両極端試乗その一
土曜日湿雪が降りボコボコ、日曜圧雪が入り放射冷却で硬く締まった整地という両極端なスノーコンディションでの試乗会でした。まあ、こういうのも板の性質を知るには良いかと思います。
試乗日 3/18日 雪 19日 晴れ
試乗場所 しらかば2in1スキー場 ラッツラッツコースの湿雪の踏み荒らされた急斜面と整地されて硬いランラ―ンコースの中~緩斜面。
・Bluemoris M-Potion+BMプレート 168cm R=16.0 115-70-100
今年のワタシの購入候補本命です。土曜の湿雪の荒れ地ではバランスの良さが生きて取り回しやすく、まず合格。コブっぽくなったところの荒れ地での小回りもまずまず出来ます。
前回、気になった硬い整地での小回りですが、十分返ってくれます。もしかすると、昨年までのM-Potionに比べて、微妙に返りが弱いのかもしれませんが、これだけ単体で乗れば気付かない程度でしょう。硬い雪のランラ―ンコースの小回りをYに見てもらって合格点をもらいました。
これで購入決定でも良いのですが、すぐ後でS-Potionに乗るとSの小回りの快感度が高いので、ねえ。~o~;;
まあ、もう少し楽しませてもらいましょう。
・Bluemoris S-Potion+BMプレート 165cm R=12.4 119-65-102
湿雪の荒れ地でも取り回しやすさが生きて滑りやすく、余計な返り過ぎがないので小回りできます。整地小回りはやはり快感度が高いです。
整地緩斜面をカービングしていて感じたのですが、どうも、現在使っている20-21のS-Potionに比べて、トップをかませてから踏み込んでいく時の踏みごたえがかなりシッカリしているようです。プレートは今の板の方が硬いプレートなので、23-24モデルは板自体にレーシング的な強さがあるかもしれません。
YもSの155cmを試乗しました。この試乗会に来ている155cmはBMプレートがなく、そのためか本格的SL板に慣れているYは履いてすぐに、「この板ダメですね。ペラペラで頼りないです」と言っていたのですが、硬い整地を滑って「コレ良いデス。小回りしやすいデス」と評価が変わりました。板自体のシッカリ感のためかもしれません。
ちょっと気になったのは、硬い整地のランラ―ンコースでハイスピード大回りをしてみた時に、すこーし頼りなさがあったかも。当然、この板の本来の使い方ではないので仕方ないんですが、オールラウンド板として考えると、その部分も気になります。次回、どこかでハイスピードテストが出来ると良いのですが。
・Bluemoris B-Potion(H) 172cm R=20.9 95-64-88
購入候補ではありませんが、オマケで乗ってみました。ブルモリの人は「この板、おススメ度高いです」と言ってました。
今度のB-Potionは、HタイプとLタイプがあり、試乗会に来ていたのはハードなHタイプの方でした。ハードタイプといっても一般的にはかなり柔らかい板です。ブルモリの人によると、Lタイプはモーグルといっても入門編らしいです。
コレ、先シーズン、こんな感じで開発中だったもの。
以前のB-Potionに比べて、オールラウンドという感じはしません。でも、大回りも小回りも普通に楽に出来ます。この細さでは、リズム変化を入れようとすると踏み外しが起こりやすくなるかもしれないので、以前のように「テクを一本で受けるなら」という勧め方はできないですが、オールラウンドにも使えるモーグル板という感じじゃないかしらん。
多分、基礎ユースで言えば、コブが特に苦手という人が一級やテクを受ける場合のコブ&小回り用板、またはクラ受験者のコブスペシャルというのが一番適当な使い方だと思いますが、コブ中心にオールラウンド板として考えても悪くない板だと思います。
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