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2020年7月30日 (木)

新しいメニューとスタート

  昨日午後、娘(仮称ケミ)が算数で再びつまづきました。

 算数教室で連日つまづき、泣き言を言っては、注意すると口答えというケミさんの態度に、とうとう三ポイ女Yクンブチ切れました。

 ケミさんは泣き出し、Yは怒り続けます。いつまでもケミさんをなじり続けるYをなだめ、ケミさんを図書館へ行かせてからYと話し合いました。「ケミには俺から意見をして必ず謝らせるから、謝ったら水に流してあげなよ」といくら言ってもYの怒りは収まりません。ヤバいなー。このままでは我が家はバラバラです。

 図書館から帰宅したケミさんを風呂に入れ、出たら説教するつもりでワタシは二階で待機していました。

 ところが、しばらくしてYとケミさんがニコニコしながら二人でワタシの元に来ます。「アタシ達仲直りしたから~」

 何じゃ、そりゃーっつ?!

 風呂から出たケミさんは、真っ先に台所のYの元に向かい、「さっきはゴメンナサイ」と謝ったんだそうです、誰にも何にも言われないうちに。

 なんて良い子なんだよ、我が娘。~o~

 この不意打ちには、さしものYも太刀打ちできなかったというわけです。

 ケミさん、君は算数なんかの何百倍も大事なことを、今日覚えたゾ。

 この日、ケミさんの将来に関して嬉しい発見もあり、我が家の夕餉は和気あいあい和やかなものとなりました。

 その夕餉の新メニューです。

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 お祖母ちゃん譲りのシューマイ↑だそうです。なかなかイケます。

 ケミさんの学習態度は劇的に改まったし、新しい発見のこともあって、この日がケミさんと我が家の新たなスタートとなりました。めでたしめでたし。~o~

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2020年7月28日 (火)

独学とオーバーコーチング

 昨日、初めて娘(仮称ケミ)とチェスをしました。

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 実は、ワタシはコマの動かし方くらいしか知らなかったので、こちらもネットでチェス入門のページを見て、少し勉強していました。ケミさんは児童館でチェスを教わって、「児童館の先生には勝てる」「素人なら勝てる方法を覚えて来た」などと豪語していたので、最初から対戦モード。

 で始めてみたら、ケミさんの初手は、チェス入門ページに「チェスを始めたばかりの人がよく最初に動かす」と書いてある端のポーンでした。あらあら。~o~

 よく聞いてみたら、児童館で教わって来たのではなく、自分で説明書を読んでルールを覚え、同じように初心者の児童館の先生と一緒に指してみたというだけでした。完全な独学かよ。

 まあ、小学生が完全な独学で「キャスリング」などのルールも覚えてきたんだから、ホメてやらなきゃイカンのでしょう。

 でも、やっぱり、完全な独学は何事でも限界が低いです。チェス入門に書いてあった基本的な考え方を教えてあげました。これで、児童館ではしばらく勝てるでしょう。

 今朝、愚妻Yと算数ドリルをやっていたケミさん、比較的簡単そうな速度の問題でつまずきました。どうしても解法を思いつかないようです。

 Yクン、少しイライラし始めて…ヤバいなぁ。

 Yの算数教室は、しばらく大変調子が良かったのですが、好事魔多し、ややオーバーコーチングの気味になっていました。今日の午後はそこの辺りを修正して、本人に少し苦労させて問題を解かせました。

 キチンと解けるようになったので、ホメてあげたら本人も嬉しそうでした。これで何とか立ち直るでしょう。

 教えるのも教わるのも簡単じゃないよと言う話でした。

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2020年7月26日 (日)

