おもしろうてやがて哀しき八海山・後編
娘(仮称ケミ)を迎えに行って、土曜夜は家族三人で八海山ペンションY宿泊でした。愚妻Yは、ゲレンデでも準指合格を祝福してもらっていたのですが、宿に帰っても皆さんにお祝いしてもらいました。
八海山というスキー場は、テクニカルを持っていても準指は取っていないという常連がたくさんいるスキー場で、珍しがってもらったということなんでしょう。普通のスキー場とこの辺が逆です。
翌日曜は、風雨強まる予報でした。みつまたもこの日は荒れるだろうと、ケミさんを八海山で滑らせることにしていたのですが、予想通り、みつまたロープウェイは休業。八海山も最初動いていたロープウェイが風で止まりました。
実は、これはこちらの望み通りでした。これで、ケミさんにS字ターンの復習をさせることができます。
小雨の第一リフトの緩斜面を漕いでクロ―チングしてスピードが乗ったところでS字、S字の感覚で両足ターン。と何本かやっているうちに、外足に圧をためて板を走らせ、自然に谷回りでS字が描けるターンが何ターンか出て来ました。
そのタイミングで風が弱まり、ロープウェイ運行開始。おおお、理想的。
第三リフトが運行していなかったので、最初は、ダウンヒルコースを回りました。廊下、林間、セパレートAと大回りで滑ったのですが、どうもケミさんの滑りが少し変わりました。切り替えがスムーズで上手くなってます。この子、こんなに上手かったっけ。
特に、最大斜度36°のセパレートAの滑りは圧巻でした。キチンとエッジが返って谷回りからカービングを仕掛けています。そんなにキレイに圧雪された斜面でもないのに。
滑り終わってすぐにホメてあげました。ちょっと嬉しそうでした。
ロープウェイを上がった頃に第三も動き出したのですが、もうそこからの滑りはシャレになりません。まず荒れ始めた廊下をカービングでかっ飛ばして行って↓、「廊下たのしー!」
チャンピオン下部の圧雪の掛かっていない所から、林間へ向かって漕いで出て行き、スピードに乗せての林間のカービングがスゴイ。結構ボコボコなんですけどねえ。ちょっとくらい飛ばされても谷回りでちゃんと足を伸ばして雪面捉えてカービング。
トドメは、セパレートA。兎に角一番上から漕いで出て行って、ノンストップカービング。結構荒れ始めてるんですよ、もう。
実は、このくらいの荒れた斜面のかっ飛ばしは、ワタシの得意技でした。技術的に未熟な頃から、そんなことばかりやってました。ところが技術的にはある程度上達した今になって、「痛いかも」と腰か引けてきていたんです。
でも、娘にこれをやられちゃあ、パパとしてはついて行かないわけにいきません。結構必死で、でも楽しく何本もかっ飛ばせました。いやー、若返っちゃったかもね。~o~
二時頃まで滑り続けて、昼食は最近の八海山名物、石窯ピザでした↓。
二枚頼んだうちの半分は、ケミさんが「美味しい美味しい」と食べまくってくれました。うーーん、ここでも成長か。
昼食が終わった頃に、一旦止んでいた雨が降り出しました。風も強まって第三リフトは止まっています。こりゃ、帰り時ってことね。
汚れた板にチューンナップをしたいというケミさんの希望を入れて、チューンナップ後に出発。ワタシとしてはかなり満ち足りた気分の八海山最終日でした。
自分が若返ってかっ飛ばし出来たということもありますが、ケミさんが八海山をとても楽しんでくれたことが嬉しかったかな。もちろん、技術的成長を確認できたことも。あの滑りをポールセットの中で活かせたら、この子はきっと速くなります。
愚妻Yともケミさんの滑りの話で盛り上がりました。我が家の三人は、すっかり満足して就寝。
月曜朝、目を覚まして、自分の体がガタガタになっているのに気づきました。筋肉も関節も軋んでます。うへー、気持ちは若返っても、体は若返っていなかったってことか。家の階段上るのに、股関節がイタひよ。
10才の娘の後を滑っただけで体がガタガタになるとは情けないなー。
でも、クラウン持ちの父親の体をここまでガタガタにした娘がエライってことにしときましょうかね。~o~;;;
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コメント
本当にお元気ですね。
体が若返るのはチョット無理だと思うのですが、翌朝体に変化が出るのは未だ体は若いという事ですよね。
未だスキーシーズンが続くのですから、体が若くても大事にそして労わってお過ごしください。
投稿: taiji | 2021年3月24日 (水) 12時12分
ありがとうございます。
この土日は、昔、Taijiさんが、「八海山では体がもたない」と言っていたのを思い出しました。とうとう我が身の問題として降りかかって来たヨ。~o~;;;;
投稿: mumyo | 2021年3月25日 (木) 06時49分