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2021年5月27日 (木)

幻想の超克~ある日の新聞記事から

 昨日の朝刊に夏の東京五輪中止を求める社説が載って、ちょっとした話題になったそうです。しかし、「賭けは許されない」とは、拍子抜けするほど当たり前の話です。

 その社説の隣の紙面に、ICT教育についての記事がありました。それを読んで思い出したことがあります。

 昔、多分五十年以上昔、ディズニーか何かのお気楽映画で、コンピューターが競馬の予想をして大儲けする話を見たことがあります。その時、子供ながらにちょっと違和感を感じたものでした。

 確かに、当時からコンピューターだったら何でも可能になるという幻想がありました。上記の映画はその幻想に則った筋立てなのです。コンピューターを利用すれば何だって出来るんじゃないかと大多数の一般人が考えるから成り立つ筋立てです。

 しかし、いくらコンピューターだって大儲けするほど競馬みたいなものを当てられるのかしらん。

 子供だったワタシは薄々そんなことを感じていたんだと思います。そして、その予感はスーパーコンピューターやAIが発達した現在に至って妥当なものだったと実証されました。

 某文部科学省さんの「GIGAスクール構想」とやらは、どうも、上記の映画の時代から脈々と「コンピューター幻想」が続いていることの証左のようです。

 コンピューターを利用しさえすれば、「学びの個別最適化」をすることも「創造性を育む」ことも、何だって可能なんだー。

 とは、随分と単純なんですね、文部官僚って。~o~

 そんなことが可能になるエビデンスは無いと新聞記事は言っています。そりゃそうだろ。

 ICT授業をやらされる身となって、切実に感じます。ICTはただのツールに過ぎないのだと。

 確かに、子供たちがお手軽お気軽に学習を進められます。多少、ゲーム感覚もあって取り組みやすいのは事実です。しかし、それが学力の獲得につながるかどうかは、結局のところ、教材の良しあしによるし授業を運営する教師の努力によります。要は人間の力です。

 ICT授業を企画する側も教材作成の側も授業運営する側も、全ての授業に関わる人間がコンピューター幻想を超克してこそ、有効なICT教育が成立するのです。ICTはただのツールであり、その効果は利用の仕方によって決まるのだと、全員が地に足をつけて考えなければならないということです。

 コンピューター幻想に捉われたままのICT運営は、結局、子供達を「実験台」にすることになります。賭けが許されないのは教育も同じなんですよね。

 というわけで、今、今週のICT授業の準備をしています。コレ、マジで大変なんだよー。~o~;;;

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2021年5月25日 (火)

シーズンはガスのかなたへ

 土曜日、愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、例によって朝五時出発でした。この週末はかぐらの最終日。天気予報は雨だったので、ロープウェイも混まないだろうと予想して出かけたら、やはり混まなかったそうです。

 ワタシの方は例によって、午前はデスクワーク、午後町田で授業。今度は電車の中で寝ないよう、必死で起きてました。

 越後湯沢に迎えに来てもらって、二人と合流。ケミさんは、スキーTRの後、コンデイショントレーニングをして、その後、塾の宿題までやったそうです。忙しいこと。

 翌日曜も天気予報は悪かったのですが、朝のみつまたは、こんな感じでした↓。

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 爽やかな初夏の山って感じですね。

 ところが、かぐらに上がると、ガスでした。定点観測地点のBBQ台は、こんな感じ↓。

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 雪が無いです。メインコースとクワッド乗り場までの道は、硫安で固めて確保していますが、コブ底はかなり悲惨に岩が露出していました。

 ガスは所々晴れたりしましたが、基本、立ち込めていました。

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 ケミさんは、スクールの小学生グループで何本もトレーンをしていました。楽しかったそうです。

 Yは、ずっとコブラインの中でした。ワタシも恐る恐る入ってみたのですが、イヤハヤ、かなりえぐれていて、油断するとアウトしてしまいます。そんな中をYさん、ヒュンヒュン板を走らせて安定した滑りでした。クソ、また上手くなりやがった。~o~;;;

 ケミさんの雪上TRは午前中で終了。まだまだ滑っていたいYは、コントレしたがるケミさんの説得に失敗し、不満タラタラで一緒に下ることになりました。あははは。~o~

 ケミさんは、下る時もゴキゲンでスキップ↓。

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 みつまたクワッドの下りも楽しんだ模様↓。

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 とりあえず、かぐらの通常営業は終了しました。我が家のシーズンもほぼ終了。