やられやり返しの日

 昨日は、午前中仕事でした。

 午後、算数ドリルをやっている母子をのぞくと、何やらウンウン唸ってます。

 「どれ、教えてあげよう」とドリルを覗き込んだら、ワタシも「うーーん」

 これは、問題が間違っているのかも、と答えを見たら…。くげっ、日能研のCレベル問題恐るべし。完全にしてやられました。

 その後、娘(仮称ケミ)に乞われて例の多機能ゲーム板で将棋を教えました。実は、ワタシ、高校の時にちょっと将棋に凝っていたことがあり、段は持ってます。

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 とは言え、半世紀前の錆びついた二段なんて、今では恥ずかしい限りなので、人前で指すことはしません。

 本当は、子供が男の子だったら、もっと早くに将棋を教えていたんですが、なにしろ将棋は男女差があり過ぎます。囲碁には強い女性も出て来るのに、何故だか将棋では女性でプロの四段になる人さえいません。

 そんなものを好きになって入れ込んでも、将来辛い思いをするだけだからと、今まで教えてきませんでした。でも、もう良いでしょう。

 ケミさんは今まで隣の男の子と指して負けたことがあるそうなので、玉飛接近すべからず、遊びゴマの活用、金銀の連携など将棋の基本的な原理を教えながら、最後は、威力抜群の原始棒銀を教えときました。これで、隣の子には当分勝てるでしょう。~o~

 その後、「ハサミ将棋」を所望されたので、完膚なきまでにニワトリの敵を討たせてもらいました。ちと大人げなかったかもね。~o~;;

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2020年7月24日 (金)

大虐殺続く日

 一昨日一学期は終了しましたが、夏期講習はすぐ目の前。夏期講習の準備を始めました。いくつかの教材で、個人的な修正が必要になります。

 一方、愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、我が家のゴーヤに住み着いていたカマキリのカマ太君(Y命名)の死を悲しんだり、朝顔が咲いたのを喜んだり、一緒に算数ドリルをやったりして夏休み然と過ごしています。まだ、夏休みじゃないけど。

 GoToは、日本じゃどうなのって感じですが、NZでは、Go To Travel Campaignで国内旅行が盛り上がっている模様です。NZ随一の観光地クィーンズタウン在住の友人でB&B経営のモトさんのところは、大忙しらしいです。

 なにしろ、かの島は、コロナ0ですから。海外に行けなかった分、安心して国内旅行できます。いいなー。

 我が家では、東京都の外出自粛要請に加えてワタシの仕事もあり、この4連休の外出はちょっと難しそう。

 んで、仕事の合間の時間にケミさんの相手をしてあげた結果…、我がニワトリ達は今日も大虐殺。ワタシも工夫はしてるんですけどねえ。

 このゲーム本当にニワトリが勝つことってあるんでしょうか。

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2020年7月23日 (木)

誘導され虐殺される日

 昨日、一学期が終講しました。

 7月22日に一学期が終わったことなんて、小学校時代だって無かったよ。~o~;;

 その一学期終講日は、デスクワークの締め切りが二つ重なった日でもあり、てんてこ舞い。某東大対策添削は間に合わせましたが、模試関係の方は、今朝になりました。イヤハヤ。

 少し時間が取れたので、午前中、娘(仮称ケミ)の国語の先生をやりました。ケミさんは、今日から四連休。しかも、東京には、他府県への移動を控えるよう要請が出ています。GoToとやらも都民だけは対象外だし。

 もともと、東京都で新たな感染者がこんなに出ている状況で(昨日が238人、今日は366人って、何なんでしょう)、GoToを利用する気なんてなかったけど、それにしても、ヒドイこと始めたモンです。東京都からの感染拡大を防ぐという名目で東京都除外なんだろうけど、他府県の人は、GoTo利用で埼玉や横浜や千葉のホテルを取って、堂々と東京に遊びに来れちゃうんだが…。

 つまり、我々の税金ジャブジャブ使って、都民だけが不自由で、東京発の感染拡大は誘導促進されると…。ヤレヤレ。

 閑話休題。学校大好きケミさんは、学校がないとツマラナそうです。こういう場合、〇〇村の子供たちが遊び相手になってくれるはずなのですが、六年生のお姉さんは中学受験の準備が始まったとかであまり表に姿を現さなくなり、同級生の男の子達は男子同士でツルみたがり…。そういう年になってきたってことでしょう。

