二十世紀からの風
木曜は朝六時過ぎに家を出ました。
木曜は、春期講習の合間で仕事の無い日でした。この季節に仕事がなければ、当然、越後です。愚妻Yと娘(仮称ケミ)はこれまた当然、越後に居続けています。ワタシだけ早朝の新幹線に乗り妻子と合流するというわけです。
越後湯沢に迎えに来たYとともに、神立高原スキー場に向かいました。ケミさんはみつまたでトレーニングしているのですが、この日、かぐらゴンドラが点検のために止まり、かぐらに上がれないYは以前から一度行きたがっていた神立高原行きを決めたというわけです。
Yは神立高原に行ったことがなかったのですが、ワタシは何度か行っています。以前は新潟県連がテクニカルプライズとクラウンプライズの検定をここで行っていたので、その受験のためです。最後に訪れたのは、2000年四月のクラウンプライズ受験でした。なんと、21年前、まだ二十世紀です。
神立は、湯沢駅近くの国道から少し入った所にあり、それほど標高はないはずなのですが、地形の関係なのか、あの辺では雪質の良いスキー場です。
駐車場からリフトに乗って丘を越えて行きます↑。ああ、こんなだったっけね。
テククラの検定バーンだったオリオンコース。ちょうど、クラウン検定は大抵四月に行われたため、積雪としてもこんんな感じでした。このオリオン上部の廊下からスタートして総滑をやらされたものでした。
当時のスクール校長だった里吉デモがジャッジをなさっていて、「あんなスゴイところからスタートさせるのかぁ」というギャラリーのつぶやきに振り返り、ニッコリ笑って「クラウンですから」と答えていたのを何故か覚えています。
今や神立は、パークとラインコブが売り物のスキー場になっています。Yが来たがっていたのもそのため。
当然、コブをグルグル回りました。斜度のそれほどない所にモーグラーが規則正しく作ったコブなので大変滑りやすく、Yからは「〇〇さん、やっぱりコブ上手いんですねえ」と妙なホメ方をされてしまいました。
オリオンコースの二十世紀の風に吹かれて、ちょっと若返ったのかもね。~o~
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