 今シーズンは、最初良さそうだったのですが、いろいろあった末に、最後は雪不足になり、ガスのかなたへと去っていくようなシーズンでした。

 しかし、ケミさんは、ホンモノになってくれたみたいだから、まあ、良いシーズンだったのかも。

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2021年5月22日 (土)

何も教えてない

 ちょっと前から、娘(仮称ケミ)の読書傾向が変わってきました。

 少し前まで、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を読んでました。

 これは、もちろん原典ではなく、子供向けに現代語訳したものです。図書館で借りてきて熱心に読んでました。かなり面白かったそうです。全四巻を読み終わる時には、大変残念がってました。

 そんなものが出版されているんだなあと古典の教師をしている父親は、ノンビリ構えていたのですが、昨日、娘が借りて来た本を見て、驚きました。

 『烏に単は似合わない』↓

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 「じゅナントカの話なんだよ」だそうです。一応、「それは入内っていうんだよ」とは教えて置いたのですが、気になって後で調べたら、平安朝の宮中の世界を八咫烏の世界に置き換えた人気のファンタジーなんだそうです。

 フクロウの次はカラスかよ。~o~;;

 さらに、『大鏡』。

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 おおおお、ついこの間、高二の教室で教えたばっかりです。 

 ちょっと前に、『雨月物語』を借りて来て読んでいました。それが面白かったとかで、同じシリーズをたどって『東海道中膝栗毛』の次に『大鏡』だったというわけです。

 「ストーリーで楽しむ日本の古典」というシリーズなのですが、この『大鏡』は…。『大鏡』に取材してあらたに創作したファンタジーだと思いますけどねえ。これに『大鏡』って名前をつけちゃったら、どっかから訴えられそうなんですが。

 なにしろ、紫式部が安倍晴明の弟子で猫になって時間旅行するっていうんですから…。

 まあ、どういう形であれ、子供が古典作品に親しんでくれるのは良いことです、と古典の教師は言わなきゃいけないんでしょうねえ。

 こういうのを読んで、ケミさんは、どういうふうに育っていくやら。

 ワタシは何も教えてないんですが。~o~;;;

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2021年5月19日 (水)

祝われて願う

 昨夜、我が家は、ワタシの誕生日ディナーでした。

 なんせ、先週の誕生日以降で三人そろってゆっくりと夕食を取れる日がなかったので、この日になりました。

 娘(仮称ケミ)は週三回塾があるし、ワタシも夜の仕事の日が多いし、週末は出かけますからねえ。

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 ワタシが喜ぶだろうと、日本酒に合う手巻き寿司↑にしてくれました。一緒に写っているのは、岡山県十八盛酒造さんの無濾過生原酒「Penguin no kimochi」。

 アルコール度数を14°に抑えてなおこの鮮烈さ、キレ味はお見事。

 ケミさんが我々夫婦のために、手巻き寿司ケミスペシャル↓を作ってくれました。

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 鯛とサーモンとカイワレの上にカニカマを裂き、チーズとそら豆が乗っています。なんとも複雑なお味です。

 手巻き寿司は、もうちょっとシンプルな方が美味しいんじゃないかしら、とは思いますが、この子は、もともと口内調味が苦手で、小さな時から「ばっかり食べ」を注意されて育ってきました。こういう食べ物を自分で楽しく作ることで、口内調味を少しでも覚えてくれたら。

 などと願いながらのシアワセな夕餉でした。~o~

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2021年5月18日 (火)

波乱のち親〇鹿オーライ

 土曜朝、例によって愚妻Yと娘(仮称ケミ)は早朝出発でした。

 もっとも、前夜が塾だったので、四時出発というわけにもいかず五時出発。それでも七時十五分頃にはみつまたに着いていたらしいのですが、ロープウェイは見た事も無いような長蛇の列だったとか。

 一方、ワタシは二人を見送ってからデスクワーク。昼過ぎに家を出て町田の仕事に向かいました。町田での仕事を済ませてから例によって新幹線で越後に向かう手筈でした。

 ところが、早朝の見送りの影響なのか行きの電車車中で眠気が襲って来て…。朦朧とした状態で町田に着いた時に、荷物を中央線の荷物棚に置き忘れたことに気づきました。どっひゃー。

 それでも仕事はせねばならず、平静を装って授業しました。授業後、町田駅に行って駅員さんと相談してみたら…。なんと、ワタシの荷物は東京駅に先に着いていました。~o~;;

