« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »

2023年6月29日 (木)

教科書NG~大人だましの和歌解釈

 昨日今日とお休みです。 昨年もあった六月末の偽ゴールデンウィークです。それで、ちょっと真面目な古文のお話を書く気になりました。

 新学習指導要領とやらに基づく新しい高校の教科書が校舎に置いてあり、先日、それを拝見してみて、ちょっと黙っていられなくなりました。

 第一学習社さんの「言語文化」の教科書に、歌人俵万智さんの文章が掲載されていました。「古典の和歌を現代の言葉で書き換える」というタイトルで、古典の和歌を現代語訳する苦労が書かれています。

 内容的にはナルホドそうでしょうねえと頷かされる点が多く含まれています。

 「たった三十一文字の中に、いかに豊かな内容を盛り込もうかと、歌人たちは苦労してきた。…和歌は、散文とは比べものにならないほど、密度の濃い言葉の集約となっている。それを、わかりやすく読み解き、現代の散文で読みほぐしてゆけば、長くなるのは当然のことではある。」

 これはよく解ります。我々も古代和歌を訳す際には、そういう苦労をしています

 しかし、ここから、筆者は現代歌人特有の妙な主張をしだします。

 「が、その結果、もとの歌が持っていた韻律の美しさが失われてしまうことの、もったいなさ。…本来のリズムを、訳に生かせないものだろうか、と思った。リズムだって、作品のうちなのだから。」

 それで、『伊勢物語』の中学生向け現代語訳の仕事の中でそれを実践してみたというのですが、それが、どうも、ねえ。

 筆者は三首の歌をその例としてあげています。その第一首目。

 「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」

 「おなじ月おなじ春ではなくなっておなじ心の我だけがいる」

 この和歌、十年ほど以前にこのブログで取り上げたことがあります。反語説疑問説が並び立って結論を見ない難解な名歌です。

 ここでは、反語説疑問説云々は問わないことにします。また、元々の和歌が内包している「意味」の部分は、筆者本人か「省略せざるを得ない」と言っているので、ひとまずそれも良しとしましょう。

 しかし、この訳で「韻律の美しさ」が守られていると本気でこの方は思っていらっしゃるのでしょうか。

 これは明らかに韻律を守った訳ではなく、「音の数合わせ」です。

 元歌の「月やあらぬ」「春や昔の春ならぬ」と対句的に韻を踏んで畳みかけて行く切迫感、それと対照されてポツンと置かれた「わが身ひとつは…」の崩れていく韻律の悲しみはありません。

 そりゃ、この人の歌にだって、「おなじ月おなじ春」「おなじ心」と繰り返すリズムはあります。でも、それって元歌のリズムを守ったのではなく、この人の作り出したリズムでしょ。よくある万智ちゃんリズムです。簡単に言えば、この人の創作です。

 要は、この人の「訳」は、伊勢物語の名歌にインスパイアされた現代歌人の創作です。訳なんかではありません。

 しかし、この「訳」が中学生対象の仕事の中で行われている分には、ワタシは文句を言いません。俵さんの短歌が、『伊勢物語』という中学生には取っつきにくい古典に入門するための親しみやすい翻案作品として扱われている分には、何ら文句を言う筋合いではありません。

 また、これが純粋に現代短歌の創作のページだとしたら、それもまた、文句を言う筋合いではありません。

 しかし、この文章には何度も「現代語訳」と書いてあります。古代和歌の現代語訳として、この人の「訳」は扱われているわけです。

 コレは高校向けの教科書で、高校生は古典文法を学んでいるはずなのに。古典文法に従って訳して行けば、この筆者の放棄した「意味」だって十全に理解できるはずなのに。

 この教科書の一番困る事は、筆者がこの文章を、「読者や、研究者の先生方から評判がとてもよく、努力が報われた思いだった。」と自画自賛で結び、それを受けるかのように、「活動の手引き」とやらで、「筆者の作例を参考にしながら、自分のイメージと言葉で歌を書き換えて発表し合おう」などと、この作者の「訳」をなぞるように指導している点です。

