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2021年2月25日 (木)

灯りの燈る朝

 昨日、今年度最後の町田の授業がありました。

 町田は来年度から新校舎に移転します。現在の校舎での授業は昨日が最後でした。町田の校舎が出来たのは1995年ですが、その時以来毎年授業が入ってました。26年間通っていたことになります。

 その最後の授業が買い物のためにギリギリの校舎入りになったのは、遅刻ギリギリの多かったワタシらしい最後の日だったかもしれません。最近は、こんなにギリギリは無かったんですけどねー。

 町田ヨドバシで買い物がありました。少し前にネットで記事を見て、コレしかないと思っていました。

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 昨年秋、ウチの娘(仮称ケミ)のための学習机を予約していたのですが、それがもうじき来ることになっています。最近のケミさんはそれが楽しみで楽しみで、毎朝、「机が来るまであと〇にち~」と指折り数えています。

 その机につけるライトをどうしようかと思っていたところで、たまたまBALMUDA The Lightの紹介記事を読み、「コレしかない!」。

 子供向けに手元に陰ができないようにした特殊な設計で眼に優しい太陽光LED。子供も歓びそうで大人になっても使えそうな落ち着いたデザインも好印象です。小金井には無いけど、町田ヨドバシならあるんです。

 今朝、目の前で包装を解いてセットしてあげました。ケミさん大喜び。

 申し訳ないね、こんな実用的な物でこんなに喜んでもらって…。~o~;;

 毎朝登校前にあるY先生の算数教室で、さっそく使用。

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 「スラスラ解けちゃったのは、灯りが良かったのかな」だそうです。

 そういうことにしといてクダサイ。~o~;;;

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2021年2月24日 (水)

戻りつ行きつのスキー修業

 日曜夕方に小金井に戻っていた我が家でしたが、月曜夕方には再び越後に向かっていました。

 本当は、土曜から火曜まで苗場に居続けたかったのですが、学校大好きの娘(仮称ケミ)が学校を休んでくれませんでした。

 親は、休んで滑ろうよと言ったんですが、ねえ。~o~;;;

 というわけで一旦日曜夕方帰京。月曜の夕方、ケミさんが学校から帰るのを待って再び越後に戻りました。

 火曜のみつまたかぐらは一日雪でした。午前中はある程度視界が良く、雪が上がりそうになったりしたのですが、午後はかなり吹雪に近い降りになりました。

 そんな中、ケミさんはみつまたでポールトレーニング。

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 旗門が見えないほどではないので問題なかったようです。

 両親は午後、かぐらに上がってみたのですが、

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 視界の悪さに加えてクワッドリフトが動いていません。朝の段階でペアを動かしていたので、クワッドは最初から動かす気がなかったんでしょう。お客さん少なかったから。

 さしもの愚妻Yもこの悪条件では滑る気にならない…のかと思ったら、やはり二本滑りました。~o~;;

 みつまたに戻ってみると、ケミさんは頑張ってトレーニング中。月曜朝のお説教が効いたのか、かなり意欲的にタイムを削るチャレンジをしてくれているようです。しかし、今一つタイムが伸びません。

 コーチからは、「上部の滑りは良いから、何故タイムが伸びないのか分からない」とまで言われていました。

 いろいろアドバイスを受けて、最後から二本目。ようやく吹っ切れたタイムを出してくれました。ヨカッタ。

 後で動画を確認したのですが、タイムが伸びなかった時は、ずっと以前からあったクロ―チング右ターンの時の左外足の膝の悪癖が、少し顔を出していたようです。最後にタイムが良くなったのは、改善されたということでしょう。

 スキー技術の進歩は、行きつ戻りつ戻りつ行きつですが、今回は、このまま行っちゃってください。~o~

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2021年2月22日 (月)

若いモンの刺激

 週末はかぐらでした。

 好天の予想だったので、混むんだろうとは思ったのですが、激コミと言っても過言ではないでしょう。土曜はみつまたの駐車場が満杯になりましたから。

 人数制限の厳しいロープウェイは大行列です。

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 ちなみに、前に並んだ方の手にしていた板が15年ほど前のノルディカのGSRで、サロモンの977ビンディングが付いていたことに激しく反応してしまいました。現役で使われてる977を見たのは何年ぶりでしょう。ワタシが977使ってたのって30年くらい前のはず…。~O~;;

