五苦のその後と半世紀の感慨
昨日、二回目のワクチンを接種してきました。
二回目に副反応が出る人が多いと言うので、夏期講習の合間のお休みの日に合わせ、なおかつ、翌日の仕事が厳しくない日ということで予約を取ってみたのですが、打ってみたら、何だか一回目と全く同じ感じ。全く痛みもなく、発熱も今のところありません。
世間的には、医療体制の逼迫が心配されるほどの事態になっているこのタイミングで、どうやらワクチンの傘の中に上手く逃げ込めそう。
まあ、あと何週間かは大事にしないといけませんけどね。
お父さんが五苦をめぐってアレコレしている間にも、娘(仮称ケミ)は夏期講習でビシバシお勉強している模様。偉いもので、暇な時間は図書館に行ったり児童館に行ったりしていますが、塾の宿題もちゃんとこなしています。
半世紀以上前のワタシの小学生時代は、田舎の小学生は皆、毎日遊び惚けてましたけどねえ。
読書家のケミさんは図書館からたくさん本を借りてきているのですが、こんなに塾で忙しいのに読書感想文も書くと宣言しています。
去年がああいう本だったので、今年は古典的なスタンダードはどうだろうかということで、『坊ちゃん』を提案してみました。
『坊ちゃん』は、ワタシとしては思い出深い作品で、最初に触れたのは57年前の六歳の時でした。家族でバス旅行した浅草仲見世の本屋で、好きな本を選びなさいと言われて、真っ赤な背表紙と『坊ちゃん』というタイトルに惹かれたんでしょうねえ、「コレ」と指さしたら、本屋のオヤジが慌てて、「ボクにはまだ早いよ」と制止したっけ。
それを面白がって購入してしまう両親も両親でした。結局その本は、バスの帰り道に半分ほど読んで本棚にお蔵入り。多分、五、六年後に本棚で再発見して、再読し始めたら保育園児の鼻くそだらけで往生しました。~o~;;
ローティーンの頃、繰り返し繰り返し読んでいました。多分、一番読んだのは『猫』で『坊ちゃん』は二番目。
今回、ケミさんのために文庫本を購入して読み返してみたのですが、やっぱり傑作ですねえ。
パパとしては、半世紀前の因縁もあるので、これで書いてほしい気持ちもあるのですが、ケミさんとしては、自分で図書館で借りて来た『蝶のはばたき、その先へ』が気に入っている模様。
まあ、どっちも読んでみてください。
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