 仕方ないことではあるけど、今までが恵まれていただけに、こうなると、ちと可哀想です。少ししょんぼり気味のケミさんを見ていると、我々がある程度、相手をしてやるしかないだろなと。

 最近、ケミさんは、児童館でチェスを教わって来て、やりたがっているので、良い機会です。チェス板を買って、パパが教えてあげよう。

 午後、PCを開けたら、画面が真っ赤になって、「このPCはウィルスに侵されたからWindowsのサポートセンターに電話しろ」という警告と電話番号が出ました。niftyのサービスセンターに問い合わせたら、「誘導画面の可能性が高いです」。ヤッパリかよ。

 niftyの人に従って画面を消しました。ヤレヤレ、まーったく、ヒドイ世の中だこと。

 PCをキレイにしてから、チェスを買いに行きました。チェスだけでなく、将棋も囲碁もオセロも他のゲームも出来るという多機能なヤツを購入。ケミさんが早速やりたがったのでお相手をしました。

 チェスを教えてあげようかと思ったら、「フォックス&ヘンズっていうのをやってみたい」というので、ケミさん黒のフォックス、ワタシ、白のニワトリで始めてみたら…。

 ニワトリがフォックスを包囲するか、フォックスが包囲網を食い破るかというゲームのはずなのですが…、ひたすらニワトリが虐殺されていきます。3ゲームほどで今日は終りにしました。「おもしろかったー!」とフォックスの女王は大喜びでした。

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 得意そうなフォックスの女王のピースサインです↑。

 でも、ニワトリ側は何が面白いんだかね。~o~;;;

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2020年7月18日 (土)

無限大-1

 今日は仕事お休みの日。娘(仮称ケミ)の国語の先生をしました。

 愚妻Yは、最近、算数の先生の腕を上げ、そのためケミさん、算数は絶好調です。とても仲良さそうに算数のドリルを進めていきます。「その問題、ケミちゃんあっと言う間に解いちゃったけど、ママ出来てないから、どうやれば良いのかママに教えて」

 上手いなぁー、コイツ。学力を身に着けさせるには子供に教えさせるのが一番です。

 さて、ワタシの国語です。日能研の五年生用の文学的文章題のドリルをやらせています。さすがに、五年生用だと文章も長く話題もちょっとお姉さんな感じ。今日の問題は主人公の少女の嫌っているママが入院して、ママの手術に立ち会うことになる話。

 「ママの手術が無事に終りママが元気になるよう祈る気持ち」という解答を書かせる問題を解かせていた時のこと。

 ケミさんは、「ママが死なないで手術室からもどってくるよう祈る気持ち」という趣旨の答案を書いたので、「ケミさん、死なないで手術室からもどるというのはいろいろ考えられて、ママが元気になるとは限らないよ。手術ってのは、お腹を切って中を見て、こりゃ治らないとなったら、そのまま手術せずに縫っちゃうこともあるから」

 という説明をしようとしたら、ケミさん、説明途中で突然、「こわい話しないで!」というなり涙をボロボロこぼし出しました。いくらなだめてもすかしても説明を聞いてくれません。

 うーーん、パパ先生、しくじったか。

 昔、自分が受験生の時に、予想以上に共通一次試験の点数を取ってしまい、母親に、「お前、文学部なんて止めて医学部に行きなさい」と言われた時のことを思い出しました。

 確かに、点数的には選ばなければどこか地方の医学部に行けそうだったのですが、五秒だけ考えて「血を見るの怖いからヤダ」と断ったんですよ、ワタシ。

 ケミさんは、やっぱりワタシの娘だからね…。

 今まで、ケミさんの将来には、まだまだ無限大の可能性があると思っていたのですが、今日、一つ、女医さんという可能性だけは消えたかもしれません。手術の話だけであんなに泣き出しちゃうんじゃ、ねえ。~o~;;;