 みつまたでTRの娘(仮称ケミ)を置いてYとかぐらへ上ってみました。

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 雪は先週と同じくらいあり、ゲレンデは何故か空いていましたが、

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 リフトは長蛇の列。

 ペアリフトを動かしてくれたらねえ。

 この日のケミさんのTRは好天にも恵まれ順調だったようです。スクールのサイトにアップされた動画でケミさんが好調だったのは確認しました。しかし、もう一人、ちょっと気になる選手がいました。

 ケミさんのスクールは、今年、ライバルMちゃんが他所のスクールに移ってしまい、下の子がたくさん入って来たこともあって、ケミさんは、どちらかというと小学生の中ではお姉さん的な存在になっていて、小学生女子では上手い方の部類でした。

 ところが、そのケミさんと並んで速い子が動画に映っていました。この子Aちゃんはケミさんより二つ下の子で、今までは元気が良いけれど、粗削りな感じだったのですが、今シーズン急成長。この子、こんなに速かったかしら。

 まあ、まだまだ粗削りなので、ケミさんの方が速いんだろうけど…と思っていたのですが。

 日曜日、TR終了間際に、小学生のタイムレースを催してくれました。年齢順に滑っていってタイム計測。ケミさんの前までAちゃんは男女通じてぶっちぎりのラップ46秒16でした。頼むよ、ケミさん45秒台、と送り出したら…。

 46秒31ですとー!!

 二本目、ケミさんも今度は必死になって漕いで出たのですが、明らかな失敗があって再び敗れ、三本目、ホントに必死になって漕いで頑張ってクロ―チング。やっとどうにか勝たせてもらったらしいです。

 その動画を見せて、今朝は反省会でした。今シーズン、眼に見えて上手くなっていたので、本人も親も油断して必死さが足りませんでした。

 このくらいで良いやという安全なセンでトレーニングしていたんだと思います。クロ―チングを組めるところで組まず、このくらいが安全という甘いラインで滑っていたように、今になると思います。

 でも、本来、レーシングは自分の限界にチャレンジしてギリギリまでタイムを削るもののはず。ギリギリのラインを狙い、組めるところは全てクロ―チングでスピードを稼ぐのがレーシングマインドってもんでしょう。それを小2のAちゃんに教えられました。

 今朝の朝食後、両親に代わる代わるお説教されて、ケミさんも身に沁みたようです。いやー、良いタイミングで若いモンから刺激をもらいました。~o~

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2021年2月18日 (木)

ナマイキ娘との片足技の夕べ

 昨日の「忘れたまま」の件を愚妻Yに、税金が終わったら思い出してくれるかと思っていた旨、伝えたところ、「あはは、待ってたんですかんですか?来年まで待ってクダサイ」だと。~o~;;;;

 昨日は、ワタシの仕事の無い水曜日で、娘(仮称ケミ)の帰宅の早い日だったので、久々にワタシが裏山トレーニングに連れて行きました。

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 ハイシーズン中の昼間ですから、人がいないかと思うと、ちゃんといます。まあ、少ないけど。

 まず、足慣らしにフリーを二本。

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 裏山が今シーズン八日目のケミさんは、どんどん滑り出します。

 しかし、この雪は…。うーーん、ザクザク氷なので、パッと見より小さな凸凹が多く荒れるし、足場になりにくいなぁ。

 という中を、ケミさんは慣れたものでドンドン片足メニューをこなしていきます。

 しかし、片足を外すと、外エッジを使うターン、つまり本来の内足ターンは上手くいっても、内エッジのターン、つまり本来の外足ターンでどうしても乗ったままのサイドカーブなりになりがちです。

 これは、体が次のターンの内側に入って行くのを怖がるからです。ストックを上手く使ってやる必要があります。その旨教えたところ、ナマイキ娘は即座に「知ってるよ」。

 「知ってても出来てなきゃ知らないのと一緒!」

 とちょっとお説教して滑らせたら、一発でキチンと直してきました。まーったくね。~o~

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2021年2月17日 (水)

何かの欠けた夕餉

 この季節、ワタシは週に数日、夜の仕事があるだけ。今年はデスクワークもなく、平日はノンビリしています。

 一方、愚妻Yは、我が家の経理部長を務めているので、この季節税金関係の仕事に追われます。特に今年は、準指の勉強と並行して行わねばならず、しかもコロナ禍の関係でe-taxとやらを推奨されてYクン困惑しながらの作業だったのですが、このニ、三日かかりきりで取り組み、とうとう昨日完了させました。本人も驚くばかりの仕事の進み具合でした。

