22'レース日記7~かりそめの戴冠
月曜の祭日は、昨年も行われたパラレルGSのレースでした。
使用するバーンは昨年と同じゲレンデ下部の緩中斜面Aコースでした。しかし、一つ大きなウェーブが設定されているためか、昨年よりも旗門が振ってあるためなのか、K2男子でも全部クロ―チングする選手はいませんでした。
このレースは、もともとK1女子のエントリーが少なく、七名だけだったのですが、前日のSLをライバルMちゃんが謎のDSしているので、この日もDSの可能性があり、そうなると…。
こりゃウチの娘(仮称ケミ)の敵はいないかぁ。
と親〇鹿夫婦はまるで油断していました。~o~
多分、ケミさん本人も少し油断があったかと思います。滑走前に総合優勝の話なんかしていましたから。
結局、Mちゃんはこの日もDSで、K1女子は五名参加でした。予選は赤コース青コースを一本ずつ滑って合計タイムで準決勝進出者が決まります。ケミさん、まず青コースで一本目トップ。
かなりカッコ良く滑ってます。
しかし、二位の選手との差が意外に僅差でした。二位は新潟から来た六年生女子だったのですが、初日のGSのタイムはそれほどでもなかったので、我々は油断していました。
予選二本目は赤コース↑。ケミさん、ちょっと足を取られるミス。まあ、でもあのくらいなら…。
と思っていたのですが、ナント、二本合計で新潟の子に0.4秒遅れをとって二位で予選通過でした。
これはちょっと拙いことになりました。というのは、準決勝はタイム一位と四位、二位と三位の組み合わせになるので、決勝まで一位の子には当たらないのですが、タイム上位者にコース選択の権利があるため、決勝では微妙に良いタイムが出ている青コースを一位の子に取られてしまいます。
さて、どうしたものかと思っていたところ、突然、ケミさんが言い出しました。「ケミ、準決は赤コースを選ぶ。赤を選んで決勝の練習をする」
ほほう、ナルホド。確かに、準決で当たる三位の子とはかなりタイム差があるので赤コースを選んでも負ける心配はありません。
こんなことを言い出すようになったんですねえ。~o~
予選終了後、赤コースだけ少し旗門を直して滑りやすくしてくれたようだし、その作戦でイケるかも。
思わく通り、準決は赤コースを選んで圧勝しました。よしよし。
さて、決勝です。一位の子は果たして青コースを選びました。ケミさん集中してスタートのタイミングを計り、良いスタート。途中までは完全に並んでいたのですが、真ん中あたりで一位の子がちよっとバランスを崩して差がつきました。それでも、ギリギリで先にケミさんゴー――ル!↓
ワタシは板にスタートワックスを塗るためスタート地点にいたのですが、ゴールの瞬間、「よぉーしっ!!」と声が出てしまいました。
これで、関東小学生スキーチャンピオン選手権の三戦中二戦で優勝です。すげーー。
当然とは言え、総合優勝でした。
ちょっと分かりにくいけど、総合優勝のトロフィー↑です。
これで、額面通り受け取ると、ウチの娘が関東の小学生のスキー女王ということになります。ホントなんですかねえ。
もちろん、ライバルMちゃんの謎のDSがあり、ライバルHさんや群馬の強豪六年生はエントリーしていません。その他にもケミさんより格上と考えられる選手が二人はいます。
だから、関東小学生女王といっても、かりそめでしかありません。
今まではトップ集団の五人からかなり遅れた第二集団の真ん中あたりにいたのが、ようやく第二集団を抜け出したかなぁというところでしょう。
しかし、この三戦を通じてずいぶん成長してくれました。微差のリードを守って勝ち、微差のディスアドバンテージをひっくり返して勝ち、勝ち方を覚えました。また、二つ勝って総合優勝したことで大きな自信になったはずです。もっと速くなってくれるはずです。
来年、もう一度総合優勝して、今度は本当の女王になろう、ケミさん。~o~
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コメント
おめでとうございます
思わず、声出ちゃいますよね
ワックス、ブラッシング
お疲れ様でした。
よかったですね。
投稿: 竹 | 2022年3月24日 (木) 16時59分
ありがとうごさいます。
愚妻も昨日あたりホッとして体調を崩してましたが、ワタシも本当にホッとしました。
今は、家族三人、みんなホッとしています。
投稿: mumyo | 2022年3月24日 (木) 21時33分