 まあ、もちろん、実際に高校生の皆さんが俵さんの「訳」をなぞって自由な「訳」を創作するようになるとは、さすがのワタシも思いません。だって、この俵流の「音数合わせ」は、それなりに高度な現代語遊びであり、簡単に真似できるものではないでしょうから。

 だから、高校生のことを心配しているのではありません。そうではなく、心配の対象は大人の高校の先生方です。

 実際に授業される高校の先生方が、「現代語訳」と「創作」をしっかり区別して授業してくれる方ばかりなら良いのですが…、そうはなりませんよねえ、きっと。

 高校の教室で、この「訳」が古代和歌の理想的な現代語訳の一つとして語られるようなことにならなきゃ良いんですがね。

 それにしても、この「訳」を称賛した「研究者の先生方」ってのは、どこにいやがる〇鹿野郎なんだかね。

| | コメント (2)

2023年6月25日 (日)

大人だましの祝辞

 土曜日、ワタシは午後の町田での授業の後、大宮から新幹線に飛び乗りました。

 浦佐駅にはYが迎えに来ています。この日、我々の定宿ペンションYの開業40周年パーティーが行われました。

Img_06421

 もう何日も前から、常連客代表で祝辞を述べろと言われていました。でも、ワタシゃ実は大人に話をするのは苦手なんです。

 「子供だまし」は仕事上お手の物なのですが、大人はなかなか騙されてくれないからねえ。

 仕方ありません。四十年前のことをいろいろ調べて話題を用意し、直前まで推敲を加えて予行練習をして備えていました。

 我々のペンションY到着時には、もう常連さん達やオーナーの御兄弟、スキースクール関係者などが食堂で盛り上がっていました。風呂に入れてもらって、その間にさらに案を練り直し、駆け付けで数杯いただいて、いざ話し初めてみたら、存外上手くしゃべれました。

 いやー、65才にしてとうとう大人も騙させるようになったか。

 責任を果たしてホッとした、とういう口実で最近ないくらい飲んだくれて、今朝は遅く起きました。

 朝食後に八海山スキー場を見て帰宅の途につきました。

2023062510260000

 八海山は、この日山開きでした。少し暑いけど、穏やかな天候で良い山開きになったんじゃないでしょうか。

| | コメント (2)

2023年6月24日 (土)

チャイルドをめぐる二日

 昨日は一学期第十週の一日目でした。

 授業自体は、「予定通りの所まで行けるかしら」というハラハラドキドキはあるものの、まあ、何とか終了。最終週にカタルシスに持ち込めるかどうか。

 それとは別に、代講の仕事が入りました。うーーむ。

 災害のような目に遭われた気の毒な同僚の代わりを務めることになったのですが、まあ、余計なことを考えずに仕事するしかないか。

 一方、娘(仮称ケミ)は昨日、かんげきの日でした。

Img_06271

 学校で「ハリーポッター 呪いの子」の観劇に連れて行ってくれたと。感激して帰って来ました。イマドキの学校は、いろいろ経験させてくれます。楽しいでしょうねえ、毎日。

 さらにYは、今日、とうとうケミさんのためのコレを車から取り外しました。

2023062411040000

 もう必要なかったはずのチャイルドシートです。ケミさんは、車に乗るとコレで寝るのが習慣になってしまっていて、取り外しには少し抵抗感があったらしいのですが、もう、Yとたいして身長が違いませんからねえ。

| | コメント (2)

2023年6月22日 (木)

たがり母娘の夏至

 昨日は仕事お休みの日でした。本来、のんびりデスクワークの日なんですが。

 昼前にYが言い出します。「今日は天気が良いし、夏至なんデス」

 「夏至」とわざわざ言い出す意味が分からなかったのですが、何でも、Yは夏至だと嬉しいんだそうです。

 うーーむ。

 このオンナとの付き合いは長いはずなんだが、まだまだ底を見せないなー。

 「夏至だから遠くまで歩きましょう」

 うーーーむ。

 意味不明に歩きたがります。何だか判らないままに、散歩に出ることになりました。目的地は昨年「受験生の父兄」としてうかがった東京農工大学食です。

 貧乏性Yは、「タコライスが食べたいけど、高いデス」と言ってカレー大盛を選択。

 良いオトナが、大学の学食で「高い」を理由にメニューを選ぶなよ。~o~;;

