« おもしろうてやがて哀しき八海山・後編 | トップページ | 距離の測り方・その一 »

2021年3月25日 (木)

卒業なのかしら

 今日は、娘(仮称ケミ)の小学校の卒業式の日なのだそうです。

 と言っても、このご時世なので在校生は出席せず、卒業生だけの卒業式なのだとか。当然、お休みになったケミさんは、愚妻Yとともに越後へ行っています。

 一昨日は、ケミさんと裏山TRでした。本当は、ちょっと股関節痛を引きずっていたのですが、折角上手くなっているケミさんの技術を、低速でも再現できる確実なものにしておきたくて。

 狭山は春スキー期間だとかで特別料金で安くなっていましたが、特別営業時間で18時まで。知らずに入ってしまい、いきなり終了と言われて参りました。

 でも、メチャメチャ空いていて↓、一時間半ほどでしたが、良い練習が出来ました。

2021032316580000

 ケミさん、S字ターンの技術をほぼ修得しました。スピードを得られない狭山でも安定していました。

 これで、ワタシがこの子に教えられることはなくなりました。今期のケミさんの滑りは、切り替えにだけ問題があり、その他の技術はとっくにワタシを凌駕ていました。

 本人にも、「パパが教えられることはもうこれだけ。コレを身に着けてしまえば、パパなんか足元にも及ばない滑りが出来るよ」と伝えていました。その切り替え技術を身に着けたということは、ケミさん卒業なのかしらん。

 八年前にこんなふうに始まったケミさんのスキー人生は、多分、ちょっとした節目を迎えていると思います。日曜の八海山の滑りは、もう我々がいくら努力しても入れない「ホンモノ」の領域でした。

 「ホンモノ」というのは、八海山あたりのテククラ持ちの常連がよく口にする言葉です。自分達は素人の中では最上級に達してるんだけど、その自分達が絶対に足を踏み入れられない領域の人達を、「ホンモノ」と呼びます。

 例えば、タクヤ先生が基礎滑りをしている時とか、薬師スキー場で星瑞枝さんがフリーで滑ってる時とか、小林平康元デモがゲレンデを流してる時とかに使います。我々にとってはあちら側の世界です。

 どうやら、ケミさんも、その世界の端っこに辿り着いたのかもしれません。ちょっと感無量。

 昨日、ワタシの仕事は午後の池袋でした。春期講習の本格的始まりです。ところが、池袋の校舎に行く途中の公園はちょうど花盛り。その芝生ではシート広げた人達がお花見しています。

 公園の入り口には、「集団での花見はご遠慮ください」と書いてあるのですが…。

 講習終了後、午後九時に校舎を出ると、もう駅までの道は二年前と変わらない人通りでした。コンビニの前で若者達が缶ビール飲んで大声上げてます。

 緊急事態宣言解除を、新コロナからの卒業と勘違いしているんでしょうかねえ。ヤバいなぁ。

 これじゃ本当の卒業はまだまだ先の話になっちゃいますけど、ねえ。

|

« おもしろうてやがて哀しき八海山・後編 | トップページ | 距離の測り方・その一 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« おもしろうてやがて哀しき八海山・後編 | トップページ | 距離の測り方・その一 »