 東京駅で荷物を受けだして、そのまま新幹線乗車。越後でYと合流しました。

 翌日曜日、荒れる天気予報だったので、早めにみつまた駐車場に行き、スキーを車から降ろしていたところで放送が掛かりました。「強風のため、かぐらスキー場は全面運休といたします」だとー。

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 ロープウェイ駅舎はシャッター閉まってます↑。

 ケミさんは、実は、レーシングスクールの早朝トレーニングのため、すでにかぐらに上がっていました。エライことになった。

 どうなるやらとスキー場係員に尋ねてみたところ、全面運休にするほど風が強いのはゴンドラの所だけで、かぐらに上がった子供達は、安全にトレーニングしているとのこと。帰りもスキー場側がバスで下ろしてくれるとは、こりゃありがたい。

 しかも、他のお客さんが全く来られない環境だったので、普段の早朝よりも少し長めにトレーニングできたらしいです。ラッキー。

 我々夫婦は、もう自分達が滑れないのなんて関係なく喜んでいました。ケミさんさえ十分にトレーニングできていれば我々はどうでも良いよね、なんて。

 ワタシなど、荷物一時紛失という波乱の後に新幹線で駆け付けて、それで全く滑ってないんですけどねへ。

 ケミさんが山から下りて来るまでの間に、Yがみつまた駐車場近くでキノメを摘んでくれました。

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 これで親〇鹿には十分満足な週末となりましたとさ。~o~

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2021年5月13日 (木)

多忙の中のある日

 我が家的に、この数日は多忙でした。

 月曜に娘(仮称ケミ)の通塾が始まりました。月曜は、ワタシが一番ハードに働く日であったため、塾への送迎は愚妻Yがやってくれました。

 ケミさん、初めての塾の感想は、予想通り、「たのしかったー!」

 月曜は、国語の日だったということもあります。国語は何と言ってもケミさんの得意教科です。しかし、それだけではなく、先生の授業進行が大変お上手で、「授業中、笑い声が絶えなかった」というのです。

 これには、ビックリしました。

 ワタシは同業者だけに、その凄さが分かります。生徒をそれほど笑わせる話術を持っているとは、大変なプロフェッショナルです。

 でも、最近では小学生の方が笑うのかしらん。

 んで、授業が楽しいのは結構なのですが、かなりの量の宿題を頂いてきました。

 それでも国語は良かったのです。ケミさんの得意教科だし、量的にも何とかこなせる量でした。

 ところが、水曜日は理科社会の日。夜の仕事が休みだったので、ワタシが送迎をしたのですが、塾から出て来たケミさんの顔色が優れません。帰宅の道中も何だか浮かない顔。

 先生の話は面白かったというのですが、どうもケミさんの知らない話ばかりになってしまった模様。クラスの中で自分だけ知らないという経験を、ケミさんは今までしたことがなかったんです。

 おまけに頂いて来た宿題の量が半端ではありません。

 我が家ではケミさんのお勉強タイムは主に朝です。朝六時から勉強。三十分間の朝食タイムを挟んて登校時までの一時間がさらに勉強時間となっています。これは公文をやっていた時からの習慣です。

 その勉強時間に社会の宿題に取り組ませたのですが、イヤハヤ、この量は終わんないぞ。

 結局、今日は下校してからもお勉強しなければならなくなりました。それでも終るかどうか…。イヤハヤ、忙しい。

 と思いながら、こんな状態じゃ思い出してもらえないなぁと諦めていたのですが、お勉強に取り掛かる前に、ケミさんとYがワタシの部屋へニコニコしながらやって来て、こんなものを渡してくれました。

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 「パーくんへ 63才のおたん生日おめでとう!いつも元気で」

 ヤラれた。~o~;;

 忙しい中でこんなものを用意してくれていたとは…。

 昨年に続き、異常な事態の中での誕生日ですが、ここ何年も誕生日は悪い日じゃないですね。~o~

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2021年5月11日 (火)

窮も亦た楽しみ通も亦た楽しむ

 先週土曜日、娘(仮称ケミ)と愚妻Yは、またまた五時前に家を出ました。この日はGW明けということもあり、それほど道路は混まなかったようです。

 ワタシは、また例によって町田で仕事でした。夜は、上毛高原でYと合流。

 翌日曜、ケミさんは、レーシングスクールの早朝トレーニングでした。営業前の硬いバーンにポールセットを張って貸し切り状態のゼイタクなトレーニングですが、なんせ朝が早くて大変…。

