国語の問題への基本的な対応姿勢が出来てない人が目立ちます。何だって、「意図」を聞いているのに、「理由」を答えたがるんだかねえ。

 「現代語訳」を聞いているのに、むやみに言葉を補って、ほぼ「説明」にしたがる人も多いんですよねえ、最近。

 さらに、細かいことですが、「訳」なのだから、筆者の立場で使いそうな言葉を選ぶべきなのに、柳沢吉保の側室に、吉保を「ヨシヤス」って呼び捨てにさせちゃマズかろう。ヒドイ場合、吉保の側室に将軍様を「ツナヨシ!」って呼ばせてるのに至っては…。噴飯。~o~

 やはり、こういうのは、子供の時からの訓練でしょう。我が家では最近、娘(仮称ケミ)に国語ドリルをやらせてます。

P11002971

 消費税増税前についでに購入しました。ハッキリ言って、普通の三年生向けドリルなので、難しいことは何もなく、もともと読書家のケミさんは、スラスラ進めています。普段読まないような文章がたくさん入っていて新鮮らしいです。

 ほとんどどの課でも読み取りは間違えないのですが、やはり設問対応の点で誤りが出て来ます。「どういう花ですか」と聞かれて単なる「抜き出し」になっちゃったり、「文を抜き出しなさい」と「部分を抜き出さなさい」の違いが分からなかったり、説明問題の最後の句点が抜けてたり。

 まあ、こういうのは訓練です。「聞いてることに答えるようにしなさい」と繰り返して刷り込んでます。

 これと、漢検対策の漢字ドリルと公文式の算数が、最近のケミさんの家でのお勉強です。言うなれば、現代風「読み書き算盤」。このくらいは親がやっておいてあげないとマズいかと。

 なんだか、ワタシも教育パパ風ですが、我が家では意外なことにYクンの方が熱心に上記のお勉強をやらせています。ワタシゃ時々アドバイスするだけ。

 閑話休題。受験生には、聞いてることに答えなさいと繰り返しています。でも、実はそれを実現するためには、聞く方も細心の注意を払わなきゃいけないんだよなー。「なぜそのような状態でいるのか」を「なぜそのように言ったのか」って聞いちゃイカンのだが…。

 と最後は判る人にしか判んない話であった。~o~;;;;

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コメント

 何も入試問題に限らず、政治家の受け答えによくありますな。
 読み書きそろばんとはよくいったものです。うちのところは、とにかくそろばん。これに関しては、学年断トツ一位です。といっても二クラス、50人ほどですが。
「読書家のケミさん」、うちの子供にも読書させなければ。

投稿: ニラ爺 | 2019年11月 2日 (土) 08時26分

 ウチの場合、「読書家」も行き過ぎて、ほとんど「活字中毒」。ちょっとした隙間の時間にも本を読みたがって、逆に親に怒られてます。子供の時のワタシ以上です。

 まあ、何事も行き過ぎちゃうとマズいってことですかね。

投稿: mumyo | 2019年11月 2日 (土) 08時51分

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