2023062112310000

 ワタシは一番高い塩だれカツ丼538円と豚汁98円を選択↑。

 コレ、マジで内容が素晴らしいです。具だくさんの豚汁は自分が学生だったら助かるでしょうねえ。

 夕方、娘(仮称ケミ)は、帰って来て間もなく嬉々として出かけました。今日はナイターでタケトレのある日だったので。

 水曜は織田フィールド一般開放の日なので、陸上トラックでのTRでした。走りたがりケミさんはこれが嬉しかった模様。

 夜が遅くなるのでワタシが迎えに行きました。織田フィールドに着いてみると、

2023062120230000  

 さすが陸上の聖地です。イモを洗う混雑。陸上マニアって意外と多いんですね。

 いろいろTRした末に最後は3000m走で、レーシングスクールの先輩方を抜きまくったそうです。

 帰宅後は得意満面の自慢話でした。

 歩きたがり走りたがりは結構なんですが、両方に付き合ったパパはちと疲れたよ。

| | コメント (0)

2023年6月20日 (火)

定位置への復帰と克服へのアドバイス

 昨日は、一週間で一番大変な月曜の第九週でした。無事終りました。

 先週、「なんとかいってあげないと」などと考えたのを実行してみました。

 どうも、今年の浪人クン達は、トラブルを抱えている人が多いんじゃないかと思っていたので、苦手克服の体験話を一席。

 今年の浪人クン達に関しては、同僚のサイトで「高1の時にリモートだったからなのか、基本の基本が欠けている子がいる」という話題が出ていたので、そのことにも触れて「何か始めるなら、今でしょっ!」~o~;;

 早速反応してきた子も何人かいたので、やはり、「高1でリモート」説は本当なのかもしれません。

 帰宅すると、リビングのテーブルに封筒と電卓がセットされてました。例のワタシの成績の日でした。

 早速、計算して自分が定位置に復帰したことを確認してホッとしました。去年失敗した高校生クラスでやり方を少し変えたのが功を奏しました。

 でも、前期の浪人クン達の数字としては自分史上最高なのに、それで定位置ってことは…。うーーーん。

| | コメント (0)

2023年6月19日 (月)

ぐーぐるぐるぐるF'sday

 昨日、娘(仮称ケミ)が中学入学して以来の課題を一つ解消しました。

 ケミさんの中学校は、イマドキのことゆえインターネットを利用した連絡をしたがります。某グーグルとやらを利用してメールをくれるので、アカウントとやらを作らされていました。

 ところが、我が家には、娘に携帯・スマホの類を持たせないという鉄のオキテがありました。そのため、ワタシのPCで受けてはプリントアウトというのを続けていたのですが、このままではいつまでもいられません。

 昨日はタケトレの日でケミさんは朝から原宿だったので、TR終了時を見計らってワタシが迎えに行き、帰りにこんな所↓へ寄って、

2023061812260000

こんな物↓を購入。

2023061813430000

 午後はこのiPadさんのセットアップに費やしました。

 ところが、ケミさんの新しいグーグルアカウントがどうやっても作れません。いくら試みても同じ作業をぐるぐると繰り返した末に「エラー」。

 この数時間で分かったことは、某グーグルっていうのが世界一不親切で使えない会社だってことでした。

 数時間繰り返して、ふと気づきました。そういえば、四月に学校でケミさんのアカウント作らされていたっけ。~o~;;

 というわけで、無事に作業は終り、夕餉の席にYがニコニコしながら持ってきました。

Img_06191

 奥に並んでいるのは、「父の日なのでアタシのために買ってきたビール」とワタシが好きな三重県清水清三郎商店さんの「作 純米吟醸 恵乃智」。

| | コメント (2)

2023年6月17日 (土)

