東京に桜が咲いた日
昨日、東京に早くも桜が咲いたそうです。菅平からの帰路、ラジオで耳にしました。
実は、菅平でもサクラサク。愚妻Yが準指検定で花を咲かせてくれました。
昨年中からいろいろと準備を進め、一月二月にそれぞれ養成講習会があり、その後も暇さえあればプルーク、シュテム、横滑りの練習と理論のお勉強をしていました。
正直言って、この検定は受かって当然のものでした。これは、不遜でもなんでもなく、基礎スキーをなさる方なら当然のことと受け取ってもらえると思います。クラウンホルダーが準指の実技で困ることは普通ありません。
しかし、愚妻Yはちょっと特殊な上達過程を経て来ているので、そういう点での心配はありました。なにしろスキースクールというもののレッスンをあまり受けたことがありません。それで、かつてはこんな方にお世話になったり、こんなことがあったりした人なので、さて、人に教えるための技術をこなしてくれるのかどうか。
我が家は、土曜日の早朝、小金井を出発。菅平裏太郎でまずYを下ろし、パインビークへ回って娘(仮称ケミ)をレーシングのTRに送り出し、もう一度裏太郎に戻りました。
この日の菅平は湿った小雪、のち曇り。ゲレンデ上部にはガスが掛かりがちでした。
パインビークから太郎山を望む写真↑。太郎山の雪がかなり薄くなっています。
太郎山エリアに帰ってみると、Yの第一種目基礎パラレルターン小回りは終わっていました。これは、Yの得意種目なので大丈夫。第二種目は天狗ゲレンデ下部でのプルークボーゲン。そつなくこなしているように見えました。少なくとも本人は納得していたようです。
しかし、ちょっと気になったのは、ストップゾーンでの静止が不十分に見えたこと。大丈夫だったとは思ううけど…。
第三種目は大回りでした。直前の練習で、Yがとんでもないことを言い出しました。「大回りってターン数決まってるらしいデス」
は?~_~;;;;;
準指の実技種目のうち、いくつかはターン数が制限されています。もちろん、受験者の教科書にはその旨が明記されていて、ワタシでさえそれは見た事があるのですが、Yはそれを見落としていたらしいんです。第二種目が終わってから、同じ班の人に「大回りは4~6ターン」と聞かされたとか。
うーーーん。
慌ててコート横でターン弧の調整練習をして実技に臨みました。念のためスタート前に、「ストップゾーンでキチンと静止しなさい」と一言注意。Yもそれにうなづいてスタート。
ターン弧を合わせながら、慎重に演技して、ゴール。ストップゾーンで切れ上がってストップ。
したかと思ったら、ひらりと方向転換して止まりました。オイオイ、厳密に見ると静止した所はストップゾーンからちょっとはみ出してないか?~o~;;;;
厳しく注意したので、午後の三種目はキチンと止まってくれました。特に、午後の第二種目小回りパラレルターン不整地(コブ)は、Yの一番の得意種目。「見せ場なんてなくても良いから、普通に滑ってこい」と言ったら、普通に滑ってきました。
彼女が普通に滑ったらコブでは加点しているはずです。これなら、初日の種目はトータルで合格してるだろう。
早く終わったので、二人でパインビークにケミさんを迎えに行き、一旦、宿の部屋に入って、そこからYは理論のテストに出掛けました。
Yは小心者なので、テストの準備はかなり周到にしていました。東京だけでなく、あちこちの県連の過去問を研究して、出そうな問題については隙なく暗記し、論述問題も数をこなしていたので、まあ、理論は大丈夫。
と思っていたら、宿に帰って来たYの第一声は、「ダメでした~~」
何でも過去問には出ていなかった分野が出題され、そこを落としているから合格ラインの七割ギリギリではないかと言うのです。イヤハヤ。
まだ分からないんだから、明日精一杯頑張ろうと励まして就寝しました。
長くなったので続きは明日。
| 固定リンク
コメント