救われ夫婦の失敗と再生
昨日は、東京都スキー技術選手権の初日でした。
天候は晴れ時々曇り。昨夜の雪はうっすらと乗っただけで、一気に冷えて昨日の軟雪が凍りました。第三ゲレンデは所々氷が見えています。ヤバい。
実は、ワタシの板は、大回り用はしばらくチューンナップに出しておらず、小回り用はヘタってきていてグリップ感がなくなってきていました。でも苗場で硬いバーンにはならないだろー、とナメてました。~o~;;
我々の最初の種目は、ワタシの第三ゲレンデ大回りとYのコブ。ほぼ同時でした。
二人とも二番目の班だったので、前の班を見ることができました。大回りコートは硬そうだけど、みんな普通に滑ってるみたい。コブはやはり硬いのですが、それほど深いラインでもないので、女子もなんとかこなしていました。これならイケるかしらん。
大回りスタート地点で前の人の滑りを観察していると、どうも、あまり積極的な感じではありません。やはり硬いのかしらん。
スタート。いつも通り積極的に漕いでクロ―チング。プレターンに入ったところで左外足にイヤな感触がっ。氷でツルった!ヤバっ!
後は何だか分からないうちにゴールしていました。最悪です。多分、大回り種目では自分史上最悪の得点。何かの冗談かと思いました。テクなら合格なんですが…というヤツ。
急いで、コブ斜面下に向かうと、Yが複雑な顔をして待っていました。簡単なコブだったのにセーフティに行き過ぎたとのこと。
この日、娘(仮称ケミ)には、ビデオ係をやってもらっていました。そのビデオを見ると、ナルホド、どこも失敗はしてないんだけどねえ…のクラ+4。この人としては、得意種目だし、あと10点欲しかったってところです。
ワタシの第二種目は、新種目小回り板によるフリー。グリップに不安を抱えていたので、スタンスを思い切り広くとって、何とかゴール…してみたものの大回りとほぼ同じ低得点でした。イヤハヤ、大変なことになった。
一方、Yは、今年改善したスタートで元気良く出て…くるはずだったのですが、何だかスピードないし、全体に突っ立ったママなんですけど。クラ-7。
コイツもグリップのトラブルかと思ったら、そうではなかったらしいです。本人は練習通りのつもりだったとか。うーーん、チキンハートですか…ねえ。
二人とも、意気消沈などというものではありません。でも、このままじゃビデオ撮ってくれてるケミさんに申しわけないし…。
カラ元気を出してYの三種目目は小回り板フリー。やはりこの人の得意種目のはず…なんだけど、何だかスピード感がありません。クラ-1は、この人としては失敗でしょう。
ワタシのコブは進行が遅れていて、ゆっくり三人でコブ斜面に向かいました。直前の練習をYと一緒にしたのですが、何だか体がスッキリ動きません。関節は硬く筋力も弱くなってる…ああ、オレも年だよ。
引退ということは今まで考えたことなかったんですか…、今年までにするかなあ。
でも、コブ斜面の下ではケミさんが待ってます。Yも応援してくれています。一人になってコブのスタート地点に向かう途中の斜面で精一杯体が動くようトレーニングをしました。んで、アラっ、体動くんじゃないかしらん。
コブ斜面は↓こんな感じ。
硬く、しかも、男子が掘った結果下が出て、注意箇所にネトロンがたくさん立てられています。
直前に携帯でYと相談して、ラインは上から見て一番右と決めました。日陰でガリガリだけど、リズムの良いコブです。
コブラインに入る入りの部分で少しモタつきましたが、なんとか入りました。硬いバーンにはちょっと苦労しハネられもしましたが精一杯のスピードで滑り、最後にコラえられずにラインを少し外したけど、気力でもどり、ゴール。得点は、クラ-6かぁー。
でも、まあ、マトモに滑れました。ちょっと救われました。まだ、オレだって出来るんだ。
宿に帰ってリザルトを確認したら、ダメダメと思っていたYもそれほど悪い順位ではありませんでした。今年のジャッジは中間層にカラかった模様。コブも小回り板フリーも21位22位あたりで、この人としてもまあまあ。全体28位なら初日としてはオンの字でしょう。
二人とも救われました。特に一日ビデオを撮ってくれて応援し続け励ましてくれた娘に。
二日目は、二人ともケミさんのために、みっともなくない滑りをします!
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