22'レース日記6~頂の居心地
土曜のGSに続いて、日曜はSLレースでした。
実は、ワタシは内心、娘(仮称ケミ)のSLに関して全く期待していませんでした。一月の時と条件は変わらないと思ったからです。結局、ケミさんの逆手テクニックの習得はこのレースには間に合いませんでした。
結果は期待できないかもしれないけど、最近SLトレーニングでやってきたことを出せればそれで良いかなと思っていました。
この日の戸倉は朝のうち曇り。夜の間晴れていたため放射冷却でバーンはカチカチでした。インスペクションについて行ったのですが、ワタシの板の丸くなったエッジでは立っているのがやっとでした。K1カテゴリーのSLのスタートは急斜面の途中からなので、コースの半分ほどまではかなりキビシイ状況です。
これなら、よほど逆手をキチンと習得していないと使えないかも…。
ワタシはSLレースの経験がほとんどないので、インスぺについていっても、特にケミさんに話しかけることはありません。ところが、ケミさんはSLレースもけっこう経験を積んできているので、同じレーシングスクールのSL未経験のお姉さんに、かなり熱心にコーチングしていました。ふーーん、あんなこと出来るようになったのかあ。
この日、一本目はケミさん三番スタートでした。スタート地点の振舞いにも落ち着きが感じられます。昨日の成績が自信になっているのかしらん。
勢いよくスタート。快調にすり抜けで滑っていきます↓。
上から見た感じでは悪くないんじゃないかしら…。
一方、六年生のお姉さん方はアイスバーンに逆手を封じられたらしく、おとなしい滑りでした。ライバルMちゃんは…。
来ていません!なぜだかDS。
結果、一本目、ケミさんトップでした。ビックリです。
でも、三位までゼロコンマ数秒差です。いやー、痺れる展開だぁ。
二本目は午後でした。インスペクションに上がると一本目とはまるで雪が違います。気温上昇で柔らかくなっています。こりゃグリップするから、六年生のお姉さん方は逆手で追い上げて来るだろーなー。
我々夫婦は半分結果を諦めていました。ところが…。
一本目トップのケミさんはK1女子最後の滑走でした。ワタシは全員の滑りを上から見ていたのですが、なんだか、皆さん苦労している様子。雪が緩み過ぎて荒れて来ていたんです。
二位の六年生有力選手が無理な逆手で転倒寸前になるのを見た時には、結果に期待よりも心配になりました。ウチの子は、こんな所を無事滑れるんだろうか。
ところが…勢いよくスタートしたケミさん、すごく生き生きと滑っていきます。あらら、あんなこと出来たのか。
よく見ると荒れてるので切り替えで空飛んでます、かなりカッコよいです↑。
思い切り漕ぎながらゴール!
ナント、二本目は二位に1秒以上差をつけたぶっちぎりのタイム!。なんてこったい。~o~;;;
というわけで、
一位の賞状と賞品の数々です↑。
正直、我々はボンヤリしてしまいました。ライバルMちゃんやHさんが不在とはいえ、関東小学生女子のトップにケミさんが立ってしまったとは…。
本人も何だかピンと来ていないようでした。でも、いろんな人にお祝いを言われ、六年生のジュニアオリンピック代表のお姉さんにまで、「速くなったねー」と褒められるに至って、ようやく分って来た模様。
「一位って良いかも」~o~
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