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2023年9月30日 (土)

醤油せんべいと宿願の日々

 昨夜、高3の授業で『大和物語』源嘉種が桂の皇女に十五夜の歌を詠みかける章段を扱っていて気付きました。

 「八月十五夜って、まさに今日だねえ」

 長いことこの仕事をやっていますが、こういう偶然はおそらく初めてでしょう。

 校舎を出ると、残念、曇っていました。帰宅してYと話したら、小金井では夕方見られたそうです。

 「ショーユせんべいみたいデシタ」

 Yは夜が更けてからも雲間から見たそうですが、ワタシが行ってみると雲の中。

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 今朝の朝顔です。まだ元気。

 今日は、所用があってYと出かけたついでに、思い立ってとうとう宿願を果たしました。

 貧乏性で小心者のYは、数年前PCを買い替える時に、「アタシ、どうせ確定申告で使うだけだから」と言って、格安メーカーの展示品限りというこれ以上ない安物を購入。

 コイツが安物買いの銭失いを地で行く超低性能のうえ、小学校のPTA事務などでもこれを使用することになり、昨年は、立ち上げの度に数時間かかるストレスで常にブツブツ言っていました。

 今年もケミさん関係の手続きをこれでこなしていたので、立ち上げの必要が生ずると常にストレスフル。

 今朝、ケミさんの手続きでイライラしていたので、「もう絶対に買い替えよう」と言い渡していました。

 んで、出掛けたついでに半ば強制的に駅前のヤマダ電機に寄り、商品の前で店員の話を聞くうちにその気になってきて、「どうしようか」。

 「こういうことはその気になった時!」

 で決定。イヤハヤ、ようやくこの数年の宿願を果たしました。 

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2023年9月28日 (木)

爽やぐ秋と第三の塔

 今日は検査結果を聞きに行く日でした。

 実は、この時はみ出したといわれたクレアチンの値に対して再検査ということになっていて、先々週検査を受けていたのでした。

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 結果、問題なし!7月の検査の日が暑い日だったので、ちょっと脱水症状を起こしていたんだろうとのことでした。

 その他の検査もすべてクリア。ノー問題です。

 あんまり気にしていないつもりだったのですが、問題なしと言われてみて初めて気にしていたことに気づきました。

 やっぱり、お父さんは娘(仮称ケミ)の将来を見届けたいんだよなー。

 んで、腎臓に問題なくなったので、おおっぴらに飲めます。

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 10月からの第三のビール増税に備えて、買い込んだ第三の塔。前回前々回の時は、思い切ってできなくて、結局、ニ、三か月しか持ちませんでした。

 今回は、賞味期限一杯の来年五月まではゼヒ是非。~o~

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2023年9月27日 (水)

秋の成長のいろいろ

 13才になった娘(仮称ケミ)は相変わらず元気に登校しています。月曜は帰って来てクラスメイトからの誕生プレゼントというのを見せてくれました。

 「いつも優しくしてくれてありがとう」なんて書いてあったとか。

 いやー、そんなこと言ってもらってプレゼントもらえるなんて、クラスの人気者に成長したのかしらと親〇鹿夫婦はちょっと感心したのですが、どうもこれには裏があり、クラスのLineに登録するとお互いに誕生日がわかるようになっているんだそうで、夏前に購入したコイツのおかげらしいです。

 ふーーん、そういうイマドキコミュニケーションなのかと思いつつ、でもまあ、言ってもらった言葉はこの子の成長の証なんでしょうからねえ。

 その月曜ですが、ワタシは横浜で仕事でした。某東大対策添削がほぼ終了。個人的に過去問の添削を持って来る子も増えました。この人達の成長は、まあ、当たり前だけど、人それぞれです。でも、頼もしい人達が増えて来たかもしれません。

 少しは他人様の成長に手応えを感じつつ、我々も今日は自分の成長を確認しました。

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 例によって打ちっぱなしです。Yクンは先週グリップを変えたご利益で、7アイアンの距離と方向が安定してきました。

