再生を祈る
東京に帰っていました。時々、アットランダムに帰京する日々です。
火曜の東京は雨。午後ひどい降りになりましたが、雑用をこなすため忙しく町中を回りました。
水曜日3月11日は晴れました。
花粉が飛んだらしいです。「らしい」というのは、ワタシ花粉症を卒業したらしいから。
ある程度の年齢になると花粉症は軽くなるらしいとは聞いていたのですが、本当に今年は症状が出ません。まあ、花粉症のメッカ八王子から転居したということもあるのかもしれませんが。
水曜午後に新潟に戻りました。月曜火曜の暖気で苗場スキー場はとうとうこんなことになってしまいました。
ほんの三週間前にワールドカップが行われたスキー場とは到底思えない眺めです。
これで、みつまたからロープウェイに乗ると、「本日も苗場スキーリゾートは全面営業中です」などとアナウンスがあるのだから…。~o~;;
そりゃまあ、みつまたかぐら田代は、まだまだ雪十分なんですが、肝心の苗場がこれじゃねえ。
この3月11日という日には、なんだか象徴的な話です。「東日本大震災からの復興」とは声高に叫ばれますが、福島はどうなのよってことです。
大震災からの復興は、道半ばとは言え進んでいます。仙台は、かつて以上の繁栄を取り戻しているように見えました。少なくとも表面的には。
また、我が家が密かに応援してきた三陸の企業の人達も、苦しいながらも何とか頑張ってくれています。ミュージックセキュリティーズさんからこんなサイトのお知らせも届きました。東日本大震災からは復興しつつあると言えるのだと思います。
しかし、福島原発事故からの復興再生はどうなんでしょう。3.11を前に新聞に福島原発の現状が特集されていましたが、あれを読む限り福島原発の処理は遅々として進んでいないように思えます。
あの日、ウチの娘をうらやましそうに見ていたお父さんは、今、子供と一緒に暮らせているのでしょうか。あの桜並木の森は、まだ帰還困難区域だと聞きます。
福島の再生を心から祈らずにいられません。
東日本大震災からの復興と福島原発事故からの復興は切り離して語られるべきです。全てを一くくりにして「復興」と唱えるのは、苗場の現状を知りながら「苗場スキーリゾート全面営業中」とアナウンスするようなものです。
「オリンピックで大震災からの復興を世界にアピールしたい」などと浮かれたことを唱えるなら、まず福島を再生させてくれよ。原発の再稼働を考えるなら、福島をまず処理してくれよ。
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