小さな不安と大きな安心のはざま
今日、とても安心する知らせが届きました。「陰性です」
実は、先週の土曜日、娘(仮称ケミ)が体調を崩しました。疲れを訴え、食欲も今一つ。時々咳が出ます。
日曜は、レーシングスクールの残雪担ぎ上げポールトレーニングに参加する予定だったのですが、体調不十分の娘をそんなものに参加させるわけにはいかず、急遽キャンセル。
そして、そんなことよりも重大なのは、体調を崩した原因です。まさか…。
何度も検温しました。家族三人とも土曜日曜と、一日に何度も何度も検温したのですが、いくら検温しても三人とも平熱でした。我々は、それで安心していました。「きっと、塾に通い始めて勉強量が急に増えたせいで疲れたんだよ」
ところが月曜朝、検温したケミさんが体温計を差し出して、小さな声で「七度二分ある…」。
もう一度計測させても同様でした。
ケミさんは、平熱が高めの子で、普段でも6.9°くらいあります。この子にとって7.2°は平熱とほぼ誤差の範囲と言って良く、普段なら何の心配もなく学校に行かせるのですが、このご時世ですから、ちょっとでも熱があったら、登校は…。
しかし、あわてて保健所や病院に相談するには、あまりに中途半端な熱です。7.5°にも全く達していないんですから。
ワタシ自身も困りました。ワタシが月曜日の仕事を休講にするほどの熱ではありません。しかも、新コロナに対して発症しにくいとされている子供(10才)が発症している確率はかなり低いはずです。うーーん。
仕方なく、ケミさんは学校お休みにして寝ていることにし、ワタシは普段通り仕事に出掛けました。Yには、検温をこまめにして、ちょっとでも熱が上がったらすぐにワタシに連絡するように頼み、二人とも家の中でもマスク着用、食事はケミさんと分けるようにしてケミさんは自宅内隔離ということにしてもらいました。
ケミさんは、月曜日一日、一生懸命寝ていてくれたため、夕方にはすっかり平熱にもどったんだそうです。仕事から帰宅したら、すっかり元気を取り戻して明るい表情でした。
念のため、その夜も自宅隔離を続けました。我が家は、普段なら三人川の字になって就寝するのですが、この日、ケミさんだけは別の部屋でした。いろいろ考えてしまいました。
このままいつまでも自宅隔離はできないし、不安を抱えたままでは授業できないし、変異株は若者も罹患して重症化する場合もあるって話だし、うーーーん。
火曜日はちょうど授業の無い日だったので、思い切って病院へ連れて行き検査してもらうことにしました。小金井市は、桜町病院という大きな病院に発熱外来があるというので、そこへ連れて行きました。
車で行って、発熱外来用の駐車場に入ると、車のところまで先生と看護師さんが来てくれます。お二人ともフルスペックの感染症対策です。折から、少し暑い日だったのに…、大変な仕事です。長く続けていくには過酷過ぎるよなぁ。
でも、子供にはとても優しくしてくれました。白衣の天使とは言いますが、その優しさに頭が下がりました。
その場で我々も説明を受け、抗原検査とPCR検査をしてもらうことになりました。ケミさんの鼻の穴に長い綿棒を挿入して二回検体を取りました。少し痛かったそうです。ゴメンよ。
抗原検査はすぐに結果が出て、その結果を聞きに母親と一緒に病院内に入ります。「陰性!」よしよし。~o~
多分、この時に陽性だと、病院内へ入る時にあちらがいろいろ準備するのだと思います。ケミさんは陰性だったので簡単に院内へ入って簡単に出て来られました。病院内で先生に喉を見せたところ、「ああ、普通の風邪ですね」と言われたそうです。ホッ。
しかし、抗原検査だけでは精度が低いんだそうです。PCRは結果が出るのに早くて一日、遅いと二日以上かかるのだとか。
ちょっと気がもめましたが、でも、抗原検査が陰性で、喉を見た先生が「普通の風邪」と言ってくれたのは心強い味方です。今日は安心して仕事に出掛けられました。
その仕事先に、Yからメールが来て、「陰性です!」
いやー、本当に本当に本当にホッとしました。大きな安心です。
翻って考えてみると、こういう小さな心配と大きな安心のはざまで翻弄されているご家庭って、日本中に無数にいらっしゃるんでしょうね。そういう方が、もし、このブログを御覧になったら、是非、検査をお勧めしたいです。今は、検査体制が整っていて簡単にやってもらえるし、陰性と言ってもらうと本当に大きな安心になりますから。
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コメント
本当に良かったです。一昨年までならば、このくらいの熱ならば一晩寝れば治るよで終わり、果たしてその通りとなったでしょうが、このご時世、心配だったと思います。
この記事、大変参考になりました。ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、今後この記事を読み返すようなことがなければいいなあとふと思いました。
投稿: ニラ爺 | 2021年6月 3日 (木) 07時29分
>本当に良かったです。
ありがとうございます。ホントにホッとしました。ホッとしてから、自分がどれほど心配していたか実感できました。
>今後この記事を読み返すようなことがなければいいなあとふと思いました。
本当にない方が良いです。ウチでももう起こって欲しくないことです。
ワクチンの接種が少しずつ進んでいる現状ですから、もうちょっとの間なので、お互いに気をつけましょう。
投稿: mumyo | 2021年6月 3日 (木) 09時53分