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2020年7月17日 (金)

鋼鉄とワインの日

 昨日午後、突然、毎年恒例一学期打ち上げと同居記念の宴をすることになりました。

 本当は、17日に予定していたのですが、その日は娘(仮称ケミ)の帰りが遅くなりそうということになり、急遽予定変更で昨日となりました。

 昨年行って家族に好評だった小金井洋食の老舗ビストロSa香菜屋さんでした。このご時世とてテーブル席は三つとも壁に向いていました。

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 まずは前菜の盛り合わせ↑。我々は白ワイン。ケミさんはアイスティーで、乾杯。

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 この日のカルパッチョはコチ↑でした。これはかなり美味。

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 Yクンのお気に入り、茹で野菜アンチョビソース↑。

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 我が家には珍しく、肉料理、豚肉のカツレツ↑。実は、Yクン、油物に弱いクセにカツレツ大好きで、一度ここのを食べてみたかったとか。期待に違わぬ味で、Yクン大絶賛でした。

 結婚十一年目は鋼鉄婚だそうです。鋼鉄というのも何だかなあという感じですが、また一年、我が家は幸せでいられました。そのことに感謝。

 この日、長年の懸案事項をYクンに託すことにしていました。そのため、ちょっとホッとして喜び過ぎ、ワタシは外食であるにも関わらず、少しワインを過ごしてしまい、翌朝、ケミさんに叱られました。~o~;;

 年々しっかりしてくる娘とともに、12年目のスタートです。~o~

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2020年7月16日 (木)

「心」は知りきや~『源氏物語』に関する些細なこと8

 ちょっと久々に『源氏』些細なことシリーズです。

 「紅葉賀」巻、試楽での青海波の舞の後、源氏の送った和歌とその返歌が今回の重箱の隅です。

 「(源氏)もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の袖うちふりし心知りきや

   (中略)

  (藤壺)から人の袖ふることは遠けれど立ちゐにつけてあはれとは見き」

 この贈答歌に対して、従来、「『袖ふる』は、相手の魂を招き寄せる古代的な発想。舞の所作にそれを言いこめたか」「青海波は、(中略)本来唐の楽なので『から人』といった。『袖ふること』に『古事(故事・来歴の意)』をかける)(小学館『新編古典文学全集』頭注)」などと注を施して、

 「物思いのために、とても舞うことなどできそうもない私が、とくにあなたのために袖を打ち振ってお目にかけた、この心中をお察しくださいましたか」

 「唐土の人が袖を振ったて舞ったという故事には疎うございますが、あなたの舞の一挙一動につけて、しみじみ感慨深く拝見いたしました」(新編古典全集訳)

 のように訳して済ましてきました。

 しかし、なんだか奇妙です。源氏が「心中をお察しくださいましたか」と訊ねているのに対して、何故、藤壺は「故事に疎い」などと頓珍漢なことを答えているのでしょう。問いと答えが呼応していないのです。

 手元にある注釈書の類でこの呼応関係の不備に触れているのは、こういうことには機敏な反応をする玉上博士の『源氏物語評釈』です。

 「藤壺の歌では青海波が唐舞であることに託されて、唐人の心にすりかえられている。唐人の袖ふる心は、遠い異国の心なので私にはよくわかりません。しかしあなたの舞いぶりの見事さには感心いたしました」

 この説明は、これを読む限りで納得できるのですが、和歌の表現としては「唐人の袖ふること」なのですから、それを「唐人の心にすり替える」と説明して良いものなのか、少し疑問が残ります。