地図のある迷宮

 水曜日、娘(仮称ケミ)の泥縄は上手く機能したようです。これまでの最高点だったとか。

 夜は、ケミさんの報告を聞きながらの夕餉でした。池袋ライオンで飲んで以来、我が家でちょっと話題になっていたブーツ型ビアグラスが、ナント、台所の棚から発見されて。

Img_06101

 数十年前、コイツが流行った時に購入してたんです。

 お定まりの、カカト側から飲んだ時の「カップン」というヤツを何度もやらされました。

 木曜で二学期第八週終了。昨日から第九週に入りました。

 昨日は、夜、池袋の授業後、ケミさんを麻布まで迎えに行きました。ケミさんのレーシングスクールが麻布のスタジオを借りてフィジカルチェックをしたためです。

 事前にスタジオの場所を検索し、地図をプリントアウトしていました。行きはYがその地図を頼りに連れて行き、帰りは仕事を終わらせたワタシが同じ地図を持って迎えに行く手筈になっていました。

 麻布高輪の駅から徒歩十分ほどの場所だったのですが…

 なんだって麻布って所はあんなにゴチャゴチャと入り組んでいるんでしょう。まるで迷宮です。

 おまけに手にした地図はワタシにはほぼ役に立ちません、街灯の灯りでは…ね。

 仕方なくコンビニに立ち寄って方向を聞いたら全く反対方向を教えられて、気付いたら聖心女子大の前にいました。イヤハヤ。~o~;;

 三十分以上彷徨って、たどり着いてみたら、意外と駅の近くでした。

| | コメント (0)

2023年6月14日 (水)

梅雨空の下の栄光と艱難

 一学期第八週が終わっていきます。昨日、恒例の難物、某東大対策添削の第二回も早めに提出できたし、まあ順調なのかな。

 生徒さんも、一部のやる気のある子はやるべきことをやり始めている感じがします。質問も添削もやる気の伝わってくるものが多くなっています。栄光に向かって突き進んでいるって感じですか。

 てことは、やる気のない子が置いて行かれつつあるってことか。

 某東大対策添削でもそゆこと感じさせる答案多いんで、何とか言ってあげないといけないかしらん。「艱難辛苦汝を玉にす」かなんか。

 我が家的には、梅雨に入って愚妻Yが栄光の時を迎えています。毎年恒例になっている越後の山フキで作るキャラブキが、今年もお向かいの奥さんに好評で、今年は、こんなものになりました↓。

Img_06081

 去年がコレなので、二年連続での高評価のほどが判ります。

 おまけに今年は、村長さんのお宅にもお分けしたら、村長夫人から絶賛のお言葉をいただいてしまいました。

 もとは越後の山にいくらも生えている草なんですけどね。

 一方、娘(仮称ケミ)はちょっと苦難の時を迎えている模様。英語が大変なんだそうです。夕食時に苦手にしている先生のグチを垂れ続けて…

 挙句、今日が小テストだっていうのに、その対策を始めたら教科書を学校のロッカーに忘れて来たことが発覚。今朝は三十分早く出かけて泥縄を綯うらしいです。

 まあ、この艱難がどんな玉を産みだすかねえ。

| | コメント (0)

2023年6月11日 (日)

喜ばしくも恥ずかしくも喜ばしい日々

 昨日、ワタシは仕事だったので、Yが娘(仮称ケミ)の中学校の保護者会に出席してくれました。

 ホントはこういう集まりが嫌いなのでイヤがっていたのですが、イヤイヤ行ってみたら楽しかったようです。

 担任からのお話も楽しかったようですが、スキー部の顧問にお会いできたのが我が家的には良かったかなと。なんだか、我が家の娘は期待されているみたいです。

 いろいろ学校の話を聞いて、あらためて「この学校にして良かった」と思えました。

 授業は入学前に考えていたよりはるかに厳しく、しっかり教えてくれているようですが、期末テストが終わるとかなり自由になる時間を取れるらしく12月の雪上TRの時間を予想していた以上に多く取れそうです。

 どうも、「お勉強はシッカリ教えるけど、自分のやりたいことがあったらドンドンやんなさい」という校風らしいです。

 いやー、ここまでとは思っていませんでした。それこそ我が家の理想。~o~

 Yの報告を聞いている途中でケミさんが帰って来ました。この日、ケミさんは中間テストの結果を持ち帰って来ました。

 ニコニコしながら報告してくれたので、期待していたのですが、ナント、合計点は学年の平均点とほぼ同点だそうです。

 うーーん、キミはあのT岡さんに受かったっていう子じゃなかったっけ?!~o~;;

