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2022年1月31日 (月)

22'レース日記1~落胆と矜持

 土曜日、我が家は5時20分に出発しました。尾瀬戸倉スキー場で娘(仮称ケミ)の関東ユースのレースがあったからです。途中、渋滞があり、スキー場到着は9時半頃になりました。まあ、カテゴリーK1は昼過ぎからだから。

 K1は小学校五年生六年生のカテゴリーで、このカテゴリーからジュニアオリンピックという全国大会があります。ケミさんにとってはそのK1の記念すべきデビューレースです。

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 今年は快晴でした。昨年はあんなことがあった戸倉ダイナミックコース。

 レース前、我々夫婦には一つ気がかりなことがありました。昨年のレースを振り返ってみると、こんなことがあったりあんなことがあったり、あんまりまともな精神状態でレースしていません。もしかして、この子本番のレースに弱いのかしらん。

 特に、小心者のYは、「アタシに似ちゃったら…」と気に病んでいました。

 この日はGSでした。スタート地点からはこんんな緩斜面です。

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 ここから、次第に斜度が強くなり右へ大きく曲がって急斜面へ落ち込んでいくコースです。去年はその落ち込みでヤラレちゃったからなあと、スタート前、ケミさんにはそのポイントだけを何度か注意しました。

 ケミさんは落ち着いて準備をしていたし、スタート地点が密にならないようにとのことだったので、スタートを見ずに下へ降りて見ていました。

 この日の一本目は早いスタート順でした。急斜面の上へ現れたケミさん、問題のポイントを少し慎重に処理して、無難に急斜面をこなしてゴール。よしよし。この時点でトップです。

 しかし、後から滑ったライバルMちゃんHさん、群馬の強豪六年生に抜かれて四位。うーーん。

 四位は順位的には悪くないんだけど、1分10秒ほどのコースで三位のライバルMちゃんと3.35秒差は、結構あるなあ。

 しかし、後で下からYの撮ったビデオと途中からコーチが撮ってくれたビデオを見て判ったのですが、この一本目は今年の進化の跡の見えるかなり良い滑りでした。ただ、全体に少しラインを高く取って慎重になり過ぎていました。特に問題のポイントの処理は少し丁寧過ぎでした。

 ああ、オレが言い過ぎたか。3.35秒のうち1秒半はワタシのせいです。~_~;;

 二本目はターンオーバーして一本目遅かった子からのスタート。ケミさんは後ろから四番目です。こういうのは初めてだったので、やや落ち着かない様子でした。

 そのせいか、二本目は動きが非常に硬く、今年の進化した滑りではありませんでした。タイムは二本目も四位でしたが、二本目にラップを取ったライバルMちゃんとは5秒差でした。先シーズンはあんなに迫れたと思ったのに。ちょっとガッカリの滑りです。

 驚いたのは、レース後に会ったレーシングスクール主任コーチの落胆の様子。こういう様子を選手に見せる人じゃないんですけどねえ。

 まあ、この落胆は、今シーズンのケミさんに対する期待の裏返しと取っておきましょう。

 我々もちょっとガッカリはしましたが、一本目の滑りの質だけなら、上位三人にそれほど引けは取っていません。もう少しアグレッシブに滑れていれば…ねえ。

 それに、K1デビューしたばかりの五年生です。六年生のお姉さん方を相手にして、よくやったよ。東京都だけなら小学生女子の二番目だもの。誇りに思って良いんじゃないか。

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 賞品はリュックと図書カードでした。図書カードは、この夜、宿舎の「Kのみ」さんで使ってすっかり気に入った京都産の竹のお箸に変わりましたとさ。

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