 と思うのは親だけで、ケミさんは非常に楽しみにしていたようです。スクールサイトの動画を見ると、かなり生き生きと滑ってます。硬い状態はほんの数本で、すぐに荒れてくるのですが、その荒れたコースも楽しんでいるように滑ります。たいしたモンだ。

 我々夫婦は、七時半頃にみつまた駐車場へ。もうすでにロープウェイ行列はこんな感じです↓。

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 みつまたは細い廊下だけが残っていました↓。

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 かぐらはこんな感じ↓。かなりコブ底が出ています。

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 でも、人はいます。高速クワッド待ちは、最長でこんな感じ↓。

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 天候が悪くなる予報だったのですが、雨はほとんど降り出さず、昼過ぎにガスが降りて来た頃にケミさんのトレーニングは終了。この日も頑張って滑りました。

 翌月曜日。ケミさん通塾開始の日でした。今日から塾だねと話を向けると、「塾、たのしみー!」

 ウチの娘は、何故か全てにポジティブで、大抵のことを楽しんでくれるのですが、まさか塾まで楽しみにしてくれるとは思いませんでした。

 「窮も亦た楽しみ通も亦た楽しむ」とは『荘子』の言葉ですが、我が子ながらたいしたモンだね。

 ただし、その塾で出された宿題だけは、あんまり楽しめなかった模様。~o~

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2021年5月 7日 (金)

ワイルドな完成度と最後の試乗レポⅢ

 一昨日の水曜、ワタシは町田で夜の高校生の授業だったのですが、帰宅してみると、我が家の愛車が駐車場に戻っていました。愚妻Yと娘(仮称ケミ)は夜八時頃には帰京していたそうです。渋滞を避けて遅く出て来たので、スムーズに帰って来れたとのこと。

 さしものYも疲れたそうで、昨日はYの慰労で昼食は「つばき」さんのラーメンでした。

 今まで、ここでは食べたことがなかった「ネギみそ」↓を頼んでみたのですが、こりゃイケる。

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 「ななふく」の洗練とは対極にあるようなラーメンですが、ネギと細かく崩れたチャーシューと固めのストレート麺を、全部一緒にがばっと頬張った時の食感が最高です。こういうワイルドな食べ方を想定しているのでしょうか。

 あまりの完成度の高さに、気付いたら食べ終わっていました。

 さて、最後の試乗レポ第三弾です。

・Bluemoris Jazzy Blue Note 178cm R=15.9 127-87-103

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 菅平で試乗して、ある程度何でもこなせる板だとは判っていましたが、是非新潟の柔らかい雪で試してみたかった。結論、この日のかぐらのようなワイルドなバーンに、この板は向いてます!

 グリップが適度にルーズなので、荒れた軟雪の斜面を微妙にズレながらたわんで抜けてくれます。荒れ地での走破性もグッド。気持ちの良い大回りができました。

 コブで使い易いのは判っていましたが、ここまでとは。とにかくいつでもクリクリ回せます。かぐら正面バーンのモーグルラインの細かいコブでも、クリクリと回ってくれるので安心です。

 この日のかぐらのような状況でしかスキーをしないなら、この板はかなーり買いです。ワイルドなバーンに対応するオールラウンド板として不思議な完成度の高さを持っています。

 でも、ワタシはまだ、いろんな状況で滑りますから、ねえ。~o~

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2021年5月 6日 (木)

酸っぱ目の信頼と最後の試乗レポⅡ

 娘(仮称ケミ)と愚妻Yが越後にいた火曜日は、ワタシにとってはラーメン道楽の日でした。

 久々に新小金井街道の味噌の名店「まるしゅう」さんを訪れたところ、「極み The大玉・梅」の看板に目を奪われました。うーーん。

 実は、ワタシ、昔から梅干しは得意ではありませんでした。結婚してから食べられる物が増えて今では梅味自体ならかなりイケるのですが、大玉の梅干しとなると、どうだろう。

 とは思ったのですが、こちらの大将が不味い物をつくるわけが無かろうという信頼で、頼んでしまいました↓。

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 最初に大玉の梅干しを箸でほぐしてプレッシャーを除いてから一口。

 うーーーん、微妙かも。

 出汁の利いた塩味のスープと梅干味と三つ葉の組み合わせは、梅茶漬けそのものです。そこへこちらの縮れ麺は合わないような気が…。

 多分、ストレートの細麺だったら、もっと違ったんだろうなーと酸っぱ目の感想を抱いてしまいました。少なくとも、「まるしゅう」なら、もっと美味い物はいくらでもあるからなぁ。わざわざコレを頼まなくても…ねえ。

