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2020年1月27日 (月)

出場宣言不出場宣言

 昨日は、苗場スキー場での東京都技選二日目でした。天候は曇りのち晴れ。

 前日の午後、硬く凍った第三ゲレンデは、圧雪車も入らずにそのまま残され、天然インジェクション状態でした。

 我が家の第一種目はYがリズム変化小回り、ワタシが第三ゲレンデ総滑。

2020012609070000

 第三ゲレンデスタート付近です↑。

 前日、大回り板のグリップが心もとない状態になっているのは判っていました。小回り板で行こうかとも考えたのですが、インスペクションに小回り板で入ってちょっと確認してみたのですが、小回り板でもグリップしません。コース脇にわずかに溜まっている雪だまりを使ってターンし、なるべく早めに変化を入れて…。

 と作戦は考えて実行してみたものの、変化は出来ても肝心の大回りターンで外足が逃げます。ヤバーい!

 んで、ゴール…、得点、初日の小回り板総滑と同じテクニカルなら余して合格するんですけどね点でした。悪夢です。

 急いでYの所へ行ってみると、Yも呆然としています。この人はリズム変化小回りは得意種目にしているはずなのに、どうしちゃったのと娘(仮称ケミ)が撮ってくれたビデオを見てみたら、二年前にワタシがやった種目違いと同じことをしてました。ギルランデを考え過ぎて、小回りしてません。得点、やはりテクなら余して合格点。

 我が家の第二種目は、ワタシが男リー小回り、Yが総滑。男リー小回りは、この数年のワタシの課題でした。なんとかしなければ。

2020012610160000

 バーンはキレイ↑ですが硬く、つい気弱になってしまいます。斜度変化の少ない上から見て右端を選択。今年のテーマである急斜面でのセーフティな滑りを表現出来て、よしっ!

 と思ったら、出ちゃいました、恐怖のテクニカル合格点。八海山常連のIさんが撮ってくれたビデオを見ると、うーーーん、セーフティ過ぎたか。

 キレイなバーンなんだから、もう少し低いポジションでカービング風味を出さないと得点でないなぁ。

 一方、Yも総滑で食らっていました、テクニカルなら余し合格点です。ギルランデでバランスを崩し、後は何もせずに大回りで降りて来てしまいました。本人は、「大回りターンは上手くいったのに…」と言いますが、唯一入れたギルランデが失敗なんだから、リズム変化無しと同じだよ、コレ。

 いやー、困ってしまいました。

 Yは、「アタシ来年はもう絶対に出ない!この競技向いてないから」と再び不出場宣言です。

 雰囲気最悪の我が家で、夫として父としてワタシは何か言わねばなりません。「今年、我が家はこういう成績だったけど、最後は二人とも思い切って行こう。次でオレは145点を出す!アンタも最後は得意な小回りなんだから、思い切って行け!」

 最終種目は、ワタシがリズム変化小回り、Yは男リー小回りです。雪は緩んできていて、滑りごろのはず。絶対に行けるという強い気持ちでスタートに向かいました。

 スタート直後に落ち込んでいてバーンは見えないのですが、思い切り漕いでスタート。できるだけ低いポジションでカービング小回しながら、急斜面に入り、二ターンしてギルランデっ!

 に入った先の上から見て左サイドは、ゲゲッ、何だこの雪だまりだらけの斜面わっ!

 Yは、その時ビデオを撮りながら「そっち行くなー!!」と叫んでいたそうです。

 ヤバっ!雪だまりに左足を取られたっ!!バランスを崩しかけましたが、予定通り逆サイドにギルランデっ!

 していったら、ゴールラインが迫って来てそのままゴールっ。勢いあまってジャッジの方へ転倒しながら突っ込む…かと思ったら、ネットの所でパッと立てました。あははははは。

 ジャッジの皆さん、「おおおおー」と感嘆の声を上げていましたが、結局、転倒と見られた模様。史上最低点を更新して、テクにも受からん点。

 でも、吹っ切れました。何だか爽やかに終れました。雪だまりのせいで暴走はしましたが、腰の引けたお爺さん滑りではなく、とりあえずワタシらしいスピーディーな滑りは出来ました。これが出来るうちは、来年も出るぞ、都技選!

 結局、Yの最終種目は、そこそこの滑りでクラ-4だったそうです。

 などとノンビリ言っている場合ではなく、我が家は急いで撤収。苗場発は、前年を上回る12時35分でした。

 んで、前年同様、七時から御茶ノ水で採点会議だったんですねー。~o~

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