 でも、初めて打った9アイアンに苦戦。

 一方、ワタシはドライバーのボールの位置とテイクバックで確かなものを掴み、けっこうナイスショットが出るようになりました。

 帰り道に、初めてつばき食堂さんに寄り道して食事。

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 ↑ネギつけ麺は、多分つけ汁を変えたんじゃないかと思うのですが、美味しかったです。

 食後、ゴルフショップというものに初めて行き、小物をいくつか購入。

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 クラブの話もいろいろ聞いて、すっかりYクン乗り気になり、「今度ショートコースっていうのに行ってみまショウ!」

 とうとう、そこまで来たか。

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2023年9月24日 (日)

微妙な宴と落ち着きどころ

 昨晩は娘(仮称ケミ)の誕生日パーティーでした。

 実は、その前に日曜日にレーシングスクールの先輩の男の子から誘われている学園祭に、学校のクラスメイトと行っても良いという許可が我々から出ていました。

 そしたら、ケミさんはなんだか、妙に喜んでハイになって…。

 いるように見えて、パパとしてはちよっと微妙。

 誕生パーティーは、昼間、Yとケミさんで小平の角上に行って買い出しをして、

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 手巻き寿司でした。写真奥は、新潟県天領盃酒造さんの「雅楽(うたしろ) 試験醸造The Final」。低アルコールながらしっかりと甘酸っぱ系で、んまい!

 プレゼントは数日前に国分寺に買い出しに行って、

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 一人で茶葉から入れられる紅茶セット。Yクンの自信作。

 今朝早く、ケミさんは御茶ノ水でのトレーニングに出発。トレーニングの後、クラスメイトと合流して男子校の学園祭に向かうことになっていました。

 ワタシは、今日、一日デスクワークでした。某東大対策添削。ストレスのかかる仕事です。

 この仕事の困るのは、目が疲れて来て長時間続けられないこと。十年前なら楽に終っている量なんですが、ねえ。

 午後、Yと一緒に買い物に出て、まあ、ストレスのせいもあったんですかね、Yクンの逆鱗に触れる失言があって…ヤレヤレ。

 何だか、茫然としている所へケミさんが帰って来て、「楽しかったー」。

 まあ、アナタが楽しかったなら、パパはどうでも良いよ。

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2023年9月23日 (土)

秋になる日のさまざま

 今日は秋分の日。涼しくなりました。

 ということは、こういうことのあった日です。13年前にもこの日から涼しくなりました。

 娘(仮称ケミ)に関して、最近我が家で話し合っているのは、レーシングスクールの先輩の男の子に学園祭に誘われていること。

 うーーん、そんなお年頃…とか思うのですが、本人はあまりまだ自覚していないようで…。

 男親は直接話しにくい話題です。Yがいろいろ意見しているみたいなので、ワタシはYと話して自分の意見を織り込んでもらってます。

 とりとめなく昨日の朝顔です。今がまさに満開です。

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 ワタシの方の秋の仕事は、まあ、それなりに。

 赤本チェックですが、今年は何やらケアレスミスが多いんですけど。

 某筑波大受験者のみなさーん。問一解説に出て来る「経緯の対象」って、「敬意の対象」のことだって気づきましたかー。~o~

  某明治大学商学部でも、「『はしたなき』が『橋た無し』と『はしたなし』の掛詞」なんてやってるけど、誰か「『橋た』の『た』って何?」って指摘してあげる人いなかったのかね。

 某法政2/8問題、「打消し接続の接続助詞」って「接続」一つ余計だろ。某学習院文「『なる』はその連用形」って、誰でも良いから印刷の前にチェックしなさいよ。

 昔、会社組織の予備校で教えている同業者が赤本について書いているのを紹介したことがあったけど、こういうのを見ても、まだ「キチンとした出版社」が「二重三重にチェック」なんて言うんでしょうかね。言うんでしょうね、きっと。~o~;;

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2023年9月21日 (木)