 昨夜は、そういうわけでお祝いでした。

 娘(仮称ケミ)の方は、学校の図工の時間に焼き物を作っているとかで、昨日、その作品を持ち帰って見せてくれました。

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 家族三人分の箸置きだそうです。真ん中の色のついたのはビー玉を融かしたのだとか。まるで七宝焼きのようです。

 コレを、仕事の終わったお祝いの夕餉に並べると、

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 写真左下は、Yクン自慢の煮物。写真上はYの大好きな寒ブリ。右下は何故だか今年時期の早いカツオ。

 新しい箸置きは、とても我が家の食卓にフィットして良かったと思いますし、お祝いの御飯も美味しかったのですが、何だか何かが欠けているような。

 税金の仕事を終えたら思い出してもらえるかなと思っていたんですが…今年は、忘れたままなんですね。~o~;;;

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2021年2月15日 (月)

「そんなにすごい」武者修業帰り

 昨日一昨日の我が家は、約一月ぶりにかぐら田代エリアでした。

 1月18日からの苗場かぐら田代の休業は、2月6日に再開していました。しかし、その週、我々はYの準指養成講習のために菅平。2月11日の祝日、娘(仮称ケミ)は久々にみつまたでTRと思っていたら、みつまたロープウェイの機械不調でかぐら休業。ケミさんは苗場でTRでした。

 土曜日、ロープウェイ不調が続き、ケミさんは田代でのTRでした。田代のトレーニングバーンは下が見えないほどの急斜面です。

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 そこへシンプルなGSセットを張ってのTR。斜度がある上に圧雪に段差があり、洒落にならない難易度です。

 ケミさんは最初こそ苦戦していたのですが、ホメ上手のコーチに乗せられて最後はかなりスムーズな良い滑りでした。菅平グランプリコースでの修業の成果かも。

 日曜は、本当に久々のみつまた大会バーンでした。一月の武者修行を終えて、やっと本拠に帰って来ました。

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 素晴らしいブルースカイ。少し気温が上がりましたが、参加者が少なかったため、それほどコースは荒れず、気持ち良くTRできた模様。コーチにもホメられたようです。

 タイトルは、最近のケミさんの持ちネタ。先日のトレーニング中にホメられたことを我々に報告する中で、さも自慢そうに「ケミ、そんなにすごいかナァ」とつぶやいたのが我々に大うけし、それ以降、機会あるごとにやります。

 まあ、半分ギャグなんでしょうけど自信も出てきているんでしょう。自信を定着させる意味で、次のレースでは、何とか結果を出させてやりたいもんです。

 さて、ケミさんがゴキゲンでTRする間、我々夫婦も久々にかぐらへ上りました。

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 定点観測地点のBBQ台です。ちょっと変な山になってます。超雪不足の昨年はともかく、一昨年同時期あたりと比較すると、決して積雪量多くはなさそうです。

 しかし、コンディションとしては最高でした。快晴で良い雪の上に何しろ空いていたので。この日の営業は、アナウンスが前日夕方過ぎになったこともあり、お客さんが対応しきれなかったんでしょうね。かぐらにしては珍しくいつまでも荒れずに良い状態でした。そんな中、Yはひたすら、プルークボーゲンやら横滑りの展開やらシュテムターンやら、菅平修業の成果を試していました。

 でも、一緒に滑っているワタシの方が、指導種目上手くなっちゃったかも。~o~;;

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2021年2月11日 (木)

二番目に早い試乗レポⅢ

 今週初めから、ようやく苗場かぐらが営業再開しました。

 娘(仮称ケミ)のレーシングスクールも、ようやく本拠地みつまたでTR再開できるようになり、ホッとしていたら…。

 今度は、みつまたロープウェイの機械のトラブルでかぐら休業だと。~o~;;;;;

 さて、それとは関係なく自分史上二番目に早い試乗レポ第三弾。今日は、イロモノ試乗マニアモード全開。

試乗日2/6・7晴 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面、天狗&左太郎のコブ

・Bluemoris Jazzy Blue Note 178cm R=15.9 127-87-103

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 渡辺三郎元デモのシグネチャーモデルだそうです。三郎さんは、あらゆる所でこの板を使用しているそうです。「コレ一本で、なーんでもできる。研修会もコレでやっちゃう」とのたまっているとか。