 さて、最後の試乗レポ第二弾です。

・Bluemoris B-Potion 167cm R=17.4 104-70-100

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 軟雪の深いコブでB-PotionをM-Potionと履き比べるというのが、今回のテーマの一つでした。

 かぐらの和田小屋正面バーンラインコブの一番深いラインで試してみましたが、扱いやすさはほぼ同じ。ただし、深いところに入った時に、M-Potionだと元気に返ってきますが、B-Potionは明らかに挙動が穏やかです。この穏やかさを、張り付き感があると見るか刺激がないと見るかは人によるでしょう。

 ワタシはどちらかというとMの方が好きですが、コブが苦手な人には、Bの穏やかさが向いているかもしれません。

 テククラを一本で受験したい人でも、コブが苦手な人ならB、コブが得意ならMという感じの住み分けになるのかしらん。

 ちなみに、愚妻Yもこの板を試乗したのですが、「つまんなーい!」「中途半端な板デス!」という超酸っぱ目の感想でした。

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2021年5月 5日 (水)

紙一重の向こうと最後の試乗レポⅠ

 昨日の火曜日、娘(仮称ケミ)は、田代でスクールが行ってくれたタイムレースでした。

 レースと言っても、昨年同様タイムを計測して順位をつけるだけです。しかし、レースと名が付けばレーサーのモチベーションにはなります。SLだけだったのですが、ケミさんかなり奮闘した模様。小四~小六の男女混合のカテゴリーで三位でした。上位二人は六年生のお兄さんお姉さんです。

 スクールのアップしてくれた動画を見たのですが、かなりキレイに旗門をクリアしています。ところが、優勝者の六年生、仲良しのR子さんとは40秒ほどのコースで2秒以上の大差がつきました。

 この二人、技術的にはほぼ同じレベルなのですが、ケミさんが紙一重で旗門に触らずにクリアしようとするのに対して、R子さんは、旗門に当たることを嫌がらないライン取りで旗門をかき分けて行きます。

 これだと一旗門につき、ゼロコンマ何秒か差が付くなぁー。

 この子の性分で、「すり抜け」という言葉にこだわるらしいのですが、ケミさん、紙一重の向こう側に出なければ…。

 一方、ワタシは一昨日も昨日も仕事でした。授業に加えて、紙一重で一皮むけようという生徒さん達のお手伝い。結果、眼が…。~o~;;;

 さて、それとは関係なく、今年最後の試乗レポ第一弾です。

試乗日5/2 晴れ後曇り 試乗場所 かぐらメインコース 軟雪の荒れた中斜面と深いコブ

・Bluemoris M-Potion 171cm R=15.8 115-68-99 

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 こいつの大回りを是非、春の軟雪で試してみたかったのだが、試してみたらオッケー、大丈夫。特につんのめったりしませんでした。どうも、紙一重でセーフな感じです。

 もう少しでもビンディングが前よりだったら、アウトだったかもしれません。そういう意味では、前目に乗る癖のある人は要注意かも。

 また、この日、愚妻Yも、M-Potion161cmと168cmを連続で試乗しました。ものすごく気に入ったようです。「コブでの返り方がさいこー!」とのことでした。168はプレート付だったのですが、その方がYには良かったみたいです。

 このYという女は、普段、H社SL板に乗っているので、コブである程度返って来る板を好みます。そういう意味で、M-Potionはドンピシャだったようです。「コブでテールを使い易い」とも言っていました。

 この日のかぐらメインコースのコブはかなり深くえぐれていたのですが、二人とも、上手く対応できたし、適度な返りを楽しむことができました。やはり、コイツは最高のオールラウンドです。

 女性でも、Yのようなコブ好きのクラウンホルダーならオールラウンドにイケます。逆に言うと、コブ好きじゃなかったら、この返りは扱いきれないかもしれず、試乗してからの購入をお勧めします。

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2021年5月 4日 (火)

違い違わぬ山の初夏

 土曜日、娘(仮称ケミ)と愚妻Yは越後に向けて朝四時半に家を出ました。この日は事実上のGW初日ながら悪天候の天気予報と緊急事態宣言下。いったい高速の渋滞はどうなるんだろう。

