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2019年11月22日 (金)

息災安寧の祈り

 水曜は、「一年で一番忙しい日」だった日でした。今年もまたこの日を過去形で語れるのはありがたい。~o~

 早朝から模試の採点基準を練りました。自分で作った模試は隅々まで承知しており、採点のアウトラインは出来ているはずなのですが、実際の答案を見つつ細かい基準を決めるという作業は難渋を極めます。なにしろ、こちらの予想したのとは全く違う思考パターン違う語彙を持つお子さんがたくさんいるので。

 午後、立川の授業に出掛けましたが、この日は高校生の授業がお休みなので、帰宅して再び夕方まで基準作り。ようやく夕方それらしき物が出来上がり、会議に出掛けました。

 毎年、採点をお願いしているベテランの先生方に採点基準を説明し、答案を見ながら細部を詰めて行きます。この場で、さらに全く違う思考パターン違う語彙のお子さんを多数発見し対処を検討し意見のすり合わせをし、本当に細かい部分まで採点者の意思統一を図って、これで万全、と思った時にはすでに数時間が経っています。

 木曜は午前中あざみ野で授業でした。帰宅後、いよいよ採点開始。あれだけ慎重に決めたはずの採点基準なのに、またまた予想外のものが出て来て驚かされますが、まあ、採点者の意思統一は出来ているので、何とかなります。

 しかし、ワタシがこれだけ慎重を期して採点基準を決め、実力も経験も十分のベテランで、しかも気ごころの知れた信頼できる先生方だけで会議をして意思統一を図り、採点に取り掛かっても、なお、予想外の事態が起こるのです。しかも、この模試は参加者がそれほど多くなく、受験者はある程度の学力のあるお子さんばかり。それで、こんなに大変なのに…。

 全国の何十万の受験生の答案を、アルバイトを含む一万人で採点するという新テストの記述問題の採点で公正さを保てると妄想している人達って…。

 気が遠くなるくらい大バ〇です。というか、現場の現実を知らなすぎます。

 我々の採点の方は順調に進み、金曜は町田で授業。二学期第十二週目が順調に始まりました。

 この日は、毎年恒例、旧暦神無月亥の日です。

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 亥の子餅を祝い、息災を祈ります。今年は、新テストに臨むはずの高2生のためにも、安寧を祈りたい気持ちです。

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コメント

記述式の採点をアルバイトを使って短期間で行うのは、無理です。
 おそらくキーワードがきちんと入っていれば、点数化というような基準は作られることでしょう。というより、要はキーワードが入ってさえすれば、そこで点数を与えるという採点方式になるはずです。
1 光源氏が若紫に恋心を寄せていると読み取れる。
2 光源氏が若紫に恋心を寄せているとは読み取れない。
 こういう答の場合、「光源氏」「若紫」「恋心」という三つのキーワードがあれば点数化となり、ともに正答になってしまうというおそれが生じます。もちろんこの例は極論ですが、下手するとこういう正反対の答えでも正解となってしまうのではないかと容易に推察されます。記述式は即刻辞めるべきです。

投稿: ニラ爺 | 2019年11月23日 (土) 09時01分

 まったくその通りです。

 今、採点作業を進めているので、つくづくそう痛感します。

 内容的なこと以外にも、読解困難な字を書く生徒さんは多数います。字が下手なために正答なのに零点扱いということが起こりかねません。
 
 また、誤字の扱いなども気になります。出題者には予測不能な誤字を書く生徒さんは、かなりいます。おっしゃるようなキーワード採点だと、下手をすると、キーワードに誤字を一字書いてしまったために、設問全てに対して不可とされるようなことも起こり得ます。

 こういうの、採点作業をしたことない人は想像できないんでしょうね。

 もちろん、悪筆や誤字は本人の責任でもありますが、その判定を経験と時間と責任のある国公立の先生がするのと、経験も時間も責任もないバイト君がするのと、どちらが良いか、ということです。

投稿: mumyo | 2019年11月23日 (土) 11時12分

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