 ナルホド、本当に何でもできます。整地での大回りも小回りも、特に不足を感じません。もちろん、整地用板のグリップ感や返りはありませんが、普通に滑っていて不自由な感じはしません。リラックスしてらくーに滑れます。

 呆れたのは、この長さ、このトップ幅でコブが楽なこと。軽くて前後のバランスがよく、かつ、トップがロッカーしててテールを絞ってあるのだから、そりゃ回しやすいですよね。

 上下軸の動き、廻旋が非常にやり易いということだと思います。板の長さを感じず、いつでもクリっと回せる安心感があります。

 ただし、何でもできるは、イコール得意なものがないということ…なんですが、それは、整地でということですから。

 この板の場合、新雪や荒れたバーンを含めて評価しなければいけないでしょう。是非、降雪の後の八海山でも試してみたい一台でした。

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2021年2月10日 (水)

二番目に早い試乗レポⅡ

 小金井市の昨日の新たな感染者は、ゼロ!12月22日以来の快挙でした。多摩地区全体が落ち着いてきた感じで少しホッとしています。

 さて、それとは関係なく自分史上二番目に早い試乗レポの第二弾。

試乗日2/6・7晴 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面、天狗&左太郎のコブ

・Bluemoris M-Potion 171cm R=15.8 115-68-99 

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 前回感激したM-Potionです。前回、試してみたかったハイスピードを試してみました。

 かなりのところまでイケそうです。こういう中回り得意の板だと、ハイスピードロングターンでバタついたりする事があるのですが、この板には特にそんな感じがありませんでした。裏太郎ファミリーコースを三分の一ほどクロ―チングしてターンに入ってみたのですが、特にバタつきませんでした。

 ただし、そこまでハイスピードになると板の反応がイマイチになる気がするので、やはりスピード負けはしているのでしょう。クラ検定の大回りくらいなら大丈夫だけど、地方予選の大回り系とかは無理かもね。

 また、こういうビンディング取り付けが前目の板の場合、軟雪の大回りでつんのめる事があります。軟雪でも大回りを試してみたいところです。この日曜は少し気温が上がり、南向きの表太郎や天狗の雪は少し緩んだ時間もあったのですが、特にそんなことも感じなかったので、多分大丈夫なんだろうと思います。

 でも、できれば春の新潟の軟雪で試乗してみたいですねー。~o~

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2021年2月 9日 (火)

二番目に早い試乗レポⅠ

 昨日、東京の新たな感染者は276人だったそうです。12月7日以来の二百人台でした。全国の新たな感染者は1216人ですが、こちらは11月24日以来の1200人台。ようやく第三波のヤマは越えたか。

 と思っていたら、アメリカも減ってるんだそうです。アメリカの昨日の新たな感染者数は、88655人。ひと頃は一日二十万人ペースが続き、一日十万人を切ったのは、実に11月4日以来じゃないかしらん。大統領選の投票が11月3日なので、それ以来、あの宇宙規模の大災害男がゴネ続けていたせいでこうなってたと。

 世界的にちょっとは落ち着いてきたのでしょうか。このまま沈静化してくれー。

 さて、それとは関係なく、自分史上二番目に早い試乗レポです。

試乗日2/6・7晴 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面&天狗と左太郎のコブ

・Bluemoris B-Potion 167cm R=17.4 104-70-100

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 前回に続いてB-Potion。今回は、主に硬い整地でのカービング能力を試してみたのですが、かなりイケます。グリップ感が適度で返りが適度にあって、大回り系はコレでかなりイケちゃいます。リズム変化も大変しやすいです。

 メタル入ってないんだそうです。「だから、昔からのスキーヤーには馴染みやすいんです」とはメーカー側の説明でした。

 もちろん、本気でクロ―チング組んで加速するとスピード負けします。だから、クラ以上の大回りではダメでしょう。でも、テクニカル受験程度なら、大回り総滑ともコレ一本でイケます。

 ただし、グリップが良い分だけコブの中での自由度は感じられませんでした。コブ中心のオールラウンドというコンセプトの板なのですが、ウチのH社F17みたいな本当のコブ専門板のコブ滑りを期待しちゃうといけないのかな。

 ブルモリのラインナップでいうと、M-Potionとの住み分けが難しいところですが、テクニカル受験者でM-Potionの返りの良さに苦労する人向けってところでしょうか。

 ちなみに、今回、Yの講習に付き合って準指の指導種目などもやってみましたが、とてもやり易いです。準指受験などには意外と良いかもしれません。

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2021年2月 8日 (月)