 思うに、ここで藤壺は、「心」という語の多義性を利用して源氏の和歌を巧妙にはぐらかしたのではないのでしょうか。

 「あなたを慕って袖を振る私の『心=思い』をお察しくださいましたか」と迫る源氏の歌を、青海波という唐人の舞において「袖うちふる」行為に込められた「心=意味」を聞いているものと意図的な誤読をして、「私は唐人の舞の故事には疎いので、袖を振る『心=意味』は理解できません」とはぐらかしたのではないかと。

 とここまで書いて思ったのですが、もしかして、『新編全集』などの執筆者達も上記と同様に考えていたのでしょうか。しかし、それにしては、『新編全集』では、和歌直後の「おほかたには」を「とても並々の思いではありません」などと取ってるからなぁ。はぐらかしていると取っている感じじゃないですよね。

 このあたり、諸注釈の説明が不十分な感じで、自説がどこまで独自性をもっているのか判断つきかねます。諸先生方に「『心』は知りきや」と訊ねてみたいのですが、どうなんでしょうかねえ。~o~

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2020年7月15日 (水)

カタルシスなき終りの日々

 一学期最終週が進行しています。

 一昨日は横浜、昨日は仙台でした。それぞれ五時間ずつ教えて、キッチリ一学期のノルマは果たしてきましたが、うーーん、なんかスッキリしないねえ。

 例年だと、一学期最初から苦労してテキストの授業を続け、生徒さんをサポートし続け、限界まで働いて最後に一学期の予定をキッチリ終わらせて、カタルシス…。

 ところが、今年は最初は「秘伝」で切り抜け、二週目つまり最終週もチョコチョコっと帳尻を合わせて終了。なんだか、拍子抜けです。カタルシス無いなー。

 生徒さんも呆気に取られているうちに終了じゃないのかしらん。

 もちろん、ちゃんと映像授業の復習をして、添削をワタシのところに持って来て、やりなさいと指導したことキチンとこなしきる真面目な人もたくさんいます。ウチは真面目な予備校なので。

 でも、そんなウチでも、ボンヤリしているうちに対面授業が始まり、呆気に去られている間に一学期終了、これからどーすんだ…という顔をしている人もいます。

 こういう環境は、絶対個人差がつくんだよなー。

 出来る限り、教壇の上から警鐘を鳴らしているんですが、ねえ。~o~;;;

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2020年7月12日 (日)

Lowで行ってくれ、Tommy

 昨日、一昨日は普通に授業がありました。ちょっと普通でないのは、一学期第二~三週にして一学期最終週であること。この間、開講の挨拶をしたばかりなのに、この日は一学期終講の「夏の期間の過ごし方」を話しました。なんだかなー。

 昨日、町田へ移動する電車の中での話です。比較的空いた車両のワタシの斜め向かいの座席に、若者が二人腰掛けました。片方はマスク着用しているのですが、もう片方のTommy Hilfigerのベルトをした子の方は、ノーマスクでした。

 いつも思うのですが、ワタシはノーマスクでも一向にかまわないと思っています。飛沫を飛ばしさえしなければ他人の害にはならないので。

 しかし、今時、ノーマスクの御仁に限って、よくしゃべるんだよなー。

 このTommyのお兄さんもしゃべりまくり笑いまくり。周りの乗客は、何となく冷ややか。嫌な雰囲気でした。

 ワタシは、斜め向かいの座席で、「トミー、ローで行ってくれ」と念じ続けていました。

 昨日の朝刊に感染症の専門家の方のインタビューが掲載されていました。ゼロリスクを求めずにリスクがどのくらいあるか定量的に評価せよという主張でした。

 ウィルスがいることを前提とした病院内と、その辺にウィルスのいない一般社会を分けて、病院内は厳しい感染管理でゼロリスクを求め、一般社会では実行可能なローリスクを求めるべきだというのが主張の骨子なのだと思います。

 ワタシも以前から薄々思っていたことなので、大いに我が意を得ました。一般社会でゼロリスクを求めすぎると、それについて行けない人、それに反発を感ずる人が現れます。早い話が、「この暑いのにマスクなんてしてられるかよー」という態度の人達、最近よく見かけます。

