夫婦で小回りその2
夫婦で小回り第二弾は、Yのお気に入り板です。
試乗日2/20 小雪
試乗場所
菅平シュワルツコース太郎コースの小回り道とシーハイルコースの節操のない長いラインコブ
・elan SLX WC Plate 165cm R≧12.6 157cm R≧11.5 サイドカーブ非公開
最初、ワタシが165cm、Yが157cmに乗りました。
朝イチHead板に乗っていた時は遠慮して試乗会の行われている裏太郎だけ滑ったのですが、それでは板の本領が判らないのでバーンをあちこち変えてみました。
シュワルツコースと太郎コースに硬い小回り道が出来ていたので、滑ってみたのですが、ワタシの方は、何だかエッジ引っかかるし硬いし、うーーーん。どう滑ったら良いんだこりゃ。
どうしても狭い小回り道にターンサイズを合わせられません。なんだか扱いにくいなぁ、コイツ。
ところが、Yの方は絶好調で、「コレさいこーです。一番、滑りやすいデス」とのこと。傍で見ていても、コイツが今取り組んでいるレーサーらしい小回りが実現できています。
念のために、ファミリーコースの中緩斜面でも試してみたのですが、やはり、思ったような滑りはできません。イヤハヤ、ここまで夫婦で感想が違ってしまうか。
と思ったのですが、Yの履いていた157cmに乗ってみたら、あらら、扱いやすいじゃないの。狭い小回り道もコレなら大丈夫。ワタシ的にも納得の小回りが出来ました。グリップ感が良く足場がしっかりしていて安定感があり、しかも取り回しがしやすい。こりゃYクンの高評価も納得できます。
メーカーサイドの人にお話を聞いたのですが、この板は、elanを使っているWC選手の板の中から一番柔らかいバージョンを一般用として販売しているのだそうです。だから、メンズの165cmとレディースの157cmでは中身が違うし年によっても多少バラつくのだとか。
ナルホド、それで、ワタシの借りた165cmは素人には扱いにくかったのかと。
多分、ワタシが買うとしたら、男でも157cmを買うと思います。レース出ませんから。
ちなみに、二人ともコブでは滑り易さを感じました。シーハイルコースに出来たコブラインは、受けコブ二段掘れ片利きと何でもあれの節操のないラインでしかもむやみに長かったのですが、二人とも楽勝で完走できました。
・Stockli Laser SL 165cm R=13.6 120-68-98
この板は、SL最上級機種ではなく、今回Yが試乗した中では唯一の一般小回り用なのですが、Yはそういう細かいことを知りません。SLと書いてあるからSLトップモデルだろうと思っています。それでも、elanと並んでこの板を一番のお気に入りに挙げちゃうところが、この板の基本性能の凄さのような気がします。
まず、安定感があります。トーションがある程度しっかりしているために安定したグリップが得られるんでしょう。でも過剰じゃありませんから、扱いやすいです。基本的にはフレックスの柔らかさはあるのですが、返りは穏やかです。安心して乗っていられます。
昔、StockliのなんちゃってGS板を「スイスの貴婦人」に喩えたことがあったけど、今回もそういう感じを受けました。グリップがあるから反応は速いんだけど、板の強さはないので過剰には反応しないってことなのかしらん。Yは、「高級感がある」と言ってました。
一般用なのにYのような野獣をも納得させちゃうってスゴイ。多分、とても幅広いユーザーに支持されるのではないでしょうか。値段を除いて。
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