いろいろの週末

 昨日一昨日の週末は、先週に引き続いて菅平でした。

 愚妻Yは先週に続いて、某都連の養成講習会でした。Yの班は、先週の風花ちゃん先生から一転して今週は大変マジメそうな中堅技術員の先生でした。Yのもっとも苦手にしているタイプです。

 土曜はYクン愚痴ることしきりでした。仕方なく、なるべくリフトに同乗するようにしてYの頭をほぐすよう努めていたのですが、日曜には実践種目を多めにやってくれたこともあり、落ち着いて受講してくれました。最後には、「いろんな知識が結びついてくるのが楽しいデス」「先週の風花先生と今週の先生のタイプの違う二人に教われて良かったデス」とまで言い出しました。

 何だか、マトモな大人みたい。~o~;;;

 一方、娘(仮称ケミ)は、土曜日は楽しくTRしたらしいのですが、日曜は、菅平パインビークエリアの難斜面、グランプリコースでの早朝TRで、かなり急斜面にヤラれたらしく、「疲れたー」とのこと。

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 まあ、いろいろ経験できてヨカッタヨカッタ。~o~

 ワタシは、今回も二日間、試乗三昧でした。いやー、楽しかった。

 個々の板については、また明日以降にレポートを書きますが、全体的な話。

 先日書いたように来シーズンのブルモリのトピックスは、カラーカスタムです。その全容を伺ってきました。

 S-Potionだけでなく、M-Potion・G-Potion・B-Potionで有料ではありますが、カラーを選べるとのこと。

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 こんな感じで、

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 こんなふうにベースカラーだけでなく文字の色も選べます。先着50名限定だそうです。ベースカラーが5色、文字カラーが11色ですから、組み合わせによっては、この世に一台しかない自分だけの板が出来上がるということ。これは、スゴイ、ステキ、欲しい。~o~

 でも、来シーズン、オレ板買う予定ないからなー。~o~;;;;;

 そうそう、準指講習とレーサーとアルペンボーダーしかいないと思われた菅平にも、こんな人がいました。

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 まあ、いろいろあって良いかなと。

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2021年2月 5日 (金)

朧月夜の入る頃は~『源氏物語』に関する些細なこと10

 「些細なこと」シリーズも二桁に乗ります。

 今まで、『源氏物語』という作品は古典作品の中では、長い研究史と分厚い研究者の層に支えられた一番研究の進んだ作品と思っていたのですが、こうして重箱の隅を突っつき始めると、各巻に少なくとも一つは、今まで解明されていなかった箇所、今まで示されてこなかった新たな読みが出て来ます。

 今回も、何故今までコレが放置されていたのか不思議に思われる箇所を見つけてしまいました。

 「花宴」巻、南殿の花の宴の後、弘徽殿で「朧月夜に似るものぞなき」と口ずさんでやって来た右大臣家六の君(朧月夜の君)に出会い、その袖を捕らえた後の源氏の和歌です。

 「深き夜のあはれを知るも入る月のおぼろけならぬ契りとぞ思ふ」

 小学館『新編古典文学全集』は、この歌を、「月の朧」と「おぼろけならぬ契り」の掛詞の歌と見て、

 「あなたが夜更けの風情に感じ入られるのも、入り方の朧月を愛されてでしょうか、その月に誘われてやってまいりましたこのわたしにめぐり会うのも、ひとかたなら縁ゆえと思います」

 と解釈しています。この解釈に従うと、六の君が「朧月夜に…」と口ずさんだのは、実際に入り方の朧月を見てのことのように読めます。そして、この「入る月」を実際の景色と見るのは、現代の注釈書では一般的な取り方です。島津久基『源氏物語講話』に、「『入る月の』は眼前の景を採っての『朧』の序詞」とあるのを始めとして、玉上琢彌『源氏物語評釈』、新潮社『日本古典集成』、岩波『新編日本古典文学大系』などに同趣旨の注を見ることができます。

 しかし、この取り方はどうも釈然としません。というのは、この南殿の花の宴が開かれたのは陰暦二月二十日過ぎのことだからです。物語には、「二十日余り」とあるので、二月二十一日か二十二日頃なんでしょう。明らかにこの日の月は有明の月です。