ボーゲンの悦び

 昨日今日は仕事がお休みの日でした。

 先週水曜日、帰り道で気づきました。「左膝曲げてみたら良かったんじゃない?」

 先週はドライバーに挑戦して思うように当たらなかったYだったのですが、どうも、テイクバックの時に体が右へ流れスウェーの状態で頭が動いていました。それで、「左膝曲げてみたら」とアドバイスしてみたら、「あらっ良いかも」。

 んで、今週はそれを楽しみにしていました。

 昨日は、娘(仮称ケミ)を学校に送り出してから、二人で打ちっぱなし練習場に急ぎ、早朝時間から入場。

 暑い日でした。我々は汗をダラダラ流しながら、Yさん左膝を曲げるテイクバックを試してみたのですが…。

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 あら、思ったほど上手く行きません。どうも、膝ばかり気にしてしまい、身体に力が入っているようです。

 暑さもあって、二人とも何となく不完全燃焼。

 「明日また来まショウ」

 今日は、一転して涼しくなり、それも良かったんでしょうが、練習するYを見ていて大変なことを発見。

 「なんか、ベースボールグリップになってないか?」

 グリップに関しては、ゴルフを始める時に教えたはずだったのですが、いつの間にか忘れてたらしいです。オーバーラッピングとインターロッキングを教えたら、インターロッキンググリップで良い感じをつかんだ模様。

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 7アイアンが比較的安定してきて、ドライバーでも芯に当たるようになり、いっぺんに視界が開けました。

 ワタシの方も、昨日隣で打っていた上級者を見てヒラメクものがあり、アイアンがちょっと安定してきました。

 「これだから初心者は楽しいデス」「それだなー」。

 スポーツを始めた時のわけのわからない状態の手探りの愉しさは格別です。

 我々はスキーで言えば、ようやく、平らな所でボーゲンが出来るようになったくらいのものでしょう。

 実は、スキーってそのくらいが一番楽しいんです。

 一方、ケミさんですが、今週もナイタータケトレで陸上選手でした。

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2023年9月20日 (水)

旅の業平後悔の高楼

 食事を終えて店を出たのが午後二時頃でした。

 スカイツリーには14~15時入場で予約を取っていました。お店からスカイツリーはすぐそば。

 ところが行ってみるとすごい人出です。まず、予約券を入場チケットに代えるのに、大行列。

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 なんとか15時にはチケットを入手して、さあ、エレベーターです。

 速い速い。

 あっという間に地上350mの展望デッキ到着。

 したと思ったら、ものすごい人の波です。

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 確かに景色は良いのですが、景色よりは人人人…。

 我々は展望回廊まで行ける券だったので、早いところ展望回廊へ上がっちゃおう。

 と思って、展望回廊へ行くエレベーターの大行列に並びました。

 この辺で気付いてなきゃいけなかったんですが…。~o~;;

 展望回廊はこんな感じ。

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 真下を見ると、さすが地上450mです。

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 この日は晴れていましたが、遠山にはガスが掛かり、富士山筑波山などは見えませんでした。少し残念。

 と残念がっている場合ではありませんでした。展望回廊をぐるっと回ると下りエレベーターの大大行列。

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 いやー、これはヒドイ。

 展望回廊からやっとのことで展望デッキへもどると、ここでも下りエレベーターの大行列。うへー。

 我々はまだ良かったのですが、体力的にお義父さんお義母さんは…。

 うーーん、三連休中日に年寄りを連れて来るところじゃなかった。

 と後悔してもあとの祭です。自分の発案だったために、Yはしょんぼり。

 帰宅は六時過ぎになりました。ただでさえ、体力的に厳しかったのに、精神的にも辛くて、Yさん体調を崩して「アタシ夕飯食べられマセン」と寝込んでしまいました。

 娘(仮称ケミ)とワタシで夕食の買い出しに行ったのですが、ケミさんが気を利かせてママのためのゼリーを購入。

 優しい娘に育ったと確認できたことが、せめてもの救いでした。~o~;;

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2023年9月19日 (火)