 全く予想がつかなかったのですが、ガラ空きだったそうです。いつものGWとは様相が違います。

 みんな自粛したのかしら…。

 とその時は思ったのですが、昨日の三日はロープウェイ大行列、リフトもゲレンデもゲキ混みだったそうですから、やっぱりいつものGW。~o~;;

 一方、ワタシは午後町田で仕事でした。町田の市街は人通りも多く、飲食店も普通に営業しているように見えました。

 でも、きっと夜になると違うんだろうな。

 と思いながら、夕方の町田を後にし、新幹線で越後湯沢へ。Yと合流しました。

 翌日曜は、家族三人で田代でした。田代も雪が消えつつあります。今年は雪消えが早いです。

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 田代第二ロマンスリフトは、残雪の春スキー日和でした↑。悪天候予想だったのですが、荒れるのが遅れた模様。

 第一高速クワッド沿いのケミさん達のトレーニングバーン↓。

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 斜度はありませんが、基本的なエクソサイズをするには十分な雪があります。小まめに手入れをしてくれて、バーン状況も悪くなさそうでした。ケミさん充実のトレーニング。少しずつ上手くなっているのが分かります。

 この子はマジメな子なので、コーチに言われたことに対して一つ一つ取り組んで着実に進歩しているようです。飛躍的な上達がないのは親としてはもどかしいけれど、長い目で見て遠くまで行ってくれたら、それで良いのかしらん。

 ケミさんのトレーニング見学はそこそこで終えて、我々夫婦はかぐらに向かいました。このGWに、かぐらでブルーモリスの試乗会が行われているので。

 へっへっへ。~o~

 菅平で試した板を春のかぐらの軟雪で試してみたかったんです。

 満足な試乗が出来ました。レポートは近日中に。

 昼までかぐらにいたら、ナント小雪が舞い出しました。トレーニングが終わったケミさんと合流してロープウェイを下る頃には、下界ではかなりの雨が降り出しました。いつもと違って今年は越後の山に雨の多いGWです。

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2021年5月 1日 (土)

辛そば辛口木曜日

 木曜日の祭日は、世間的には自粛しつつのゴールデンウイーク初日というところだったようですが、ワタシは、当然のごとく仕事。Yと娘(仮称ケミ)は、当然のごとく越後でした。

 この日は関東も越後も雨で、越後へ行ったYは高速ガラ空き、スキー場もガラ空きだったとか。

 ケミさんのレーシングスクールは、みつまたに雪が無くなって田代に移動。一日雨は降り続けたようですが、雪面はグッドコンディションでキープされていたらしく、動画を見ると非常に良いトレーニングが出来ていた模様。

 一方、ワタシは夜の仕事に備えて、昼間は小金井でデスクワーク。昼食は、例によってラーメン道楽でした。

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 麺工豊潤亭さんの変化球、「辛そば 大油」↑です。一口含んだ瞬間にガツンとやられました。コレ、鮮烈でした。ラー油系の辛味と大油の甘味が絶妙にマッチしています。マーボー麺の上に甘い背脂が載っている感じです。

 チャーシューと挽肉でかなり肉肉しい感じになり、ボリューム過多になりそうですが、その分、麺を少な目にしているかもしれません。ワタシには良いバランスでした。しかし、多分、炭水化物中毒の愚妻Yなら、「麺が足りマセン!」と切り捨てるでしょうね。

 その辛いラーメンを食べながら、ケミさんが前日卒業した公文式のことを考えました。実は、この半年ほど、公文式は我々夫婦にとってちょっとした悩みの種になっていました。

 以前は、公文式にかなり期待していました。ケミさんが毎日熱心に公文式の学習を進めているので、これで中学受験の算数も安心なんじゃないかと楽観していたんです。

 しかし、中学受験用のドリルなどをやらせてみて、ちょっと驚きました。アレレ、公文ってあんまり役に立ってないんじゃないかしらん。

 結局、公文式で取り扱うのは単なる計算であって、それ以上のものではないんです。中学受験の算数はまるで別物。仕方なく、図形問題やら比の考え方やらつるかめ算植木算やらは、ワタシがYに教えYがケミさんに教えるという形で学習を進めざるを得ませんでした。

 ちょっと辛口の言い方をすると、公文式からケミさんが得たものは、基礎的な計算力と毎日勉強するという習慣だけだったんじゃないかしらん。

 もちろん、それがとても大事なもので、他では得難いものであることも確かなんですけどね。

 何にせよ、今が最高の止め時だったかもしれません。

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