迷宮の中の迷宮の中の迷宮の中の…
家族が戻って五日目。今朝の検温は普通の体温計で36.2°。
何故ですかね、下がりました。つか、ワタシとしては低すぎます。時間が早かったということはありますが、前日休肝日にして十分に睡眠を取れなかったためでしょうか。
家族はまだ眠っている時間ですが、デスクワークしようかしら、とPCを開けて同僚講師のFBを見て驚きました。
一学期がなくなった…。
あちこちの同業者がオンライン授業とやらに乗り出す中、ウチは教室での対面授業にこだわってきました。緊急事態宣言が終わり次第一学期開講のはずだったのです。
それが昨夕、一学期は全面的に映像配信になると発表があった…そうです。
まあ、やむを得ないのかとも思います。なにしろ、一学期開講の目安であった緊急事態宣言自体が、ひと月延長という見通しになっていました。そうなれば、開講が六月初旬。とうてい一学期などというものではなくなります。
それより何より、それまでの間放っておかれる受験生はたまったものじゃありません。何をしたら良いやら途方に暮れる状態でしょう。
実は、この数日、そういう人達のためのデスクワークをしていたのですが…、無駄になりました。
今回のウチの決定ですが、仕方ないことかと思います。事ここに及んで、5月7日一学期開講は誰が考えても不可能です。
しかし、この映像授業ってヤツは…ねえ。
映像授業は、それがどんなクオリティのものであっても、受講する人間の理解度に大きな差ができます。以前、受験サ〇リというものについて書いたことがありますが、まず、受講する人間の環境が不ぞろいです。
加えて、映像授業を集中して受けることは、どんな人間にとっても難易度の高いことです。気が散りやすいんですよ。
だから、映像授業オンライン授業にすると、個人により差が出やすくなります。良い環境に恵まれて、個人的にも高い集中力を発揮できる小数の生徒さんには有効でしょうが、大半の受験生は映像授業を生かしきれないでしょう。
しかも、激励し尻を叩き刺激を与え、時に手取り足取り添削指導までやる我々講師はそばにいないのです。
もともと、このコロナ騒ぎは受験生一人一人の心構えによって差が出る環境ではあったのですが、その差は映像授業になるとより拡大します。
もし、このブログを読む機会のある受験生がいたら、肝に銘ずることです。今年の受験は、この一学期に差がつく!
コロナ禍の世界という迷宮の中の、緊急事態宣言の日本という迷宮の中の、迷走する受験界という迷宮の中の、さらに映像授業という迷宮の中を、どうか、迷わずに進んでください。困難とは思いますが、集中して進んでください。
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