旅の業平イタリアン

 日曜日は、スカイツリーの日でした。

 何日か前から、この日にお義父さんお義母さんを誘ってどこかへ行こうと言う話になっていました。茨城に近い東東京で、昼食を取った後、どこかへ行きましょう、スカイツリーは行ったことないからどうかしら。

 というYの発案で、昼前にとうきょうスカイツリー駅にY一族が集結。駅を出て歩き出したら、あら、ここって業平なんだ。ほらっ業平橋だよ。

 数週間前に、学園祭の準備をする娘(仮称ケミ)に平安鎌倉時代の旅の名所を聞かれて、「在原業平って人に東下りっていう伝説があって、そこに出て来る地名が平安鎌倉の紀行文では観光名所ってことになってる。八橋とか宇津の山とか隅田川とか。隅田川近くには今も業平橋って地名がある」と答えたばかりでした。

 そうか、スカイツリーって業平にあったんだ。

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 スカイツリー下のイタリアン「パラッツォ・サングスト」で昼食を取りました。前菜とパスタピッツァとデザートのランチセット。

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 ケミさんはタリアテッレ・ボローニャ風。

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 左フジッリ燻製サーモンとブロッコリーのトマトソース。右はタリアテッレ・和牛とポルチーニのラグー。フジッリは美味しかったけど、量があるので、ちと面倒。

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 左ヤリイカとチェリートマトのピッツァ。右はフリアリエッリというイタリア産菜の花のピッツァ。ケミさんにはヤリイカが大好評でした。

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 デザートの盛り合わせには花火がついてました。SNS映えですかね。皿右側に並ぶシチリア菓子のカンノーロはちょっと油っぽいけどパリパリして美味。

 ビールとワインで盛り上がって、ここまでは大変シアワセな日曜だったのですが…。~o~;;

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2023年9月17日 (日)

スムーズ停滞父娘の土曜

 昨日、娘(仮称ケミ)は武蔵野市の陸上競技会でした。学校は公欠だとか。

 ケミさんの出番は午後でしたが、朝から出掛けて仲間の応援。Yはビデオ係として昼から自転車で武蔵野市営陸上競技場に出掛けました。

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 ワタシは午後から町田で仕事でした。いつもの電車に乗ってすぐ、電車がノロノロ運転になり、車内放送があり、送電線のトラブルですと。ぐげっ。

 お隣の国分寺駅まで行って、電車はそこでストップ。うーーーん。

 と悩んでいるワタシのもとにYからメールがあって、「ケミちゃん二位」。

 ケミさんの出場する1500mは三学年の混走で、三年生には勝てそうもないから、なんとか八位入賞を狙いたいと本人が言っていたのですが…。

 後でYの撮ったビデオを確認したら、トップの三年生は最初から独走しましたが、ケミさん二位グループの二人について行き、ラスト一周の鐘をきっかけに一気にスパート。スムーズな走りで二人の上級生を突き放し、お見事な独走二位でした。

 この週の水曜にも、

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 ナイタータケトレに行ったりして、ここんとこすっかりランナーだからねえ。

 さて、一方のワタシですが、結局、電車は一時間以上も動かず、校舎に電話して休講にしてもらいました。ヤレヤレ。~o~;;

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2023年9月14日 (木)

かちかちの晩と花開く朝

 火曜日の夜、吉祥寺での夜の仕事を終えて急いで帰宅してTVを点けると、ちょうど浦和の伊藤敦樹君が堂安君とのワンツーからミドルシュート!

 すげー。

 それに一応安心して書斎へ上がり、PCを開けたら藤井-永瀬の王座戦第二局が最終盤でした。おお、藤井君、入玉してる。

 この将棋を途中まで見て、藤井君やや優勢、くらいのところで仕事に出掛けたので、まさか、相入玉模様になっているとは思いませんでした。

 後で棋譜を確認したんだけど、一旦永瀬君が優勢になり、決めそこなっての相入玉模様。こういうドロドロが得意な人だけに、決めそこなってのドロドロは投げにくかったんでしょう。早く投げなかったことを非難する人もいたようですが、圧倒的敗勢になりながらの秒読みの数十手は、彼が自分に課したペナルティだったんじゃないかしら。

