無限大-1
今日は仕事お休みの日。娘(仮称ケミ)の国語の先生をしました。
愚妻Yは、最近、算数の先生の腕を上げ、そのためケミさん、算数は絶好調です。とても仲良さそうに算数のドリルを進めていきます。「その問題、ケミちゃんあっと言う間に解いちゃったけど、ママ出来てないから、どうやれば良いのかママに教えて」
上手いなぁー、コイツ。学力を身に着けさせるには子供に教えさせるのが一番です。
さて、ワタシの国語です。日能研の五年生用の文学的文章題のドリルをやらせています。さすがに、五年生用だと文章も長く話題もちょっとお姉さんな感じ。今日の問題は主人公の少女の嫌っているママが入院して、ママの手術に立ち会うことになる話。
「ママの手術が無事に終りママが元気になるよう祈る気持ち」という解答を書かせる問題を解かせていた時のこと。
ケミさんは、「ママが死なないで手術室からもどってくるよう祈る気持ち」という趣旨の答案を書いたので、「ケミさん、死なないで手術室からもどるというのはいろいろ考えられて、ママが元気になるとは限らないよ。手術ってのは、お腹を切って中を見て、こりゃ治らないとなったら、そのまま手術せずに縫っちゃうこともあるから」
という説明をしようとしたら、ケミさん、説明途中で突然、「こわい話しないで!」というなり涙をボロボロこぼし出しました。いくらなだめてもすかしても説明を聞いてくれません。
うーーん、パパ先生、しくじったか。
昔、自分が受験生の時に、予想以上に共通一次試験の点数を取ってしまい、母親に、「お前、文学部なんて止めて医学部に行きなさい」と言われた時のことを思い出しました。
確かに、点数的には選ばなければどこか地方の医学部に行けそうだったのですが、五秒だけ考えて「血を見るの怖いからヤダ」と断ったんですよ、ワタシ。
ケミさんは、やっぱりワタシの娘だからね…。
今まで、ケミさんの将来には、まだまだ無限大の可能性があると思っていたのですが、今日、一つ、女医さんという可能性だけは消えたかもしれません。手術の話だけであんなに泣き出しちゃうんじゃ、ねえ。~o~;;;
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