 それでマスクを外すのは構わないのですが、ゼロを求められてそれが達成できないとなると、いきなりハイになっちゃうのは人間の弱さです。ケースバイケースでちょうど良いを考えるのは面倒なものです。ゼロかハイかどっちかなら考えずに済みます。つまり、自粛警察かトランプかです。

 そうしてみると、自粛警察の人達とトランプボルゾナーロ一族とは、同族なんですね。どっちも困ったモンだ。~o~;;

 閑話休題。だから、最初から無理なゼロを求めず、継続可能なローリスクの感染管理を行うというのが、我々の生き延びる道だと思うのです。

 ノーマスクにしたかったら、電車の中でしゃべらない。誰もいなかったらノーマスクで良いが、人と接する時はマスク着用。それがイマドキのローリスクってモンでしょう。

 スポーツだって会食だってエンタメだって、クラスターの危険がないように恐る恐るなら出来ます。東京都の感染者が一日200人を超えていたって、節度あるローリスクなら日常生活は可能です。

 宴会はちょっとキツイけど、向き合わないような座席に座って、大声を上げないで…うーん、盛り上がっちゃうと難しいかもしれないけど、当面それでやるしかないでしょう。感染者数が落ち着いてくるまで、送別会の類は延期するのが良いかも。

 接待を伴う飲食業は…、非常に難しいので、当面お休みしてもらうしかありませんかねえ。~o~;;

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2020年7月 9日 (木)

建築物三者三様

 我が家のトイレには、何かの時にもらってきた建築会社のカレンダーが掛かっています。毎日、トイレに入る度に、そこに描かれている邸宅の絵を見ることになるのですが、今朝の食卓でそれが話題になりました。

 今月は、アメリカの建築でロサンゼルスにあるスタールハウスという豪邸の絵です。観光名所にもなっていて、国の史跡に指定されているそうです。

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 アメリカンドリームを象徴する邸宅なんだそうです。まあ、アメリカ人が好きそうな豪邸だと思っていたのですが、昨日気づきました。この家、1959年建築、つまり、ワタシが生まれた後に出来たんです。

 なるほどねえ。昭和34年に作られた建物が国の史跡だというんですから、USAという国がいかに若い国かってことでしょう。240年ほどしか歴史がないんですから。

 ここのところ、人種問題でかなりゴタゴタしてるけど、これも若い国ゆえのことか。

 というのがワタシの感想だったのですが、愚妻Yの感想は、「映画の撮影にも使われてるんデス。ステキ」

 一方、娘(仮称ケミ)も、トイレに入るたびにこのカレンダーに注目していたんだそうです。この家の長女が、「最高の思い出のほとんどがこの家で起こった」と述べているという記事を読んで、こう思ったというんですが。

 「この人、学校に良い思い出が無いなんて、かわいそう」

 学校大好きケミさんは、今のところの人生の最高の思い出の半分は、学校で起こっているらしいです。

 義務教育にあまり良い思い出のない両親は、ちょっとホッとしましたとさ。~o~

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2020年7月 8日 (水)

子供のケアを考える日々

 一昨日昨日とフルに仕事でした。

 一昨日は朝から横浜、夜吉祥寺の七時間。昨日は仙台で五時間でした。移動の電車もほぼ元に戻った感じで、某都知事さんの他県への移動自粛要請というのは、どこの国のことだかね。

 生徒さん達もおおむね普段通りに教室に来ています。映像授業の尻ぬぐいもおおむね順調。

 でも、これからです。この子達は、共通テストという未知の難関に挑むのですから。そちらのケアも進めませんとね。

 子供のケアと言えば、娘(仮称ケミ)のお友達の話ですが、どうも自粛期間中にゲームに取りつかれてしまった子もいるようです。

 まあ、ゲームする時間が以前より少し増えたという程度で済んでいれば良いのですが、コレが度を越しているとシャレになりません。一定の割合でいるんでしょうね、自粛期間にゲーム依存症になったお子さん。