 最後はほとんど自分から首の座につくような指し方で即詰めに打ち取られて投了。すさまじい終局でした。

 藤井君の勝ちを確認してシャワーを浴び、TVをつけたら、オイオイ、もう3-0かよ。

 なんだい、トルコ怖くなかったなぁ。

 森保ジャパンは、左SB伊藤君を除いて10人がドイツ戦から入れかわっていたので、完全Bチームでトルコに前半3-1です。すげー。

 と思ったら、トルコもBチームだったらしいです。~o~;;

 しかし、Bチーム同士でも前半3-1は屈辱的だったらしく、後半はトルコが奮起して怒ったようなハイプレス、つか、オールコートマンツーマンみたいな守備で押し込んできて3-2になった時は、ちょっとヒヤヒヤしましたが、結局、遠藤、伊東を投入して4-2での勝ちを決めた時には、我々は「本麒麟」でけっこう御機嫌でした。

 ゴキゲンの失言でYの逆鱗に触れてしまい、その後大変でしたが…。~o~;;

 翌朝は、朝顔が

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 この秋一番の花盛り。

 今週もYと徒歩で出かけて、

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 ドライバーを試してみました。

 さしものYもドライバーは、なかなかマトモに当たらず。

 それでも二人とも会心の当たりを数本出しました。三ポイな彼女もすっかり御機嫌を直してくれました。

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2023年9月10日 (日)

トルコが怖い

 今朝、PCを開いてから気づきました。

 シマッタ、ドイツ戦は今朝だった。一日間違えてました。

 4-1の快勝という結果を見てから、ハイライトシーンだけ動画で確認しました。

 す、すごい!!

 今までは、どこでやったどういう試合であれ、日本vsドイツで4-1はあり得ませんでした。ましてや、ドイツで行われた試合で、しかも相手はW杯のリベンジに燃えていて本気モードだという話だったし…。

 日本代表絶賛のいろんな記事を読んで、いやー、森保ジャパン強くなったなぁ、と思う一方で、何だか気になることが…。

 ドイツって左サイドバックいないのか???

 本職はドルトムントCBのシュロッタ―ベックが伊東-菅原コンビにチンチンにされて前半2点を献上し、そのシュロッタ―ベックに代わって入ったウニオンベルリンのSBゴゼンスが、久保君にチンチンにされて2点献上。シュロッタ―ベックはW杯ではCBとしてプレーしていたし、ゴゼンスはW杯メンバーに入っていません。

 ちょっと調べてみたら、W杯の不動のレギュラー左SBだったライプティヒSBラウムが何故か代表に呼ばれていません。直前のライプティヒでの試合には出場しているので、もしやフリック監督との間に何かあったのか。

 また、W杯で左SB控えだったフライブルクSBのギュンターは負傷している模様。

 つまり、明らかに左SBに人材がいないのです。さしものドイツも、これではどうしようもなかったということでしょうか。

 もちろん、こうなったのはフリックの問題でありドイツの問題ですから、日本vsドイツが4-1という結果は動きません。

 それにしても可哀想に、フリック監督は、アジア以外のチームで日本代表に二連敗した史上初の監督…ってことになるんでしょうねえ、きっと。~o~

 閑話休題。森保ジャパンは確かに強かったけど、この結果を額面通りに受け止めて期待してしまうと、次のトルコ戦が…怖いかもね。

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2023年9月 9日 (土)

ほととぎすやら呼子鳥やら~『源氏物語』に関する些細なこと23

 久々に『源氏』です。

 「明石」巻の中ほど、明石入道に娘とのことをほのめかされた源氏が、入道の娘、明石の君に懸想文を送る場面です。

「えならずひきつくろひて、

  『をちこちも知らぬ雲居にながめわびかすめし宿の梢をぞとふ

 思ふには』とばかりやありけん」

 この本文に対して、『小学館 新編日本古典文学全集』は次のような訳文を付します。

 「えも言はれず念入りに趣向をととのえて、

  『どちらとも分からない旅の空に目をやり、物思いに沈んでは、ほのかにお噂にうかがった宿の梢を霞のかなたにおたずねするのです

 あなたをお慕いする心に、こらえきれなくなりました』とぐらいのことがしたためられてあっただろうか」

 この時、季節は初夏のはずなので、「霞のかなた」は明らかな錯誤ですが、それ以外にもいくつか理解しにくい点があります。求愛の歌のはずなのに、何故、「をちこちも知らぬ雲居」と歌い出すのか、何故、「宿の梢をとふ」のか。

 もともと、この歌は、懸想文としては少し変わった歌と考えられているようで、『玉上琢彌 源氏物語評釈』でも「たいへんおとなしい懸想文である」などと評されたり、「気の無いなげやりなうた」(「うたの挫折」藤井貞和)と貶められたりする歌です。

 「光源氏を鳥に比したものとすれば一層理解しやすい」(「光源氏の『すき』と『うた』」)と、自分を鳥になずらえた歌という考えを打ち出したのは恐らく小町谷照彦学芸大名誉教授あたりで、岩波書店の新日本古典文学全集や岩波文庫もそれを受け継いでいます。

 しかし、何故、鳥なんでしょう。

 この日は四月の夕月夜ですから、多分、四月上旬です。少し時期が早いのですが、時鳥はあり得なくありません。時鳥は恋慕の情を搔き立てるものとして「時鳥初声聞けばあぢきなく主さだまらぬ恋せらるはた」(『古今集』 夏 一四三)のようにも詠まれるので、適当な古歌でもあれば、それで決定なのですが、その古歌が見当たらず、古注釈にも引き歌の指摘がありません。

 うーーむ。

 しかし、時鳥と限らなければあります。「をちこちも知らぬ」には、「をちこちのたづきも知らぬ山中におぼつかなくも呼子鳥かな」(『古今集』春上 二九)がピッタリ。

 どちらともわからない山中で頼りなく鳴く呼子鳥に、現在の自分の旅の憂愁を重ね、鳥が宿の梢をかすめ飛ぶように、あなたの家を訪れるのですと詠っていると考えれば、まあ、わからなくもありません。

 でも、何故「呼子鳥」なんだか。

 それに、相変わらず「気の無いなげやり」だし。

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2023年9月 7日 (木)

終わりと始まりの初秋

 ようやく娘(仮称ケミ)の夏の宿題が終わったらしいです。

 割と好評だったらしく、ご本人は気を良くしているのですが、Yには、「こんなにギリギリ…」と不評です。

 宿題の話題からクラスメイトの話など聞くと、個性的で楽しそうです。この頃に予想していたよりも楽しそう。ヨカッタね。

 これからは月末の学園祭に向けていろいろ盛り上がるみたいです。

 ワタシの仕事の方は、第一週の授業と同時に模試関係の仕事や赤本チェックも進行していきます。

 昨日は授業が休みの日で、赤本チェックをしているワタシのところに、うれしそうにYがやって来て、「ヒマありますかぁ」

 すぐに言いたいことはわかりました。それじゃあ行こうか、ということでこの日は目的地まで歩きました。

 小平市にある打ちっぱなし練習場までは我が家から徒歩三十分あまりでした。ここに来るのは、この夏、三度目です。

 この日は、事前に女子プロゴルファーの初心者向け動画を見て行きました。Yクン、さっそく動画のエキスを吸収。

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 自分でアレコレ工夫して、結構マトモに当たるようになり、7番アイアンの方向と距離が揃ってきました。ふーーん。

 コイツ、昔から上手い人のマネが上手かったからなぁ。

 一方、ワタシの方もかなりピシッと当たるようになりました。これなら次回は二人ともドライバーに挑戦できるかしらん。

 なんだか、楽しいことが始まりそうです。

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2023年9月 5日 (火)

青春との交錯

 二学期最初の月曜が終わりました。イヤハヤ、疲れるよ。

 横浜で単語と赤本の話をしてきました。赤本のプリントを取りに来る人が、昨年までより減少しているかもしれません。もしかして、併願校を減らしているってことなのだろうか。

 それでも、添削と質問はかなり来ます。添削に来た子についてきた子に、「先生はS高校出身なんですか?」と嬉しそうに尋ねられました。

 後輩なんだそうです。卒業年度を言ったら、「それじゃあ校長先生と同じくらいかしら」

 後でネットで調べたら、現在の校長は五つ下の後輩でした。イヤハヤ。

 何となく、自分の高校時代のことなど思い出しながら、帰宅すると、Yがちょっと怒っています。

 娘(仮称ケミ)は、昨日朝もどうにか宿題を終わらせ提出。昨夜も宿題に取り組んでいたのですが、「あの子、タブレットでYou TubeのMV流しながら勉強してるんデス」

 どうやら、NZでレーシングスクールの先輩にタブレットの使い方をいろいろ教わって来てしまった模様。

 うーーん、こういうのはどうしたら良いやら。

 確かに、MV流してのながら勉強じゃ能率は悪いだろうけど、考えてみりゃワタシ自身、昔、深夜放送聞いてのながら勉強したクチなのでねえ。

 タモリのオールナイトニッポンなんてワタシの高校時代に始まったのですが、高校の同級生に教わって聞き始めたんだっけ。そいつはすでに鬼籍に入ったとか…。

 甘酸っぱい思いは湧いてくるのですが、やっぱりアレは時間の浪費だったろうから…、ねえ。

 ケミさんがワタシの中の思い出と交錯するようになったのはケミさんの成長なんですが…、我々は今、親ですからね。一応注意。

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 という話とは関係なく、今朝の朝顔です。ちょっと前まで咲いても暑さですぐ萎れていたのですが、今が一番の花盛りですかねえ。

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2023年9月 2日 (土)

夏の終わりがヤバい事情

 夏が終わって二学期です。

 娘(仮称ケミ)は、まだ宿題が終わりません。昨日提出の読書感想文は昨日の朝完成、今日提出の英語は今朝完成。

 その日暮らしの毎日です。ヤバいなー。

 一方、ワタシの方は第一週配布プリントは早めに完成。赤本も去年と違って早めに入手でき、赤本チェックを早めにスタートしていたのですが…。

 思いがけないところで、ヤバい事態になりました。

 某明治大学政経学部を志望している皆さーん。去年の古文の過去問はヤバいですよー。

 プロの我々が、なんじゃこりゃと目をむく超難問。というか、ハッキリ言って超悪問です。

 『紫式部日記』の所謂消息文の清少納言批判から続く内省の部分なのですが、もともとの本文が超難解な内容の上に本文に異同があり、学問的な各注釈書も手を焼くような箇所です。

 その難解なはずの本文を入試問題に採用した上に、「月やいにしへほめてけむ」「月やいにしへをめてけむ」と異同のある本文に対して「月やいにしへはめでけむ」と校訂した本文を作ってしまったのは、どうだったんですかねえ。

 まあ、本文校訂自体は、受験生に読みやすくしたという解釈もできますが、「人の忌むといひはべる咎」の所に注がないのは、どうしたことかいな。

 「当時の一般的な通念として一人で月を見ることは不吉だとされていた」くらいの注を付けなきゃ、誰も分かりませんよ、受験生のみならず、現代人には。

 注を付けずに、そこに絡むような設問をつけちゃってる…。

 コレ、受験生も絶望的だけど、解説しなきゃいけない人間も絶望的です。

 某明治大学政経学部を志望している皆さーん、去年の問2問3はヤバいですよー。

 アレコレと注釈書を調べ、辞書を引き、一日唸って、赤本の解答は間違ってるという結論を出しました。でも、コレは、赤本執筆者のせいじゃないよな。

 昨日、今日と第一週の単語と赤本の話をして二学期をスタート。開講前はヤバかったなぁ、と思っていたら…。

 「はし●き」が暑苦しかったセンセイの某案内文を見る機会があり、うーーーーむ。

 超ヤバあつくるしーーーっ。~_~;;;;;;;;

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