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2021年6月23日 (水)

一本!

 今朝、新聞を開いたら、どこかで見たことのある女性のアップが目に飛び込んできました。おお、これは、ヤワラちゃんの前の人だ!

 女三四郎、山口香さんでした。JOC理事を退任することになり、その前のインタビューなんだそうです。

 全体の内容は、まあ、まっとうなお話で、ここで触れるほどのことではないのですが、ちょっと驚いたのは、最初の発言の中の次のくだり。

 「五輪って政治家の決めるものなんだ、と。観客をどうするのかを議論してきたのは、菅さん、小池さん、橋本さん…と、見えるのは政治家の顔でした。スポーツ界の人はどこにいたのでしょう」

 きょーれつな小内刈り、いっぽーん!~o~

 橋下聖子さん、もうスポーツ界の人じゃないんだ。

 実は、この前の日、橋本聖子五輪組織委員会会長のインタビューというのを読んでいて、イヤハヤ、こいつぁすげーと感心していたんです。

 とてもポジティブなキレイごとを並べて行って上手に話を組み立てているのですが、ようはネガティブな要素は完全に無視して自分たちの都合を無理やり国民に押し付ける牽強付会の政治家の言葉でした。それも、かなりお上手な。

 「安心というのは、最初からあきらめるのでなく、具体的に取り組んでこそ見えてくるのではないでしょうか」

 いや、「安心」というのは、なるべく危険に近寄らないことを言うんじゃないのかね。国民の命を危険にさらしてポジティブに振る舞って、得られる「安心」というのは、何のことを言っておるのかね。

 「海外から来る方たちは80%くらいワクチンを打ってきてもらえる。まだ伸びる可能性がある。むしろ安全な方々なんですね。」

 ということは、20%近くは打たずに来るってことでしょう。それも、どうしても打ちようのない年齢や宗教の方を含んでる。こういう人達、当然、無理に来てもらわない方が安全なわけです。

 「オリンピックに反対する人の中には、あまり医学的、科学的でない議論もあるように感じます」

 つまり、オリンピック開催に消極的に反対し、無観客を推奨した感染症分科会会長さんの御意見は、「医学的、科学的」でないと。自分の方が医学的に考えていると、そういうことをこのシトは言ってのけちゃってるわけだね。すげー。

 あんた、五輪組織委員会会長なんてやめて感染症分科会会長やったらどなんだ。

 と思っていたので、今朝の山口さんのお言葉は強烈に響いたわけです。そうか、もう橋本さんはスポーツ界からもスポーツ界の人とは見られてないんだ。政治家なんだ。

 現役時代を彷彿とさせる女三四郎の小内刈りでした。目が覚めました。お見事。~o~

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