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2022年3月 2日 (水)

ブロッサム日和菅平その2

 菅平でのBlossom試乗会小回り板編です。

試乗日2/25 快晴 

試乗場所 

 菅平ファミリーコース、シュワルツコース、太郎コースの硬い整地 シーハイルコースの節操のないコブライン 

・Blossom FIS SL 165cm R=14 118-66.5-102.5(カタログの表記と違いますが板に貼られていたシールの数字を載せておきます)

2022022511280001

 まず、愚妻Yが、先日フィーリングが悪かったFIS SL 155cmを試乗してシュワルツコースを滑って奇声を上げます。「コレ、すごいデス!オートマチック!!」

 何の気なしに一番上からフラッと小回りに入ったら、板が腰の下で勝手にビュンビュンカービングし始めて止まらなくなったとか。

 コレ、後からワタシも165cmを借りて確認したのですが、本当にそんな感じです。グリップがとても良く非常にしなやかなので、ターンに入ると板が勝手にグリップしてたわみ、抜けて走って次のターンポジションに来てくれてグリップし、またたわんで抜けて走り、オートマチックにカービングを続けてくれます。その間、スキーヤーは上体をフォールラインに向けてブレないようにし、適当なタイミングでストックを突くだけ。板は体の下を左右にビュンビュン行ったり来たりします。すげー。

 ただし、完全オートマチックにすると暴走になりかねず、また、面白くもないので、ハーフマニュアルっぽくコントロールしようとすると、ちゃんと言うことを聞いてくれるようになります。

 愚妻Yは、この板が気に入ってずっと試乗していました。最後には上手く手なずけて、「サイコー!」と歓声を上げてました。

 ただ、そのYにしてからが、初めのうちはエッジが掛かり過ぎて、平らな所でたわいもなくコケてました。~o~;;

 ちなみに、この板のコンセプトとは関係ないけど、コブもイケます。越後の深いコブだとどうだかわかりませんが、菅平に出来る程度のコブなら、シーハイルコースの階段コブあり二段掘れありの節操のないコブラインでも対応できました。本来、操作性の良い板なんだと思います。

 さらにちなみに、前回のYの感想と今回のYの感想を比較すると、昨日述べたBlossomを試乗する際の注意点が理解できると思います。雪質によって、まるで評価が違っちゃうんです、このメーカーの板は。

・Blossom SL N゜1 159cm R=12 123-67-104

2022022510490000

 愚妻YはFIS SLの後に試乗し、「コレ、つまんないデス」と言っていました。でも、ワタシ的には、こちらに好感を持ちました。基礎ユースなら、こちらでも十分ビュンビュンいってくれます。オートマチックって感じにはならないけど、その分、操作性が良くて融通も利きそう。

 ちなみに、当然のことですが、こちらの方がFIS SLよりコブで使い易いです。

 159cmは普段使いには中途半端な感じだけど、小回り用と割り切ればこの方が良さそうです。技術選地方予選の小回り板なら、こちらでしょう。

 クラウン検定の小回り板でも良さそうです。多分、165cmか171cmにすれば一本でクラウン検定行けそうですが、それは中途半端になってもったいない気もします。また、テクニカル受験レベルだとちと持て余すかも。特にコブで。 

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