 その子達、ホントにヤバいです。これから、この国の社会的問題になります。ゆとり世代どころじゃないコロナ自粛世代。その子達が予備校に来る頃には、ケアが大変だよー。~o~;;

 まあ、その子達が予備校を利用する時には、ワタシ自身がこの仕事からフェイドアウトしつつあるかもしれないけどね。

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2020年7月 4日 (土)

無くなって困る店とヘクタール記念日

 木曜はうどんを食べに行く日でした。

 「無くなって困る店には今行っておこう」シリーズの拡大版。我が家で無くなって困る店と言えば、何と言っても、八王子の讃岐うどんの名店「あらた」です。何しろ、娘(仮称ケミ)の幼児の時からの一番のお気に入りなので。

 八王子に所用があって、ワタシは先に行っていました。八王子駅でYとケミさんに合流。

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 八王子セレオに用意されていた七夕の短冊です↑。去年はMちゃんに勝てますように」で、これは見事叶ったので…、

 「みんながコロナにかかりませんように。コロナがしゅう息しますように。」

 これも叶ってください。~o~

 駅から「あらた」さんに向かう途中の公園に、新しく碑が立っていました。我々が引っ越した後に建った模様。「Dr.肥沼」は、今年の世界の医療関係者達の先駆けのような人と後で調べて知りました。

 世界にはこういう人もいりゃあ、こういう人もいる。不思議なことですが…。

 「あらた」さんには先客が一人。我々が入店した後もポツポツとお客さんが来ていて、少し安心しました。相変わらず、うどんと天ぷらは一流です。我が家のグルメ娘が全部残さず食べますから。

 昨日の午後は町田で授業でした。昨日の東京は新たな感染者124人だとー。

 電車乗りたくないなぁ。

 などと書いていたら、今日の東京の新たな感染者数が出ました。131かよー。

 今日はワタシの仕事はお休みです。愚妻Yは、今日、またまた算数の壁を一つ越え、アールとヘクタールという単位について理解しました。単純な面積の単位の話だと思うんですが、かなり苦労しました。

「ヘクタールがアールの100倍ということは、10a×10a=1haってことですかぁ?」「オマエ、面積と面積掛けて何求めようっての?」

 などという夫婦の会話がありはしましたが、最後には理解納得して、「今日はヘクタール記念日デス!」

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2020年7月 1日 (水)

面倒を見る日々

 月曜に初めて横浜の授業がありました。

 夜の授業がまだ隔週なので、月曜だけど、それほどハードではありません。人間扱いしてもらってる感じです。

 ああ、人間って良いな。~o~

 でも、映像授業の尻ぬぐいをせねばなりません。映像授業は個人差のつきやすい授業形態、ということは判っていたので、「映像授業復習のために現代語訳をしなさい。持って来れば添削してあげよう」と学習アドバイスプリントに書いておいたら、さっそく持ってきました。

 まだ、横浜は一週目なので、恐る恐る数人です。しかし、火曜の仙台は二週目なので、かなり沢山の人が持ってきました。授業後にボランティアの居残りで添削してきたのですが…。

 やはり、「映像授業は個人差がつきやすい」と言う予想を確認しました。

 キチンと出来ている子が大半なのですが、何人かは、「君、映像授業受講中、起きてた?」と聞きたくなる子が含まれます。

 もちろん、この人達、寝てたんでしょう。スマホの前で目を開けて。~o~;;

 こういう人も面倒見て上げねば、ね。

 面倒見ると言えば、愚妻Yは、とうとう平面図形を終わらせ、中学受験算数の難関、植木算と方陣算を教え始めました。一昨日までは、「『等差数列』なんて言葉、初めて聞きマシタ」と言ってたのに、娘(仮称ケミ)の面倒を見て、説明してます。立派だ。~o~

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