夏と善意の行方
昨日夏期講習が終了しました。やたーーーっ!~o~
とは言え、採点残ってます。ぐげっ。
先週あたりから雨模様が続き、涼しくなっていましたが、今日は久しぶりに青空が見えます。でも気温はそれほど上がらず。夏って、本当にもう終わったんでしょうか。
夏はどこへ行ったやらの昨今、憂鬱なニュースを耳にしました。アフガニスタンでタリバン首都制圧だとか。
遠いアフガニスタンのことなので、世間的にはそんなに気にしてないんだろうけど、我が家的には非常に憂鬱なニュースです。
我が家の娘(仮称ケミ)は、昨年夏、アフガン内戦を題材にした『ソルハ』で読書感想文を書いていますが、実は、一年生の時に長倉洋海さんという写真家の『アフガニスタンの少女マジャミン』という本を読んで関心を持ち、それ以来、長倉さんが主宰するアフガンの学校を支援するNGOに募金をしてきました。『ソルハ』はそのNGOの人から勧められた本です。
この募金は我々夫婦が勧めたのではありません。小学生の娘の完全な自発的行為です。もちろん、我々もそれを手伝いはしますし、多少お金を足してあげたりもしますが、一切口は出していません。
ケミさんは、いつもこの募金を楽しみに行っていました。お手伝いをしてもらったお駄賃やらワクシングサービスで稼いだお金やらの小銭を溜めて、「マジャミン達が勉強できるように」と送金していました。
考えてみると、我が子ながらずいぶんと感心な小学生ですよねえ。いるんですねえ、こういう子が。~o~;;;
でも、その善意が、この数日の出来事で吹き飛んでいまうかもしれないのです。
もちろん、アフガニスタンには多くの日本人の善意が集められてきました。上記の長倉さんのところだけでなく、様々な方が関わっていると思います。特に、故中村医師の業績などは、どれほどアフガンの人達を援けたことか。
でも、親としては、自分の娘のことを第一に考えてしまいます。毎日新聞を読んでいるので事態は知っているのでしょうが、あまり詳しい話は娘の前でしていません。
個々の人間の善意が簡単に吹き飛ばされてしまうというのは、まだ知らせたくないなあ。
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