 まあ、それは良いです。問題は、合計点の足を大幅に引っ張ったのが古典だったってこと。

 いやーーー、恥ずかしくて担任の先生(国語担当)とお話できないよ、パパは。~o~;;

 今日は池袋サンシャインシティに出掛けてスキースクール主任コーチとのマテリアル相談でした。

2023061115080000

 カスタムフェアはこの時以来かも。

 相談はすぐに終って、ケミさんのSL板を予約。その予約確認でガラポンをやったら、

2023061119570000

 こんなものをもらってしまいました。

 相談が終わって時間があるので、ビアガーデンにでも行くかという事になっていました。実はビアガーデンは結婚して以来のYさん宿願です。

 ビール大好き、テラス大好き、BBQ大好きなYは、当然それらを合わせたビアガーデンというものが大好きです。「何時か行きたいデス」とずっと言ってました。

 ところがこの日は微妙に雨が降ったり止んだり。仕方なく、ビアガーデンは諦めてビアホールに行きました。

 Yクン、銀座ライオンも大好きなんだそうですが、二十数年ぶりだとか。

2023061117460000

 ビールが美味しいです。Yクン大感激でした。飲んで食って帰宅。

 帰宅後、すぐに組み立ててみたら、

Img_06061

 いただいたのは、こんな御立派な物だったと。

| | コメント (0)

2023年6月 9日 (金)

交差するワクチンの日

 一学期第七週が終わりました。ここまで来ると一学期は淡々と過ぎて行きます。

 娘(仮称ケミ)の学校の一学期も楽しく過ぎていっている模様。充実しているのか伝わってきます。その合間に、一昨日は13才までに打たなければならない二種混合ワクチンを打ちに行きました。これで日本脳炎を打てば、ほぼワクチンスケジュールは終了するらしいです。

 一方、ワタシのところには、65才以上が打つことになっている肺炎球菌ワクチンのお知らせが来ていました。年取ると肺炎が危ないんだそうです。娘は、大人への階段を終わらせ、父親は穏やかな晩年を過ごすための注射をそれぞれ打つってことか。

 昨日、行ってきました。

2023060810030000

 桜町病院は、この辺じゃ地域医療の中心を担う立派な病院です。

 けっこう痛い注射でした。五年有効だけど、五年以内に二回目を打ってはいけないそうで、打った日を覚えておくようシールをもらいました。忘れないようブログにも記録ってわけです。

 終わりに向けて、あと何回コレ打つんですかねえ。~o~;;

| | コメント (0)

2023年6月 7日 (水)

スキー宿ミシュラン22-23

  某東大対策添削の仕事をしなければならないのですが…アキました。~o~;;