 試みに、今年2021年の陰暦二月二十一日(4/2)、二十二日(4/3)の京都での月の南中、月の入りと日の出の時刻を調べて見ると、

 2/21      月の南中3:40    月の入り8:44    翌日の日の出5:41

 2/22  月の南中4:39 月の入り9:34 翌日の日の出5:40

となります。

 まさか、南中している頃の月を「入る月」とは言いません。「入る月」と表現するからには、南中と月の入りの間くらいに月が進んでいなければならず、それは、今年の2/21なら6時頃以降、2/22なら7時頃以降です。とっくに太陽が昇って明るくなりきってます。

 一方 源氏はこの歌の後、六の君と情事におよび、それがすっかり終わってから「ほどなく明けゆけば」ということになります。

 いったい、何時、源氏は六の君と情事に及んだというのでしょう。

 そもそも、この歌の直前、花の宴が終わった直後の描写に、「月いと明うさし出でてをかしき」とあります。この描写に従うかぎり、花の宴終了時には、まだ月は東から出て来て南中していないと思われます。

 「入る月」は、「眼前の景」などではないはずです。では、何が「入る」なのでしょうか。

 古注釈の世界では、九条稙通『猛津抄』に、こんな注があります。

 「まへに女の『照りもせず』の歌を吟ずるは月の哀れを知る也。上の句はその心也」

 この注の前半は諸注釈ともに継承していると思われるのですが、注意したいのは後半です。「上の句」と言っています。「初二句」ではありません。つまり、九条稙通は、「入る月の」までを「月の哀れを知る」女の心だと言っているのです。

 これをそのまま受け入れれば、「入る月」は「女」の比喩ということになるでしょう。「深い夜の情趣をわきまえながら、朧月がやがて山の端に入るように、深い夜の月の情趣を知りながら、あなたは、寝所に入るのですね」ということなのではないでしょうか。

 その筋で、一首全体を解釈するとこうなります。掛詞は諸注釈と同様に考えて、

 「深い夜の情趣を知りながらも西に沈んでいく月がおぼろに霞んでいるのではありませんが、深い夜の月の情趣を知りながらもあなたが寝所へ入って来て私に逢ったのは、私達二人が並々ならぬ前世の宿縁にあるからだと思いました」

 この解釈をした場合の問題点は、六の君は何処から何処へ入って来たのかということでしょう。源氏は弘徽殿の西廂の細殿またはその内部の枢戸の周辺にいたものと思われます。女は「朧月夜に」の歌を口ずさんで来たのですから、それまで朧月を賞美していたと考えたいところです。とすると、女は弘徽殿の南廂にでもいたのかもしれません。

 南廂で月を愛でていた女が寝所にしている塗籠へ向かおうとして枢戸にいた源氏に袖を捕らえられるというのは、あり得ないことではなさそうです。

 しかし、この女は右大臣秘蔵の六の君で、東宮入内が決まっていたのですが、その女の周辺に女房が全くいないというのは、ちょっとどうなんでしょう。

 まあ、女房がその辺にいたのではこの話は成り立ちませんからねえ。右大臣家、それだけ迂闊ってことで良いのかしらん。~o~

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2021年2月 4日 (木)

一番早い試乗レポⅢ

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 昨日、学校が早帰りの日だったので、娘(仮称ケミ)は、裏山でS字の特訓。その間、ワタシは高2相手の夜のお仕事でした。

試乗日1/30曇り1/31小雪 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面、硬い天狗のラインコブ&左太郎のコブ

・Bluemoris S-Potion(4.5&4.0) 165cm R=12.3 119-65-101

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 20-21モデルに比べて、芯材を軽量化しテールを絞って抜けを良くしたという説明でした。テールを絞ったこともありますが、全体に細身になって微妙にアールが小さくなっています。そのためなのか、乗り味としてシャープになった印象があります。

 もっとも、「抜けを良くした」と聞いていたので、ナルホドそうかもと思う程度の違いなので、聞いてなければ「オレ今日調子良いじゃん」で終わったかもね。

 4.0にも乗りましたが、昨年以上に4.0に好感を持ちました。左太郎のコブにも行ってみたけど、なんだか自分の20-21モデル4.5よりコブ滑りやすい気がしちゃったんですが、錯覚かしらん。昨年は、コブで4.0を諦めただけに…、ねえ。 ~o~;;

 21-22モデルでの大きなトピックスは、地の色を選べること。試乗板は白地ですが、青や緑など多彩なカラーから選べるらしいです。写真撮ってくるのを忘れたので、次回試乗の機会があったら写真撮ってきます。

