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2020年3月10日 (火)

魔法と恋の限界

 日曜は娘(仮称ケミ)のTRをお休みにして一家三人で八海山でした。

 この日、八海山は曇り。気温が上がる予報でしたが、曇天のためそれほど雪は緩みませんでした。しかし、前日の晴天で雪融けが進み…。

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 第一リフト沿いです↑。ロープウェイ乗り場までの道は確保されているものの、それ以外は悲惨です。前倉は今シーズン最後になりそうなので、是非行きたかったのですが、第一リフト上から前倉下部を見て断念しました。もはや何も踏まずには降りられなくなっていました。

 しかし、ロープウェイを上ると…、

2020030810140000

 定点観測地点のロープウェイ降り場です。出口が少しだけ上りになっています。山頂付近は二月末に比べて微妙に増えてるってことですね。

 この日、ワタシは二回目の春のお楽しみでした。魔法の限界を探るために、再びV社Racetiger SLを借り出しました。この日の八海山は上部は滑りやすい雪でさほど荒れませんでした。コブはチャンピオンコース、エキスパートコース、テクニカルバーン端のラインコブです。

・Volkl Racetiger SL(板に貼ったデータにはSL Demoとありますが、板自体にDemoの表記はないようです) 165cm 127-68-103 R=12.6

 この日が二度目の試乗。二度目なので、魔法の限界を探ってみました。まず、ビンディングを10mm前にセットしてみました。はっきりと操作性が向上します。整地ではいくらか板の走りがスポイルされているかもしれませんが、このくらいならワタシ程度の技術体力のスキーヤーには総合力向上と考えて良いのではないかと思いました。チャンピオン、エキスパートコースの深いコブも何とかなりそう…。

 だったのですが、エキスパート最後のカベの不規則なコブにヤラれました。二度ほどチャレンジしたのですが、完走できませんでした。

 そこで、ビンディングを12mm前に出してみました。確かにコブでの扱いやすさが感じられ、イケそうだったんですが、エキスパ最後のカベはやはり駄目でした。

 思うに、規則正しいコブなら12mm前に出せばなんとかなります。不規則なリズムになった時に、ラインを外してしまうと瞬間的に板が怒って暴れ出すみたいです。うーーん。~o~;;

 ちなみに、この12mm前のセッティングは整地だと微妙にバランスが崩れている感じになるかもしれません。この辺りがギリギリかな。

 この日は、今シーズンモデルSL Demoも試乗してみました。

2020030813450000

 ほとんど違いがわかりませんでした。もしかすると微妙に中身が違うのかもしれませんが、来期モデルとは使用日数も違うので、比較が難しいです。まあ、違っていたとしてもその程度のものでしょう。

 試乗している最中は、この板が来期の購入候補としてベストだと思っていました。コブで多少の不安があっても、魔法で何とか乗り切れるかしらと。

 しかし、一日滑り終えて宿に帰る頃に、もう一つの不安に気付きました。この板は疲れます。

 一日滑り終わると魂が抜けるほど疲れていました。コブ滑りを長時間すると板の元気さに体がついて行けないんです。こんな疲れる板に一シーズン付き合えるかしらん…。うーーん、あと五年若かったら絶対の購入候補だったのになあ。

 ちなみに、この日、TRお休みのケミさんは伸び伸びとフリースキーし、お友達のY子ちゃんと遭遇して、こんなものを作っていました。

2020030812130000

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