 今年はいくつか新しい宿に泊まり、いくつか更新すべきこともあるので、出来る時にやってしまいます。スキー宿ミシュラン。

 前回同様、新しい情報は太字で示し、過去の記事にはリンクを張っておきます。

 まず、前回同様、基準の十か条を再掲しておきます。

1.一人客を断らない。

2.不規則な到着を嫌がらない。

3.ゲレンデに近いかまたはゲレンデまでの送迎がある。

4.食事に気を使ってくれる。

5.乾燥室がしっかりしていて、かつ板のチューンナップが出来る。

6.風呂が清潔で狭くない。

7.オーナーや従業員が無愛想でない。

8.オーナーまたはその家族や従業員に、スキーヤーまたはスキーに理解のある人がいる。

9.清潔な洋式トイレ、できれば便座ウォーマーとウォシュレット付きがある。

10.食事時に美味しいお酒がある。

 この十か条につき、◎○△×で採点、◎を4、○を3、△を2、×を1点として点数を合計し、合計点の多い順に順位を付けました。総合評価は☆~☆☆☆で示します。

1.ペンションY (六日町八海山)☆☆☆ 

1○2○3○4○5○6○7○8○9○10◎

 12-1306-07に詳しい記事があります。

1.ペンションKのみテラス(尾瀬丸沼)☆☆☆

1○2○3○4◎5○6○7○8○9○10○

 07-0806-07に詳しい記事があります。

1.山のホテルO瀧(野沢温泉)☆☆☆

1△2○3◎4◎5◎6○7○8○9○10△

 15-1608-09に詳しい記事があります。

1.Kぐまの家(野沢温泉)☆☆☆

1○2○3◎4◎5△6○7○8○9○10○

 19-20に詳しい記事があります。

1.Fレストプラザ(よませ温泉)☆☆☆

1○2○3○4◎5○6○7○8◎9○10△

 20-21に詳しい記事があります。

1.菅平Pリンスホテル(菅平高原)☆☆☆

1○2○3○4○5◎6◎7○8○9○10△ 

 今年の3月にお世話になりました。菅平によくありがちな合宿用の宿に見えますが、合宿用にしては細部の質が高く、我が家の満足度は非常に高かったです。表ダボスにほぼ面しているのでゲレンデも直近です。多分、オーナーのお人柄が反映されて居心地の良い空間が醸し出されているんじゃないかと思うのですか、唯一の心配は、どこかの合宿と一緒になっちゃった時。これはさすがに居心地よいというわけにいかなくなるんでしょう。

7.ペンションBゲン(八方尾根咲花)☆☆☆

1○2○3○4○5○6○7○8◎9○10△

 12-13に詳しい記事があります。

7.S季彩(田沢湖)☆☆☆

1○2○3○4◎5△6◎7○8×9〇10◎

 16-1706-07に詳しい記事があります。

7.K笛山荘(菅平パインビーク)☆☆☆

1○2○3○4○5◎6○7○8○9○10△

 20-21シーズンに続いて21-22シーズンにも宿泊して、変ったなあと思ったのは、料金と食事です。このご時世ということもあるのか、値上げになり格安という感じはなくなりました。しかし、料理が洗練されてきました。21-22シーズンの方が明らかに質が上がりました。その他の部分はもともと質が高いので、格安感がなくなっても、我が家的にはパインビークのファーストチョイスです。

 20-21に詳しい記事があります。

7.K脇館(野沢温泉)☆☆☆

1○2○3△4○5○6◎7◎8○9○10△

 今年の二月にお世話になりました。野沢温泉の中心を外れ、しかもゲレンデから離れた所にあるので、ロケーションとしてはイマイチなのですが、それを補って余りある施設です。野沢であの駐車場は感激です。乾燥室は実は今回利用していないので本当のところは分からないのですが、チューンナップするなら準備しておいてあげると親父さんが言ってたので、多分、大丈夫なんでしょう。良い施設の割に予約が取りやすいというのもポジティブな要素です。

7.Gんのさじ(車山高原)☆☆☆

1○2○3△4◎5○6○7○8○9○10○

 今年、三月にお世話になりました。食事がグレードアップされ、トイレがキレイななったのを評価してワンランクアップさせました。08-0907-0806-07に詳しい記事があります。

12.Yだるま(丸沼高原)☆☆★(二つ半)

 1○2○3○4○5○6○7○8△9○10○

 11-12に詳しい記事があります。

12.Cウーホテル(志賀高原タンネの森)☆☆★(二つ半)