・Bluemoris B-Potion 167cm R=17.4 104-70-100

2021013111350000

 20-21モデルからサイドカーブの変更はありません。相変わらず硬い整地でも普通に滑れます。自由度の高い板で個人的には好感度高いです。この板は、もうちょっと色々なシチュエーションで試してみたい板です。軟雪で滑れると良いのですが、機会があるかしらん。

 でも、M-Potion168が、あれだけコブで良いと、この板がM-Potionに勝てるところはないかも。

 軟雪の深いコブで履き比べてみたいですね。

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2021年2月 3日 (水)

一番早い試乗レポⅡ

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 昨日が節分でした。~o~

試乗日1/30曇り1/31小雪 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面、硬い天狗のラインコブ&左太郎のコブ

・Bluemoris M-Potion 171cm R=15.8 115-68-99 

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 S-Potionを大回りが出来るようにした新製品という説明でした。今のところ評判が良いということでしたが、実際、滑り出すとすぐに評判の良さを実感できます。まず、フリーがメチャメチャ楽しいです。「よし、フリー行くぞー」と滑り出すと、最初のターンから適度にトップが噛んでグリップしてくれて、しっかり返りがあり、自在にターンを操れます。いいね、コレ。

 小回りもしやすいです。まあ、その点ではS-Potionに軍配があがるだろうけど。大回りはややターン弧が小さくなりますが、テククラ検定くらいの斜面なら大抵問題ないでしょう。

 コブもイケますが、コブに入るなら168cmかな。

 ハイスピードに対してどの程度の強さがあるのかをもう一度試してみたいです。

・Bluemoris M-Potion 168cm R=14.8 116-68-100

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 168cmも試してみました。フリーの楽しさは171cmと同様です。この板で特筆すべきはコブの滑りやすさです。太郎山エリアで唯一の厳しいコブ斜面、裏太郎チャレンジ、通称左太郎の凍ったコブに持ち込んでみたのですが、メチャメチャ滑りやすいです。左太郎の厳しいコブをほぼノーミスでイケます。自分のS-Potion165cmより良いじゃん。

 コレ、どうしてなのかを考えたのですが、トップ部が短くテール部が長いからじゃないかと思います。

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 ちょっと写真がわかりにくいかもしれないけど、S-Potion165cmとM-Potion168cmを、トップの位置を揃えて並べた写真です。トップを揃えると、ビンディングのトゥピースが同じ位置に来ます。つまり、トップ部の長さは同じなのです。

 そもそもS-Potionは基礎小回り板の中でもトップ部の短い設定になっています。それと同じなのですから、コブでトップが邪魔にならず、落とし込みがしやすいのです。

 ところが、M-Potion168は全体で3cm長いわけですから、テール部が3cm長く、S-Potion165よりテール部分でコブの落ち込みの部分を削りやすくなっているのです。

 このコブで扱いやすいという特徴は、一本の板でテククラ受験をしたい人にとっては、大変ありがたいんじゃないでしょうか。ワタシ自身、もし一本でクラ受け直せと言われたら、間違いなく、M-Potion168を選びます。

 テク受験者だとこの板の返りを処理できるかどうか、試乗してみないといけないとは思いますが、クラ受験者なら大丈夫でしょう。男性は168cmがお勧めですが、女性なら162cmをチョイスすればオッケー。

 それより何より、ワタシ自身、次にオールラウンド板を買うならコイツだなぁー。何やっても楽しそうだからね。~o~

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2021年2月 2日 (火)

一番早い試乗レポ

 こんなに早い時期に試乗レポートを書くのは初めてです。

 試乗会情報のサイトによると、20-21シーズンは、昨シーズン試乗会の多くが中止になったのを補う意味で、各メーカー試乗会のスタートが早いのだそうです。言ってみれば、これもコロナ禍の影響ということです。

試乗日1/30曇り1/31小雪 試乗場所 菅平太郎山 硬い整地中斜面

・Bluemoris G-Potion 180cm R=21.1 110-65-88 

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 昨年、あまりピンとこなかったG-Potionですが、今年もあまりピンと来ませんでした。メーカーの人からは張り付き感を強調しているというコメントがありましたが、確かに穏やかで張り付く感じがあり扱いやすい大回り板です。しかし、180cmは大回り種目の演技をしようとすると、やや弧が小さくなります。どちらかというと中回りが得意なのかなと思いました。また、フリーの演技をしようとすると、返りが少しまったりしているので、キビキビとした演技になりにくいかもしれません。フリーの場合はゆったり変化させるのを好む人向けかも。

