密かなる膵臓
一学期、着々と最終週が進んで行きます。残りはあと三日。もうちょっとだ。
と思っていたら、学校から連絡がありました。代講をやれと。
同僚の先生が急性膵炎になり、具合が良くないのは知っていたのですが、この最終週に再び入院なさりその代講とのこと。
急性膵炎ってかなり痛いらしいです。お気の毒に。
長いこと予備校屋をやっているとこの季節にしばしば代講の依頼が来ます。なにしろ、ワタシ自身は具合が悪くなることがなく、三十数年この仕事をして、休講にしたのはめまいの病気を発症した時の一日きり。それに対して、疲れの溜まって来る一学期後半に倒れる人は同じ教科だけで二年に一度くらいいます。
でも、膵炎は初めてだなあ。
膵臓ってどんな臓器なんだっけと思っていたら、今朝ほど、娘(仮称ケミ)が教えてくれました。
ケミさんの小学校では、文学少女仲間の間で『君の膵臓を食べたい』という物騒なタイトルの本が人気なのだとか。昨日読了したそうです。
確か、何年か前のベストセラー小説だとは知っていたのですが、小学生女子が読んで問題ないのかしらん。
それに加えて、たまたま今、ケミさんの塾では理科の授業で消化器のお勉強をしているのだとか。
膵臓は、「脂肪を脂肪酸とモノグリセリドに分解する」膵液を作っているのだそうです。
こういう臓器です。
こんな地味な臓器を巡って、身の回りでいろんなことが密かに同時進行していたとはねえ。いやはや。~o~
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