1○2○3○4○5○6○7○8○9○10△

 14-15に詳しい記事があります。

12.ハウスSアントン(野沢温泉)☆☆★

1○2○3×4○5○6○7○8○9○10○

06-07に詳しい記事があります。

12.RフレインF沢(戸狩温泉)☆☆★

1○2○3○4○5○6○7○8△9○10△

 14-15に詳しい記事があります。

12.民宿Aさひや(八方尾根)☆☆★

1○2○3○4△5○6○7○8○9○10△

 15-16に詳しい記事があります。

12.Lトルマウンテン(丸沼高原)☆☆

1○2○3○4△5○6○7○8○9○10△

 オーナーが引退なさって名前が変わりました。次回はこのリストから外します。

 11-12に詳しい記事があります。

16.Sモニダエ(ブランシュ鷹山)☆☆

1〇2〇3◎4◎5△6〇7〇8×9×10△

16-17に詳しい情報があります。 

17.コテージYゆう(富良野)☆☆

 1○2○3○4○5×6○7○8○9△10×

 07-08に詳しい記事があります。

17.山の宿Eびやん(尾瀬岩鞍)☆☆

1○2○3○4△5○6○7○8○9×10×

 07-08に詳しい記事があります。

17.オーベルジュ・ド・Fらいぱぁん(ニセコアンヌプリ)☆☆   

 1○2○3○4◎5×6×7○8×9×10◎

 06-07に詳しい記事があります。

20.Aンの家(八方尾根)☆★

1○2○3△4○5×6×7◎8×9×10○

 14-1506-07に詳しい記事があります。

| | コメント (0)

2023年6月 4日 (日)

まぶしい草陸上

 日曜の今朝、娘(仮称ケミ)は八時過ぎに出掛けて行きました。今日は初めての陸上部の大会だったので。

 ケミさんは中学校ではスキー部に入っているのですが、雪のない季節のために陸上部と兼部しています。

 当人は、最初、バトミントンをやりたがったのですが、雪のシーズンにお休みしやすい雰囲気の部を選んだら陸上になったようです。

 実は、ワタシは最初から陸上推しでした。バトミントンや卓球、バスケット、サッカーなどのサイドステップを多用するスポーツを成長期にやり過ぎると、脚の骨が外側に湾曲する膝下O脚になりやすいらしく、そうなると、内エッジが踏みにくくなって、スキーに悪影響があるから。

 実はかく言うワタシがそうなんです。

 それに陸上なら体の方利きも出ないし、体力は付くし。

 何より、ケミさんはかけっこ速いですから。シャトルランが得意なので、中長距離ならそこそこ良い選手になるんじゃないかしらん。

 親子の考えが一致しての陸上部でした。最初の大会のエントリーは800m走。これもワタシの推しです。

 天気も良かったので、ケミさんの出走時間に合わせてYと一緒に観戦に出掛けました。

2023060413520000

 武蔵野市陸上競技場は、かなり立派な施設です。中学生女子の800mは持ちタイムで五組に振り分けられ、未経験のケミさんは一年生の多い組になりました。ラッキー。

 先輩から借りたユニフォームが妙に似合っていっぱしの陸上選手のようで、パパママにはまぶしい姿でした。

 最初の一週目、大きな子に取り囲まれて、少し走り難そうだったのですが、二週目になってバラけてきたところで六位からスパート。どんどん上がっていき、最後の直線で一気にごぼう抜き。ナント、一位でゴールです。

 イヤハヤ、出来すぎだって。~o~

 2分52秒だったそうです。記録的にはイマイチなんでしょうが、最初の記録会ですから上出来です。

 最後のスパートをみんなにホメられたそうで、鼻高々で先ほど帰って来ました。~o~

| | コメント (0)

2023年6月 3日 (土)

なんじゃろ、じゃろじゃろ

 先日、生徒さんが参考書を持って相談に来ました。「こういうの買ってみたんですけど、どうでしょう」

 以前、古文は苦手ということで相談を受けたことのある子だったので、その流れでの相談なんでしょう。

 『K典文法 スビードインプット』というタイトル。「授業をしない」を売りにしている某塾が絡んでいて帯には「理解演習暗記を最速で仕上げる」「古典文法を最短最効率でマスター」の文字。

 うーーーん、これは、ワタシの獲物かも。~o~

 んで、「うん、調べてみよう」と二つ返事で請け負いました。ホントは某東大対策添削の第二回が始まるタイミングなのに。

 忙しいはずなのですが、全部に目を通してみました。

 心底ガッカリしました。

 「マトモ過ぎ…」

 そりゃ時々は変な記述もあります。「謙譲語は目的語を高める」とか。

 以前、他の参考書の記述で批判したことのある「らむ」を上接語の音だけで見分ける判別法なんかも乗ってます。

 でも、全体的にはマトモ。つか、高校で配ってる文法副教材そのものみたいな本です。驚いたことに、この手の本では扱わない「仮名遣い」とか「品詞の分類」なんかにもページを割いています。

 でも、コレ、どこが「スピードインプット」でどこが「最速」「最短」なのかしらん。タイトルと帯のうたい文句と「はじめに」のご立派な御挨拶は何なんざんす?