 多分、それほど広いコートにならないテククラ受験の大回り系なら、これでイケると思います。地方予選だと、やや物足りないかも。

・Bluemoris G-Potion 185cm R=23.1 109-65-87 

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 180cmで感じた不満は、185cmだとある程度解消されます。トップとテールを微妙に絞ってアールを大きくしているので、大回りの演技ができます。地方予選の大回りならこっちでしょう。多分、クラ受験でもこっちだと思います。

 ただし、返りがまったりしているというのは180と同様なので、フリーをキビキビやろうとすると、変化の部分で失敗します。

 昨年も感じたのですが、失敗したくないマスターズレーサーには向いているのかと思います。でも、ワタシゃこの板は買わないかな。現在使っているF社GS Mastersの方が刺激的で好きだから。大回り系に刺激は要らないという人向けなのかも。

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2021年2月 1日 (月)

一番楽しんだのは?

 昨日一昨日の週末、我が家の三人は菅平でした。

 愚妻Yは、今年スキーの準指導員を受験しています。これは、クラウンを取って自分の技術が行き着くところまで行ったからということもあるのですが、「子供達にスキーを教えたい。そのためには資格があった方が良い」という、Yにしては驚くほどにマトモな動機からのことです。

 Yを知るほとんど全てのスキー関係の知り合いから、「(性格的に)向いてないからヤメなさい」というアドバイスをいただいているにも関わらず、メゲません。なかなかたいしたものです。

 ワタシは、レーシングを始める前の娘(仮称ケミ)と一緒に滑る中で、Yの低速の器用さ子供に対する面倒見の良さを見ていたので、案外向いているかもしれないと思っていました。

 それで、某東京都連の「指導員養成講習会」とやらに参加するための菅平というわけです。

 一方、ケミさんですが、スキー場休業の影響でいつものみつまたでのトレーニングができなくなり、レーシングスクールのコーチが菅平のチームを紹介してくれて菅平でのTRということになりました。

 ワタシは過去に何回も菅平には来ています。我が家でも昨シーズン一度来ています。でも、それは全てパインビークエリアでした。パインビークはレーサー御用達ゲレンデなので。今回、ケミさんはパインビークのTRですが、Yの講習会は太郎山エリアです。

 同じ菅平スキーリゾートと言っても、このパインビークエリアと太郎山エリアは車で10分ほどの距離にある向かい合った斜面です。コレを一つのスキー場って呼べるなら、湯沢石打エリアは全部一つのスキー場ってことになりそうだが…。~o~;;

 太郎山からパインビークを望むとこんな感じになります↓。

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 ケミさんはコーチに任せてしまえばよいので、ワタシは二日ともケミさんをパインビークに送り届けてから、太郎山でYのサポートという手筈でした。この三人のうち、誰が一番楽しんだかというと…。

 某都連の準指講習は、年代別に20ほどの班に分かれ、それぞれに講師がついて実技指導をしてくれるのですが、Yの班は某東京都連でも若手のホープ根本風花コーチでした。

 Yという人は、人の好き嫌いが非常にハッキリしているので、向いていない人が講師になるとお互いに不幸なのですが、この風花ちゃんはYクンに大当たりだったようで、講習後に先生をホメることしきりでした。いくつか有効なアドバイスもいただき有意義な講習会だったようです。しかし、やはり準指講習ですから講師のお話が長くなり、寒い菅平のゲレンデで説明を伺いながら立っているのは大変だったとか。

 一方、ケミさんは紹介されたチームのコーチがホメ上手なタイプの方だったので、大変楽しいTRだったようです。小学生はケミさんだけだったようなのですが、皆さんに大変可愛がってもらって満足度の高い二日間だった模様。

 しかし、この二日間、一番楽しんだのは…。

 これは本当にたまたまなのですが、Yのサポートで裏太郎に行ってみると、BlueMorrisが試乗会をやっていまして、ねえ。~o~;;

 本当は、Yクンの低速種目のビデオを撮ってあげるはずだったのですが、風花先生、あんまり低速種目をやらなかったとかで。

 久々に少し膝が腫れるほど滑り込んでしまいました。あっはっは。いやー、良い練習になったかも。~o~

 もちろん、試乗レポートは明日以降連載します。

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