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2020年7月12日 (日)

Lowで行ってくれ、Tommy

 昨日、一昨日は普通に授業がありました。ちょっと普通でないのは、一学期第二~三週にして一学期最終週であること。この間、開講の挨拶をしたばかりなのに、この日は一学期終講の「夏の期間の過ごし方」を話しました。なんだかなー。

 昨日、町田へ移動する電車の中での話です。比較的空いた車両のワタシの斜め向かいの座席に、若者が二人腰掛けました。片方はマスク着用しているのですが、もう片方のTommy Hilfigerのベルトをした子の方は、ノーマスクでした。

 いつも思うのですが、ワタシはノーマスクでも一向にかまわないと思っています。飛沫を飛ばしさえしなければ他人の害にはならないので。

 しかし、今時、ノーマスクの御仁に限って、よくしゃべるんだよなー。

 このTommyのお兄さんもしゃべりまくり笑いまくり。周りの乗客は、何となく冷ややか。嫌な雰囲気でした。

 ワタシは、斜め向かいの座席で、「トミー、ローで行ってくれ」と念じ続けていました。

 昨日の朝刊に感染症の専門家の方のインタビューが掲載されていました。ゼロリスクを求めずにリスクがどのくらいあるか定量的に評価せよという主張でした。

 ウィルスがいることを前提とした病院内と、その辺にウィルスのいない一般社会を分けて、病院内は厳しい感染管理でゼロリスクを求め、一般社会では実行可能なローリスクを求めるべきだというのが主張の骨子なのだと思います。

 ワタシも以前から薄々思っていたことなので、大いに我が意を得ました。一般社会でゼロリスクを求めすぎると、それについて行けない人、それに反発を感ずる人が現れます。早い話が、「この暑いのにマスクなんてしてられるかよー」という態度の人達、最近よく見かけます。

 それでマスクを外すのは構わないのですが、ゼロを求められてそれが達成できないとなると、いきなりハイになっちゃうのは人間の弱さです。ケースバイケースでちょうど良いを考えるのは面倒なものです。ゼロかハイかどっちかなら考えずに済みます。つまり、自粛警察かトランプかです。

 そうしてみると、自粛警察の人達とトランプボルゾナーロ一族とは、同族なんですね。どっちも困ったモンだ。~o~;;

 閑話休題。だから、最初から無理なゼロを求めず、継続可能なローリスクの感染管理を行うというのが、我々の生き延びる道だと思うのです。

 ノーマスクにしたかったら、電車の中でしゃべらない。誰もいなかったらノーマスクで良いが、人と接する時はマスク着用。それがイマドキのローリスクってモンでしょう。

 スポーツだって会食だってエンタメだって、クラスターの危険がないように恐る恐るなら出来ます。東京都の感染者が一日200人を超えていたって、節度あるローリスクなら日常生活は可能です。

 宴会はちょっとキツイけど、向き合わないような座席に座って、大声を上げないで…うーん、盛り上がっちゃうと難しいかもしれないけど、当面それでやるしかないでしょう。感染者数が落ち着いてくるまで、送別会の類は延期するのが良いかも。

 接待を伴う飲食業は…、非常に難しいので、当面お休みしてもらうしかありませんかねえ。~o~;;

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コメント

東京の200人超えは困った状態です。
この状況では、3密をなるべく避けて自分の身は自分で守るしかないと思っています。
一方、風邪の発生が多くなる冬の前に製薬会社にワクチンか治療薬を早く作ってくださいと願うばかりです。

投稿: taiji | 2020年7月12日 (日) 09時09分

 Taijiさんは、ワタシよりもリスクの高いグループだから、神経を使いますよね。

 でも、長い闘いになるので、ゼロリスクよりローリスクで行ってください。

 三月末に、マスクの話を書いた時に、池袋をうろついてたみたいだけど、ああいうのは、ハイリスク。ローリスクな場所でリラックスできるローリスクな生活をしてください。

 わざわざハイリスクな場所に出掛けてゼロリスクを目指してたら、身が持たないよ。

投稿: mumyo | 2020年7月12日 (日) 11時41分

ご心配有難う御座います。
今は略ネットミーティングにし、都内生活者はリスクを少なくするのは難しいのですが、外出時間や通りを選んで3密を避けて可能な限りローリスクにしています。
本当にご心配頂き恐縮です。

投稿: taiji | 2020年7月12日 (日) 22時56分

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