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2022年3月 1日 (火)

ブロッサム日和菅平その1

 菅平でのBlossom試乗会のレポート大回り板編です。

試乗日2/25 快晴 

試乗場所 

 菅平ファミリーコース、シュワルツコース、太郎コースの硬い整地 

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 ブロッサム日和↑の素晴らしい日でした。

・Blossom Master Race GS 180cm R=23 104.7-68.6-89.5

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 まず、マスターズ用のGSから。日本限定モデルだそうです。硬く締まってとても良い雪質だったので、この板のグリップの良さが生きました。しっかりした足場があり、しなやかにたわんで、たわみ戻りが快感です。特筆すべきは切り替えのスムーズさ。以前乗っていたFlere SLと同様、リズム変化しやすいです。

 もし、ワタシが大回り用の板を購入する年なら有力候補になったかもしれません。技術選の地方予選などでは武器になるかもと思います。しかし、OSじゃないから全日本には使えないだろうけどね。クラウン受験の大回り用としてもかなりイケると思います。

 ちなみに、同じMasterGSが二台置いてあったけど、トップの形状が微妙に違いました。いくらハンドメイドとはいえ、このあたりがイタリアン。~o~

・Blossom FIS GS 188cm R=30 

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 R=30のGS板は、多分初めてだったので、曲がるかしらんと心配だったのですが、曲がりました。ただし、スピードがないと言うことを聞いてくれませんでした。でも、予想していたほど扱いにくいわけではなくスピードさえあればカービングで気持ち良く曲がってくれます。ワタシの体力技術ではちょっと大きめな弧になりますが。

・Blossom GS N゜1  173cm R=17.5  114-69-99

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 日本で言えば、基礎大回り系トップモデルということになるのでしょう。インストラクター用みたいなことが書いてあったけど、こんなにグリップの良い板は日本のスキー教程に会わないんじゃないかしら。そのくらいグリップ感が良いです。MasterGSよりはオールラウンドに振ってあるとは思いますが、かなりがっちりグリップしてしなやかにたわみ、ビュンビュン走ります。

 代理店の人にお話をうかがったところ、「ウチのサービスマンが『Blossomらしさを出さなきゃ』ってエッジを立ててます」とのこと。まあ、確かにBlossomの個性は際立つと思うけど、この板はそういう趣旨の板ではないんじゃないかしらん。レーサー用じゃないんだから。

 この日は雪が良かったので、このくらいのエッジでも良いと思いますが、前回(24日)のような雪の場合、レースをやらない人がこの板に乗ったら、すごく印象悪くなるんじゃないかと思います。

 これは、他のBlossom板でもそうなのですが、Blossomは全体にトーションが強くフレックスが柔らかい造りなので、レースをやらない人がBlossomを試乗した場合、この日のような硬い良い雪と、逆にエッジが関係なくなる春のグサグサ雪ではフレックスの柔らかさが生きて評価が高くなります。ところが、試乗会の日がキョロ雪っぽくなると途端に、トーションの強さが災いして、まるで低評価になってしまうと思います。その辺り、試乗する側も気をつけなければなりませんし、代理店側もちょっとは考えてチューンナップしないと、ねえ。

 ちなみに、試乗板は全てブルーでしたが、これはコロナの影響で間に合わなかったとのこと。本当は、こういうコスメになるそうです。

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