 この本、ワタシの守備範囲ではありませんでした。この本は、N本広告審査機構某●AROさんが取り扱うべき本です。

 こういう売り方の参考書もあるんですねえ。売れりゃ良いってか、O文社。 

| | コメント (0)

2023年6月 2日 (金)

恒例22-23シーズン総決算

 一日遅れましたが、シーズン総決算。今シーズンはこんな感じでした。

 2022年11月から2023年5月までの滑走日数は、ワタシが34日、Yが43日、娘(仮称ケミ)が53日でした。通塾のため少なかった昨シーズンに比べても激減です。まあ、今年は二月頭までほぼ滑っていませんから、仕方ないですね。その中でケミさんが50を超えたのは、なかなかたいしたモノです。でも、こんなに少ないのは二歳の時以来なんですよね。

 22-23シーズンにワタシが滑ったスキー場は、みつまたかぐらが10日、八海山が6日、かたしな高原が5日、奥只見が4日、菅平が3日、野沢、しらかば2in1がそれぞれ2日、ノルン水上、狭山がそれぞれ1日でした。国土エリア券持ってたんですが、こりゃ元は取れてないかも。

 一方Yは、みつまたかぐらが19日、八海山と奥只見とかたしな高原がそれぞれ5日、菅平が4日、野沢としらかば2in1がそれぞれ2日、狭山が1日でした。ケミさんは、みつまたかぐらが25日、菅平が12日、かたしな高原が5日、田代が4日、八海山と狭山がそれぞれ2日、苗場と野沢と軽井沢がそれぞれ1日でした。

 今シーズン我が家で購入したスキー用品は、YのSL板とワンピケミさんのGS板とワンピとブーツでした。YのSL板は試乗を重ねての購入なので、使いやすかった模様。満足度は★★★★★でしょう。

 しかし、あの板をあんなふうにコブで使いこなせるのは、Yだから。他人様にはお勧めできなくておススメ度は★★★★。

 一方、二人ともワンピは気に入ったようで、満足度★★★★★。特に、ケミさんは、大変目立ってくれてビデオ係は助かりました。ビデオ係の満足度は★★★★★。

 今シーズンは、受験のために二月初めまで滑れないというまったく未体験のシーズンでした。その中で、ケミさんが最低限の目標を達成したのは喜ばしいことでしたが、まだまだ足りない部分も明らかになり、次の課題を突き付けられたシーズンでもありました。

 一方ワタシの方は、股関節を痛めたりそこから復活したりして、山あり谷ありでしたが、まあ、来シーズンへの希望は持てたかしらん。

 最初から最後まで絶好調だったのは、Yだけだな。

| | コメント (0)

2023年6月 1日 (木)

冬仕舞いと初夏の休暇

 火曜日は去年からの恒例、冬仕舞いの日でした。今年は娘(仮称ケミ)が帰宅する時間が遅いので時間的に余裕があります。

 夫婦二人で苗場に出掛けてマンションの掃除です。

2023053012420000

 越後の山は十日前までスキー場が営業していたとは思えない緑の濃さです。

 片付けが終わってからこれまた恒例のハンティング。昨年と同じ場所で

2023053013210000

フキやら、

2023053013450000

山ウドやら。今年は、時間的余裕があったこともあり、ハンターYはずいぶん積極的でした。

 昨日、ワタシの方はどういうわけか初夏の連休でした。Yは一日獲物の処理に追われていました。

 本当は、ちょっとしたワタシとの言葉の行き違いで久々に三ポイの爆発があり、一日イライラしていたはずなのですが、

Img_0604

 作る物はちゃんと作ってくれました。左下が山ウドのキンピラ。左上は山ウドとズッキーニの天ぷら。

Img_0605

 もうほとんど残っていなかったキノメを一人分だけハンターさんが取ってくれました。

| | コメント (0)

« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »