夏の終わりがヤバい事情
夏が終わって二学期です。
娘(仮称ケミ)は、まだ宿題が終わりません。昨日提出の読書感想文は昨日の朝完成、今日提出の英語は今朝完成。
その日暮らしの毎日です。ヤバいなー。
一方、ワタシの方は第一週配布プリントは早めに完成。赤本も去年と違って早めに入手でき、赤本チェックを早めにスタートしていたのですが…。
思いがけないところで、ヤバい事態になりました。
某明治大学政経学部を志望している皆さーん。去年の古文の過去問はヤバいですよー。
プロの我々が、なんじゃこりゃと目をむく超難問。というか、ハッキリ言って超悪問です。
『紫式部日記』の所謂消息文の清少納言批判から続く内省の部分なのですが、もともとの本文が超難解な内容の上に本文に異同があり、学問的な各注釈書も手を焼くような箇所です。
その難解なはずの本文を入試問題に採用した上に、「月やいにしへほめてけむ」「月やいにしへをめてけむ」と異同のある本文に対して「月やいにしへはめでけむ」と校訂した本文を作ってしまったのは、どうだったんですかねえ。
まあ、本文校訂自体は、受験生に読みやすくしたという解釈もできますが、「人の忌むといひはべる咎」の所に注がないのは、どうしたことかいな。
「当時の一般的な通念として一人で月を見ることは不吉だとされていた」くらいの注を付けなきゃ、誰も分かりませんよ、受験生のみならず、現代人には。
注を付けずに、そこに絡むような設問をつけちゃってる…。
コレ、受験生も絶望的だけど、解説しなきゃいけない人間も絶望的です。
某明治大学政経学部を志望している皆さーん、去年の問2問3はヤバいですよー。
アレコレと注釈書を調べ、辞書を引き、一日唸って、赤本の解答は間違ってるという結論を出しました。でも、コレは、赤本執筆者のせいじゃないよな。
昨日、今日と第一週の単語と赤本の話をして二学期をスタート。開講前はヤバかったなぁ、と思っていたら…。
「はし●き」が暑苦しかったセンセイの某案内文を見る機会があり、うーーーーむ。
超ヤバあつくるしーーーっ。~_~;;;;;;;;
| 固定リンク
コメント